キャプテン翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中立的な観点:この記事は、中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、あるいは議論中です。そのため、偏った観点によって記事が構成されている可能性があります。詳しくは、この記事のノートを参照してください。 |
修正依頼 | この項目は、文章の表現が冗長(過剰)・執筆者の個人の主観での記述や批評・まとまりを欠く・スタイル通りでないレイアウト・エッセイ(随筆)的・コラム(評論)的である・不適当な翻訳、その他百科事典に適切でない内容の記述など、改善の余地があるため、修正・推敲を広く求めています。 |
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『キャプテン翼』(キャプテンつばさ)は、高橋陽一によるサッカー漫画。もしくはそれを原作にしたテレビアニメ。日本におけるサッカーの知名度や人気を飛躍的に高めた作品とも云われている。略称は「キャプ翼」(きゃぷつば)、「C翼」。主人公のモデルとなったのは、日本サッカー協会公認S級コーチ資格を有する水島武蔵。
目次 |
[編集] 概要
サッカーが大好きで「ボールは友達」が信条の主人公・大空翼の活躍を描く物語。1981年から週刊少年ジャンプ(集英社)に連載が始まり、その後掲載誌を週刊ヤングジャンプに移し、2005年10月から【GOLDEN23】編が連載中。いくつかのシリーズに分かれており、最初は小学生だった翼たちも今ではプロ選手として各国で活躍している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
キャプテン翼の登場人物を参照。
[編集] 漫画
[編集] キャプテン翼
1981年~1988年、週刊少年ジャンプ連載、全37巻。ファンからは「無印」と呼ばれ、以降のキャプテン翼とは分けて考えられている。【小学生編】【中学生編】【ジュニアユース編】からなる。
- 小学生編
- 南葛小に転入した天才サッカー少年大空翼が、生涯の師となるロベルト本郷に出会い、少年サッカーの全国大会に出場する。若林、石崎、岬、早苗、日向、タケシ、若島津、松山、立花兄弟、三杉といった、土台を築くメインキャラはすでにこの時点で登場している。
- 中学生編
- 南葛中の三年生になった翼たちが全国大会三連覇を目指す。日向小次郎との因縁の対決が色濃く描かれており、決勝までの読者を引き付ける流れが注目を呼んだ。ストーリー的には翼を物語の中心からやや外し、最強の王者、南葛中をライバル達がいかに攻略するかに重きを置いている。決勝の結果は同点で南葛、東邦の同時優勝という形で終わる。本来の作者の考えではここで日向小次郎が勝ち、日本を日向に託した翼はブラジルに旅立つ予定であったという説があるが、これについてははっきりした根拠は無く、作者本人は「ジャンクSPORTS」出演時に「南葛を単独優勝させるつもりだったが描いているうちに日向の頑張りにほだされ同時優勝にした」という旨のコメントをしている。
- ジュニアユース編
- 翼を中心に結成された全日本ジュニアユースがフランスでの国際大会に参加、世界の強豪たちと対決する。【中学生編】で戦ったライバル達が「全日本」として一つのチームにまとまり、ある種オールスターの様な盛り上がりを見せた。小学生編での人気キャラクターである岬や若林もここではメインキャラクターとして復活した。新たに立ちはだかった海外の強豪達も魅力あるキャラクターであり、数多くのファンを生んだ(連載はここで一旦終了)。
[編集] ボクは岬太郎
1984年、フレッシュジャンプ5月号、6月号に掲載(前後編)。短編集に表題作として収録(のち「無印」文庫版7巻に収録)。岬が主人公の番外編。この話で、岬はフランスに引っ越す。
