ARIAの登場人物
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この「ARIAの登場人物」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
ARIAの登場人物は、漫画・アニメ作品「ARIA」に登場するキャラクターについて説明する。
なおキャストについての表記は、(声:アニメおよびアニメ版ドラマCD・ゲーム、コミックブレイド版ドラマCD)の順で記述する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 水先案内人(ウンディーネ)
ウンディーネ一覧 | ||||
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所属会社 | 階級 | 名前 | 通り名 | 備考 |
ARIAカンパニー | プリマ | アリシア・フローレンス | 白き妖精(スノーホワイト) | 水の三大妖精 |
天地秋乃 | グランドマザー | 2297年に引退 | ||
シングル | 水無灯里 | |||
姫屋 | プリマ | 晃・E・フェラーリ | 真紅の薔薇(クリムゾンローズ) | 水の三大妖精 |
チコリー姉妹 | 不明 | 双子 | ||
アンナ・M・デバルディ | 歌の女神(アオイデ) | 派遣指導員・2302年中に引退 マンホームへ帰国予定 |
||
天地秋乃 | 不明 | 2281年にARIAカンパニーを設立し独立 | ||
シングル | 藍華・S・グランチェスタ | |||
あゆみ | ||||
オレンジぷらねっと | プリマ | アテナ・グローリィ | 天上の謳声(セイレーン) | 水の三大妖精 |
シングル | アトラ | |||
杏 | ||||
ペア | アリス・キャロル | |||
MAGA | プリマ | 茜・アンテリーヴォ | 不明 | 女優からウンディーネに転身 |
奇想館 | プリマ | アイラ・スワン | 陽気な小妖精(コロボックル) | 2302年中に引退 小学校の教員へ |
エンプレス | プリマ | アナスタシア・M・オーガスト | 踊り手(エトワール) | 2302年中に引退・寿退社 |
[編集] ARIAカンパニー
- 水無灯里(みずなし あかり)[Akari Mizunashi](声:葉月絵理乃、水橋かおり)
- 地球(マンホーム)の日本出身の女の子で15歳。身長155cm、1月30日生まれ、みずがめ座のA型。オールのナンバーは「4」。ウンディーネに憧れて水の星AQUA(アクア)へとやってきた。ウンディーネとしての階級は登場時は見習い(ペア)であったが、AQUA第1巻にて昇格試験に合格したため、現在は半人前(シングル)である。
- 「はひ(ーっ)」、「ほへ」、「はわわわわ」、「摩訶不思議」といった言葉が口癖。ARIAカンパニーの3階(屋根裏部屋)に下宿し、アリア社長とはいつも一緒に行動している。
- 前髪サイドをのばして、それを結んだ長い髪(後ろは普通のショートヘア)が特徴。暁には会うたびに「もみ子」(もみあげから)と呼ばれている。就寝時には猫耳つきのナイトキャップをかぶる。
- 夢見がちで素直な女の子で、感激した時などに思わず言ってしまうセリフは大抵藍華から「恥ずかしいセリフ禁止!」とつっこまれてしまう。また好奇心旺盛な性格で、素敵な物事にすぐ飛び付き、藍華やアリス達を呆れさせる事も。ゴンドラの操船練習の最中にすぐに他の事に目移りしてしまうという、集中力の散漫ぶりを度々藍華に注意されている。
- 天真爛漫な笑顔に、初対面の相手とも親しげに話すことができるなどの社交性と、思わず心を開かせる不思議な魅力を併せ持ち、ネオ・ヴェネツィアのあちこちに多くの知り合いがいる(ただし、お互い名前すら知らないことも多い)。その一方で何度か人ならざるものと一緒に、別の世界に迷い込みそうになるという経験をしている。
- 夜、真っ暗だと寝られないタイプである。
- 気候の整ったマンホームで育ったため、気候の変化(特に冬の寒さ)に弱く、アクア1年目ではそれに苦労するシーンが多々見受けられた。
- 舵さばきは、逆漕ぎ(客の前に立ち視界を遮ってしまうため、正しくない漕ぎ方)ならば、「無敵」と評されるほどスピードも速く上手だが、正しい漕ぎ方では速度が落ち、緊張すると更に遅くなってしまう。これはマンホームに居た頃、バーチャルネットでのシミュレーションを独学でやっていた際に間違えて覚えてしまったため。
- いつも持ち歩いているノートパソコンでメールを書いているが、メールの宛先が誰なのかは原作では謎のままである。ちなみに、アニメ版ではアイが送信相手だが、第1話のアクア到着時の回想シーンで、宇宙船内より謎の誰かにメールを送信している場面があった。また、アニメのラストでは、ほぼ毎回、アイによって、灯里からのメールに対する返事が語られる。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星3つ、接客は星4つ、舟謳は星3つに評価されている。
- アリシア・フローレンス[Alicia Florence](声:大原さやか、井上喜久子)
- 灯里の先輩で、「水の3大妖精」と称えられている一人前(プリマ)ウンディーネの1人。通り名は「白き妖精(スノーホワイト)」。19歳。身長165cm、10月30日生まれ、さそり座のA型。オールのナンバーは「1」。
- ARIAカンパニーの正社員でグランマ(ARIAカンパニーの創設者)の最後の弟子にして、同社の実質的経営者。15歳の時プリマに昇格(ウンディーネ業界でのプリマ昇格最年少記録)。
