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ミノフスキー物理学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ミノフスキー物理学(ミノフスキーぶつりがく、Minovsky Physics)は、アニメガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀及び未来世紀正暦の世界観をもつ作品に登場する、架空の学問。架空の素粒子であるミノフスキー粒子の存在を前提としており、「ガンダムシリーズ」内の多くの技術はこの学問によって成り立っている。

ミノフスキー物理学の設定自体はそのほとんどがアニメ『機動戦士ガンダム』への後付設定としてみのり書房発行の雑誌「月刊OUT」別冊『宇宙翔ける戦士達 ガンダムセンチュリー』に登場し、後に公式設定となったものである。

なお「ミノフスキー」という名称は、ガンダムシリーズ総監督の富野由悠季に由来する(「富野好き」から)という説があるが、詳細は不明である。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


目次

[編集] 概要

ミノフスキー物理学仮説は、ロシアスペースノイドであるジオン公国在住の物理学者トレノフ・Y・ミノフスキー(T・Y・ミノフスキー、Y・T・ミノフスキーと表記される事もある)博士が提唱した学説である。ミノフスキー粒子という素粒子の存在を仮定し、自然界の4つの力(重力電磁力強い力弱い力)の統一場理論に決着をつけようとした仮説であった。

宇宙世紀0069年に博士自身がミノフスキー粒子を発見したことで証明され、以後、素粒子物理学の根幹となり、また宇宙世紀の技術には欠かせないものとなった。この物理学に与えた影響、あるいは軍事技術に与えた影響をミノフスキーショックMinovsky Shock)と呼び、宇宙世紀最大の事件として大きな影を残すこととなった。

[編集] トレノフ・Y・ミノフスキー

なお、ミノフスキー博士のミドルネーム "Y" はしばしば「イヨネスコのイニシャル」と誤解されるが、イヨネスコはミノフスキーの共同研究者であり別人の姓である。


[編集] 歴史

トレノフ・Y・ミノフスキー博士によって発表されたミノフスキー物理学仮説(もちろん当時からこの名称で呼ばれていたわけではない)であったが、従来の物理学の全てを覆す新説は当時の学会には到底容認できるものではなかった。発表当時、宇宙世紀に復活したエーテル理論だと揶揄され、またそもそもその前提となるミノフスキー粒子が発見される前であったため、ミノフスキー博士は学会を追放された。

当時、ミノフスキー博士はサイド4に居を構えていたとする説があるが、これに目をつけたデギン・ソド・ザビの手引きによってサイド3に移り、宇宙世紀0045年にミノフスキー物理学会(ミノフスキーぶつりがっかい、Minovsky Physical Society)を立ち上げた。ただし、最初からサイド3の住人であったとする説もある。宇宙世紀0047年にはミノフスキー物理学会を発展解消して、共同研究者のイヨネスコ博士と共にM&Y社(エムアンドワイしゃ、M&Y Company)を設立。ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉の研究・開発を行い、ミノフスキー粒子の発見と熱核反応炉の実用化に努めた(ただし、ミノフスキー物理学会はその後も存続していたようである)。

宇宙世紀0065年、ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉の実験中、熱核融合炉内にて特殊な電磁波効果を発見。追試をおこなったがこれは非公開とされた。宇宙世紀0069年にはついにミノフスキー粒子の存在に関する公開確証実験に成功し、ミノフスキー物理学が証明されたのである。宇宙世紀0070年3月には宇宙空間でのミノフスキー粒子散布下における電磁波妨害をはじめとするさまざまな特殊効果(ミノフスキー効果)の公開確証実験に成功し、宇宙世紀0070年5月にはメガ粒子砲までをも完成させた。しかし、この頃になるとミノフスキー博士は軍国主義の旗色濃いジオンにおいて、戦争へ利用されることを恐れ、宇宙世紀0072年に地球連邦政府へ亡命。これらの技術は連邦側へも伝わることとなる。

宇宙世紀0071年、ジオン公国軍は2年間をかけてミノフスキー粒子散布下における新型兵器を開発するよう各企業に命令を出し、宇宙世紀0073年、ジオニック社の新型兵器・モビルスーツ1号機クラブマンが完成した。翌宇宙世紀0074には初の制式量産モビルスーツ・ザクIが完成し、宇宙世紀0079年の一年戦争を迎えることになる。一方、地球連邦軍ではミノフスキー博士を中心にエネルギーCAPの開発を行い、ジオン公国に先んじてビームライフル及びビームサーベルを完成させた。

一年戦争勃発後、ミノフスキー博士は軍事研究から退き、光子とミノフスキー粒子との統一の研究に没頭したといわれるが、詳細は不明である。そもそも、ミノフスキー博士は宇宙世紀0072年の亡命に失敗して死亡したとする説もあり、詳しい経歴が語られていないのが現状である。