[編集] キャプテン翼 オランダユース編
1993年、週刊少年ジャンプ短期連載。「無印」が終了して、しばらく音沙汰が無かったところに本短期連載が開始し、これをきっかけに【ワールドユース編】が描かれた。多くのファンが待ち望んでいたキャプテン翼が久々に復活した事により注目が集まった。全国高校選手権での岬対日向の対決後に、全日本ユースが召集されオランダユースとの親善試合が行われるも、翼が不在の1戦、2戦とオランダユースにボロ負けしていたが、3戦目では翼投入により息を吹き返した全日本が圧勝する。しかし、この試合ではオランダユース真のキャプテン、ブライアン・クライフォートは出場しておらず、その影を【ワールドユース編】への足がかりとする設定のために、コミックスでは少々加筆がある。また、この内容をアニメ化した作品(『ジャンプスーパーアニメツアー』で上映後ビデオ化)においては、ブライアン・クライフォートが登場する。この時期に連載していた『CHIBI-チビ-』の画風が表情や体型に表れており、作画には大きな批判が寄せられている。
[編集] キャプテン翼 ワールドユース編
1994年~1997年、週刊少年ジャンプ連載、全18巻。【中学生編】・【ジュニアユース編】から3年後、一足早くブラジルでプロになった翼が帰国し、新たなエース葵新伍を加えた全日本ユースのキャプテンとして再び世界に挑む。開催国が内戦状態になったことで中止になりかけたワールドユース大会を日本で急遽開催する。様々な強豪国を相手に何人ものケガ人を抱えながらも日本は勝ちあがっていく。連載は決勝のブラジルユース戦で翼がVゴールを決めたシーンで終了し、単行本で大幅に加筆されることになって、「サッカー平和宣言」についてはコミックスで初めて登場する。連載前からの因縁があったオランダユースとの戦いを見開き2ページで終わらせ、連載時に最後まで描ききれていないことから、準々決勝中に連載終了が決定し、駆け足で決勝戦を描かざるを得なかったものと思われる。
[編集] キャプテン翼2000 MILLENIUM DREAM
2000年、増刊ヤングジャンプ読切、「キャプテン翼短編集 DREAM FIELD」1巻に収録。24歳の翼、日向、若林がオーバーエイジ枠でシドニー五輪代表チームに参加する。架空のゲームのストーリーという設定であり、完全に番外編といえよう。
[編集] キャプテン翼 ROAD TO 2002
2001年~2004年、週刊ヤングジャンプ連載、全15巻。スペインリーグに移籍した翼、そしてかつての仲間たちもある者はJリーグで、ある者は海外リーグでしのぎを削る。目指すは日本のワールドカップ優勝。Jリーグでは中山雅史を始め、本作を読んで育った選手も登場し、海外では実在選手をもじった名前で登場する(例:リバウール(リバウド:ブラジル)、ロベルト・カロルス(ロベルト・カルロス:ブラジル)、ファンサール監督(ルイス・ファン・ハール:オランダ)など)。各欧州チームに所属した翼、日向、若林、岬達日本人がチャンピオンズリーグで対決する様を描くはずだったと思われるが、結局リーガ・エスパニョーラのエル・クラシコ(FCバルセロナ対レアル・マドリード)までで連載が終了。
[編集] キャプテン翼 25th ANNIVERSARY 編
2005年、週刊ヤングジャンプ短期連載。25周年記念作品。「キャプテン翼短編集 DREAM FIELD」2巻に収録。内容は東京港沖に作られた総合サッカー育成施設と巨大スタジアムを併設したJアイランドと呼ばれる人工島を舞台に行われる「全日本対世界選抜戦」というものである。世界選抜は「無印」~【ROAD TO 2002】で登場した世界各国の人気プレイヤーの中から、読者投票を元に編成されたオールスターチームである。
[編集] キャプテン翼 GOLDEN23