- 口癖は「あらあら」「うふふ」。慈愛と母性にあふれ、アリア社長や灯里からも母親のように慕われている。いつも笑顔で落ち着いているエレガントな女性で、藍華を始め憧れる人も多い。グランマ曰く「なんでも楽しむ達人」。
- 幼い頃は幼馴染の晃と常に行動を共にしており、彼女の行く先々に付いて行っていた(もしくは彼女に引っ張られていた)。その晃がウンディーネを目指すのを見て自身もウンディーネになることを決めたが、その晃より先にプリマになったため、晃からはなにかとライバル視されている。
- その舵さばきは無駄がなく、かつ美しさも兼ね備えている。その魅力ゆえ彼女を指名する客も多く、1日丸ごと休める日が1ヶ月に1日あるか無いか……という多忙な生活を送っている。彼女の漕ぐゴンドラに乗るためにARIAカンパニーへ直接足を運ぶ客も珍しくはなく、ARIAカンパニーが現在社員2名で成り立っているのも彼女の業績が大きい。またトッププリマたる所以か、アクアの歴史・地理・風俗・その他様々な分野(温泉の概要や雪虫の生態など)の知識に明るい。それでいて物知りによくある嫌味さは全くない。
- ビール瓶7本を1人で飲んでしまう程の酒豪である。趣味は色んな通販カタログを眺めることで、灯里が現在使用しているベッドも彼女が新人時代に買ったもの。第7巻および月刊ウンディーネ第2巻(13月号)、アニメ第2期第9話にて眼鏡を着用している姿が登場したが、視力が悪いのか(普段コンタクトレンズを着用しているのか)どうかは不明。アニメ版ではエアバイクの免許も持っている(ただしペーパードライバー)。
- なお、灯里がARIAカンパニーにやってきた際に3階の屋根裏部屋を灯里に譲り渡したため、現在は別所に住居を構えている。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星5つ、接客は星5つ、舟謳は星4つに評価されている。
- アリア・ポコテン[Aria Pokoteng](声:西村ちなみ、林原めぐみ)
- ARIAカンパニーの社長で、白い大きな火星(アクア)猫。年齢は少なくとも20歳以上(グランマと出会ったのが2281年であることから)、誕生日は不明。鳴き声は「ぷいにゅ」。歩くと「ぽぷよん」などの足音(アニメでは『キテレツ大百科』のコロ助の足音に近い)がする。若干太り気味。作者曰く、「白くて丸いあんちくしょう(ビジュアル系)」。
- フクロの中が大好き。大抵は灯里と一緒に行動しており、度々猫の世界(アニメでは加えて過去の世界)への水先案内人となって彼女を導いている。同業者である姫屋のヒメ社長のことが好きだが、あまり相手にされていない。逆にオレンジぷらねっとのまぁ社長から好かれており、いつも「もちもちぽんぽん」(お腹の辺り。アリスの表現)を噛まれている。
- 糖尿病を獣医から懸念されるほどの甘党の上、食いしん坊で体重も10kgととても重いが、その割に動きは身軽で、灯里を始めほとんどの人間が平気でだっこやおんぶをしている。
- ドジで不器用なのだが、玉乗りに関しては初乗りにして片足乗りをするなど意外な才能を見せる。
- テレビ番組の「にゃんにゃんぷう」というヒーロー番組が好きなことや、パラレルワールドの存在を信じていることなどからして、子供らしい性格。よその家のトイレには1人では入れなかったり、注射器を前に全く身動きが取れなくなるなど、かなりの怖がりやでもある。
- また話の中で実際ににゃんにゃんぷうの格好をして、街を出歩き困っている人を助けるという「活躍」をしている。ちなみにアニメでは、にゃんにゃんぷうの格好をしていたもののヒメ社長以外全員にその正体がバレバレだった。
- 専用クローゼットには大量の衣装や帽子、更には水着などが保管されているかなりのお洒落さんだが、お風呂は嫌い。自分専用の小型電動ゴンドラを所有し、猫の集会に参加する時などの移動時はこれを自ら操船する。
- なお、この猫の集会の主催者である妖精猫(ケット・シー、後述)とは、何らかの関係があるようだ。それは、カーニヴァル時に、妖精猫扮するカサノヴァの率いる楽隊の一員だったり、同じく妖精猫が車掌を務める銀河鉄道の乗車券を灯里へ譲ったりしたことからも伺える。また、灯里がサン・ミケーレ島で「漆黒の君」に連れて行かれそうになった時(原作第8巻、アニメ第2期第20話)には、彼は風邪のために練習に付き合えず、彼女が帰宅するまで非常に心配をしていた。結局は妖精猫に助けられるのだが、このエピソードが描かれる「墓地の島」(原作第8巻)冒頭に、彼の不在を強調するような記述があったため、その関係性はかなり強いと思われる。
- 彼は20年前、ARIAカンパニーのある場所で「何か」を待ち続けていたようである。(原作第9巻)しかし、それが一体何なのか、そしてそれはまだ訪れていないのか、それとも既に訪れたのかは明らかになっていない。ただ、20年前と異なるのは、寡黙に待ち続けていたARIAカンパニーのある場所からも移動するようになった事、人などとのコミュニケーションを多くとるようになった事である。
- モデルは作者の飼い猫「アリア」。作者の別の読みきり作品「小さな聖夜(イヴ)」にもアリアという子猫が登場した。
- グランドマザー(声:松尾佳子)
- 本名は天地秋乃(あめつち あきの)。ARIAカンパニーの創設者。通称グランマ。50歳。身長140cm(コミックス10巻裏表紙裏)、9月23日生まれ、天秤座のB型。現在の水の3大妖精の以前の代に、30年間に渡りウンディーネ業界のトップに君臨した伝説の大妖精、そしてウンディーネ引退年齢の最高記録保持者。「グランドマザー」とは、その業績から現代ウンディーネの母と称えられた彼女に対する敬意とともに付けられた呼び名である(それ以前の通り名は不明である)。アリシアの師匠でもあり、アリスをはじめ多くのウンディーネが憧れとする女性でもある。