一年戦争後もミノフスキー物理学の研究は進められ、宇宙世紀の科学におけるもう一つの柱であるニュータイプの研究と相まって、さまざまな新型兵器が開発された。しかしながら、その発展も宇宙世紀の崩壊とともに幕を閉じることとなる。

正暦時代に伝えられる黒歴史によれば、未来世紀時代に復活してIフィールドビーム駆動など新たな技術が確立され再び全盛を迎えるが、第7世代ミノフスキー物理理論による対モビルスーツ無力化兵器を搭載したモビルアーマーウォドムの登場により再び姿を消すこととなった。しかし、∀ガンダムスモーが開発された時代において、過去の技術がある程度取り戻されるとともに復活したとされている。

[編集] 設定の変遷

ミノフスキー粒子は、『機動戦士ガンダム』放送当初は単にレーダーを妨害する粒子という設定のみであり、チャフのようなイメージであった。設定の広がるきっかけとなったのは、ホワイトベースの大気圏突入後の飛行能力である。とても揚力や推進力で飛行できるような形態ではないホワイトベースが、重力下で飛行するための設定がその段階では考案されていなかったのである。当時、設定担当で脚本家でもあったスタジオぬえの松崎健一はこの展開(第5話)について聞かされておらず、「なんてことしてくれたのよ」と監督に電話で文句を言ったという。しかし既に放映されてしまっていたため、後付で考案されたのがミノフスキークラフトによる重力制御飛行であり、そこからミノフスキー物理学の設定が膨らんでいった。これらは前述の通り、『ガンダムセンチュリー』で詳しく語られることとなる。

Iフィールドについては、当初からこの名前で語られていたものではなく、元々は対ビームバリアーや単にビームバリアービーム偏向フィールドなどと呼ばれており、実際にIフィールドという名前で語られるようになったのは1981年のムック『ガンダムセンチュリー』からで、作品中に名称が登場したのは1989年の模型誌の連載記事『ガンダム・センチネル』からである。また、元々は「磁力バリアー」という設定であり、ミノフスキー粒子によるバリアーという設定は一時期、完全に公式設定にはなっているわけではなかったため、サイコガンダムなどについても「磁力バリアー」とする記述が多かった。そして1991年の『機動戦士ガンダム0083』でIフィールドによるビームバリアが描かれ、映像作品に使われたことにより公式の設定となったのである。

メガ粒子については、『機動戦士ガンダム』放送時は「重金属粒子」という設定であり、ビームサーベルも同じく重金属粒子を振動させたものという設定であった。『ガンダムセンチュリー』においてミノフスキー粒子を縮退したものという設定が作られたが、重金属粒子とする設定は小説『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(第1巻のみ)やアニメ『∀ガンダム』、小説『ガイアギア』などにも見られ、現在でも完全に死んだ設定というわけではない。

ミノフスキードライブについては、名前は『ガイア・ギア』で初めて登場したが、これ自体は原作者の富野由悠季がオプションのミノフスキー・ドライブ・ユニットを、ミノフスキークラフトのユニットを装着しドライブ=機動させる物と考えてつけた名前であり、「ミノフスキードライブ」という語感を気に入ったカトキハジメが、後の作品で登場させたものと同一のものではないようである。またブロン・テクスターに搭載されたミノフスキードライブも、ミノフスキークラフトが作中に同時に登場しているため区別されている可能性がある一方、前述の理由により一般的なミノフスキードライブとは別物とも考えられる。

機動武闘伝Gガンダム』をはじめとする未来世紀の世界観においては、世界観が異なるためミノフスキー粒子という名の物質は存在しないが、よく似た素粒子は発見されているといわれ、熱核反応炉やビームの制御に使われているとされていた。これは後に、『∀ガンダム』の黒歴史において、未来世紀には一時期ミノフスキー物理学の盛んな時代があったと補完されている。

[編集] ミノフスキー粒子

ミノフスキー粒子(ミノフスキーりゅうし、Minovsky Particle)は、『機動戦士ガンダム』より登場する、ミノフスキー物理学の根幹を成す素粒子の一種である。宇宙世紀0069年、ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉内にて発見された。

ミノフスキー粒子は性質として、静止質量がほとんどゼロで、極めて強力な帯電性質を有する。また、一定濃度において立体格子状に整列する性質を持っており、そのためミノフスキー粒子が散布された空間では、ミノフスキー粒子より大きい物質を通さない性質がある。これをミノスフキー効果と呼び、モビルスーツの誕生、はては一年戦争勃発の原因になった。

