横浜国際女子駅伝
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横浜国際女子駅伝（よこはまこくさいじょしえきでん）は、日本で毎年2月の第4日曜日に行われる女子の駅伝大会。港町・神奈川県横浜市を舞台に「乙女達が熱いレースを展開」する。
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[編集] 概要
各国代表チームに日本の地域選抜・数チームが挑戦する。1983年に第1回が行われ、優勝はソビエト連邦（当時）だった。以前はメインチームにも参加できなかった選手を集めた混成チーム（サクラ・カモメ）も作られ、参加させていたこともあった。
通常は開催日12:10に号砲する大会だが、諸事情により、開催日・スタート時間が変更されたことがあった。
- 1983年の第1回大会は3月20日正午に号砲した。
- 1989年の第7回大会はテレビ中継をしている日本テレビが14:00に東京ドームからのボクシング中継を行ったのと、昭和天皇の大喪の礼直後によるコース等の警備上の関係で11:10に号砲した。
- 1998年の第16回大会は長野オリンピック開催の関係で2月1日午後2:10に号砲した。
[編集] コースとその区間の特徴
横浜赤レンガ倉庫発着→横浜・八景島シーパラダイス折り返し（6区間／42・195km）
- このコースになったのは2003年からで、2002年まではスタート・ゴール地点を横浜スタジアムにして同スタジアムを特設陸上競技場にしていた。（横浜球団の経営がマルハからTBSに変わってから）コースは変更前も変更後も、国際陸上競技連盟（IAAF）に公認されていない。
- 現在の富岡トンネル、富岡総合公園経由になったのは1996年からで、1995年以前は杉田交差点を曲がり、湾岸道路へと向かっていた。
[編集] 1区(5.0km) 赤レンガ倉庫⇒本牧原
横浜赤レンガ倉庫（スタート）→（山下公園通り）→第1中継所（本牧原）
- スタートして600mほど赤レンガ倉庫の石畳の上を走る。転倒、要注意！本牧原までは高低差はほとんどないコース最短区間だが、ランドマークタワー、みなとみらい21と言った横浜の超高層ビル群から吹き付ける風が走る貴婦人たちを襲う。
[編集] 2区(10.0km) 本牧原⇒富岡
第1中継所→（磯子）→（富岡トンネル）→第2中継所（富岡総合公園）
- メダリストランナーが集うエース区間・2区。中継所をでてからゆるいアップダウンがあるほか、富岡トンネル付近のきつい上り坂が選手を苦しめる。このトンネルを抜ければ、3区を走る選手たちが待っている。
[編集] 3区(6.0km) 富岡⇒八景島
第2中継所→（幸浦）→第3中継所（横浜・八景島シーパラダイス前）
- シーサイドライン沿いに走る3区は、風を遮る建物もあまり無い為に例年最も横風・向かい風更に追い風がきつい区間になる。さらに、横浜・八景島シーパラダイス前のアップダウンは短いながらもコース中一番激しい。
[編集] 4区(6.0km) 八景島⇒富岡
第3中継所→（幸浦）→第4中継所（富岡総合公園）
- スタートし直ぐに折り返すこの4区。前の第3区の裏返し区間で横浜市内へ向かうので海からの追い風が選手達を後押しする。
- なお、例年折り返し地点では、横浜・八景島シーパラダイスのペンギンたちが選手たちを迎える。
[編集] 5区(10.0km) 富岡⇒本牧宮原
第4中継所→（磯子）→（八幡橋）→第5中継所（本牧宮原）
- 2区の裏返し区間となる後半のエース区間。トンネル付近のアップダウンを抜けて、海沿いのほぼフラットなコースでメダリストたちの順位争いが見られるか。
[編集] 6区(5.195km) 本牧宮原⇒赤レンガ倉庫
第5中継所→（山下公園通り）→（みなとみらい）→横浜赤レンガ倉庫（ゴール）
- トラック5000mの一流ランナーがトップ奪取へ向け最後の追い込みをかけるこの区間。3.8km地点でいったん赤レンガ倉庫の前を通ってからゴールへと飛び込む。最後の横浜赤レンガ倉庫の急コーナー共々、1区と比べてもきついコーナーリングがポイントとなる。
[編集] 歴代優勝チーム
| 年 | 回 | 優勝チーム | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1983 | 1 |  ソビエト連邦 |
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| 1984 | 2 |  イギリス |
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| 1985 | 3 | ソビエト連邦 |
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| 1986 | 4 |  ノルウェー |
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| 1987 | 5 |  ポルトガル |
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| 1988 | 6 | ソビエト連邦 |
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| 1989 | 7 |  中国 |
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| 1990 | 8 |  日本 |
日本が8回目にして初優勝を飾る |
| 1991 | 9 | 中国 |
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| 1992 | 10 | 独立国家共同体(CIS) | 前年末に ソビエト連邦が崩壊。暫定措置として旧ソ連は「CISチーム」として参加した。翌年以降は国別の参加に変わった |
| 1993 | 11 | 日本 |
