パタリロ!
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『パタリロ!』は魔夜峰央のギャグ漫画(「花とゆめ」などに連載)。1982年には、アニメ化されたほか、番外作品のひとつ『パタリロ西遊記!』も2005年にアニメ放送された。
目次 |
[編集] 作品紹介
物語上に設定されている常春の島国マリネラ王国を舞台に、その国王パタリロが、側近のタマネギ部隊や、イギリスの諜報機関MI6(エム・アイ・シックス)の少佐(スパイ)バンコランやその愛人マライヒ等を巻きこんで起こす騒動を描く。単なるドタバタギャグ漫画ではなく、練りに練ったストーリー展開や、小説並みのミステリーやシリアスプロットの高さ等が長年支持される所以でもある。
1970年代、少女漫画界では耽美的な少年愛を題材に取り上げることが流行したが、これをコメディに取り入れたことでは『エロイカより愛をこめて』(作・青池保子)と並ぶ先駆的な作品である。
番外作品として『家政夫パタリロ!』、『パタリロ西遊記!』、『パタリロ源氏物語!』、『奥様はパタリロ!』がある(詳細は後述)。また、パタリロ本編でも外見が同一の別キャラクターによる時代劇版がある。
各エピソードには作品番号がつけられているが、雑誌に掲載された順ではなく、単行本に収録された順につけられている。すなわち、古い番号のエピソードが新しい番号のエピソードより新しいことも時々ある。連載初期の時代劇版は「パタリロ! 外伝」として番号をつけていないものもあった。現在は別冊花とゆめに掲載された作品を本編とし、それ以外の雑誌に掲載された作品を外伝としている模様である。
余談だが当作は柴田亜美の『南国少年パプワくん』と多くの共通点が目立つ(南の島、主人公の容姿、バンコランとシンタロー、二度のアニメ化、主人公の踊りが夜19:55頃のエンディングに使われた、等)。作品の古さから考えると、柴田亜美が影響を受けた作品の一つに『パタリロ!』があったのではとも思われる。
[編集] 作品の長さ
1978年の初掲載以来、2007年時点でも描き続けられており、2006年5月時点で、花とゆめコミックスの正編のみで79巻に達し、少女漫画界第2位の長編漫画となっている。
ジャンル内最長は小学館の学習雑誌である『小学二年生』の1978年8月号(掲載時期は7月)に掲載された『あさりちゃん』(作・室山まゆみ)で、1978年の末頃に掲載された『パタリロ』よりも僅かに連載の開始が早い。ただ、『ぴょんぴょん』創刊までは小学館の学年誌や少年誌の『コロコロコミック』に連載されていたため、「純粋に少女漫画では本作が最長とする」という見方もある。
連載期間の長さという点では、1976年連載開始の『ガラスの仮面』や『エロイカより愛をこめて』の方が長いが、休載などのため、巻数は『パタリロ!』には遠く及ばない。
[編集] パタリロはみ出しファンクラブ
花とゆめに連載されていた当時、ページの外枠部分に設けられていた読者投稿コーナー。略称「パタはみ」。
活発な投稿があり単行本にも収録されていたが、連載を花とゆめから別冊花とゆめに移行するのに伴い消滅した。このコーナーへの投稿を元ネタにしたと考えられるエピソード(「紫タマネギ」など)も散見される。
[編集] アニメ化など
1982年にはフジテレビでテレビアニメ化もなされた(後期は『ぼくパタリロ!』と改題。詳細は後述)。製作は東映動画(現 東映アニメーション)である。
テレビシリーズの好評を受けて、終了後の1983年7月には、劇場用アニメーション作品が製作・公開された(詳細は後述)。