この「キャプテン翼 GOLDEN23」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
2005年10月より週刊ヤングジャンプ連載。ワールドカップを見据えた内容となっている。翼たち海外勢を召集せずにマドリッド五輪出場を目指す日本代表、翼のいるバルセロナを柱に執筆している。【ROAD TO 2002】の一週間後からのストーリーとなっている。 今まで目立たなかった黄金世代キャラにもスポットを当て、活躍を描こうとしている。しかし、岬の足の限界、早苗の妊娠、GK若島津のFWへのコンバート等、奇抜な展開がこれまで以上に多くなっており、今後読者にどう受け入れられるのか、目が離せない作品である。
[編集] アニメ
[編集] テレビシリーズ
[編集] キャプテン翼(昭和版)
1983年10月13日 - 1986年3月27日、全128話。土田プロダクション制作、テレビ東京系で放送。【小学生編】・【中学生編】。
テレビ東京開局以来のヒットと称された。テレビ東京のアニメ視聴率記録としては現在も破られていない。
この土田プロ版が火付け役となって、翼ファン同人誌が多く作られコミケットの肥大化をもたらした。東映まんがまつりで劇場版が立て続けに公開さたのもこの時期。連載雑誌本来の少年読者層ではなく、学生を中心とする若い女性を取り込んで「キャプ翼ブーム」を盛り上げた意味において、このシリーズの果たした役割は大きい。 また、重厚な作風を重視する為、ナレーションを導入。ナレーションは武田広が担当したが、当時、武田はそれ程、売れっ子ナレーターではなく、知名度も低く、語り口が不評の為か小学生編終了と同時に降板した。
- なお、この歌の中に出てくる「チャンバ」には、おばあちゃんの意味だとする説と、ポルトガル語の新聞記者の意味だとする説がある。いずれにせよ、語調を整えるためだけに使われた意味合いが強い。また、テレビのオープニングでは流れなかった2番の歌詞がハチャメチャな事でも有名。
- 『冬のライオン』
- 作詞:吉岡治、作曲:馬場孝幸、編曲:飛沢宏元、歌:沖田浩之
- 『翼よ走れ! -キャプテン翼応援歌-』
- 作詞・作曲:内木弘、編曲:高見弘、歌:キャプテン翼応援団(あねご他)
- 『燃えてヒーロー』
- 『明日に向かってシュート』
- 作詞:吉岡治、作曲:内木弘、編曲:飛沢宏元、歌:小粥よう子
- ネット局
- 最高視聴率:21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
テレビ東京系 木曜19:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | キャプテン翼(第1シリーズ) | 次番組 |
まいっちんぐマチコ先生 | 六三四の剣 青春編 |
[編集] キャプテン翼J
1994年10月21日 - 1995年12月22日、全47話。スタジオコメット制作、フジテレビ系で放送。【小学生編】・【ワールドユース編】。38話から47話までは「キャプテン翼J ワールドユース編」というタイトルで放映された。
Jリーグ発足後、いわゆるJリーグブームを追風に制作されたが、初代のようなヒットとはいかなかった。当初、全シリーズをリメイクする予定だったが視聴率が振るわず、【小学生編】終了後に放送時間が平日の夕方に移動になる(このため33話の最後に「終わり」と表示され、34話は「総集編」を放送し、35話から葵の話になる)。その後、本来の製作目的であった【ワールドユース編】を放送して打ち切りになってしまった(オープニングの背景のみ替わる)。なお、【中学生編】以降が初登場であるキャラは背景扱いだったり、いなかったりする。
原作の【中学生編】以降、翼が呼び捨てにしている大半のキャラは「くん」付けで呼んでいる。起用声優は翼以外一新されているが、当時としてもかなりの豪華声優陣で固められている。
- 主題歌
- 『Fighting!』