また、ミノフスキー粒子にはニュータイプの感応波(サイコウェーブ)と共鳴する性質があり、一応ミノフスキー通信などに応用されているが、実質的には研究段階であり詳しいことは分かっていない。一説によれば、第二次ネオ・ジオン抗争においてアクシズの落下を防いだのは、地球全体に漂うミノフスキー粒子がアムロ・レイの感応波に共鳴し、Iフィールドを発生させたためだといわれている。

[編集] ミノフスキー効果

ミノフスキー効果(ミノフスキーこうか、Minovsky Result)は、ミノフスキー粒子の主要な性質の総称である。宇宙世紀0065年、ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉の実験中にこの電磁波障害効果が発見され、後のミノフスキー粒子の発見につながった。

ミノフスキー粒子が散布された空間では電磁波マイクロ波超長波)、赤外線、一部の可視光線は伝わることができない(一部の可視光線とは、一説によると赤を指し、シャア・アズナブルのパーソナルカラーが赤であったのもこのことからという説もある)。このため、従来の電波による交信や、レーダーセンサーの多くが使用不能となり、長距離誘導をなされるミサイルの誘導が不可能となってしまい、有視界下における戦闘を余儀なくされることとなる。(従来の電波による交信ができなくなる、というわりにはガンダムシリーズの劇中では接触回線を使わずとも普通に通信しているシーンが多く見受けられる)また、モビルスーツ搭載などの短距離誘導のミサイルはこれに値しない。また、電子スチルカメラの撮影にも影響が出るため、この時代には一部の好事家のみが使用していたフィルムカメラが数世紀ぶりに活躍するようになった。

また、一部の電子機器に対する障害も発見されたが、これはさほど深刻なものではなかったようである。一説によればミサイルなどが使用不可能になったのはこの影響とされる。一年戦争時には念のために有線の通信装置を使用したり、前時代的な通信ソケットが使われたりもした。

[編集] Iフィールド

Iフィールド(アイフィールド、I-Field)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定として『ガンダムセンチュリー』より登場する、ミノフスキー粒子の性質の一種。

ミノフスキー粒子は正負に荷電する一方、粒子間にΤフォース(タウフォース, Τ-Force)と呼ばれる斥力を生じ、一定濃度において立体格子状に整列する性質を持っており、これによって生じた場をIフィールドと呼ぶ。また、この斥力による効果をミノフスキーエフェクトMinovsky Effect)と呼ぶ。

Iフィールドはミノフスキー粒子に作用し、更に圧縮することによって生じる縮退によってメガ粒子を生じさせる。また、Iフィールドはミノフスキー粒子と同様、メガ粒子にも作用する。

Iフィールドを応用した技術は枚挙にいとまがない。モビルスーツに搭載されているミノフスキー・イヨネスコ型核融合炉はIフィールドによって小型化の実現が可能となった。また、メガ粒子砲やビームライフルはIフィールドによって生じたメガ粒子を偏向し、発射するものである。ビームサーベルは縮退寸前の高エネルギー状態のミノフスキー粒子をIフィールドによって収束させ、ビーム状の刀身を形成させるものである。ミノフスキー干渉波(ミノフスキーかんしょうは、Minovsky Interference Wave)による索敵は、Iフィールド内に導電性物質が存在するとき、これが乱れることを応用した技術である。

また、ミノフスキークラフトミノフスキードライブはいずれもIフィールドを応用したシステムであり、駆動システムであるIフィールドビーム駆動はこれらを発展させたものである。その他、フィールドモーター駆動などIフィールドは宇宙世紀の技術開発に大きく貢献した。

[編集] メガ粒子

メガ粒子Mega Particle)は、『機動戦士ガンダム』より登場する、ミノフスキー粒子の性質の一種。設定自体は『ガンダムセンチュリー』による後付である。

正と負の電荷を帯びたミノフスキー粒子を強力なIフィールドで圧縮し、縮退、融合させる事で生成された粒子をメガ粒子と呼ぶ。その際に質量欠損が起こり、一部が運動エネルギーに変化する。これを一定まで蓄積させて打ち出すのがメガ粒子砲である。

[編集] ミノフスキー理論応用兵器体系

ミノフスキー理論応用兵器体系(ミノフスキーりろんおうようへいきたいけい、Minovsky-theory Applied Weapon System: M.A.W.S)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定としてフォトストーリー『ガンダム・センチネル』より登場する用語の一つ。ミノフスキー物理学を軍事技術に転用して生み出された各種兵器の総称である。

[編集] ジェネレーター技術

[編集] ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉

ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉(ミノフスキー・イヨネスコがたねつかくはんのうろ)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定として『ガンダムセンチュリー』より登場する、ジェネレーター技術及び装置の一種。宇宙世紀のモビルスーツや艦船などはほぼ全てがこの熱核反応炉を使用している。