2003年12月、2004年2月にはハピネット・ピクチャーズから、テレビアニメ全49話がDVD化して発売された。また、2005年12月には東映ビデオから、劇場用作品が同じくDVD化して発売された。
2005年6月には、番外編とも言うべき『パタリロ西遊記!』がキッズステーションでテレビアニメ化されている。
アニメ関係のアルバム以外に、さくまあきらや新田一郎が中心となり、原作をなぞって作成したアルバムがある。
[編集] 作中で用いられるネタについて
作中には『マザー・グース』のパロディともいうべきシーンが多く含まれており、特に "Who killed Cock Robin?"(「誰が殺したクックロビン」)というフレーズが、「クックロビン音頭」として登場することで有名である(チェット・ベイカーのスタンダードナンバーのパロディという説もある)。アニメにおいては後期のエンディングテーマに採用されるなど反響を呼んだ。これらマザー・グースに関連する内容はすべて萩尾望都の『ポーの一族』へのオマージュによるものとされる。
作者の落語好きから、そこかしこに落語ネタが登場する。作者自身もインタビューで連載のストーリー作りを「三題噺」に喩えている。「花とゆめ」の読者層を考えると落語ネタは理解されないのではないかと思われたが、案外そうでもないようだ。例として、マリネラ国歌が落語の出囃子風だったり(“チャカチャンリンチャンリン”と表現される事が多い)、毒蝮三太夫が立川談志を駅のホームで洒落で突き落とそうとしたエピソード(詳しい内容については当人の項を参照)などがあるが、これは単に『パタリロ!』読者層が少女だけでなく、幅広い年齢層や性別に関係なく支持されている事の証左になろう。
他にも作者の大相撲好き、浪曲やミステリー嗜好から、その方面のネタも多数登場する(クトゥルー神話や、アシモフ等の古典SFの影響も見られる)。
作者の趣味で一番反映されているのは宝石のネタであろう。(ダイヤモンドはマリネラの基幹産業である。作者は独身時代から宝石蒐集を趣味としている)
作品中頻繁に作者や妻・子供、担当者が登場し(妻・子供はモブシーンのみ)、主に作者とパタリロが絡む事が多いが、作品中で作者と担当者が作品の内容について議論したり、「花とゆめ」編集部内が描かれたりする。
また、作者の個人的趣味や要望が描かれる事も多い。タカラヅカの話題、中島みゆきや谷村新司の話題、日清食品のカップうどん「どん兵衛」が関東と関西で味付けが違うことについて、ハウス食品のラーメン「好きやねん」が美味しいなる感想、バレンタインデーにチョコレートを編集部宛に送ってくれとか、完全にストーリーとはかけ離れたメタフィクショナルな個人的な話題である。
だが読者に許されている所を見ると、それも作品の「味」として受け入れているのであろう。
[編集] 登場人物
パタリロ!の登場人物一覧を参照。
[編集] マリネラ王国
詳しくは、マリネラ王国を参照。
[編集] 悪の組織
作中には数多くの悪人や悪の組織が登場したが、この内、複数巻に渡って登場した組織を紹介する。
- 国際ダイヤモンド輸出機構
- 一番最初に登場した悪の組織。世界中のダイヤモンド市場を一手に握り、ダイヤモンドの販売網を独占していた。
- パタリロが即位して最初に行った事がこの組織からの脱退だった(業界団体であった事から止むを得ず加盟していたが、機関運営の不透明ぶりに嫌気が差した)。市場の独占を図りたい機構は幾人もの刺客をパタリロに送り込んだが、バンコランの活躍で失敗に終わっている。マライヒやバットもかつては機構に所属する暗殺者だった。
- バンコランと手を結んだマライヒの証言により解体された。
- タランテラ
