現代ユニコーンズ
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現代ユニコーンズ | |
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各種表記 | |
ハングル: | 현대 유니콘스 |
漢字: | 現代 유니콘스 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
ヒョンデ=ユニコンス |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
英語: | Hyundai Unicorns |
チーム名 | 現代ユニコーンズ |
加盟団体 | 韓国野球委員会 |
創設年度 | 1982年 |
チーム名の遍歴 | 三美スーパースターズ(1982年~1985年前期) →青宝ピントゥス(1985年後期~1987年) →太平洋ドルフィンズ(1988年~1995年) →現代ユニコーンズ(1996年~) |
縁故地 | ソウル特別市 |
本拠地 | 水原総合運動場野球場 |
収容人員 | 20,000人 |
オーナー | |
親会社 | 現代グループ(筆頭株主はハイニクス半導体) |
監督 | 金始眞(キム・シジン) |
タイトル | 韓国シリーズ優勝4回 |
(優勝年度) | 1998年、2000年、2003年、2004年 |
シリーズ出場 | 6回 - 4勝2敗(太字は勝利した年) 1994、1996、1998、2000、2003~04 |
プレーオフ | 6回 - 3勝3敗(太字は勝利した年) 1989、1994、1996、2000、2001、2006 |
準プレーオフ | 3回 - 2勝1敗(太字は勝利した年) 1989、1996、2002 |
Aクラス | 11回 - 1983、1989、1994、1996、1998、2000~2004、2006 |
Bクラス | 14回 - 1982、1984~1988、1990~1993、1995、1997、1999、2005 |
現代ユニコーンズ(ヒュンダイ・ユニコーンズ)は、韓国のプロ野球チーム。縁故地(ホームタウン)はソウル特別市であるが本拠地は京畿道水原市にある水原総合運動場野球場。韓国プロ野球発足時の1982年から存在するチーム。
スコット・クールボー(1998年)、コーリー・ポール(2002年)、マイカ・フランクリン(2002年-2003年)、シェーン・バワーズ(2003年)、マイク・フィアリー(2004年)など日本プロ野球経験者が多い。
元巨人(2001年-2002年)の鄭珉台が2003年に復帰、最多勝投手や韓国シリーズMVPのタイトルを獲得したが、2004年シーズンは不振に陥った。
2005年から2006年までオリックスでプレーしたクリフ・ブランボーは2003年から2004年まで在籍、2004年には打率.342で首位打者のタイトルを獲得。2005年は沈正洙、朴鎮万らの主力の移籍、投手陣の不振により7位に低迷。2006年は若手の起用で投打ともに建て直しに成功し、三星と優勝争いを繰り広げ公式戦2位でプレーオフ進出したが、ハンファ・イーグルスに敗れた。
目次 |
[編集] チーム略歴
- 1982年~1985年前期 - 三美(サンミ)スーパースターズとして発足
- 1985年後期~1987年 - 青宝(チョンボ)ピントゥス
- 1988年~1995年 - 太平洋(テピョンヤン)ドルフィンズ
- 1996年~現在 - 現代ユニコーンズ
発足時から1999年まで仁川広域市を縁故地とし、同市内の仁川公設運動場野球場を本拠地としていたが、SKワイバーンズの創設に伴い、本拠地のソウル移転を希望。SKにフランチャイズ保護地域の仁川広域市、京畿道、江原道を譲る代わりに、フランチャイズ譲渡金を受け取ると同時にソウルに新しいプロ専用の球場が出来るまでの暫定本拠地として水原市に移転した。
しかし、希望するソウルへの移転には既存の球団であるLGと斗山、両球団にSK同様フランチャイズ代償金を払わなくてはならないが、SKからもらった資金は親会社の経営悪化と相まって、全部球団の運営資金として使い果たしてしまう。また、未だソウルに蚕室球場のほかにプロの公式戦が開催できるような球場がなく、移転の前提だった新球場の建設の動きはまったくないため、今はどうにも出来ず名目上の本拠地はソウルでありながら水原市で主催試合を行う曖昧な状態が続く。
代案として水原市に定着する案もあがったが、水原市はSKに譲渡した京畿道に所属するため、SKから「なら俺たちからもらったフランチャイズ譲渡金を払い戻せ」と返り討ちに会った上、前述のように親会社が資金難で苦しんでSKにあげるフランチャイズ譲渡金を出す余力もなく、このチームの本拠地問題は現在の韓国球界の悩みの種のひとつになっている。このような事情があって、保護地域出身の選手を優先的に指名できる縁故地ドラフトの1位指名にも参加できないでいる。
1996年の球団買収後4度韓国シリーズ優勝に導いた金在博監督の手腕が光る強豪チームではあるが、上記の理由で実質上の本拠地水原の地元人気を得られず、常に観客動員数は少ない。そして、2006年シーズン後、金在博が古巣のLGツインズの監督としてチームを去り、同監督を支えたコーチたちも監督に昇格された投手コーチの金始眞を除くほとんどが彼に従ってLGツインズに移してしまい、これからのチームの行方が注目される。
2007年1月16日、親会社経営不振のため農協中央会への球団売却を進めていると報じられた。しかし、1月19日、農協側は農民、労組、世論等の反発を理由に買収を中止すると発表した。今後現代ユニコーンズが存続するためには、現代グループ全体の支援を受ける必要があるものの、3月に現代グループは今後現代ユニコーンズに資金の提供をしないことに決めた。なお、現在韓国野球委員会は、2007年シーズンを8球団で行うことを原則として公式戦などの日程を立てており、水面下で複数の企業と現代ユニコーンズの売却を交渉中で、2007年シーズン中に新球団へと生まれ変わる可能性もある。3月17日から開始された示範競技(オープン戦)では、現代ユニコーンズとしてこれまで通り試合を行っている。
[編集] 主な在籍選手
- 鄭珉台-元読売ジャイアンツ
- 田埈昊(チョン・ジュンホ)
- 李崇勇(イ・スンヨン)
- 宋志晩(ソン・ジマン)
- 金守経(キム・スギョン)
- 鄭成勲(チョン・ソンフン)
- 趙容浚(チョ・ヨンジュン)
- 金東洙(キム・ドンスゥ)
- 李宅根(イ・テックン)
- クリフ・ブランボー-元オリックス・バファローズ(登録名は「プルムバ」)
[編集] 主な退団・引退選手
- スコット・クールボー-元阪神タイガース、弟のマイクは斗山ベアーズでプレー
- コーリー・ポール-元西武ライオンズ
- マイカ・フランクリン-元日本ハムファイターズ
- シェーン・バワーズ-元横浜ベイスターズ
- マイク・フィアリー-元千葉ロッテマリーンズ
- 沈正洙-現三星ライオンズ
- 朴鎮万-現三星ライオンズ
- 張明夫-福士敬章。元読売ジャイアンツ→広島東洋カープ。年間30勝の韓国プロ野球記録保持者。ピングレ・イーグルスに移籍して引退。
- 金基泰-金城基泰。元広島東洋カープ→南海ホークス→読売ジャイアンツ。三星ライオンズに移籍して引退。
[編集] 日本との関係
- 2001年のキャンプシーズンに韓国リーグ優勝チームとして、日本のイースタン・リーグの教育リーグに参加したことがある。7戦を消化し、2勝4敗1分という成績を残した。
[編集] 外部リンク
韓国野球委員会 (Korean Baseball Organization) | |
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過去に存在したチーム | |
サンバンウル・レイダース |