ヘリウム3による原子核融合を行う技術である。この際に発生する熱や放射能をIフィールドで押さえ込むことにより、安全なエネルギー供給技術となった。ヘリウム3の核融合では反応前と反応後で質量の変化がないため、核融合炉ではなく核反応炉という名称となる。

『機動戦士ガンダム』などではこの熱核反応炉が爆発するような描写があるが、核融合は暴走することはないため、本来は爆発することはない。このため、一部の資料では熱核反応炉を構成する装置(冷却装置など)が爆発するだけであり、熱核反応炉自体は爆発を起こさないと記述されている。

熱核反応に使用するヘリウム3は主に木星で採掘され、地球圏に供給される。このため、ヘリウム3を運搬する木星船団公社は、あらゆる軍事組織からも攻撃の標的とならない中立で不可侵の領域となっている。

[編集] ミノフスキー粒子散布技術

[編集] M弾頭

M弾頭(ミノフスキーだんとう、M-Warhead)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定として『ガンダム・センチネル』より登場する、ミノフスキー粒子散布技術及び装置の一種。

ミノフスキー粒子とビーム撹乱幕をおさめたミサイルのことである。一年戦争時のパブリクにて使用されたビーム撹乱幕弾頭を発展させたもので、ミノフスキー粒子を散布するとともにビームを使用不可能にするという兵器であるため、使用は慎重に行わなければならない諸刃の剣といえる。

[編集] ビーム兵器関連技術

[編集] メガ粒子砲

メガ粒子砲(メガりゅうしほう、Mega Particle Cannon)は、『機動戦士ガンダム』より登場する、ビーム兵器の一種。設定自体は『ガンダムセンチュリー』による後付である。

主に艦船に搭載されている攻撃兵器の一種で、前述のメガ粒子を砲身内部で加速や収束を繰り返し、破壊力を増した上で打ち出す兵器である。ここまでの過程を実行するには必然的に装置が大型になるため(それでも他の粒子を使う荷電粒子砲よりは小型である)、開発当初は戦艦の兵器としてしか利用できなかった。

しかし、後に外付け式のカートリッジ内に予めメガ粒子を縮退寸前の状態のまま保持するエネルギーCAP技術の確立によって、メガ粒子発生器が省略化され、モビルスーツに搭載可能なレベルにまで装置の小型化が進んだ。このデバイスはビームライフルと呼ばれ、原理的にはメガ粒子砲と同じものである。ただし、スペック上の出力が同じであっても、単位時間内に放射されるエネルギー量の点ではジェネレータ直結型メガ粒子砲には及ばず、一長一短である。

後にはモビルスーツでも使用可能なメガ粒子砲であるメガランチャーMega launcher)も開発され、グリプス戦役期から第一次ネオ・ジオン抗争期に使用された。こちらは内部にジェネレーターを内蔵している部分でビームライフルとは区別されるが、後にはメガランチャーとビームライフルを兼任するタイプも登場した。ΖΖガンダムの2連装メガビームライフルなどは手持ち火器のサイズでありながらデバイス内に独自のジェネレータを内蔵し、メガ・バズーカランチャー並みの威力を備えている。

以後、メガ粒子砲とビームライフルの区別は曖昧となるが、主に機体に直接搭載されるのがメガ粒子砲、手持ちのものがビームライフルとして区別される。

[編集] エネルギーCAP

エネルギーCAP(エネルギーシーエーピーもしくはエネルギーキャップ、Energy CAP: Energy Capacitor)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定として『ガンダムセンチュリー』より登場する、ビーム兵器関連技術及び装置の一種。英語読みでエナジーCAPともいう。

縮退、融合してメガ粒子になる直前のミノフスキー粒子をそのままの状態で保持する装置で、これを用いて独力でメガ粒子を発生させる装置を搭載する必要がなくなり、モビルスーツが携帯可能なメガ粒子砲、すなわちビームライフルの開発に繋がった。また、ビームサーベルにもこの技術が使われる。

一年戦争後には取り外し式のエネルギーCAPであるEパック(エネルギーパック、Energy Pack)が実用化され、ビームライフルにおいてはその後の標準となった。

[編集] ビームライフル

ビームライフルを参照。

[編集] ビームサーベル

ビームサーベルを参照。


[編集] 防御技術

[編集] Iフィールドバリアー

Iフィールドバリアー(アイフィールドバリアー、I-Field Barrier)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定として『ガンダム・センチネル』より登場する、防御技術の一種。ビーム偏向フィールド対ビームバリアーとも呼ばれる。対ビームバリアーを略して単にビームバリアーと呼ぶこともあるが、下記のビームバリアーとは別のものなので注意する必要がある。

