青野毅

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青野毅（あおのたけし、1983年 1月12日 - ）は、鹿児島県南さつま市出身のプロ野球選手。千葉ロッテマリーンズ所属。ポジションは内野手（三塁手・二塁手）。背番号は58番。

走攻守三拍子揃った選手である。本職は三塁手。1軍では三塁・二塁の他にさらに一塁・遊撃・外野も守る。本職で無い守備位置を守るのは、三塁に今江敏晃がいるため。

[編集] 来歴・人物

樟南高校ではエースで四番打者というまさにチームの中心選手として夏の甲子園大会でも活躍、高校日本選抜にも選出された。当時は外野手を兼ねていて、野手としても評価は高かった。甲子園での活躍もあり2000年オフ、ロッテにドラフト5位で投手として指名を受け、入団した。そして入団直後に野手に転向する。

入団してからはあまり目立っていなかったが、2005年に2軍でチーム最多の92試合に出場し、ファーム日本一に貢献した。

2006年は青野にとって転機の年となる。まず、3月25日の2軍開幕戦で3本塁打5打点と大爆発。以降も打ち続け4月15日に1軍への昇格を果たした。その日の西武戦で「2番・サード」で即スタメンで4年ぶりに1軍の試合に出場し、9回にプロ初安打も放った。

同年6月14日の横浜戦の4回裏に那須野投手からプロ初HRとなる満塁弾を左翼席に放った。そして、7月1日にもソフトバンク戦で2回裏に田之上投手から満塁弾を放った。ちなみに、プロ1号と2号が共に満塁HRであるのは史上初である。満塁では勝負強さを発揮しているが、得点圏では弱く、また右打者ながら、左投手も苦手にしている傾向がある。

[編集] プロフィール

身長/体重 178cm/78kg
投/打右/右
出身地鹿児島県南さつま市
血液型 B
球歴樟南高－千葉ロッテ（2001～）
プロ入り年度/ドラフト順位 2000年/5巡目
推定年俸 1500万（2007年）

[編集] 通算成績（2006年シーズン終了時）

65試合　183打数50安打　打率.273　6本塁打　22打点

[編集] 年度別打撃成績

年度	球団	背番号	試合数	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	三振	四死球	犠打	盗塁	打率
2001	ロッテ	58	出場なし
2002			1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000
2003			出場なし
2004			出場なし
2005			出場なし
2006			64	182	18	50	12	3	6	22	44	11	4	1	.275
通算			65	183	18	50	12	3	6	22	44	11	4	1	.273

[編集] 記録

初出場 - 2002年 5月12日対ダイエー戦（福岡ドーム）、スタメン「9番・ショート」
初安打 - 2006年 4月15日対西武戦（インボイス）、9回表・田崎昌弘投手から
初打点 - 2006年4月18日対楽天戦（フルキャスト）、3回表・山村宏樹投手から
初本塁打 - 2006年6月14日対横浜戦（千葉マリン）、4回裏・那須野巧投手から

[編集] エピソード

上記のようにプロ1号、2号はともに満塁弾であった。さらに、第3号は凡退すれば勝ちが無くなるという延長12回表二死の場面、第4号はプレーオフ進出を争う日本ハム戦での勝ち越しHRと、いずれも印象的な一打であった。ちなみに、4本全てが決勝アーチであり、青野が一発を打った4試合は全勝していた。しかし、5号、6号HRを打った試合は共に逆転負けで「不敗神話」は崩れてしまった。