AQUOS

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AQUOS（アクオス）は、シャープ製の液晶テレビのブランド。2000年にそれまで発売されていた「ウインドウ」の後継機種として発売された。

シャープのWEBサイトによると、「英語の“Aqua(水)”と“Quality(品質)”から発想、合成したネーミング。液晶(Liquid Crystal)のもつイメージを表現しています。」とのこと。

なお、AQUOSの名称はDVDレコーダーのうち、HDDやBlu-ray Discにハイビジョン録画が可能なモデルにも使われおり、さらに同社製のワンセグ対応携帯電話には「AQUOSケータイ」の名称を冠して発売している（SoftBank 905SH、SoftBank 911SH、NTTドコモ SH903iTV、au W51SH）ので、それぞれの詳細については該当する項目を参照のこと。

[編集] 特徴など

大画面機種を中心に三重県亀山市の亀山工場で液晶パネルの生産からテレビの組み立てまで行なっている（一部中小型機種は国内別工場で生産）。そのため、品質の向上や大幅な効率化を実現している。亀山工場で製造された製品には、電器店での店頭で「亀山産」や「亀山モデル」といった産地表示が貼付され、工場名に一種のブランドイメージを持たせることに成功した。このような表示のきっかけは、「工場の指名買い」があったためだという。^[1]

吉永小百合による爽やかなTVCMも有名で、主な購買者層であるミドルエイジ（F2・M2）層を中心に、売り上げ増に貢献しているとも言われる。

映像エンジンには東芝が開発したmeta brainを搭載している。(REGZAはmeta brain PRO)

2005年 6月3日に液晶テレビでは世界最大の65インチモデル（LC-65GE1）が発表され、8月1日より発売された。メーカー希望小売価格は168万円。一方、2006年 8月4日にはデジタルチューナー内蔵型の最小記録を塗り替える13インチモデル（ただし4:3でハイビジョン画質ではない）を発売している。ハイビジョンで視聴できるテレビの最小は16型（2007年3月発売）である。2007年 1月8日には、世界最大となる108型の液晶テレビを開発したと発表した。

2006年5月には、発売以来の累計出荷台数が1000万台を突破した。液晶テレビの単一ブランドとしては史上初としている。

「インターネット AQUOS」と言う地上波アナログ/地上波デジタル/BS・CS110度デジタル衛星チューナーを搭載したパーソナルコンピュータをセットにしたモデルも存在する。かつてシャープのテレビ事業部が発売していたX1やX68000の「再来」と評価する向きもある。実際、十数年ぶりに「パソコンテレビ」の名称が復活している。（パソコン側にデジタルチューナーが搭載されていないモデルもある。）なお、ブロードバンド環境でインターネット AQUOSを設置する場合、テレビモニター側とパソコン双方にLAN接続用端子があることから、最低でもハブが必要と考えられる。

2006年には松下電器産業のビエラリンクに対抗して「AQUOSファミリンク」を採用した。

2003年以前に発売された、BS・110度CSデジタルチューナーは搭載しているが地上デジタルチューナーは搭載していない機種には専用のチューナーユニットが用意されている。これは他にはない特徴である。