Iフィールドの斥力による効果をミノフスキーエフェクトと呼び、それを応用した技術である。Iフィールドを指向性を持たせずに機体全体を包むように発生させるとビームに対するバリアーになる。このフィールドを発生させる装置をIフィールドジェネレーターI-Field Generator, Iフィールド発生器またはIフィールド偏向器)と呼び、防御兵器として搭載された。高出力の物であれば、戦艦クラスのビーム射撃をも無効化する反面、その原理上、実体弾には有効性が低い。後にIフィールドの技術を応用し実体弾を完全に防ぐことの出来るミノフスキーバリアーが開発された。

アニメ『機動戦士ガンダム』にて登場したビグ・ザムが初めて機体にIフィールドジェネレーターを搭載し、Iフィールドを発生させた。しかし、Iフィールドは基本的に機体表面ではなく機体周辺に発生させるものであるので、発生させたIフィールドと発生させている機体の間に侵入されてのビーム攻撃(ビームサーベルを使用しての近接攻撃や至近距離からのビーム射撃等)にはまったく作用しない。例えば、ビグ・ザムはGアーマーの突撃を受けたとき、ガンダムのビームライフルの連射によって脚の付け根を撃ち抜かれている。その欠点を補うため、サイコガンダムなどではかなり機体表面に近い位置で発生させるようになっており、リフレクターとの過渡期の技術であるといえる。

さらに、Iフィールドの展開には使用時に莫大なエネルギーを消費するので、搭載している機体の運用時間に非常な制約を課してしまう。もしくは、それだけのエネルギーを賄える機体でないと装備はできない。そのため実用化されたのは一年戦争の頃と早かったが、当初はビグ・ザムやノイエ・ジールなど大型のモビルアーマーに搭載されるのみであった。ガンダム試作3号機 "デンドロビウム"は分類上モビルスーツにあたるが、搭載されているのは本体であるステイメンではなく、これが合体するオーキスと呼ばれるモビルアーマー大の超巨大付属パーツの出力によって成り立つ為、ジオン系モビルアーマーの物と大差なかった。

エネルギー消費の問題がある程度解決し、従来型のモビルスーツとして初めてIフィールドジェネレーターを装備したのはEx-Sガンダムだが、コクピット周辺のみをカバーし、それもそのコックピット周辺にダメージが与えられると判断した時のみ瞬間的に展開するに留めている。νガンダムフィン・ファンネルにはIフィールドバリアーの発展型である、フィン・ファンネル・フィールドFin Funnel Field)と呼ばれるものが搭載された。技術的にはIフィールドバリアーとビームバリアーの過渡期にある技術であり、実体弾もかなりの程度防ぐことができた。しかしフィン・ファンネル自体があまりにも特殊すぎる兵器であったため、一部のニュータイプにしか制御できなかった。

その後宇宙世紀0120年ごろになると同じくIフィールドを応用したビームシールドという技術が現れる。これはビーム自体を板状に展開させた盾であるが、これを用いることでほとんどのビーム兵器、及び実体弾をも防御できるようになり、Iフィールドバリアーの活躍する場面は消えていくこととなる。ただし、ビームシールドにも欠点はあったため、その後も完全に消えたわけではない。ビームシールド技術が一般化した後にIフィールドバリアーを搭載したクロスボーン・ガンダムX3では、同系列の機体のビームシールドに変わる実験的装備として両下腕に装備されたが、両腕を合わせた稼働時間(片腕で105秒)より冷却時間(片腕で120秒)の方が長く掛かり、冷却中は使用不可能になるなど実用に耐えられるものではなかった。しかし、V2ガンダムのアサルトパーツには再び搭載されている。

Iフィールドは搭載機体によって、Iフィールドを展開できる球面積(Ex-Sガンダムの様にコクピット周辺のみだけから、サイコガンダムの様に機体を丸ごとなど)の違い、Iフィールドを展開できる展開作動時間(Ex-Sガンダムの様にコックピット周辺にダメージが与えられると判断した時のみ瞬間的<数秒間>に展開する時間からや、クロスボーン・ガンダムX3の様に片腕Iフィールドで105秒からや、ガンダム試作3号機 "デンドロビウム"の様に半永久的に展開できる時間など)の違い、機体装甲からの展開距離(ビグザムはビームサーベルによる攻撃を受けたが、クロスボーン・ガンダムX3は14連ビームサーベル<ムラマサブラスター>を右腕部Iフィールド発生器兼マニュピュレーターで受け止めたなど)の違い、そしてIフィールドのビーム耐久強度の違いがある。

[編集] リフレクター

リフレクターReflector, レフレクターとも)は、アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』、フォトストーリー『ガンダム・センチネル』より登場する、防御兼攻撃技術の一種。

