本川越駅
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本川越駅(ほんかわごええき)とは、埼玉県川越市にある西武鉄道新宿線の終着駅である。
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[編集] 駅構造
2面3線の頭端式ホームである。
- のりば
1 | ■新宿線 | 所沢・田無・高田馬場・西武新宿方面 |
2 | ■新宿線 | 所沢・田無・高田馬場・西武新宿方面(特急専用) |
3 | ■新宿線 | (未使用) |
4 | ■新宿線 | 所沢・田無・高田馬場・西武新宿方面 |
ホームの北端に1階改札口がある。2階改札口も存在するが、こちらは9:00~21:00までの開設となっている。1階改札口の脇には売店、その隣に「銀座コージーコーナー」がある。
特急は乗車・降車ともに2番ホームで対応しているため、3番ホームは未使用となっている。1・4番ホームは10両編成に対応しているが、2・3番ホームは特急専用のため7両編成分の長さしかない。編成端をホームの南端に合わせているため、1階改札口から特急に乗車するときは、特急以外に乗車するときよりも60mほど長く歩く必要がある。また、2階改札口への階段は2・3番ホームの末端よりもさらに北側にあるために1つしかない。
JR川越線・東武東上線の川越駅は本川越駅から見て南東に存在するが、メインとなる改札口がホーム北端にしかないため、徒歩連絡による乗り換えの時間がかかる原因となっている。川越駅に近いホームの南端は幅が狭くなっていることもあり、改札口およびそこに通じる階段の設置は構造上困難である。
4番ホーム側の線路脇に0.3キロポストがある。
西武鉄道では珍しく、発車表示機の行先のLED表示は緑色であったが、運行管理システムの更新に伴い、発車表示機自体を交換したために現在では行先の緑色表示は消滅した。
[編集] 駅周辺
- 本川越駅駅ビル
- イトーヨーカ堂川越店
- 埼玉りそな銀行本川越支店
- 八十二銀行川越支店
- 武蔵野銀行川越支店
- 三菱東京UFJ銀行川越支店(旧UFJ銀行←旧三和銀行)
- みずほ銀行川越支店(旧富士銀行)
- 東武東上線川越市駅(徒歩10分)
- 東武東上線・川越線川越駅(徒歩10分)
- 川越市役所
- 喜多院
- つけめん頑者
- 丸広百貨店川越本店
- 県立川越女子高校
- 埼玉県道229号本川越停車場線
- 埼玉県道15号川越日高線
- 埼玉県道39号川越坂戸毛呂山線
[編集] 路線バス
蔵の町へは東武バスの札の辻経由又はイーグルバスの小江戸循環バス利用となる。
西武バス(川越営業所担当) 川越100系統は、川越駅西口始発。他は本川越駅始発。
- 新所02系統 新所沢駅東口 行(川越駅西口・上赤坂・下富経由)
- 本51系統 上赤坂 止(川越駅西口経由)
- 本52系統 川越グリーンパーク 行(川越駅東口・喜多院入口・伊佐沼冒険の森経由)
- 本53系統 今福中台 行(川越駅西口経由)
- 本54系統 川越営業所 行(川越駅西口・今福中台経由)
- 川越34系統 かすみ野 行(西川越駅・今成経由)
- 川越35系統 かすみ野 行(尚美学園大学経由)
- 川越35-1系統 尚美学園大学 行
- 番号なし 南古谷駅 行(喜多院前経由、1日1回のみ)
- 本50系統 川越営業所 行(国道16号・南大塚駅入口経由)
- 川越100系統 川越水上公園 行(シーズン中のみ運行)
- 川越100系統 川越駅西口 行
東武バスウエスト 全系統川越駅東口始発。
- 川越01系統 神明町車庫 行(札の辻経由)