- ナチスの狂気の科学者ハインリッヒ・シュゲルグを首魁とするテロ組織。
- スターダスト計画で地球上の大都市を破壊すると各国を脅迫したり、透明薬で透明人間になったマッタリロを誘拐して透明薬を奪取しようとした。
- 相当高い地位の幹部でも知らない事だが、実は魔界の存在が地上を支配するために作り上げた組織で、シュゲルグも悪魔であった(アニメ劇場版『スターダスト計画』では人間で、国際ダイヤモンド輸出機構のボスになり、その上に悪魔達が君臨しているという設定に。余談だがアニメ版の役名表記によると「彼ら」は大魔神とされている)。歴史上の征服者と呼ばれる人々に接近し、影から操っていた。アスタロトやベールゼブブが話題にしていない事から、彼らとは異なる魔王(もしくは邪神)が関係していると思われる。
- 「霧のロンドンエアポート」での作戦が失敗した後、活動を休止した。
- KGB
- 現実のKGBについては、KGBを参照。
- 作中では「カー・ゲー・ベー」と呼ばれていた。実在したソビエト連邦のKGBとほぼ同じ組織である。パタリロの知人がMI6やCIAに所属しているので悪の組織のように扱われたが、実際は『同じ穴の狢』でしかない。
- ちなみに、KGBが悪の組織のように扱われるのは『パタリロ』に限った事ではなく、冷戦時代に資本主義圏で描かれたスパイ小説やアクション小説では普通に行われていた。逆に共産圏ではCIAやMI6が悪役となる。
- ただし、日本のフィクションではCIAが悪役に描かれることもままあり、本作でもCIAが2度ほどマリネラに浸透作戦を実行し看破されている。史実通り、ソビエトの崩壊と共に解体された。
- ピョートル大帝
- 個人名のようだが、実際は複数の悪人によって運営される犯罪組織である。
- 様々な悪事に手を染めているが、実態は不明。バンコランが偶然発見した組織で、様々な国家や情報機関に配下を潜り込ませている。存在を知ったバンコランやパタリロに陰惨な報復を行うなど、非常に悪意に満ちた組織であった。
- メンバーの一人はダイヤモンド取引でマリネラ=パタリロの反抗に遭っていた中央販売機関CSA(『タマネギ!』、『旅立てジャック』に登場)トップだった人物。組織を潰された復讐心からパタリロの師・ブラント博士父娘を脅迫してアフロ18を殺害、遺されたプラズマ一家をも苦しめた。男子校の経営者でも有ったがランダムが起こした事故で絶命する。
- あまりにも悪辣な性質が作風に合わなかったためか、ごく短期間しか登場しなかった。
- 一時期刊行されたよりぬき本で、話の展開上、とてつもなく大きな存在になりそうで、編集者と相談の上、存在自体をなかったことにした、と作者自身が述べている。
- キーンの組織
- バンコランの叔父、キーンが作った組織。ダイヤモンドの違法取引などでマリネラのダイヤモンド産業を圧迫していた。
- 「白紙のゴドー」と名乗っていたマキャベリ・ド・ラーケンに脱税などの不正経理を暴かれた挙句、本拠地がパタリロ、バンコラン、マライヒの総攻撃を受けて崩壊、完全に壊滅した。
- なお、キーンとの対決を描いた話はコミック3冊分の長さになり、パタリロで連載された長編ストーリーでは最も長い(ベールゼブブとの対決の話の方が長いが、連作短編という形態を取っている)。
[編集] 「マリネラの吸血鬼」「地球人の課題」について
「マリネラの吸血鬼」とは単行本第4巻の第15刷まで作品番号12番として収録されていたエピソードである。