- 作詞・作曲:FACE FREE、編曲:大阪哲也、歌:FACE FREE
- 『男だろっ!』
- 作詞:及川眠子、作曲:高橋一路、編曲:矢賀部竜成、歌:山崎亜紀子
- ネット局
- 同時ネット:フジテレビ、北海道文化放送、秋田テレビ、岩手めんこいテレビ、仙台放送、福島テレビ、新潟総合テレビ、長野放送、富山テレビ、石川テレビ、福井テレビ、テレビ静岡、東海テレビ、関西テレビ、岡山放送、テレビ新広島、山陰中央テレビ、テレビ愛媛、テレビ西日本、サガテレビ、テレビ長崎、テレビ熊本、テレビ大分、鹿児島テレビ、沖縄テレビ
- 1995年10月以降はローカル枠降格のため、上記の局の中で異時ネットあるいは打ち切りとなった局がある(関西テレビ、鹿児島テレビ、仙台放送は打ち切りとなった)。
- 遅れネット:青森テレビ、テレビ山梨、テレビ山口、テレビ宮崎
- 本放送終了後に放映:東京MXテレビ、とちぎテレビ、テレビ信州(「JAみどりの朝」の時間枠で放送)、テレビ高知(1998年の水曜早朝に放送)、毎日放送(関西テレビですでにネットされてるが、2006年から再放送されている)、
- 同時ネット:フジテレビ、北海道文化放送、秋田テレビ、岩手めんこいテレビ、仙台放送、福島テレビ、新潟総合テレビ、長野放送、富山テレビ、石川テレビ、福井テレビ、テレビ静岡、東海テレビ、関西テレビ、岡山放送、テレビ新広島、山陰中央テレビ、テレビ愛媛、テレビ西日本、サガテレビ、テレビ長崎、テレビ熊本、テレビ大分、鹿児島テレビ、沖縄テレビ
- 最高視聴率:14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
フジテレビ系 金曜19:30~20:00枠(1994年10月 - 1995年9月) | ||
---|---|---|
前番組 | キャプテン翼J(1-33話) | 次番組 |
金曜ファミリーランド (19:30-20:54) |
生さんま みんなでイイ気持ち! (19:30-20:54) |
|
フジテレビ 金曜17:30枠(1995年10月 - 12月) | ||
ドラゴンボールZ(再放送) ※月曜~金曜 → 月曜~木曜 |
キャプテン翼J(34-47話) | クマのプー太郎 ※水曜19:30枠より移動 |
[編集] キャプテン翼(平成版)
2001年10月7日 - 2002年10月6日、全52話。グループ・タック制作、テレビ東京系で放送。【小学生編】・【中学生編】・【ジュニアユース編】・【ROAD TO 2002】。
日韓共催になった2002 FIFAワールドカップを見越して製作されたが、こちらも「キャプテン翼J」同様、初代のようなヒットとはいかなかった。
『笑点』(日本テレビ系ほか)の裏だったためか、視聴者層の違いを含めて考えても、視聴率的にはふるわなかった。また、これの後番組はスポーツ番組の『FREEDOM』になったため、日曜夕方5時台後半のアニメ枠は、前番組の『機動天使エンジェリックレイヤー』と、これの2作のみで消滅してしまった。水曜夜10時台後半枠の『ラブひな』とともに、アニメ放送の新枠の開拓の難しさを浮き彫りにした。
【ROAD TO 2002】を早くやりたいがために無印のストーリーを大幅に変更・削除しており、特に【小学生編】はほとんど別物といっても差し支えない。現実的にありえない技(スカイラブハリケーン等)は数多く削除され、キャプ翼の特徴でもあった「突飛なサッカー」はまったく描かれなかった。また、翼・日向・若林の3人をメインに話を進めると公言しておきながら、日向対松山、日向対三杉の試合すらカットされてしまった。声優起用も「18歳まで子供の声なのはおかしい」、「豪華さだけ追求したあまりミスマッチに陥っている」と指摘され、さらに権利問題(クラブ名等はある程度は仕方ないが、ワールドカップという名前さえ使えなかった)等の理由により、ファンからは酷評されることがある。