- かつては姫屋に勤務し16歳でプリマに昇格、以後14年に渡り不動のエースとして活躍していたが、日々忙しさに追われる生活にもったいなさを感じるようになり、その時まだ野良猫だったアリア社長と出会い独立を決意、30歳でARIAカンパニーを設立した。創設時は彼女1人しか在籍していなかったウンディーネも不定期ながら採用し、いずれのウンディーネも「伝説の水の大妖精」の弟子に恥じないウンディーネに成長した。その後40歳の時内勤メインにシフトし、46歳で最後の弟子アリシア・フローレンスのプリマ昇格を花道に引退、同時にARIAカンパニーの経営権をアリシアに譲渡した。
- 現在は、マンホームの古き良き田舎をモデルとした村(城ヶ崎村)でのんびりと隠居生活を送っている。自宅の畑で栽培されている野菜には彼女の愛情がたっぷりと入っていてとても美味しい。
- 引退後はARIAカンパニー終身名誉顧問として、後進の行末を見守っている。
- 引退前(9巻Special Navigation等)と引退後で明らかに身長が異なっている。老人という事を意識したのだとは思うのだが、若干の謎。ちなみに、この点に関しては、10巻表紙裏4コマにて灯里が「伸縮自在っ!?」という突っ込みを入れている。また、この4コマの尺度を信用するならば、20年前の身長はアリシアと同程度である。
[編集] 姫屋
- 藍華・S・グランチェスタ(あいか えす―)[Aika S. Granzchesta](声:斎藤千和、林原めぐみ)
- 灯里の友達で姫屋の跡継ぎの女の子。16歳。身長160cm、2月2日生まれ、みずがめ座のO型。オールのナンバーは「8」。登場時はペアだったが、AQUA1巻で昇格試験に合格、現在はシングルである。
- 姫屋を経営するグランチェスタ家の跡取り娘の為、姫屋では晃以外の社員から先輩ウンディーネの晃を差し置いて「さん」付けで呼ばれている。
- 口癖は「~禁止!」(最もよく使うのは「恥ずかしいセリフ禁止!」)。またびっくりすると「ぎゃーす!!」と叫ぶ。余談ではあるがコミックス巻末のおまけ漫画「ものぐさ倶楽部」では、天野こずえ本人が何度も「ぎゃーす!!」と叫んでいるため、本人の口癖をそのまま使っていると思われる。
- 幼少期、落ち込んでいた時に当時シングルだったアリシアと出会い、元気付けられたことがあった。それ以来ウンディーネを目指すようになり、現在も彼女に強い憧れを抱いている。
- 灯里とは当初、アリシアに会う口実を増やすために友達となったが、現在ではそれを抜きにして仲が良く、会社が違うにもかかわらず一緒に行動することが多い。合同練習も灯里やアリスを彼女が纏めるという形で行っている。アリスのことを「後輩ちゃん」と呼んでいる。
- 本人曰く「自分は少なくとも灯里やアリスよりはわりとしっかり者」ということである。
- アニメ第2期第7話によれば、好物はマルガリータ。生クリームがのった甘い物も好んでいる。負けず嫌いで勝気な性格であるが、反面涙もろかったり、怖がりやであったりする。AQUA第1巻にて布団を蹴っ飛ばし、ベッドから手足を投げ出している姿が見られたことから、寝相が悪いようである。また少々ガサツな性格で、晃に生活上の細かいことまで注意されているようである。
- 舵さばきは灯里とは正反対でスピードを出し過ぎる癖があり、その点をよく晃から注意されている。
- オフィシャルナビゲーションガイドによると、操舵や接客に一長一短がある灯里やアリスと違い操舵や接客のスキルは平均して高いので、操舵でスピードを出し過ぎる癖を克服し舟謳(カンツォーネ)をマスターさえすれば、灯里やアリスを含めた3人のなかでプリマ昇格一番乗り(?マーク入りだが)と目されているようである。
- ノームのアルに好意を持っていて、イベントの際には声をかけることが多い。反対にサラマンダーの暁とはあまり相性が良くなく、暁からは「ガチャペン」とあだ名されている。アリシアのようなウンディーネになれるよう願掛けをして髪を長く伸ばしていたが、バーベキューの最中に髪を燃やしてしまった(原作第7巻・アニメ第2期18話)ことをきっかけに髪の毛をばっさりと短くして、誰の真似でもなく、自分だけの大人の女性へとなるための第一歩とした。
- 小説版ではやりたい放題のアンジェラに対し、物凄い勢いで怒っていた。ちなみにこの小説版は挿絵が短髪で書かれていて、しかも舞台が冬ということで、前後関係としては第10巻以降の話になる。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星3.5つ、接客は星3.5つ、舟謳は星3.5つに評価されている。
- 晃・E・フェラーリ(あきら いー―)[Akira E. Ferrari](声:皆川純子、三石琴乃)
- 姫屋に勤めているプリマウンディーネ。アリシアの幼馴染で同じく「水の3大妖精」の1人。通り名は「真紅の薔薇(クリムゾンローズ)」。20歳。身長168cm、7月29日生まれ、しし座のO型。オールのナンバーは「27」。
- 口癖は「すわっ!」など(ただ、原作では彼女が大声を上げる際の効果音として使われており、口で直接言う事は少ない)。男勝りで口は悪く、少々強引な面が見られるが、面倒見が良く根は優しい女性。アリシアとは幼馴染で、シングルの頃は同じ会社に同期のいないアリシアを気にかけ、あれこれ照れ隠しの理由(「ARIAカンパニーを偵察して来いって言われたから」等)を付けてはARIAカンパニーにもよく顔を出していた。アリシアよりあとにプリマとなる。実は子供の頃、浮き島で暁・アル・ウッディーの3人に会った事があるのだが、晃本人は全く覚えていない。当時の一人称が「オレ」で、ボーイッシュな格好をしていたため、暁からは男だと勘違いされていた。