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| 1994 | 12 |  ロシア |
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| 1995 | 13 | 日本 |
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| 1996 | 14 | 日本 |
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| 1997 | 15 | 日本 |
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| 1998 | 16 | 日本 |
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| 1999 | 17 | 日本 |
日本5連覇達成 |
| 2000 | 18 |  ケニア |
ケニア、アフリカ勢で初制覇。日本の6連覇の夢を阻む |
| 2001 | 19 | ロシア |
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| 2002 | 20 | 日本 |
20回目を記念して「メダリストチーム」を編成。夏季オリンピック・世界選手権の各大会でメダルを獲得したメンバーが集結した。この回で横浜スタジアムでのスタート・ゴールが最後 |
| 2003 | 21 | ロシア |
この回から横浜赤レンガ倉庫をスタート・ゴールに一部のコースが変更 |
| 2004 | 22 |  エチオピア |
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| 2005 | 23 | 日本 |
2時間13分40秒の大会新記録をマーク |
| 2006 | 24 | ロシア |
この年、小林祐梨子と新谷仁美の2人のスーパー高校生が世界に挑んだ |
| 2007 | 25 | ロシア |
大会開始以後かつて四半世紀なかった海外招待チームでの連覇しない暗黙時代を打破した。 またこの年から大会ロゴを変更した。 |
[編集] ゼッケンスポンサー
- レナウン（1983年～）
- アマダ
- カゴメ
- セブン-イレブン（1998年～2002年）
- キョーリン製薬（2003年）
- 明治乳業（2004年 オフィシャルドリンク「ヴァーム」提供も兼務。「ヴァーム」の提供は翌年以降も継続）
- 日産自動車（2005年～ オフィシャルカー提供も兼務）
[編集] オフィシャルサプライヤー
- シチズン（2003年～2006年 公式計時を提供）
- トヨタ自動車（1998年～2003年 オフィシャルカーを提供）
- 日産自動車（1983年～1992年 オフィシャルカーを提供）
- スズキ（1994年～1997年 オフィシャルカー提供）
- フォルクスワーゲングループジャパン(1993年 オフィシャルカー提供)
- 富士ゼロックス
- セイコー（～2002年・2007年～ 公式計時を提供）
- コカ・コーラ（1998年～2000年 オフィシャルドリンクを提供）
- アサヒビール（飲料部門分社前・オフィシャルドリンクを提供）
- ダイハツ工業（2003年、2004年、番組提供）
[編集] その他の番組提供スポンサー(看板出稿した会社)
- 三井海上→三井住友海上（2001年・2002年）
- シャープ（2001年）
- 三井物産（2002年）
- 大正製薬(看板商品「リポビタンD」と表記)（2002年）
- マイクロソフト(ゲーム機「XBOX」と表記)（2002年）
- 二階堂酒造（2003年）
- NEC（2004年）
- DHC（2004年）
- 東急グループ（2004年）
- JAバンク（2005年）
- アステラス製薬（2006年）
- サッポロビール（2006年）
- 2007年・第25回大会は特別協賛社の日産自動車以外のスポンサーでの看板出稿はなかった。
[編集] テレビ中継
テレビ中継は東京の日本テレビ放送網をキーステーションに全国30局（NNS加盟29局とフジテレビ系列局である沖縄テレビ放送）を結んで、東京の本社ではなく、コース沿いにある横浜プリンスホテルに放送センターを設けて放送していた。しかし、横浜プリンスホテルは西武グループの再建の過程で2006年6月末に閉鎖・売却され使用できなくなったため、2007年以降はパシフィコ横浜に放送センターが設けられる。2002年（第20回）まではテレビ宮崎でも放送していた。
テレビ中継では毎年番組イメージソングを放送している。
例年、中継車や中継所の実況に、男性のスポーツアナウンサーだけでなく、自局の女性アナウンサーも参加することが特徴で、かつては女性アナによる実況の舞台裏を同局のワイドショーやスポーツ番組で取り上げることもあった。一方、放送センターの担当は男性アナで固定されているが、かつては石川牧子アナ（当時）がそれを担当したこともあった。
2007年・第25回大会からはステレオ音声・ハイビジョン制作で放送されている。
新聞報道では優勝したロシアチームによるテレビ中継への不満が指摘されている。優勝したのに先に日本チームのインタビューが始まったことに関して「優勝したのに寒い中待たされた。順位にふさわしい対応の仕方というものがある」という内容の批判を残した。
[編集] 2005年度実況アナ |
[編集] 2006年度実況アナ |
[編集] 2007年度実況アナ（予定） |
[編集] ラジオ中継
ラジオ中継は日本テレビ系で地元神奈川県に本社を置くアール・エフ・ラジオ日本が独占中継している。なお、中継の間は、日曜競馬実況中継は中断され、結果速報のみとなる。
[編集] 関連記事
- 国際千葉駅伝（国際陸上競技連盟公認コース）
[編集] 外部リンク
- 順序：トップページ→スポーツ→横浜国際女子駅伝
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