チェルシージャパン

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チェルシージャパン株式会社
Chelsea Japan Co.,Ltd.

種類

株式会社

市場情報

非上場

本社所在地

東京都千代田区丸の内3-2-3

設立

1999年 7月2日

業種

小売業

事業内容

日本国内における、
プレミアム・アウトレットセンター
の開発・所有・運営

代表者

レスリー・ティ・チャオ（代表取締役会長）
吉村俊秀（代表取締役社長）

資本金

49億9000万円

主要株主

Chelsea Property Group 40%
三菱地所 30%
双日 30%

外部リンク

www.premiumoutlets.co.jp

鳥栖プレミアム・アウトレット内部（佐賀県鳥栖市）

チェルシージャパン株式会社（英文名称：Chelsea Japan Co.,Ltd.）とは、ディベロッパーとしてアウトレットモールを展開している企業である。

[編集] 概要

チェルシージャパンは、アメリカ合衆国で「プレミアム・アウトレット」（以下POと略す）を28店展開するチェルシー社と、三菱地所および双日による合弁会社。日本でアウトレットモールを展開している。現在、東京圏に2店舗、大阪圏に1店舗、名古屋圏に1店舗、福岡圏に1店舗の計5店がある。

出店場所は、大都市圏の都心から100km以内の郊外を中心に、主要高速道路のインターチェンジ付近で、かつ、複数の高速道路が交わるジャンクション付近や主要国道沿いであり、大都市圏の都心と有名観光地（日光、富士山など）や国際空港（関西国際空港）を結ぶ途上であることが多い。

また、出店する大都市圏において、高級ブランドの正規の値段（フルプライス）が浸透・認知されていることも必要条件で、都心立地型の正規店の販売に影響が出ないほどの遠方郊外への立地により、ブランドメーカーの直営店が店舗に入っている。

プレミアム・アウトレットは、上記のような条件を備えているため、国際観光客、とりわけ東アジアの中流階級から富裕層にも知られており、特に、中国からの観光客の間で「ゴールデンルート」と呼ばれる関西国際空港から入国して三大都市圏と富士山を観光して成田国際空港から離日する観光コース上にあるりんくうPO、土岐PO、御殿場POでは、中国や韓国からの来客も珍しくない。また、韓国人に人気がある福岡空港または博多港から出入国する福岡～ハウステンボスの観光ルート上の鳥栖POや、東京国際空港（羽田）から入って福島空港から出る東京～日光～那須温泉郷の観光ルート上の佐野POにも韓国人客は多い。なお、御殿場POは、日本各地からの富士山周辺観光客も来店する。

客の9割以上が車での来店であるため、1つのPOの標準的な敷地4万～5万坪（約12万2000～16万5000m²）のほとんどが駐車場である。この土地に、初めは店舗面積5000坪（約1万6500m²）、店舗数70～80店程度で開業し、二期、三期と拡張して、店舗面積8000～1万坪（約2万6400～3万3000m²）、店舗数130～150店を最終規模としている。最終規模になっているのは佐野PO、御殿場PO、りんくうPO。

店舗が並ぶ地区では、米国の古い街並みをモチーフにして、中心に広場とタワー、その周りに平屋建てまたは2階建ての店舗が並ぶ形式となっている（「ビレッジスタイル」と呼んでいる）。例えば、土岐POはロッキー山脈のコロラド辺りの山麓の街、りんくうPOは米国南部の港町・チャールストンをモチーフとしている。

現在、6店目となる神戸三田POが建設中である。このPOは、高速道路、および、都心と有名観光地との間などの立地条件では他の5店と同様であるが、神戸市という大都市の都心近郊型（政令指定都市内の郊外部）であり、都心への近さから、既存POのようにブランドメーカーの直営店がちゃんと入居するのか、また、入ったとしたら、都心立地型の正規ブランド店の業績はどうなるのか注目されている。なお、仙台市内の郊外部にも同様な都心近郊型の出店が計画されていることが2007年 2月8日に報道され、ブランド街を形成している仙台市都心部に衝撃が走った。

[編集] 沿革

1999年 7月2日 - 会社設立
2000年 7月13日 - 「御殿場プレミアム・アウトレット」をオープン。
2000年11月23日 - 「りんくうプレミアム・アウトレット」をオープン。
2003年 3月14日 - 「佐野プレミアム・アウトレット」をオープン。
2004年 3月12日 - 「鳥栖プレミアム・アウトレット」をオープン。
2005年 3月4日 -「土岐プレミアム・アウトレット」をオープン。
2006年 11月2日 -「神戸三田プレミアム・アウトレット」を着工。