[編集] シリーズ

[編集] 大中型機（地上デジタルテレビジョン放送対応）

数字はインチ、Vはヴィジュアルサイズといって実際に画像が映っているサイズ（ブラウン管対比では+2インチ相当）。すべてチューナー内蔵。

Rシリーズ…AQUOS初の「倍速フルHD液晶」を搭載し、動きやテロップのブレを改善。
- RXライン - フルハイビジョン[1920*1080画素]モデルアンダースピーカータイプダブルチューナー
  - LC-65/57/52/46/42RX1W
Gシリーズ…シリーズ中のフラッグシップモデル。
- GXライン - フルハイビジョン[1920*1080画素]モデルアンダー・サイドスピーカータイプダブルチューナー
  - LC-52/46/42/37GX1W - アンダースピーカータイプ
  - LC-52/46/42/37GX2W - サイドスピーカータイプ
- GHライン - ハーフハイビジョン[1366*768画素]モデルアンダー・サイドスピーカータイプ
  - LC-37/32/26/20GH1 - アンダースピーカータイプ
  - LC-37/32/26GH2 - サイドスピーカータイプ
- GSライン - フルハイビジョン[1920*1080画素]モデルアンダー・サイドスピーカータイプ
  - LC-37/32GS10 - アンダースピーカータイプ
  - LC-37/32GS20 - サイドスピーカータイプ
Dシリーズ…中・小型モデル。
- DSライン - フルハイビジョン[1920*1080画素]モデルアンダースピーカータイプ
  - LC-32DS1
- Dライン - 標準ハイビジョン[1366*768画素]モデルアンダースピーカータイプ
  - LC-32/26/20D10
Eシリーズ…20V以下の小型モデル。
- Eライン - 標準ハイビジョン[1366*768画素]モデルアンダースピーカータイプ
  - LC-16E1
Sシリーズ…4:3サイズのデジタル放送対応機種。
- SXラインアンダースピーカータイプ
  - LC-20SX5
  - LC-15/13SX7

[編集] 過去に発売されたシリーズ

[編集] 大中型機（地上デジタルテレビジョン放送対応）

数字はインチ、Vはヴィジュアルタイプ（ブラウン管では+2インチ相当）。標準[854*480画素]モデルも存在した。

Gシリーズ
- GEライン - フルハイビジョン[1920*1080画素]モデル
  1. 65V - アンダースピーカータイプ
  2. 57V - サイドスピーカータイプ
  3. 37V - サイドスピーカータイプ
- アンダースピーカーワイド
1. 45V（生産完了）
2. 37V（生産完了）
3. 32V（生産完了）
4. 26V（生産完了）
5. 22V（生産完了）
- サイドスピーカーワイド
1. 32V（生産完了）
2. 26V（生産完了）
3. 22V
一般型
- サイドスピーカーワイド
1. 22V（生産完了）
- オールインワンシアター
1. 37V
Bシリーズ（デジタルハイビジョン液晶テレビ） - 普及モデル
- BEライン - フルハイビジョン[1920*1080画素]モデルアンダー・サイドスピーカータイプ
  1. 45V
  2. 37V
- BDライン - 標準ハイビジョン[1366*768画素]モデルアンダー・サイドスピーカータイプ
  1. 37V
  2. 32V
  3. 26V

[編集] 小型機（地上デジタルテレビジョン放送対応機）

パーソナルワイドシリーズ
デジタル放送対応4:3型シリーズ
1. 20V
2. 15V
3. 13V

[編集] 小型機（地上デジタルテレビジョン放送非対応）

B5型（カードスロット対応、大容量HD-PCカード対応）（生産完了）
1. 20V（生産完了）
2. 15V（生産完了）
B3型（カードスロット対応、PCカード対応）（生産完了）
1. 20V（生産完了）
2. 15V（生産完了）
3. 13V（生産完了）
C5型（ヴァーチャルドルビーサウンド）（生産完了）
1. 20V（生産完了）
2. 15V（生産完了）
3. 13V（生産完了）
- L1型（ワイヤレス）（生産完了）
1. 15V（生産完了）
S1/S2型（Compact&Smart,S2はスタンドつき）（生産完了）
1. 20V（生産完了）
2. 15V（生産完了）
3. 13V（生産完了）
K型（スタンダード）（生産完了）
1. 20V（生産完了）
2. 15V（生産完了）
3. 13V（生産完了）
C5型（ハイクオリティサウンド）
1. 20V
2. 15V
3. 13V
S4型（Compact&Smart）

[編集] 競合他社製品

なお、日本ビクターが発売していたデジタルチューナー内蔵DVDレコーダーはシャープのOEMである。そのため、デジタルチューナーを内蔵しない日本ビクターのDVDレコーダーはDVD-RAMの録画・再生に対応しているのに対して、こちらは再生さえできない。（オリジナルのシャープ機は再生のみ可能。現在は生産終了）