この作品はレギュラーキャラクターであるタマネギ部隊が初登場する作品であるが、第16刷以降、魔夜の別作品に差し替えられた。このことについて白泉社や魔夜からの公式な説明はないが、差別用語が用いられていたことが原因と考えられている(この作品はアガサ・クリスティの短編「ラジオ」を下敷きにしているため、著作権上のトラブルではないかという推測もある)。
なおアニメでは一部差別用語と思われるものをカットした状態で放送されている(なお原作版ではパタリロに依頼をした老婆は最後死亡するが、アニメ版では生存する)。
第16刷以降では第4巻に収録されていた作品番号13番以降の番号が1つずつ繰り上げられ、さらにもともと作品番号なしで発表されたエピソード「スターダスト」に新たに番号を割り振ることで帳尻合わせが行われており、現在、「マリネラの吸血鬼」は闇に葬られた状態になっている。そのため、現在の単行本ではタマネギ部隊は何の説明もなく唐突に登場することとなった。
同様に、単行本8巻・作品番号25番「地球人の課題」が文庫版に未収録なのは、3本指の宇宙人に対してのルル=ベルの台詞や、パタリロが自身の指の数について種明かしをする描写などが原因となったと考えられている。
「地球人の課題」は設定を変更する形でアニメ化されており、ルル=ベルの代役がプララになっているため、この話数のプララは別人のようである(原作で一回しか発射していないビームをこの話で連射している)。但し、「地球人の課題」は文庫版に未収録になっているだけで単行本において別作品への差し替え等は行われていない。
もともとルル=ベルは「パタリロ!」本編とは無関係の短編「ルル=ベル宇宙へ」、また連載作品「ルル亀!」の登場人物であり、今回の本編への登場はラシャーヌと同じく、カメオ出演と扱われるのが正しいと思われる。「ルル=ベル宇宙へ」はパタリロ!単行本巻末に収録されている作品であり、「地球人の課題」においても先に読者がルル=ベルを知っていることを前提にしている説明部分があるため、「ルル=ベル宇宙へ」が未収録である文庫本には収録できなかった、という事情も関係している。
[編集] テレビアニメ『パタリロ!』『ぼくパタリロ!』
原作の人気を受けてアニメ化された。漫画作品のアニメ化については、作画技術の問題から原作と異なったテイストのキャラクターが設定されることがあるが、本作に関してはキャラクター・背景とも可能な限り原作のユニークな作風が再現されている。
一方、音効の面ではクックロビン音頭の節回しに関して試行錯誤があり、定着まで時間を要した。ちなみに劇中の「クックロビン音頭」がエンディングテーマ等で知られる節回しで音楽が付くようになったのは第9話「べらんめえ桜吹雪」からである。
内容については、ゴールデンタイムの放映にも関わらず、バンコランとマライヒの男同士の愛人関係を避けることなく描写している点が注目される(だが故意に女性に間違えられるようにマライヒをはじめ美少年役の声優は女性を用いている。又、それとは別に、放映前、実験的に男性声優により収録したが、男性の声だと気色悪いと言った意見が出たため、女性声優を起用したとも言われている。当時は現在の様にボーイズラブと言うジャンルが確立されてない事もあり、テレビ放映においての精一杯の譲歩であったと推測される)。マライヒ役の藤田淑子は、最初は少年っぽい声も試したが、やはり少女っぽい声のほうが適切と判断したと当時のインタビューで語っている。
劇場版のためにキープされたスターダストなどを除き、1年で当時の原作はほぼ映像化しつくしたが、別世界の番外編「猫間天狗」のみアニメ化されなかった(オープニングには登場)。
[編集] 放映データ
放映:全49話 1982年4月8日~1983年5月13日 フジテレビ系列