- 藍華曰く、「怒る時は怒るが褒める時はしっかり褒め、努力した分ちゃんと認めてくれる」とのことで、姫屋の跡取りである藍華に遠慮せずまっすぐ向き合ってくれる唯一の社員。そんな彼女の同伴指導は厳しく、かつて指導を受けた灯里・藍華・アリスの3人をことごとく凹ませたが、同時にネオ・ヴェネツィアの看板役でもあるウンディーネとしての責任感も彼女達に持たせた。また、自分への賛否両論を真摯に受け止める芯の強さも持っている。藍華も時折文句をこぼしつつも晃を慕っているようで、藍華の「~禁止!」の口癖もおそらく晃の影響だと思われる。尊敬する人物は姫屋の顕彰者で、現水先案内人ミュージアムの館長である明日香・R・バッジオ。子供(作中では主にアリスやアイ)を見ると脅かしたくなるらしい。大好物はくるみパンとピザ。また紅茶やワインなど、飲み物にも凝るようである。
- 彼女が水の3大妖精へと昇り詰める事の出来たその所以は優れた接客能力にあり、下手をすれば反感を買ってしまいそうな「客いじり」も彼女は巧みに使いこなす。
- また、その容姿等から女性客からの人気が非常に高い。ゴンドラに案内するときの笑顔が(特に同性に)素晴らしく、藍華からは「必殺、レディキラー!」と呼ばれている。
- いずれは姫屋の偉大なる先輩4人に連なって殿堂入りし、オールナンバー「27」が永久欠番になるのは確実視されている。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星4つ、接客は星5つ、舟謳は星4つに評価されている。
- ヒメ・M・グランチェスタ[Hime M. Granzchesta](声:水橋かおり、井上喜久子)
- 姫屋の社長で、地球(マンホーム)猫(外見はロシアンブルーに酷似しているが明確な品種は不明)。体重2.50kg、8月5日生まれ。
- 原作では今のところ鳴いていない、無口で気高い猫で、基本的に無表情である。アリア社長に好かれているが彼女自身はあまり相手にしていない。藍華といつも一緒にいる。彼女もケット・シーの行う猫の集会に参加していた。箱の中が好き。いつも冷静な彼女だが、毎年健康診断の時には飛び跳ねて逃げ回るほど注射が嫌い(ただし、その時でも表情は冷静なまま)。
- ゴンドラの先端部がお気に入りで、運漕しているゴンドラに乗っている時はよくその場所でおすわりしている。
- なお、一度だけではあるが、アルに会いに行く藍華に付き合う形で服を着ておめかししていた。
- モデルは作者の飼い猫「みーすけ」。しかし連載中に他界している。
- あゆみ
- アトラ、杏と同じく灯里がトラゲットでチームを組み知り合ったシングルのウンディーネ。一人称は「ウチ」、口癖は「っかー」など、ボーイッシュでサッパリとした性格。
- ウンディーネの仕事の中では観光案内よりも地元密着色が強いトラゲットに情熱を注いでおり、ほとんどのウンディーネがプリマを目指す中、あゆみだけはトラゲット専門のウンディーネとしてシングルを貫くことを決めている。
- トラゲットに初挑戦した灯里の腕前を「プリマになるのも時間の問題」と高く評価した。
- なお、セリフはなかったが、アトラ、杏とともにNavigation52で再登場、「海との結婚」でのシングル編隊で藍華の一つ後ろに配列された。
- アーサー・C・グランチェスタ
- 姫屋の創設者。アクア入植第一世代。
- アガサ・ファンジオ
- 姫屋ウンディーネOGの一人。オールナンバー5。
- アンナ・S・D・シルバ
- 姫屋ウンディーネOGの一人。オールナンバー12。
- 明日香・R・バッジオ
- 姫屋ウンディーネOGの一人。オールナンバー2。現時点で姫屋最後の顕彰者。
- 天地秋乃
- 姫屋ウンディーネOGの一人。オールナンバー1。2281年に独立してARIAカンパニーを設立。詳細はグランドマザーを参照。
- アンナ・M・ディバルディ
- 姫屋のウンディーネ。通り名は「歌の女神」。派遣指導員・2302年中に引退しマンホームへ帰国予定。
[編集] オレンジぷらねっと
- アリス・キャロル[Alice Carroll](声:広橋涼、齋藤彩夏)
- オレンジぷらねっとに勤めるペアのウンディーネ。14歳。身長145cm、9月1日生まれ、おとめ座のB型。オールのナンバーは「18」。利き手は右手。ミドルスクールのゴンドラ部での活動実績をスカウトされ、オレンジぷらねっとに入社する。まだ義務教育を修了していないため、ミドルスクールに通いながら修行をしている。14歳でありながらペアとは思えない程の実力(初登場時点で既にシングルとしても十二分に通用する程の操船術はあると思われる)と、お世辞がいえない性格のせいで、同僚からは尊敬ゆえではあるが少し敬遠されている。異例の採用という事で注目を浴び、業界専門誌の月刊ウンディーネでも特集として大きく取り上げられ、同スクールでは後輩を中心に彼女に憧れてファンになる子も多い。
- 社交的な灯里と正反対で、無口で無愛想で人付き合いは非常に苦手(藍華曰く「朴念仁」)。シングル級の操船術がありながらいまだシングルに昇格できないのも、営業スマイルがうまくできなかったりガイドの声や曲がり角で掛ける声が小さい等、主に接客面に原因があるらしい(義務教育を修了していないからという可能性もある)。アニメ第2期最終話ではシングルへの昇格をうかがわせるシーンがあった。
- 趣味は散歩。加えてアニメやアニメ版ドラマCDでは、ミステリー小説を読むことやホラー映画を鑑賞することが好きという性格付けがされている。謎の毬藻状キャラクター「ムッくん」が大好き。口癖は「でっかい○○です」。普段は大人びているが、「左手おしおきキャンペーン」や「自分ルール」など時折年相応(あるいは実年齢よりさらに下)の子供っぽさが垣間見えることもある。