[編集] 店舗

[編集] 営業中の店舗

首都圏

佐野プレミアム・アウトレット（栃木県佐野市）

2003年3月14日開業、2004年7月23日第2期増設

周辺IC・有名観光地等

東北自動車道・佐野藤岡IC
国道50号沿い
（岩舟JCTが付近に建設中）
東京都心と日光との間にある。コア商圏（車で片道90分で来られる地域）の人口は約1800万人であり、POの中では最大の商圏を持つ。

御殿場プレミアム・アウトレット（静岡県御殿場市）

2000年7月13日開業、2003年7月増設。

周辺IC・有名観光地等

東名高速・御殿場IC
東京都心と富士山との間であり、伊豆などの温泉観光地も近い。日本の大動脈である東名高速沿いにあるため、成田空港から出入りして京都方面などに行った国際観光客にとっても途上となる。南関東在住者以外の日本人が、東京観光などとセットにして訪れる例も見られる。

京阪神

りんくうプレミアム・アウトレット（大阪府泉佐野市）

2000年11月23日開業、2002年3月第2期増設、2004年12月3日第3期増設

周辺IC・有名観光地等

関西空港自動車道・泉佐野IC
阪神高速道路4号湾岸線・泉佐野南出入口
（りんくうJCT近く）
JR西日本・南海電鉄関西空港線りんくうタウン駅徒歩3分）
関西国際空港のすくそば。空港からシャトルバスも出ている。（所要時間：約10分　運賃：100円）国際観光客にとっては、京都・奈良を初めとする近畿地方の観光地や大阪都心部との途上となる。また、関空でのトランジット客向けツアーや、四国・中国地方からのツアーも実施されている。

中京圏

土岐プレミアム・アウトレット（岐阜県土岐市）

2005年3月4日開業

周辺IC・有名観光地等

中央自動車道・多治見IC
東海環状自動車道・土岐南多治見IC
（土岐JCT近く）
長野県の高原リゾート・スキー場・各種観光地、岐阜県の白川郷や温泉地などへの途上にある。愛・地球博の開催地の近く。

北九州・福岡大都市圏（福岡都市圏）

鳥栖プレミアム・アウトレット（佐賀県鳥栖市）

2004年3月12日開業

周辺IC・有名観光地等

鳥栖筑紫野有料道路・柚比IC
長崎自動車道/九州自動車道・鳥栖IC
（鳥栖JCT近く）
福岡都心部（福岡空港・博多港）から、大分県（別府温泉、湯布院など）、熊本県・宮崎県・鹿児島県（阿蘇・霧島など）、佐賀県・長崎県（長崎市内、ハウステンボスなど）と、九州各地の観光地への分岐となる鳥栖JCTに近接してある。

[編集] 建設中の店舗

2007年7月6日10:00オープン予定。京阪神大都市圏（神戸都市圏）内。

神戸三田プレミアム・アウトレット（兵庫県神戸市北区の神戸リサーチパーク内）

周辺IC・有名観光地等

六甲北有料道路・長尾ランプ
六甲北有料道路・大沢IC
中国自動車道・神戸三田IC
（神戸JCT近く）
大阪都心部と、姫路城、天橋立、明石海峡大橋経由の四国などへの結節点。その他、有馬温泉、神戸市内などの観光地へも近い。国際線は未就航であるが神戸空港も近接。

[編集] 計画中の店舗

2008年の開業を目指して仙台市内にも出店計画中であることが、2007年 2月8日に報道された。三菱地所が開発した泉パークタウンという仙台のベッドタウン内で、同社の経営する仙台ロイヤルパークホテルの隣接地。仙台経済圏（仙台都市圏）内

出店予定場所：宮城県仙台市泉区

周辺IC等

東北自動車道・泉IC
東北自動車道・泉PA スマートIC
（富谷JCTが近くに建設中）
仙台北部道路が全通すると、やや遠回りであるが、仙台市都心部（仙台空港）から富谷JCTを経て松島へ至るルートの途上に位置することになる。その他、南方向では、村田JCT以遠の高速道路沿いに山形県・福島県、北方向には岩手県（平泉など）の観光地がある。