放映時間帯の移動が2回あり、放送開始当初、裏番組である人気クイズ番組「クイズタイムショック」の影響で1回目の移動を余儀なくされ、土曜の19時30分に移動するも視聴率が低迷(移動先の土曜夜7時半には「クイズダービー」や「あばれはっちゃくシリーズ」、関西圏では「部長刑事」といった強力な裏番組があり、どの番組も視聴率が取れずに半年以内で打ち切られる魔の時間帯だった。)、2回目の移動(移動先の金曜夜7時台前半はローカルセールス枠のため放送されない地域もあった)でも元に戻らず打ち切りとなった。
一回目の時間帯移動の際に「ぼくパタリロ!」と改題されている。当時のアニメ誌で「パタリロ!」の名称がキャラクターの名前とはわかりにくいこと、また改題を機に脚本を少し児童向けにシフトさせる旨が語られていた。
時間帯移動が頻繁にあった事から「さすらいのパタリロ」とも呼ばれたが、これはいつの間にか命名された俗称だったのが「そのようなタイトルの企画が存在したらしい」と広く誤認された。これについては当時のアニメ雑誌でも、スタッフが否定している。
ニ度の時間帯移動に関して、終了時期に基本的に時間帯移動した先では、それなりに安定した視聴率を獲得していた事実をアニメ誌でスタッフがコメントしており、この内容にしては視聴者に受け入れられていた事が伺える。それが改題してまでの1年間の放映ばかりか、延長の検討、後述の劇場版の製作(該当原作が作品のキーになる内容でありながらアニメ化されていなかったのは放映時から企画が進んでいた事が伺える)といった事象はそれを証明しているだろう。
『ぼくパタリロ!』最終回の本編終了後に劇場版公開の告知がされた。
- パタリロ! (1話~20話)
- 毎週木曜日19時00分~19時30分(1982年4月8日~1982年9月30日)
- ぼくパタリロ! (21話~49話)
[編集] スタッフ
- 原作:魔夜峰央
- 製作担当:佐々木章
- 企画:土屋登喜蔵(フジテレビ)、旗野義文
- チーフディレクター:西沢信孝
- 演出:西沢信孝、笠井由勝、久岡敬史、芹川有悟、設楽博、山吉康夫
- 脚本:辻真先、酒井あきよし、金春智子、筒井ともみ
- 総作画監督:鈴木欽一郎
- 作画監督:兼森義則、土橋博、津野二朗、アベ正己、伊東誠、河村道信、星野絵美、須田正己、我妻宏、富田邦、艮進之介
- チーフデザイナー:土田勇
- 美術:土田勇、坂本信人
- 音楽:青木望
- 撮影:菅谷英夫、佐藤隆郎
- 特殊効果:中島正之、岡田良郎
- 編集:吉川泰弘、望月徹
- 録音:市川修、池上信照
- 効果:松田昭彦
- 選曲:宮下滋
- 記録:竹沢裕美子、黒石陽子
- 製作:フジテレビ、東映アニメーション
[編集] キャスト
- 警察長官(声:永井一郎)
- 衛兵隊長(声:青野武)
- タマネギ(声:野島昭生、古川登志夫、古谷徹、三ツ矢雄二、塩屋翼、塩沢兼人、井上和彦、神谷明)
- エトランジュ(声:池田昌子)
- サンダース部長(声:滝口順平)
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
[編集] 放送リスト
[編集] パタリロ!
- 美少年キラー
- 霧の夜に花が散る
- 墓に咲くバラ
- パタリロ危うし!
- 死の天使マライヒ
- 悲しみのエトランジュ
- カンフー大あばれ!
- パタリロより愛をこめて
- べらんめえ桜吹雪
- マリネラに降る雪
- マライヒ マライヒ
- マリネラの吸血鬼
- アメリカ乗っ取り!
- パタリロ7世と8世
- プリンスマライヒ
- ダイヤモンドの伝説
- ねらわれた赤い人魚
- 輝けタマネギ!
- 月への旅立ち
- バンコラン死す!
[編集] ぼくパタリロ!
