金沢八景駅
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金沢八景駅(かなざわはっけいえき)は、神奈川県横浜市金沢区瀬戸にある、京浜急行電鉄・横浜新都市交通の駅である。駅名は近隣の景勝地金沢八景に因む。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 京浜急行電鉄
- 横浜新都市交通
- 横浜新都市交通金沢シーサイド線(シーサイドライン)
[編集] 駅構造
[編集] 京浜急行電鉄
島式ホーム2面4線の地上駅である。傾斜地に造られているため、改札口はホームの下にある。2006年3月上旬に上りホームにエレベーターが設置され、下りホームのエレベーターも同月下旬に使用開始となった。2007年4月より列車入線時および通過時にチャイムが鳴る LED式発車案内板が使用されている。これにより、逗子線の発車番線(2番線か4番線)案内はLED式発車案内板に表示されることとなった。なお、通過列車を知らせる表示機とチャイムは、設置されたままになっている。
隣の金沢文庫駅までは京急で唯一の複々線区間となっている。追浜方では本線と逗子線が平面交差の形で分岐する。4番線には東急車輛から横須賀線逗子駅までの狭軌回送線を併設しているため、三線軌条となっている。
[編集] のりば
1 | ■京急本線(待避線) | 横須賀中央・浦賀・(久里浜線)京急久里浜・三崎口方面 |
2 | ■京急本線 | 横須賀中央・浦賀・京急久里浜・三崎口・逗子線新逗子方面 |
3 | ■京急本線 | 横浜・品川・(空港線)羽田空港・都営浅草線方面 |
4 | ■京急本線(待避線) | 横浜・品川・羽田空港・都営浅草線方面 |
■京急逗子線 | 新逗子方面(早朝、深夜) |
1番線からは逗子線に入線できないため、逗子線への列車は原則として2番線から発車するが、深夜・早朝には4番線も使用する。本線下り列車の発着番線は金沢文庫駅での発着番線に左右される。
上り電車は、原則として本線からの列車は3番線、逗子線からの列車は4番線を使用する。ただし、金沢文庫で快特に増結される本線普通列車は4番線から発車する。
[編集] 横浜新都市交通
単式ホーム1面1線の高架駅である。京急の駅まで延伸する計画があり橋脚が延びているが、駅周辺の再開発事業が頓挫しているため、長年に亘り仮設駅での営業を余儀なくされている。このため京急との連絡は非常に悪い。シーサイドラインは全線複線だが、当駅構内のみ単線となる。
2004年(平成16年)3月30日に駅と歩道橋を結ぶエレベーター(11人乗りウォークスルータイプ)が供用開始となった。
[編集] 利用状況
- 京浜急行電鉄
- 1日平均乗降客数 52,676人(2005年度)
- 横浜新都市交通
- 1日平均乗車人員 5,970人(2005年度)
[編集] 駅周辺
- 瀬戸神社
- 琵琶島神社
- 横浜市立大学金沢八景キャンパス
- 関東学院大学金沢八景キャンパス
- 横浜市立金沢高等学校
- 東急車輛製造本社工場
- 東洋テルミー横浜工場
- ダイエー金沢八景店
- 京急サニーマート
- 横浜市立金沢地区センター・金沢図書館
- 金沢区総合庁舎
[編集] 路線バス
京浜急行バス、横浜京急バスと神奈川中央交通により路線バスが運行されている。駅と周辺の住宅地とを結ぶ路線が多いが、磯子駅や大船駅、鎌倉駅などへも路線が延びる。京急の駅前に仮設のバスターミナルがあるほか、徒歩数分ほどの国道16号上に「金沢八景」バス停があり、駅前に乗り入れない路線も利用できる。
- 金沢八景駅(仮ターミナル)
- 大道線・三信住宅線 - 追浜駅・大道中学校・三信住宅方面
- 鎌倉線 - 朝比奈・鎌倉霊園・鎌倉駅方面
- 関東学院循環 - 関東学院大学方面
- 神奈川中央交通各線 - 朝比奈・大船駅方面、庄戸・上郷ネオポリス方面
- 金沢八景
- 白山道循環 - 釜利谷・金沢文庫駅方面、東急車輛・金沢文庫駅方面
- 磯子線 - 金沢文庫・杉田・磯子駅方面、追浜駅方面
- このほか、駅前を発着するすべての路線が経由する。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
- 横浜新都市交通
- 金沢シーサイドライン
- 野島公園駅 - 金沢八景駅