リフレクタービットやリフレクターインコムの形式で武器として使用される。これはビットなどの装置の表面に瞬間的にIフィールドを形成しビームを逸らすものである。この逸らし方を瞬時に計算し、ビームを逸らす(直角より鈍角)または反射(直角以下)させる。

相手にその逸らしたビームで攻撃を仕掛けるという、かなり特異な技術となっている。この特異さにより、あまり普及しなかった。

[編集] ビームバリアー

ビームバリアーBeam Barrier)は、小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』より登場する、防御技術の一種。

ビームサーベルやビームシールドと同じく、ビームの膜で造られた幕状バリアー(障壁)であるが、メガ粒子を使ったものか、高エネルギー状態のミノフスキー粒子を使ったものかは不明である。Iフィールドバリアーの延長線上に存在するものであるが、ビームバリアーはビームの膜で敵機の放つビーム自体を受け止め防御する点が異なる。

Ξガンダムのビームバリアーは、ビームを円錐状に2つ組み合わせた空間の中に機体を入れることにより、空気を機体から遮断し、空気抵抗を軽減して、大気圏内の高速飛行移動を行うための技術である。大気圏内でのビームバリアーでの防御はΞガンダムでは確認されていない。しかし、空気を遮る程度にしか強度はないと思われる。

地球連邦軍は、キンバライト基地周辺にこの発生装置を配置した上で、誘導したΞガンダムが該当ポイントを通過する瞬間に高圧電力を流すことにより、Ξガンダムを捕らえることに成功したが、その後の主力とはならなかった。その理由として使用時に大量の電力を消費するため、システムが高価であったり複雑であったりするなどの理由が考えられている。

[編集] ビームシールド

ビームシールドを参照。

[編集] ミノフスキーバリアー

ミノフスキーバリアーMinovsky Barrier)は、小説『ガイア・ギア』より登場する、防御技術の一種。Iフィールドによるミノフスキー粒子の制御を応用したバリアである。元々のIフィールドバリアーとは違い、ビームだけでなく実体弾にも完全対応しているのが特徴である。

メリットとしては、全方位に対する防御が可能であることが挙げられる。またミノフスキークラフトミノフスキードライブとシステムを大部分共有できるため、同時に搭載することができる。一方、ビームシールドやメガ粒子砲に比べて大きな電力を常に消費するために、大出力のジェネレータが不可欠であることがデメリットとなっている。またシステム自体も極めて高価かつ複雑であるため、艦船や一部の試作機に搭載が限られてしまう。

ミノフスキー物理学応用技術を利用した防御システムにはビームシールドがあげられるが、ビームシールドがビームサーベルの原理を防御に応用したものであるのに対し、こちらはメガ粒子兵器に使用されるエネルギーCAP技術の原理に近い。つまり機体を励起したミノフスキー粒子の場で包み込むことによりエネルギーCAP内部の状態を機体周囲の空間にフィールドとして維持し、その場における任意の座標でミノフスキー粒子を瞬間的に縮退させ、メガ粒子が生成される際に発生するエネルギーで攻撃を減殺するのである。

[編集] 正暦時代のIフィールドバリアー

下記、Iフィールドビーム駆動を参照。

[編集] 浮上・推進技術

[編集] ミノフスキークラフト

ミノフスキークラフトMinovsky Craft)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定として『ガンダムセンチュリー』より登場する、浮上技術の一種。

ミノフスキー粒子の電気を格子状に整列させる特性による反発力を利用し、擬似的に反重力を発生させて物体を浮遊させる技術。ミノフスキー粒子が構成するエネルギーフィールドの上に物体を乗せる形で運用される。

重力をコントロールしているわけではないので、移動する際には別に推進力を必要とするが、ミノフスキークラフトにより大気圏内での大型戦艦やモビルアーマーの運用も可能になった。ホワイトベースザンジバルアーガマクラップなど宇宙・大気圏内の両方を航行する目的のある艦船や、アッザムサイコガンダムなど航空機的な形状をしていないモビルアーマーに搭載された。

欠点として、ミノフスキー粒子発生装置が大型のため、モビルスーツサイズでは収まらず、搭載できるのが艦船、モビルアーマーに限定される事だが、のちに小型化され、モビルスーツでも運用が可能になり、Ξガンダムペーネロペーに採用された後、『ガイア・ギア』より登場する一部のマン・マシーンにも採用された。また、オプションとしてのユニットも開発されている。