- 超ロボット・プラズマX
- プラズマの恋
- 殺しのライセンス
- 旅立てジャック
- プラズマ・パパ
- パタリロ8世と10世
- おちょくり24時間
- 忠誠の木ものがたり
- 帰ってきた暗殺者
- 愛しのプララ
- ゲルマン城のとりこ
- ニャンコはニャンコ
- わたし待つわ
- やっぱりプララ
- 雪がやんだら
- パタリロ異変
- ベルサイユのヒマワリ
- アイ・ラブ・マライヒ
- その男バンコラン
- プララのお兄さん
- マライヒの季節
- パタリロ大集合
- バンコランに死の愛を
- ファントム
- ああ、花の新学期
- プララの初恋
- さよならアフロ
- 霧のロンドンエアポート
- 霧のロンドンエアポート 後編
[編集] 劇場版『パタリロ! スターダスト計画』
1983年7月10日公開作品。単行本第5巻に収録された「スターダスト」を原作にした作品。テレビシリーズの好評を受ける形(OVAも存在しなかった時代であり、メディア展開の一環として機動戦士ガンダムや宇宙戦艦ヤマトの様に放映終了後に映画化された)で製作された。基本的には原作に忠実だが、原作と異なり、アニメのオリジナルで人間のシュゲルグ博士が登場し、彼が国際ダイヤモンド輸出機構No.1の正体という事になっている(これを踏まえてか、原作での「霧のロンドンエアポート」のラスト部分を引用する形でシュゲルグが処刑されている)。またラスト近くで、パタリロは7世と10世の力を借りて(連載当時にはなかった時間跳躍能力を使って)スターダスト計画を阻止する。
- オープニングテーマ
- 『RUN AWAY 美少年達(ローズボーイズ)』
- 歌:魔夜峰央
- 製品コード:キャニオン 7G0025
[編集] キャスト
[編集] 番外作品
[編集] パタリロ西遊記!
西遊記を基にした外伝的作品。白泉社の「メロディ」に連載された。単行本は本編全8巻と外伝1冊の計9冊が出版された。後にアニメ化され、キッズステーションで放送された。
- キャスト
- パタリロ(声:甲斐田ゆき) - 孫悟空
- マライヒ(声:高木礼子) - 三蔵法師
- バンコラン(声:子安武人) - 盤古羅漢(十六羅漢の1人)
- 魔夜峰央(声:堀内賢雄) - ミーちゃん(狂言回し:原作未登場)
- 猪八戒(声:松本吉朗)
- 沙悟浄(声:小山力也)
- 釈迦(声:たてかべ和也)
- ヒューイット(アニメ未登場) - 飛遊糸(十六羅漢の1人)
[編集] 家政夫パタリロ!・奥様はパタリロ!
白泉社の「シルキー」に連載された外伝的作品。主人公は越後屋波多利郎(えちごやぱたりろう)。バブル経済期に事業に失敗した父が借金(百億円)を残して他界したため、それを返済(相続放棄をしなかった理由は不明)するべく家政夫として働く波多利郎の派遣先でのドタバタギャグを描いた作品。「家政夫パタリロ!」及び続編の「奥様はパタリロ!」ともども単行本化されている。
[編集] パタリロ源氏物語!
源氏物語を基にした外伝的作品。白泉社の「メロディ」に連載中。単行本は2006年7月現在3巻まで出版されている。
- バンコラン - 光源氏
- マライヒ - 紫の上(光源氏の正室同様の存在)
-
- ヒューイット - 頭中将(とうのちゅうじょう)
- 光源氏の最初の正室である葵の上の兄。
- エトランジュ - 桐壺更衣(光源氏の実母)、藤壺中宮(光源氏の義母)
- タマネギ部隊 - 賀茂家の陰陽師
-
- スーパーキャット - 太郎丸
- 光源氏が飼っている猫。光源氏と波多利郎の連絡係。
-
- ベールゼブブ - 安倍仲人(あべのなかひと)
- 陰陽寮に仕える陰陽師の一族、安倍家の領袖。賀茂家とは対立関係にある。その正体は魔界の四大実力者ベールゼブブの影。
-
- サルガタナス - 猿形那須与一兵衛(さるがたなすのよいちべえ)
- 光源氏の武道インストラクター。その正体は魔界の72人の魔王の一人サルガタナスの影。サタンの命を受けてベールゼブブの影を監視している。
[編集] 外部リンク
フジテレビ系 木曜19:00枠 | ||
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新竹取物語1000年女王 | スペースコブラ | |
フジテレビ系 土曜19:30枠 | ||
科学救助隊テクノボイジャー | ぼくパタリロ! (1983年3月まで) |
イタダキマン |
フジテレビ系 金曜19:00枠 | ||
青春INGS | ぼくパタリロ! (1983年4月から) |
ストップ!! ひばりくん! |