生麦駅
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生麦駅(なまむぎえき)は、神奈川県横浜市鶴見区生麦三丁目にある、京浜急行電鉄本線の駅である。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線(2面3線)を持つ橋上駅。ただし、国鉄駅によくあった2面3線の配線ではなく、上り線は1線のみで、下り線は退避可能な2線構造となっている。もともと待避線のなかった駅なのだが、駅周辺の土地の関係上こうなったらしい。この駅は元急行停車駅だったが、1999年7月31日のダイヤ改正で京急蒲田以南の急行が廃止になったため、普通のみの停車駅となった。元急行停車駅であるためホームの長さが8両となっている。待避線建設に際して、上り線の施設を下りの待避線に転用する形式を取ったが、移設する上り線の線路を快特が速度を維持したまま通過できるようにするため(この区間は快特が最高速度である120km/h近くで通過するそのため普通が停車しているときに快特が通過すると普通が揺れる)、半径2000mの緩いカーブを介してホームを通している。
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生麦駅のデータ | |
京浜急行本線生麦駅 | |
停車種別 | 普通 |
ホーム構造 | 上り(京急川崎方面)単式1面1線 下り(横浜方面)島式1面2線 |
泉岳寺駅からの距離 | 18.1km |
乗降者数 | 28,481人(平成16年度) |
開業日 | 1905年(明治38年)12月24日 |
所在地 | 〒230-0052 |
神奈川県横浜市鶴見区生麦三丁目3番35号 |
- のりば
1・2 | ■京急本線 | 横浜・新逗子・浦賀・三崎口方面 |
3 | ■京急本線 | 京急蒲田・羽田空港・品川・泉岳寺・都営浅草線方面 |
[編集] 利用状況
2005年(平成17年)度の乗降人員は29006人である。これは京急川崎~横浜間にある中間駅では最多である。理由としては並行路線である京浜東北線の駅がなく、鶴見と新子安のほぼ中間に位置するためと思われる。
[編集] 駅周辺
- 横浜商科大学つるみキャンパス
- 法政大学女子高等学校
- 横浜市立岸谷小学校
- 横浜市立生麦小学校
- 横浜市立生麦中学校
- 横浜市営バス鶴見営業所
- 国道15号
- 生麦出入口・生麦ジャンクション - 首都高速道路神奈川1号横羽線
- 麒麟麦酒横浜工場
[編集] 路線バス
- 安養寺前(山側徒歩3分)
- 京急生麦駅前(国道15号線徒歩5分)
- 横浜市交通局(横浜市営バス)
- <17,18,19> 生麦
- <19> 新子安駅前(生麦経由) ※平日朝のみ
- 横浜市交通局(横浜市営バス)
- 明神前(国道15号)
- 横浜市交通局(横浜市営バス)
- <17,19> 鶴見駅前
- <18> 矢向駅前(鶴見駅前経由)
- <17> スカイウォーク前・大黒海づり公園
- <17> 生麦(L8バース経由) ※平日土曜のみ
- <17> 鶴見駅前(L8バース経由) ※平日土曜のみ
- <17> 流通センター・大黒海づり公園(流通センター経由) ※平日朝夕のみ
- <17> 横浜さとうのふるさと
- <19> 新子安駅前(宝町経由)
- <17,19> 生麦
- <19> 新子安駅前(生麦経由) ※平日朝のみ
- 横浜市交通局(横浜市営バス)
[編集] 歴史
- 1905年(明治38年)12月24日 神奈川県橘樹郡生見尾村字生麦(たちばなぐんうみおむらあざなまむぎ:現在地の当時呼称)に開業。
- 1991年(平成3年)待避線の設置工事着手。
- 1994年(平成6年)4月25日 下り線の待避線を供用開始。
- 1999年(平成11年)7月31日 ダイヤ全面改正により京急蒲田以南の急行運転が廃止されたため、普通のみの停車となる
[編集] 駅名の由来
江戸時代まで周囲一帯が麦畑だったために「生麦」という地名が付けられ、その地名から。 詳しくは生麦の項を参照。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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