本田博太郎

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本田博太郎（ほんだひろたろう、本名:本田博史（ほんだひろし）1951年 2月8日 - ）は、茨城県水戸市出身の俳優。日本大学卒業。特技は剣道と柔道。長男は本田大輔。所属プロダクションはマツ・カンパニー。

[編集] 来歴・人物

高校卒業後上京、文学座演劇研究所を経て劇団青俳に所属。1979年の蜷川幸雄演出の舞台「近松心中物語」で、降板した平幹二朗の代役として主演し一躍脚光を浴びる。同年、蜷川演出の「ロミオとジュリエット」でゴールデン・アロー賞（演劇新人賞）を受賞。1980年には「ただいま放課後」の主演でお茶の間の人気を揺るぎないものに。その後も幅広く活躍。

演技力に定評があり、比較的悪役的な怪演を発揮する役柄が多い。堅物な役やニヒルな悪役、キレ気味のヤクザといった一癖ある役どころから北京原人までをこなした。また、奥山佳恵を見ながら涙ぐんで上半身裸になる男性を演じたアコム、オダギリジョーと共演したライフカード等のCMにも多く出演（ライフカードのCMは俳優の名前を実名で呼ぶ伝統があるが、彼はこの伝統を破り役名をつけられた初の俳優でもある）。「エラいところに嫁いでしまった!」で今まで演じたことのない父親役をこなし、話題に。

[編集] 出演作

[編集] 映画

英霊たちの応援歌　‐ 本田耕一役
近頃なぜかチャールストン　‐ 中町刑事役
ジャズ大名　‐ 鈴川門之助役
はいからさんが通る　‐ 鬼島軍曹役
この胸のときめきを
大誘拐　RAINBOW KIDS　‐ 高野役
ガメラ大怪獣空中決戦 ‐ 斉藤審議官役
北京原人 Who are you?　‐ 北京原人役
大怪獣東京に現わる
ガメラ3 邪神覚醒 ‐ 斉藤審議官役
鉄道員
必殺　三味線屋勇次
極道の妻たち
助太刀屋助六
man-hole - 鈴木肇　役
Shall we ダンス?　‐　サヨナラパーティ司会者　役
凶気の桜　‐　兵頭秀次　役
千年の恋ひかる源氏物語　‐　桐壺帝　役
半落ち　‐　辻内裁判長　役
下妻物語
デビルマン　‐　飛鳥教授役
男たちの大和/YAMATO　‐　連合艦隊参謀長・草鹿龍之介中将　役
嫌われ松子の一生　‐　本田博太郎　役（本人役）
仮面ライダー THE FIRST
仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE - 加賀美陸　役
大奥　‐ 新井白石役
それでもボクはやってない　‐　三井秀男　役
愛の流刑地　‐　久世裁判長　役

[編集] テレビドラマ

NHK

黄金の日日　‐　番頭　役
真田太平記　‐　浅野幸長役
信長 KING OF ZIPANGU　‐　荒木村重　役
元禄繚乱　‐　稲葉正休　役
武蔵 MUSASHI ‐ 田口玄竜役
ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 ‐ 黒田昭一役

日本テレビ系列

大都会 PARTII　「爆破予告」
- 大都会 PARTIII　「最後通告」
さむらい探偵事件簿
奇兵隊 (テレビドラマ)　‐　永倉新八　役
五稜郭　‐　朝夷健次郎　役
誇りの報酬
遠山金四郎美容室
白虎隊　‐　佐川官兵衛　役
天国への階段　‐　平間順三　役
警視庁鑑識班2004　‐ 沢村技官役
火曜サスペンス劇場　「警視庁鑑識班」

TBS系列

本陣殺人事件　‐　一柳三郎役
吾輩は主婦である　‐ 夏目漱石（声のみ）、墓地の管理人役
セーラー服と機関銃　‐ 浜口昇役

フジテレビ系列

雲霧仁左衛門 (テレビドラマ 1995年)　‐　州走りの熊五郎　役
ただいま放課後　‐ 森雄太役
影の軍団　‐ 高杉晋作役
旗本退屈男 (テレビドラマ 2001年)　‐　耳助　役
悪魔が来りて笛を吹く　‐　利彦役
世にも奇妙な物語　「家族の肖像」
雲霧仁左衛門
忠臣蔵
あなたの隣に誰かいる　‐　捜査本部長　役
大奥（2003年版） ‐ 島津斉彬役
大奥（2005年版特別篇）　‐　堀田正俊　役
仕掛人藤枝梅安 ‐ 近江屋佐兵衛役
明智光秀～神に愛されなかった男～　‐ 丹羽長秀役

テレビ朝日系列

必殺仕舞人　‐ 直次郎役
京都始末屋事件ファイル　‐　松野龍一　役
仮面ライダーカブト　‐ 加賀美陸役
TRICK　‐　新島同志　役
砦なき者　‐　八尋大樹　役　
相棒　‐　朱雀武比古（内閣官房長官）　役
君の手がささやいている　‐　武田功　役
アンナさんのおまめ　‐ ナレーション
エラいところに嫁いでしまった!　‐　山本波男　役
その男、副署長～京都河原町署事件ファイル～　‐　近藤時男　役

テレビ東京系列

女無宿人半身のお紺　-　善十役

[編集] ドキュメンタリー

戦後60年特別企画“聖断”昭和天皇秘話　‐ 昭和天皇役

[編集] CM

[編集] エピソード

1993年 9月20日に笑っていいとも!のテレホンショッキングにゲスト出演した際、本田元に「電話帳にして4冊分」という大量の電報が届いた。原因はニッポン放送のラジオ番組「伊集院光のOh!デカナイト」の企画で伊集院光扮するキャラクター「マドモワゼル詐欺」が「9月20日の月曜日に、笑っていいとも!のテレホンショッキングのゲスト宛てに電報が激増する」という予言(という名目のリスナーへの煽り)を出したためである。本田の娘がこの番組のリスナーだったため事情が本人の耳に入り、直接本田が番組に電話をかけた。伊集院は非常に萎縮し謝罪するが、本田がとても洒落のわかる人だったので大問題にはならなかった。その後番組ディレクターの提案でゲストとして呼ばれ、本田を褒め称える放送が行われた。