- 独りで練習していた時に偶然灯里と藍華に出会って以来、2人とともに行動することが多くなる。登場当初は非常に表情の硬い女の子であったが、灯里・藍華と付き合う中でそれも徐々に柔らかくなる。今では3人での合同練習は日課のようになっており、アリス自身も2人を「先輩」と呼び慕っている。生まれて間もない捨て猫だったまぁを拾ったのも彼女で、まぁとは最も仲がよい。オレンジぷらねっとの寮ではアテナと同室で、ドジっ子であるアテナの補佐役をすることが多い。初めはアテナを「まるで自分の左手のようだ」と批難していたが、自分の左手の働きを認めるにつれて彼女の存在の大きさも認め、以降は尊敬して慕うようになる。
- 藍華には、練習中でも気を抜くとすぐ顔が怖くなったり、ガイドの声が小さくなりボソボソと話してしまうことを指摘されている。
- グランドマザーの家へ研修(遊び)に行った際に彼女に感化され、彼女への尊敬と共に将来は彼女のような女性になるのだと強く心に誓っている。
- 新装版AQUA第2巻にはアリスが登場する番外作品が収録されているが、彼女の本編初登場はARIA第3巻である。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星4つ、接客は星2つ、舟謳は星2つに評価されている。
- アテナ・グローリィ[Athena Glory](声:川上とも子(舟謳は河井英里))
- オレンジぷらねっとに勤めるプリマウンディーネ。アリシア・晃と同じく「水の3大妖精」の1人であり、彼女たちとはシングル時代からの旧友でもある。通り名は「天上の謳声(セイレーン)」。21歳。身長170cm、12月24日生まれ、やぎ座のAB型。オールのナンバーは「36」。オレンジぷらねっと運営のウンディーネ養成学校出身でその中でも“最高傑作”と称される。
- アリスとは同室で、同僚から敬遠されがちな彼女のことを気にかけている。気配りの達人だが、自分の事となるとバナナの皮に滑って手も付けずに転ぶ、小説版では何も無い所で転ぶなどかなりのおっちょこちょいで、後輩であるアリスにも呆れられるほどのドジっ子ぶりである(意識して行動するとてきぱきと動けるようだが、すごく疲れるらしいので普段はやらない)。しかしウンディーネとしての力量は確かなものである。特にカンツォーネはCDを出すほど上手く、彼女がシングルの見習いだった頃から既に噂が立つほどの腕前であった。彼女が初心を忘れないためにペアの時から使用し続けているオールのナンバー「36」は、現在ではオレンジぷらねっとのエースナンバーとなっている。
- アリス曰く、浮かれている時ほどおっちょこちょいらしいが、最近ではその大半がアリス絡みのことだったりする。晃とはライバル会社ということもあり、(晃からの一方的な)敵対関係だったが、それも今ではだいぶ緩和している。たまに突拍子もないことをしてみんなを驚かせることがある。低血圧で朝に弱い。笑うと全身が小刻みに震え、大概の人には怒っていると勘違いされてしまう。彼女の冗談は笑えない物や的の外れた物が多く、言われた相手は面食らうしかない。暇な時や夜寝る前には、何かしらの本を読んでいる事が多い。また、意外にノリがいいのか、レデントーレの際、アリア社長とアイに混じってにゃんにゃんぷう体操を踊った。ちなみに原作の場合、レデントーレの話の時点(第4巻)ではまだ登場していなかったため、招待されていない(原作初登場は第5巻)。
- 小説版にてオペラ歌手にスカウトされるが、きっぱりと断っている。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星4つ、接客は星4つ、舟謳は星5つに評価されている。
- ディスコグラフィー
・ベスト・オブ・天上の歌姫(OPレコード)
- まぁ[Maa](声:渡辺明乃)
- アリスが拾った元野良猫の火星(アクア)猫で、まだ仔猫。体重1.20kg、11月22日生まれ。
- 灯里達が待ち合わせに使うカンポにある日突然現れ、寝ている所を最初に来たアリスに発見される。現在はオレンジぷらねっとの社長である。小さくて分かりづらいがちゃんと青い目をしている。
- アリスとはいつも一緒にいて、最も仲が良い。噛み癖があり、お気に入りであるアリア社長の真っ白いおなか「もちもちぽんぽん」をよく噛んでいる。基本的にとろいが、この時と食事中だけは素早い。また基本的に寝てばかりなので、メインの出番がない回ではほとんどのコマを寝て過ごしていることもしばしば。
- 名前の由来は抱き上げた時に「まぁ」と鳴くからで、アリスの命名。アリスが男の子と勘違いしたため、当初彼女からは「まぁくん」と“くん”付けで呼ばれていたが、本当はアリア社長のことが大好きな女の子。
- 余談だが、登場後にまぁくんにそっくりの猫(ただし白黒猫)が作者の元にやってきて、当然のごとく「まぁ」と名付けられた。
- アトラ
- あゆみ、杏と同じく灯里がトラゲットでチームを組み知り合ったシングルのウンディーネ。
- 半年前にプリマ昇格試験に落ちてからは、自分と杏を担当する試験官が、どんなに頑張っても全否定するばかりで評価してくれない(と彼女が思い込んでいる)ために、プリマになることを諦めて、あゆみと同じトラゲット専門のウンディーネを目指そうかと考えていた。しかし、あゆみ、杏、そして灯里に諭され、励まされてまた諦めず再挑戦することを決意する。
- セリフはなかったがNavigation52であゆみ、杏とともに再登場、「海との結婚」のシングルの編隊で灯里の右隣に配置された。ポニーテールで眼鏡っ娘である。
- 杏(あんず)