余談だが、翼が「大丈夫だよ」と言いながら怪我した腕を回す際に右肩を回している(怪我したのは左肩)失敗に関しては、『キャプテン翼J』の監督でもある福冨博が担当した『ホイッスル!』39話で「ネタにされているのではないか」と思われるシーンがある。
- 主題歌
- 『Dragon Screamer』
- 『Feel so right』
- 作詞:海老根祐子、作曲:Charlie King、Ari Lehtonen George Cole、編曲:Cobra Endo、歌:MAX
- 『勝』
- 作詞:山中鹿之介、作曲:D・A・I、編曲:TOUL SOUL BROTHERS、歌:ロンドンブーツ1号2号
- 『Keep on going』
- 作詞:海老根祐子、作曲:安藤高弘、編曲:近藤昭雄、歌:榎本温子
- 最高視聴率:6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
テレビ東京系 日曜17:20-17:50枠 | ||
---|---|---|
前番組 | キャプテン翼(第2シリーズ) | 次番組 |
機動天使エンジェリックレイヤー | TXNニュース (17:20-17:30) FREEDOM (17:30-18:00) |
[編集] 映画
- 東映まんがまつり上映作品
いずれも【小学生編】から【中学生編】までの時期を舞台としたオリジナルストーリー。TVシリーズの2年目と同時進行のため、TVシリーズの方の作画が粗くなっていった原因でもある。 物語はいずれも翼たち全日本選抜チームが、外国のチームと対決するというもので、登場する外国選手は原作コミックとは名前は同じでも多少設定などが異なる。
『ヨーロッパ大決戦』は小学生の翼たち選抜チームが、ヨーロッパ選抜と対戦する。シュナイダーやピエールは、原作に先だって登場している。このエピソードはTVシリーズ【中学生編】の途中に再度オリジナルストーリーとして登場する。ヨーロッパ選抜とはその後の劇場版作品でも対戦。『世界大決戦!! Jr.ワールドカップ』は原作者が物語を書き下ろした南米選抜が登場する。
公開と同時に、中高生などの若い女性が劇場におしかけ、それまでの東映まんがまつりとはまったく様相が変わった興行となった。
- ジャンプ・スーパー・アニメツアー上映作品
- 『キャプテン翼J 最強の敵! オランダユース』 1994年12月公開
- オランダユース編
- 『キャプテン翼J 最強の敵! オランダユース』 1994年12月公開
[編集] OVA
- 新キャプテン翼 1989年7月 - 1990年7月、全13巻。
- 【ジュニアユース編】。制作・アニメイトフィルム。
- 最初の土田プロ版のTVシリーズ終了後、原作の進行を受けて制作された続編。VHSビデオとベータビデオで発売。制作会社は変わったが、作画監督と声優はそのまま引き継がれている。予約特典は声優の顔出しコメントのビデオだった。各地方局で、ではあるがTV放映もされている。
- 2002年にDVDとして、BOXと単品(全4巻)でそれぞれ発売。
[編集] その他
- 『キャプテン翼の消火作戦』(防災アニメ)
- 最初のTVシリーズ時の制作。作画は当時の土田プロ。
[編集] ゲーム
キャプテン翼 (ゲーム)を参照。
[編集] アニメ版「キャプテン翼」放映国
- イタリア ⇒現地名『Holly e Benji』参考リンク
- スペイン ⇒現地名『Oliver y Benji』
- フランス ⇒現地名『Olive et Tom』参考リンク
- ドイツ ⇒現地名『Die tollen Fußballstars』
- 南アメリカ各国 ⇒現地名『Supercampeones』
- ポルトガル及びブラジル ⇒現地名『Super Campeões』