- 川越02系統 八幡団地 行(札の辻・神明町車庫・城西高校・川島郵便局前経由)
- 川越02系統 城西高校 行(札の辻・神明町車庫経由)
- 川越02系統 東松山駅 行(札の辻・神明町車庫・城西高校・八幡団地経由)
- 川越03系統 免許センター 行(札の辻・神明町車庫・城西高校・川島農協前・新荒子・鴻巣駅経由)
- 川越03系統 鴻巣駅 行(札の辻・神明町車庫・城西高校・川島農協前・新荒子経由)
- 川越03系統 新荒子 止(札の辻・神明町車庫・城西高校・川島農協前経由)
- 川越04系統 桶川駅西口 行(札の辻・府川・山ヶ谷戸経由)
- 川越04系統 山ヶ谷戸 止(札の辻・山ヶ谷戸経由)
- 川越05系統 芳野中学校循環(市役所前・宮下町・埼玉医大経由)
- 川越06系統 上尾駅西口 行(市役所前・宮下町・埼玉医大・日産ディーゼル前経由)
- 川越06系統 埼玉医大 行(市役所前・宮下町経由)
- 川越06系統 平方 行(市役所前・宮下町・埼玉医大経由)
- 川越06系統 川越運動公園 行(市役所前・宮下町・埼玉医大経由)
- 若02系統 若葉駅 行(札の辻・パイオニア前・東坂戸団地・坂戸車庫前経由)
- 川越09系統 パイオニア前 止(札の辻経由)
- 東坂02系統 坂戸車庫前 止(札の辻・パイオニア前・東坂戸団地経由)
- 各系統 川越駅 行
- 小江戸循環バス(喜多院・富士見櫓跡・氷川神社前・大手門・蔵の町・菓子屋横丁循環)
- 西武鉄道が発売する「小江戸・川越フリークーポン」を利用すると小江戸循環バスが一日乗り放題になる(小田急電鉄の駅発も設定)。
[編集] 空港連絡バス
[編集] 歴史
- 1895年(明治28年)3月21日 川越鉄道川越駅開業。現在川越市の中心となる3駅(川越駅・本川越駅・川越市駅)の中で一番古い。
- 1940年(昭和15年)7月22日 国鉄(JNR)川越線開業に伴い、本川越駅に改称
- 1953年(昭和28年)3月21日 現在地に移設。
- 1990年(平成2年)8月2日 駅構内改良工事完成。
- 1991年(平成3年)9月5日 ステーションビルオープン。
- 1998年(平成10年) ホームの改修を実施。島式1面2線から現在の2面3線ホームとなる。
- 2002年(平成14年)改札口をオープンカウンター式に変更。
- 2006年(平成17年)11月11日駅開業111周年として、快速急行国分寺行が運行される。
[編集] 隣の駅
- 西武鉄道
- ■新宿線
- 特急「小江戸」始発・終着駅
- 快速急行「川越号」・通勤急行(出発電車のみ)
- 狭山市駅 - 本川越駅
- 急行・準急・普通
- 南大塚駅 - 本川越駅
[編集] 利用状況
1日あたりの平均乗降客数
- 2004年度:47,940人
- 2005年度:47,492人(西武鉄道全92駅中19位)
特急電車の利用者は、乗降客数では同規模の狭山市駅よりも遙かに少ない。これは、快速急行が本川越を出て狭山市を通過していたこともあるが、主な原因として考えられるのは、川越市街地周辺の住民が、東京への通勤路線としては東武東上線を主に利用するからであり、西武線を使う客は埼玉西部・東京多摩地区への移動の目的が多く、比較的乗車区間が短距離になることが挙げられる。またその逆として、本川越へ向かう客の多くは、埼玉西部・東京多摩地区から買い物またはJR・東武への乗り換え目的であって、短距離の移動であることが多い。名前こそ「小江戸」だが、観光目的であっても所要時間の短い東武東上線・JR埼京線が選ばれる傾向にある。以上の理由から、本川越では大きな特急利用者数は期待できず、狭山市・所沢で特急電車を埋めている状況である。