- あゆみ、アトラと同じく灯里がトラゲットでチームを組み知り合ったシングルのウンディーネ。
- 灯里と出会う前に何度もプリマ昇格試験に落ちているが、落ち込んでもすぐに前を向いて練習に励み、何度も諦めずにプリマ昇格試験に挑戦し続けている。なお、原作第3巻カバーの見返しにある作者の思いは、彼女の口をもって、あらためて語られている。
- 実は、初登場は6巻のまぁ社長初登場時の話。
- セリフはなかったがNavigation52であゆみ、アトラとともに再登場、「海との結婚」のシングルの編隊でアトラの後ろ(灯里の右後ろ)に配置された。
- アレサ・カニンガム
- オレンジぷらねっとオープン時のメンバー。
- 明海・S・ジョーンズ
- オレンジぷらねっとオープン時のメンバー。
[編集] 火炎之番人(サラマンダー)
- 出雲暁(いずも あかつき)[Akatsuki Izumo](声:野島裕史(少年時代は三瓶由布子)、草尾毅)
- サラマンダーの半人前で灯里の最初の客。18歳。身長178cm、1月8日生まれ、やぎ座のO型。
- 生まれも育ちも浮き島で、下に来ることはあまりない。ウッディーやアルとは幼馴染である。アリシアに憧れているが、アリシア本人には灯里のことが好きと勘違いされている。ただ最近の様子を見る限りでは、暁自身は固く認めようとしないものの、本当に灯里が気になってきた可能性もある。
- 灯里のことを「もみ子」と呼び、出会う度に灯里の「もみあげ」を引っ張る。その例として「ビッグダブルもみあげ落とし」という技を披露したり、マフラーのように首に巻いたりしたこともある。暁本人としては、灯里をからかっているだけという意識しかないのであろうが、灯里の髪に意識して触れたことがあるのは暁だけ、という事実に全く気がついていない。
- 藍華のことは「ガチャペン」と呼び、その仕返しとばかりに藍華には「男のくせにポニーテール」だから、と「ポニ男」と呼ばれている。
- 年の離れた兄が1人いる(後述)。幼い頃は自分を人造人間だと思っており、小さい頃はよくそれで兄に遊ばれていた。子供のころに学校の遠足で浮き島に来た晃と決闘(滑り台を如何に格好良く滑るかで勝負)したことがある。ちなみに決闘の原因は、晃が暁をダメ男呼ばわりしたことである。
[編集] 地重管理人(ノーム)
- アルバート・ピット[Albert Pitt](声:渡辺明乃、田中真弓)
- 通称アル。ノームの青年。19歳(実は男性3人組の中で最も年上)。身長140cm、5月20日生まれ、おうし座のAB型。
- 見た目は小さな男の子だが、これはノームは平均して身長が低いためである。見た目が見た目なのでよく子供扱いされるが、言うことは少々親父くさい。また原作ではそうでもないが、アニメではかなり親父ギャグ(本人曰く「マンホームの高等古典」)を連発する癖があり、あまりのくだらなさから藍華のみならず灯里にまでも「親父ギャグ禁止!」と言われたことがある(なお、親父ギャグの初登場は原作7巻の表紙裏4コママンガである)。ノームとしては半人前ながら中々の力量を持っている。
- 浮き島の出身で、暁とウッディーとは幼馴染で、年上の彼が3人の纏め役だった。昼間地上に出る時以外は普通のメガネを使用する。また普段暗い地下空間にいるにもかかわらず、暗いところは苦手で、恐怖からか饒舌になる。本人曰く「地下は照明設備が充実してますから」とのこと。しかし夜目は効く。星に関する知識が豊富で、星絡みのイベント(お月見など)には藍華によく誘われる(が、本当の理由が別にあることは間違いない)。
- なお藍華に対し、彼女を意識した発言がここ最近聞かれるため、彼なりにも彼女を意識し始めているようである。
- アパじいさん(声:立木文彦、大木民夫(ゲームでは中村正))
- ベテランのノームで、アルの師匠にあたる老人。お菓子が大好きで、アルが地上へ行く際にはよく買ってくるように頼んでいる。アルよりも小柄でアリア社長と背丈がほとんど変わらない。まだ半人前のアルに仕事を任せたり(お菓子を食べるためであったりするが)、仕事ぶりをほめているところから、アルの技量は十分に認めているようである。何故か地下の仕事場でもサングラスを着用している。
[編集] 風追配達人(シルフ)
- 綾小路宇土51世(あやのこうじ うど 51せい)[Udo Ayanokohji LI](声:うえだゆうじ(少年時代は斉藤貴美子))
- 通称ウッディー。シルフの青年で、「浪漫飛行社」に勤めている。18歳。身長185cm、8月8日生まれ、しし座のO型。
- 空を飛ぶことを泳ぐと言い、さも当たり前のことであると言い切っている。そのことを回遊魚の生態とかけて、自分のことをマグロに例えている。口癖は「~なのだ」。陽気で前向きな性格。結構博識でもあるが、地図がないと配達もままならないほどの方向音痴。ひょんなことから灯里と出会い、一緒にエアバイクで荷物運びを行う(ちなみに、その後ある噂が広まってしまったため、その事は2人だけの秘密となっている)。
- 暁とは家が隣同士の幼馴染で、暁のことは「あかつきん」と呼んでいる。アルとも幼馴染。小さなサングラスのようなメガネをかけている。
- アリスからは「ムッくん」と呼ばれる。曰く「ムッくんとでっかいそっくり」らしい。第9巻カバー裏のおまけ4コマ漫画では、アリスからムッくんのカツラをプレゼントされている。
- 余談だが、彼は作者の作品の1つ『浪漫倶楽部』の綾小路部長の子孫と思われる上に、彼の母親は『浪漫倶楽部』に登場した源氏雛子に少々似ている。またAQUA第2巻に彼にそっくりな夜光鈴売りのおじさんが登場するが、関係性があるかは不明。
[編集] その他の人物
- 郵便屋のおじさん(ゆうびんや―)(声:清川元夢、千葉繁)