[編集] ミノフスキーフライト

ミノフスキーフライトMinovsky Flight)は、『機動戦士Vガンダム』より登場する、浮上技術の一種。

ミノフスキークラフトの簡易版ともいえる技術で、ミノフスキークラフトが自らの機体がミノフスキー粒子を発出してIフィールド立方格子を形成するのに対し、ミノフスキーフライトではその場に既に存在するミノフスキー粒子を利用してIフィールド立方格子を形成するため、装置の小型化が可能である。ヘリのホバリングのような機動を行うことも可能であり、柔軟な飛行性能を得られる。Vガンダムや、ゾロのボトムターミナルなどに採用されている。

[編集] ビームローター

ビームローターBeam Rotor)は、『機動戦士Vガンダム』より登場する、浮上技術の一種。

ビームシールドの基部を回転させ、それによって生じるミノフスキー粒子の反発力を利用してIフィールド立方格子を形成し、それを揚力として用いる技術である。基本的にはミノフスキークラフトと同じで、それ自体に推進力は殆ど無い。ただしその揚力の発生する角度を変えてやることでわずかながらの推進力を得ることができる。ミノフスキークラフトと異なり高出力のジェネレーターを必要とせず、ビームシールドが展開可能な出力さえあれば通常のMSでも装備可能である。欠点としては最高速がミノフスキーフライトに比べ劣ること、またビームローターはそれ自体がビームシールドを兼用しているため戦闘時に揚力として使用すると防御がおろそかになる点がある。ザンスカール帝国ではミノフスキーフライトとともにこの技術を発展させ、モビルスーツの広範囲な展開を行った。

[編集] ミノフスキードライブ

ミノフスキードライブMinovsky Drive)は、『ガイア・ギア』あるいは『機動戦士Vガンダム』より登場する、浮上・推進技術の一種。

ユニット内部でエネルギーフィールドを発生させ、それによって生じる反発力を推進力として用いる技術。理論上は亜光速まで加速が可能と、少ないエネルギーで莫大な推進エネルギーを得られる点が特徴である。ただし当初は装置も大きく、一部の大型戦艦に搭載が限定されており、シリーズの中で初めて発生装置を採用したのは『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する戦艦マザー・バンガード(建造は宇宙世紀0128年)である。

後に小型化されてモビルスーツにも搭載されており、『機動戦士Vガンダム』(宇宙世紀0153年)に実戦投入されたV2ガンダムが最初の機体であると考えられてきたが、後の調査でサナリィは既に『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』(宇宙世紀0136年)の時点で小型化に成功し、F99レコードブレイカーに試験的に搭載されていた事実が判明した。小説版VガンダムではV2に代わりセカンドVが登場しこの機体にも同ユニットが搭載されているが、こちらはユニットとしての性能はV2に比べ成熟されていなかったとも言われている。

特性の一つとして急激な移動や機動によって生じた余剰エネルギーを実体化させることができ、マザー・バンガードはビームマストBeam Mast、光の帆)、V2ガンダム等は光の翼(ひかりのつばさ、Wings of Light)と呼ばれるビームを形成した。V2ガンダムの光の翼は最大出力時で全長1Kmまでに拡大させることが可能と言われているが、同時に発生したフィールドと粒子はモビルスーツの機器に干渉するほど強力で、その間に入ればミノフスキー粒子を利用した推進装備を無効化してしまう。

実体化したビームはビームサーベルとほぼ同一であり、武器として使用する事も可能である(但しマザー・バンガードはその際マストが破損したため、推進力が大幅に失われている)。また、V2ガンダムは盾としても利用している事が確認されている。

[編集] 駆動技術

[編集] フィールドモーター駆動

フィールドモーター駆動(フィールドモーターくどう、I-Field Motor Drive)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定として『ガンダムセンチュリー』より登場する、モビルスーツの駆動形式の一種。

ミノフスキー物理学を伴わない流体パルス駆動と対になる駆動技術である。ミノフスキー粒子とIフィールドの相互作用により間接部を駆動させる。流体パルス駆動に比べて高出力・高トルクであるが、機器を小型化できる利点があったといわれる。ミノフスキー博士が地球連邦軍に亡命してから発明した技術であるため、ジオン公国軍のモビルスーツにはほとんど使われていない。その後の地球連邦軍におけるモビルスーツの駆動形式の主流となり、マグネット・コーティングと相まってムーバブルフレームの発展につながった。

[編集] Iフィールドビーム駆動

Iフィールドビーム駆動(アイフィールドビームくどう、I-Field Beam Drive: IFBD)は、アニメ『∀ガンダム』より登場する、モビルスーツの駆動形式の一種。Iフィールドビームドライブともいう。マヒローが採用する人工筋繊維と並んで、設定上は未来世紀の時代に広く一般化し始めた駆動形式だという事になっている。