- 韓国 ⇒現地名『캡틴날개』(キャプテンナルゲ)「ナルゲ」とは韓国語で翼の意味。舞台は韓国に、登場人物は韓国人に変更されている。公式サイト
- 台湾 ⇒旧名『天使の翼』/現今名『足球小将 翼』
- 香港 ⇒足球小將/新足球小將(J)/足球小將GOAL!(平成版)
- 中国
- コロンビア
- チュニジア ⇒現地名『キャプテン・マジェド』参考リンク
- エジプト
- レバノン
- モロッコ
- イラク - 日本の外務省がスポンサーとなって、イラク・メディア・ネットワークで2005年秋以降に放送。
他多数。正確な数は不明だが50カ国を超えるといわれる。
[編集] 必殺技
『キャプテン翼』には攻撃、防御を問わず様々な技が登場している。中には現実離れしたものも多数ある。主なものを以下に挙げる。
- ドライブシュート
- ドライブシュートを参照。
- タイガーショット
- 日向小次郎の必殺シュート。日向の爆発的なキック力から放たれる。ゴールポストに当たるとボールが破裂するほどの威力がある。日向はこれをさらに改良してネオ・タイガーショットを編み出した。
- 雷獣シュート
- 日向小次郎が編み出したシュート。ゴール前で球がホップする。ゴールネットを突き破るなど、普通のキーパーには取れない。
- 北国シュート
- 松山光の必殺シュート。後に「北海の荒鷲」という彼の異名から、イーグルショットと名づけられる。鋭い低空ライナーのシュート。
- 隼シュート
- 新田瞬の天性のバネを利して放たれる必殺技。平たく言えば何の変哲もないロングシュートだが、その一級の切れ味から新田自身が自分のニックネームを付け「隼シュート」と名付けた。以降登場する多くの必殺シュートの基本パターン(只のロングシュートがプレイヤーの名前、異名等からあたかも特別な必殺技のような名前を付けられる)となった。
- カミソリシュート
- 早田誠の必殺シュート。右足でければ右方向に鋭く曲がるカーブをかける。右足で放って逆にカーブをかける逆カミソリシュートもある。
- ファイヤーショット
- ドイツのカール・ハインツ・シュナイダーの必殺技。若林源三曰く、名前の通り実際に燃えている(ボールとシューズの摩擦熱か、ボールと空気の摩擦熱か、或いはボールとゴールネットの摩擦熱か。何れにしろ焦げ臭い匂いを放っている)。ワールドユース編では「ネオ・ファイヤーショット」にパワーアップしたようだが、本編で描かれる事は無かった。
- レヴィンシュート
- スウェーデンのステファン・レヴィンの衝撃力を重視したシュート。若林源三やドイツのデューター・ミューラーの腕を一度は破壊した。
- スカイウイングシュート
- 大空翼やカルロス・サンターナが放つシュート。ゴールネットを突き破り天空へと飛んでゆくシュート。原理は雷獣シュートと同じ。後にサンターナは「トルネードアロースカイウイングシュート」に、翼は岬とのコンビ技の「スカイウイングツインシュート」に昇華させた。
- スカイダイブシュート
- 大空翼が自ら完成させた。ボールをキープしながら相手プレイヤーを全て抜き去りゴールに飛び込む。凄まじい技量が必要なはずだが、大空翼の師であるロベルト本郷は「味方を信用しない独り善がりな最低のプレイ」と罵倒したが、その試合中にチームメイトに体を押し込んでもらってゴールに入れてもらうという「味方を信用する技」に昇華させた(ただし実際のルールでは両方のバージョン共に、レッドカードを提示される反則である)。
- ツインシュート
- 大空翼と岬太郎、日向小次郎と沢田タケシ、立花兄弟等、息のあった二人が同時にボールを蹴るシュート。ボールが大きくブレながら飛ぶ為、セーブするのは非常に困難。
- スカイラブハリケーン
- 立花兄弟の代名詞とも言える必殺技。兄弟どちらかが地面に横になり足を上にあげる。そしてもう一人がその足とドッキングして高く跳びセンタリングのボールにあわせる。センタリングの高さに関係なく発進が可能である。ただし足には相当な負担がかかるため1試合で使える回数は限られている。立花兄弟はどちらの役割も担うことは出来る。次藤が発射台になって左右の足から兄弟2人が同時に飛ぶ「スカイラブツイン」というバリエーションもある。