- 本名は庵野波平(あんの なみへい)。灯里が初めてアクアで仲良くなった初老の男性で、ネオ・ヴェネツィアにあるカンナレージョ郵便局に勤めている。仕事を自身の楽しみと言える程、その職歴は長い。灯里とは一緒にゴンドラに乗ったり雑談をする間柄。他の郵便局員からは「長老」、「じい」と呼ばれていて、またポストの郵便袋を取り替える手さばきは長老の名に恥じぬような見事なものである。小柄だが意外と力持ちである。
- 妖精猫(ケット・シー)[Cait-sith]
- マンホームのハイランド地方の昔話に古くから伝わるすべての猫の王様で、胸に白いブチのある牡牛くらいの大きさのある黒猫。伝説上の存在かと思われたが、実際に灯里が何度か遭遇しており、カーニヴァルのカサノヴァをしていたり、銀河鉄道の車掌をしていたりと謎の猫である。灯里はサン・ミケーレ島で「漆黒の君」に連れて行かれそうになった際に(原作第8巻、アニメ第2期第20話)、彼に助けられたことがある。このようなことからも、灯里に少なからぬ関心を持っているらしいことが伺える。アリア社長とヒメ社長は彼の行う猫の集会に参加している。ちなみに彼がカサノヴァだということを知っているのは人間では灯里のみ(アニメではアイも)である。
- 民話についてはケット・シーを参照。
- 暁の兄(あかつきのあに)(声:江川央生(高校生時代は奈良徹))
- 暁とは歳の離れた兄。本名は出雲新太(いずも あらた)。一人称は「オイラ」。年齢は第7巻番外編から推定して24~27歳(あくまで日本の義務教育で判断した場合)。仕事は、アクアとマンホーム間での貿易商を営んでいるウッチェッロ・ミラグラトーレ社の貿易実務担当。そのため、めぼしい商品などを見つけてはアクアとマンホームを忙しく行き来している(一年の大半を星間船の中で過ごしているほど)。この会社は新太が独立して立ち上げた物なので、貿易実務担当と社長を兼務している事になる。
- 難関である中央大学を卒業後、中堅商社に入社し数年後に独立。なお、この「中央大学」については何処かに存在する「Central University」の事であり、実在する日本の「中央大学(Chuo University)」とは違うと思われる。
- ARIAカンパニーへネオ・ヴェネツィアの工芸品であるネオ・ヴェネツィアンガラスの運搬を依頼するために訪れ、その際に灯里を漕ぎ手に指名したことがある。これが灯里にとって初めてのお客様からの指名となった。
- 弟である暁は、彼にとっては「出来の悪い弟」であり、からかい甲斐のある相手のようである。また灯里とアリシアに彼の過去を世間話で持ち出すなど、弟に対しては全く遠慮が無いようである。
- なお、第7巻番外編で彼が着ている学ランは、浪漫倶楽部の舞台である夢ヶ丘中学校の学ランと同じデザイン(かつて流行った「短ラン」と呼ばれるもの)であるが、関係があるかは不明(おそらく作者の遊び心かと思われる)。
- 暁の母(あかつきのはは)(声:飯塚雅弓)
- 暁の幼少時代の話、原作第7巻「人造人間」(アニメ第22話「その アクアを守る者よ…」)、小説版に登場。
- 自らを「人造人間」と称する暁を暖かく見守る、心優しい母親。ちなみに、とても2人の子供がいるようには見えないくらい、若くて可愛いと評判の容姿をしている。暁が成長した後もその容姿は変わっていないようで、小説版で灯里が暁の家へお邪魔した際、そのあまりの若さに驚いていた。
- カフェ・フロリアン支配人(―しはいにん)(声:石塚運昇)
- 本名アントニオ・コルレオーネ。大柄で人の良い初老の男性で自称サン・マルコ広場の達人。その名のとおり、カフェ・フロリアンの支配人である。アリシアが同カフェで行われたゴンドラ協会の会合の時にカフェで待っていた灯里と仲良くなり、彼女を幸せの達人と褒め称えた。
- ガラス職人の青年(がらすしょくにんのせいねん)(声:宮田幸季)
- 本名J・J・アントン。ネオ・ヴェネツィアンガラス職人の見習い。灯里の初指名である食器の運搬に立ち合いとして同乗する。師匠である親方(マエストロ)を非常に尊敬していて、そのためネオ・ヴェネツィアンガラスを侮辱されることにとても傷つき、ふてくされていたが、灯里の言葉に胸を打たれ元気を取り戻し、彼女のファンになる。暁の兄曰く「弟のライバル」。職業柄、ヴェネツィアンガラスの知識が非常に豊富である。
- アイ[Ai](声:水橋かおり)
- アニメオリジナルキャラクター。マンホーム出身。アニメ版の灯里のメール相手となる女の子。
- 最初はアリシアのゴンドラに乗りたがっていたが、アリシアは予約がいっぱいだと知り、灯里のゴンドラにお友達として乗ることにする。当初は年の離れた姉が新婚旅行で行ったアクアの自慢話ばかりをするのでアクアもネオ・ヴェネツィアも嫌いになっていたが、親の好意でアクアに連れてって来てもらい、灯里と藍華の2人と友達になったことで次第にアクアもネオ・ヴェネツィアも好きになる(なお、アリシアのゴンドラに乗りたがっていたのは姉が前来たときに乗っていたため)。次に来る時はアリシアではなく、灯里のゴンドラに乗ることを約束する。その後、年越しの時に姉家族とともに再びアクアを訪れる。この時灯里とともにアリア社長を探しに行った際に、灯里とともに入植時代のアクアを目撃した。その後、カーニヴァルの日までARIAカンパニーにホームステイし、カーニヴァル当日、灯里とともにカサノヴァの正体を知る。
- なお番外編では、カフェ・フロリアン店長とも知り合いになっている。きっかけは、迷子だったのを助けてくれたことからだが、顔が強面の店長をはじめは誘拐犯だと誤解してしまった。しかし、後の自分に対する振る舞いから紳士であると分かり、そのことを謝っている。
- 星野明子(ほしの あきこ)[Akiko Hoshino](声:浅田葉子)
