HBCスーパーベースボール
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『HBCスーパーベースボール』は、北海道放送(HBCラジオ)が放送しているプロ野球中継番組である。
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[編集] 概要
- 2004年にフランチャイズを東京都から北海道に移転した北海道日本ハムファイターズ(以下日本ハム)の試合を中心に放送している(なお、2006年まではホームゲームをほぼ全試合、土曜日と日曜日のデーゲームを中継放送していた)。また、2006年からは日本ハムのビジターでの試合も放送している。
- 地元球団に特化して独自色を強めたことが支持され、2006年上半期のラジオ聴取率調査ではトップの聴取率となり、好評を得ている。
- 2007年からは平日(火曜日~金曜日)のデーゲームも中継されることになった。中継日は『カーナビラジオ午後一番!』を内容変更し「ファイターズデーゲームスペシャル」として放送する。今季は全144試合中140試合以上の放送が決定している。
- HBCラジオはJRNとNRNのクロスネット局であるが、プロ野球中継に限ってはJRNのシングルネットになっており、北海道でのNRNネットはSTVラジオ『STVアタックナイター(日本ハム戦は同 ファイターズスタジアム)』で放送している。このため、2005年のセ・パ交流戦で、神宮球場で行われた「ヤクルト vs 日本ハム」はNRNでの中継となり、JRN系列局であるHBCが制作・放送することが出来なかったため、『STVアタックナイター』が『ニッポン放送ショウアップナイター』からのネット受けで放送した。
- ※なお、2006年は、試合の1週間前に急遽放送を決定し、ニッポン放送の技術協力による自社制作で3連戦を放送した。これは『STVアタックナイター』が福島および東京ドームで行われた「巨人 vs オリックス」をニッポン放送からのネット受けで放送することが決まっていたために行われた措置である。また、6月15日に雨天中止になった代替試合を6月20日に放送している。こちらは『STVアタックナイター』が5月19日に雨天中止となったフルキャストスタジアム宮城での「楽天 vs 巨人」を放送することが決まっていたために行われた措置である。ここで初めて、野球中継においてHBCラジオがJRNとNRNのクロスネット局であることが活かされた。このとき、他球場途中経過の速報チャイムはJRNのものを使用した。
- 2006年6月19日月曜日に行われたセ・パ交流戦「阪神 vs 日本ハム」は、ABC朝日放送がHBCに裏送りで中継を行った。通常ならば月曜JRNネットを担当しているMBS毎日放送が裏送りすべきだったが、HBCは全曜日ナイター中継はJRNラインをとるものの、朝日放送同様に元来クロスネット局でNRNに加盟していることや毎日放送がその日に甲子園球場の放送ブースを確保できなかったため、裏送りに対応できないことからこのような対応となった。なお、HBC向けの速報チャイムはJRNのものを使用した。
- 「ソフトバンク vs 日本ハム」は自社制作(解説はRKB毎日放送の解説者が担当)、その他は一部を除き現地放送局からのネット受けての中継であるが、ネット局制作であってもその放送が道外でも放送されることはあまりなく、多くがHBC独自の放送となる(二重制作の「裏送り」)。同様にホームゲームについても、HBC制作の放送が他局にネットされることは、一部を除きほとんどない。なお、2006年交流戦では「日本ハム vs 広島」の土・日曜日放送分がRCC中国放送(金曜日はNRNのため『STVアタックナイター』が担当)にネットされた。
- 火曜の「日本ハム vs ソフトバンク」をHBC制作でRKBのほかNBC長崎放送・RKK熊本放送・OBS大分放送にネットする場合もある。
[編集] 放送時間(2007年)
- デーゲーム:12:50-16:00(最大延長:月曜日~金曜日は未定、土曜日17:40、日曜日18:30)
- ナイトゲーム:17:57~21:00(最大延長:23:30)
- 月曜日・土曜日・日曜日は日本ハム戦開催の場合のみ放送。
- 延長の場合、以降の番組は休止・短縮となるため、時間スライドの影響はなし。
- 試合開始予定時間に合わせて、放送開始時間が変更される場合がある。
- 日本ハム戦が放送される場合、月曜日~金曜日のデーゲームと月曜日・土曜日・日曜日のナイトゲームが組まれた場合は、通常番組を他の時間帯に移動・または時間短縮や休止して放送する。
- なお、通常番組に与える影響が大きいため、おおむね前日から臨時編成になる旨の告知放送が行われる。土曜日のデーゲームが開催された時は、文化放送から同時ネットしている『みのもんたのウィークエンドをつかまえろ』は休止となる。
[編集] サブタイトル
日本ハム戦が中継される場合は、『HBCスーパーベースボール』のあとにサブタイトルがつけられる。
- デーゲーム実施日
- (火曜日~金曜日)ファイターズデーゲームスペシャル
- (土曜日)サタデーファイターズ
- (日曜日)サンデーファイターズ
- ナイトゲーム実施日
- (火曜日~日曜日)ファイターズナイター
- 中継内では「HBCファイターズナイター」などとアナウンスされる。
[編集] 解説者
現在
過去
- 大沢啓二(2004年~2005年)
- 川口和久(2003年~2006年)
- 栗山英樹(2003年~2006年)
- 嶋田信敏(2004年~2005年、現高千穂大学監督)
- 西崎幸広(2004年~2005年、現STVラジオ解説者)
- 森範行(2004年)
- 盛田幸妃(2003年~2006年)
川口、栗山、盛田は今後もTBSラジオからの裏送りなどに登場する予定である。
[編集] ゲスト解説
- 伊集院光(土曜、日曜を除く日に出演することがある)
[編集] 実況・ベンチ担当アナウンサー
[編集] 番組名の変遷
- 「HBCエキサイトナイター」(1992年7月まで)札幌放送局のみ(札幌以外の各放送局は1999年まで)
- 「HBCステレオエキサイトナイター」(1992年8月~1999年)札幌放送局のみ
- かつてHBCでは日本ハムが北海道に移転する前まで、金曜日の放送のみ各放送局別のスポンサーもつけていたため、札幌局以外では金曜のエンディングのみ「HBCエキサイトナイターを終わります」とアナウンスされていた(その際、テーマ曲に使われていた「コバルトの空」もバージョンが各局ごとに異なっていた)。
- 「HBCナイタースーパーベースボール」(2000年~2004年)
- 日本ハム移転前の2003年以降、日本ハム戦のマンデーパリーグ及び土日デイゲームは「ファイターズライブスタジアム」として中継。テーマ曲は「スーパー~」と「ファイターズ~」で異なっていた。
- 「HBCスーパーベースボール」(2005年~)
- テーマ曲は上記「ファイターズ~」のものを継続して使用。
[編集] コンサドーレ速報
土日デイゲームなどにおいて、コンサドーレ札幌の試合が同時に行われている場合、CM明けに「○○○プレゼンツ コンサドーレ速報」と題して途中経過及び結果の速報をHBCのスタジオから伝える。
「○○○」にはスポンサー名(石屋製菓など)が入る。
[編集] 関連番組
- ファイターズDEナイト!
- FIGHTERS RADIO!
- ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組
- 夕刊ほっかいどうナイター直前 とれたて!ファイターズ情報
- ザ・プロ野球(HBCテレビのプロ野球中継番組)
- コンサドーレライブスタジアム(コンサドーレ札幌の試合中継)
- プロ野球三都物語(プロ野球開幕直前に放送。東北放送・RKB毎日放送と毎年持ち回りで制作)