- 実際のルールではレッドカードを提示される反則技である。
- 顔面ディフェンス
- キャプテン翼の世界の最大のガッツ技。どんなボールもクリアしてしまうが負傷率も高い。超人的な脚力を誇る必殺シュートを何回も止めてきたディフェンス技。主な使用者はガッツだけで代表入りした石崎了であるが他の選手も使いまわしにする。葵新伍や大空翼、はたまたキーパーの森崎有三にも「ボールは友達」ということで使用している。
- 直角ディフェンス
- 赤井止也の得意技。葵新伍の直角フェイントを防ぐためのディフェンス。
- 直角フェイント
- 葵新伍の得意技。相手を抜く際に自分が先に動いてボールを忘れてしまうという致命的なミスもあった。
- オーロラフェイント
- スウェーデンのステファン・レヴィンの得意技。素早い動きで相手を幻惑し抜き去る。まるで分身して動いているように見えるフェイント。
- パリ・エッフェル攻撃
- フランスのエル・シド・ピエールとルイ・ナポレオンとの連携プレイ。相手のゴールをエッフェル塔の頂上に見立て、両サイドのロングパス回しでゴールに迫る。ジュニアユース・日本戦で使った。
- ハリネズミドリブル
- ドイツのヘルマン・カルツの得意技。低い姿勢で走り、近づく相手を吹っ飛ばす。
- サンターナターン
- ブラジルのカルロス・サンターナの得意技。相手の前で後ろを向き、素早くボールを相手の頭上に蹴り上げ抜く技。大空翼にこのサンターナターンと、その返し方を真似されてしまう。元オランダ代表デニス・ベルカンプも試合中に使用した。
- オーロラカーテン
- スウェーデンのステファン・レヴィンの得意技。オーロラフェイントのディフェンス版。素早い動きなのでまるで分身しているように見える。
- リバウールターン
- バルセロナのリバウールの得意技。
[編集] モデルになっている市町村
- 名称は高橋陽一の出身校、東京都立南葛飾高等学校(東京都葛飾区)に因む。郊外の東静岡駅近辺が登場しているが、市街地である静岡駅近辺はめったに登場しない。
- 志水市:清水市(現在の静岡市清水区から旧蒲原町を除いた地域)
- 藤沢:藤枝市
- 島田市(実在)
- 明和市:浦和市(現在のさいたま市浦和区・桜区・南区・緑区)
- 武蔵野市(実在)
- ふらの市:富良野市
- 比良戸市:平戸市
[編集] 豆知識
- 『キャプテン翼』というタイトルが最初に使われたのは作者の漫画家デビュー作となった読切短編である。この作品の主人公は「翼太郎」であり、連載版の大空翼とは性格なども全く異なっていた。
- 連載当時は爆発的な人気を誇り、サッカーブームを起こしただけでなく、男の子に主人公と同じ「翼」という名前をつける者が多くいた。
- シュートで選手を吹き飛ばしたり、シュートされたボールがゴールネットを突き破ったり果てはコンクリート壁を打ち抜いたり、オーバーヘッドキックの際にゴールバーよりはるか高くに飛んだり、サッカーボールが普通乗用車の下を通過する(物理的に考えてありえない)など、現実とはかけ離れた演出や、様々な必殺シュートなどで読者を魅了した。但し、エースストライカーたる翼が頻繁に故障し、怪我をおして出場し更に症状を悪化させたり、後ろからやスパイクの裏を見せた(靴底には“スタッド”というツノが生えている)危険極まりないスライディングをしてもファウルにならない、ボール越しなら相手を蹴りつけたり踏みつけたりしても反則にならない等と、ストーリーをドラマチックにする為の演出とはいえ、荒唐無稽な情景描写には多少批判の声もある。