- アニメオリジナルキャラクター。マンホーム出身。アニメ第1期第12話で灯里とアリア社長がアクア開拓時代にタイムスリップした際に出会った女性。訪れた町で学校の先生をしていた。思考や言動が灯里と良く似ていて、お互いに親近感を持つようになる。ピートというマンホーム猫を飼っていて、こちらもアリア社長と仲良しになった。
- 初めは灯里とのアクアの現状の食い違いを不思議に思っていたが、最後には灯里の正体を悟ったようで、別れ際灯里達に「さようなら、私のアッヴェニーレ(未来)」と告げた。
- ちなみにこの話で、メインキャラに似たご先祖様(?)が町の人達として登場している。
- アッシュ・ベリル
- 小説版に登場したキャラクター。オレンジぷらねっとの親会社アマデウス財団と双璧をなすベリルカンパニーの社長の甥で、伝説と呼ばれたオペラ「水の妖精」を完全に再現するために、ネオ・ヴェネツィアを訪れ、灯里達と知り合いになる。マンホーム出身のため分からない事が多く、2日がかりでシャワーを浴びる羽目になっている。
- アクアを訪れた理由は、夢に出てきた女の子(マンホームで予定されていた「水の妖精」の主演者アデリーナ)が気になったため。
- 最後には水の妖精の資料を全て集める事に成功し、アンジェラに脚本を書き直させる事に成功している。
- 小説版の終章でヴァローレ劇場(オペラ:水の妖精の上演劇場)の支配人に就任したことを灯里、藍華、アリスの3人に明らかにしている。
- アンジェラ・ベリル
- 小説版に登場したキャラクター。ベリルカンパニー社長の一人娘でアッシュ・ベリルの従姉。年齢は20代前半とみられる、水の妖精の資料の一部を元に、そのオペラを捏造しようとしていた。
- 2歳の時から音楽に精通していて、見ず知らずの楽譜を初見で弾きこなした。
- 晃とアテナを間違えたり、アテナをオペラ歌手としてスカウトしたりなどやりたい放題で、藍華からかなり嫌われている。
- 最後にはアッシュの情熱に負け、脚本を全て書き直した上、最後の部分のアレンジを行った。
- 火鳥(かとり)(声:鈴木千尋)
- 月夜(つくよ)(声:中原麻衣)
- ともに第7巻およびアニメ第2期第9話で、灯里のお客としてゲスト出演したキャラクター。『浪漫倶楽部』の主人公とヒロイン。灯里も気が付かなかった素敵な小庭園を見つけて、灯里を驚かせた。ちなみに、火鳥の帽子のツバ部分にはちゃんと原作・アニメ両方ともローマ字で「KATORI」と書かれている。
- 空(そら)(声:くまいもとこ)
- 綾乃先生(あやのせんせい)(声:松来未祐)
- ともにアニメ第2期第4話にゲスト出演したキャラクター。担任の先生が結婚するため、お別れの手紙を届けて欲しいという少年とその担任として登場。2人は同じ天野作品の『魔法の郵便屋さん』(短編集第2巻『空の謳』収録)という作品に登場。
- 青年(せいねん)(声:下野紘)
- ゲームオリジナルキャラクターで主人公。都市工学を専攻するマンホーム出身の大学生で、大学の教授から与えられた課題の一環としてネオ・ヴェネツィアを訪れた。
- 灯里たちのゴンドラに乗船中、財布を落としてしまい、生活費が送金されるまでARIAカンパニーでウンディーネの修行をすることになる。
- 真章・ミラージュルートでは彼が作り上げたネオ・ヴェネツィアのMAP、及び彼や灯里たちの行動がネオ・ヴェネツィアに住む大勢の人々の命を救う結果となる。
- 謎の少女(なぞのしょうじょ)(声:稲村優奈)
- ゲームオリジナルキャラクター。主人公の青年の前に度々現れる。
- 真章・ミラージュルートでは主人公に自分の正体を明かし、今後のアクアに関しての重要なメッセージを伝える。
- アイネ(声:稲村優奈)
- ゲームオリジナルキャラクター。主人公が昔マンホームで一緒に暮らしていた猫。死んだと思われていたが…。
- あきひろ君(声:下野紘)
- ラジオ「ARIA the Station Due」オリジナルキャラクター。ジュデッカ島にあるジュデッカ高校ゴンドラ部エースで、アリシアさんの大ファン。レースで相手の選手に指摘されるまで、ウンディーネを夢見ていた。
- アイネ(声:KAORI)
- ラジオ「ARIA the Station Due」オリジナルキャラクター。灯里が出会ったネオ・ヴェネツィア音楽大学声楽家学生。その正体は幽霊。上記の「アイネ」との関連は不明。
- アルセーヌ・R・ミツヤ
- 漫画家。人気漫画「プリマをねらえ!」を連載中。
- 株式会社カナーレ書房
- 「月刊ウンディーネ」を出版しているという架空の企業。編集員にアレックス・マッツォーネ、アウリ・レオーネ、アルデ・M・アームストロング、アムロ・T・Hらがいる。
- 女王カンパニー(くいーんかんぱにー)
- 漫画家アルセーヌ・R・ミツヤが連載中の漫画「プリマをねらえ!」に登場する水先案内店。ウンディーネにアイリス、アリエル、綾音、アミ、アネモネ、揚羽というキャラクターがいる。「にゃんにゃんぷう」同様、アニメ放送もある様である。
- 綾音(声:西村ちなみ)がNeo VENEZIA INFORMALE APPRESSOの#1に出演し、通り名を「気高き薔薇」と名乗った。
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作品 | ARIA - ARIAの登場人物 - アクア (ARIA) |
ラジオ | ARIA The STATION Neo VENEZIA INFORMALE - ARIA the Station Due - ARIA The STATION Tricolore |
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