- ちなみに実際のルールでは「他の選手の体を利用して高くジャンプするのは禁止」なので立花兄弟の「スカイラブハリケーン」や大空翼の「スカイダイブシュート」、さらにメキシコチームのルチャ殺法やコンワサット3兄弟の空中技はレッドカードものの反則技である、又、立花兄弟の空中サッカーや若島津の三角蹴りセーブもイエローカードを掲示される反則行為である。(作者自身、サッカーのルールを知らずに書いたと告白している)。
- ドリブルで前進すると、地平線の向こうからゴールが見えてくる。フェイントで抜かれた時などのお約束の台詞は「なにィ!」である。
- 国内の大会で強敵だった翼のライバル達の多くは、代表でプレーすると輝きが消える。単に翼を引き立たせる為かもしれないが、世界との差を表しているとすれば、ある意味リアル。
- 【ROAD TO 2002編】以降はプロの世界に入っていくが、権利問題などの関係で実際の選手の名前は使用できないものが多いため、少しもじった名前で使用しているが、「○○もどき」「これなら架空人物の方がいい」と批判の声が相次いでいる。
- 近年の日本サッカー躍進の影の立役者といわれる。この漫画の影響は日本だけにとどまらず世界中におよんでおり、「キャプ翼」の影響でサッカーを始めたというプロ選手が世界中に数多くいる。ちなみに日本人では中田英寿、世界的な名選手、フランス代表のジネディーヌ・ジダンやイタリア代表のフランチェスコ・トッティもこの漫画の影響でサッカーを始めたと語っている。特に日本において、1980年前後に生まれた選手で中盤の選手が多いのは、『キャプテン翼』の影響を受けたものと推測される。
- 上記の選手以外にも世界的にファンの選手が多く、アンドレア・ピルロ、アルベルト・ジラルディーノ、ジャンルカ・ザンブロッタ、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、ダビド・トレゼゲ、フェルナンド・トーレスらが短編集にコメントを寄せ、フィリッポ・インザーギがW杯で来日した際の土産として単行本などを持って帰ったなどの逸話がある。また、翼の移籍したFCバルセロナは作者を招待・入場無料とし、ライバルであるレアル・マドリード側が「なぜツバサをうちに入れてくれなかったんだ」との声明を出すなど世界のサッカーに与える影響も大きい。特にイタリア、スペインでの人気は日本と同じように高い。スペインでは非常に遅い動作のことを「オリベル・イ・ベンジ(キャプテン翼のスペイン版タイトル)のシュートよりも遅い」(アニメ版ではシュートを打ってから長い実況解説が入ることから)と表現することわざまで生まれたという。
- 主人公の翼がCFからMFに転向したことをはじめ、MFがゲームで最も重要なポジションと言う描かれ方だったため、Jリーグや日本代表においてはMF(特にトップ下やボランチ)にタレントが集まり、逆に(DFなど)他のポジションの層が薄くなるなど、現在のサッカーにおいて『中盤のタレントが飽和状態』という状況の原因を作り出したとも言われている。この問題を憂慮した作者の高橋陽一は、1999年からストライカーの少年を主人公とした作品、『-蹴球伝-フィールドの狼 FW陣!』を連載するも短期で打ち切りに会い、結局再度キャプテン翼に戻ってきた。
- その後週刊少年チャンピオンで『ハングリーハート WILD STRIKER』を連載する。これはそれなりの人気を得た。
- 2006年5月(ワールドカップドイツ大会直前)から、キリンビバレッジの「NUDA」のCMに翼バージョンが登場した。CG等でなく原作調のアニメーションでリフティングを披露している。
- また2006年11月から、TOYOTAの「翼を開こう」のCMに数秒の静止画で登場。「努力すれば夢はいつか叶う」モデルとして大空翼を採用している。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 中立的観点に議論ある項目 | 修正依頼 | 未完の作品 | 漫画関連のスタブ項目 | キャプテン翼