機体表面にIフィールド立方格子の梁を作り、それによって関節を駆動させる方式。∀ガンダムスモーなどに採用されている。これらの機体の腕部や脚部などは内部に機械構造を持たない無垢の金属であり、外側から操り人形のように駆動する。このことによりジェネレーターの出力をほぼ全て武装に回すことができるため、低出力で高機動な戦闘が可能である。また、設定上は、ミノフスキー粒子が充満している場所ではミノフスキーフライトのように自由に浮遊し、行動することができるともいわれている。

また、Iフィールドビーム駆動に使われるIフィールドジェネレーターは、Iフィールドバリアーとも兼用となっている。この時代のIフィールドバリアーは、宇宙世紀のものと名称は同じでも、技術自体はミノフスキーバリアーからさらに発展したものであるといえる。基本的にビームにも実体弾にも完全対応している上に、攻撃にも使用される。例えば、腕部のIフィールドを展開させたまま殴りつけることにより、相手に大きな衝撃を与えることが可能となっている。

[編集] 通信・探知技術

[編集] ミノフスキー通信

ミノフスキー通信(ミノフスキーつうしん、Minovsky Communication)は、『機動戦士ガンダム』への後付設定として『ガンダムセンチュリー』より登場する、モビルスーツの通信技術の一種。

ミノフスキー粒子の立方格子を振動させて、情報を伝達する技術である。サイコミュによって制御され、ニュータイプの精神波の反応を伝える。この技術が始めて搭載されたのはエルメスである。この時、周囲のミノフスキー通信影響下にある人間に宇宙空間であるにもかかわらず「ラ……ラ・ラ……」という音を感じさせた。また、後にはエンジェル・ハイロゥにおいて地球圏全体に歌を響かせたこともある。

[編集] ミノフスキー干渉波探知システム

ミノフスキー干渉波探知システム(ミノフスキーかんしょうはたんちシステム、Minovsky Interference Wave Detection System)は、OVA機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』より登場する、モビルスーツの探知技術の一種。

ミノフスキー粒子の散布領域内に物体が存在した場合、Iフィールドの立方格子が崩れ、それが他のミノフスキー粒子に干渉して濃度の変化をおこす。これがミノフスキー干渉波である。電波障害の度合いを元にこれを検出分析し、物体の位置や大きさを判別するのがミノフスキー干渉波探知システムである。宇宙世紀0083年当時にはすでに存在したが、まだ発展途上の技術であり、物体の種類までは判断できず、ダミーとの区別も付かないという問題があった。

[編集] ミノフスキー・コントロール

ミノフスキー・コントロールMinovsky Control)は『機動戦士Vガンダム』に登場する遠隔通信技術の一種。

ミノフスキー通信の応用技術で宇宙世紀0150年前後にベスパ(旧サナリィの技術陣)により開発されたとされている。MS本体から離れた装備に対してサイコミュを用いずに遠隔操作を行うというものである。しかしサイコミュを用いない遠隔操作では複雑な操作はできず、またその扱いも難しいとされている。この時代においても遠隔操作の抜本的な問題は解消されないままであった。ゾロのボトムターミナル、コンティオのショットクローの制御などに用いられていた。

[編集] ビーム・フラッグ

ビーム・フラッグ(Beam Flag)は『機動戦士ガンダムF91』から登場する通信技術の一種。

ビームをその名の通り旗状に形成し、通信がし難い高ミノフスキー散布区域でも命令が迅速に行えるので自分の部隊の印、または自軍への戦意向上にも一役買っている。 主にベルガ・ダラスの背中に装備され、フロンティアⅣ占領パレードの際のデモンストレーションとして使用した。

[編集] その他

[編集] 第7世代ミノフスキー物理理論による対モビルスーツ無力化兵器

第7世代ミノフスキー物理理論による対モビルスーツ無力化兵器は、『∀ガンダム』にて設定上存在する兵器。

第7世代ミノフスキー物理理論(だいななせだいミノフスキーぶつりりろん、7th-GMPT: Seventh Generation Minovsky Physical Theory)とは正暦時代に伝えられる黒歴史によると、未来世紀時代に発展したミノフスキー物理学の理論である。この物理理論により、従来のミノフスキー粒子の動きを全て停止させる技術が確立された。その技術により従来のミノフスキー物理学を応用した技術は全て使用不可能になり、未来世紀におけるミノフスキー物理学は衰退したとされている。

この対モビルスーツ無力化兵器はネオジャパンが開発したというモビルアーマー・ウォドムに搭載されているという設定だが、『∀ガンダム』劇中では使用されていない。また、設定によれば∀ガンダムの建造時にも搭載が検討されたが、この時代には過去のものとなっていた技術を完全に再現させることができず、搭載が間に合わなかったため、急遽この兵器が搭載される予定であった位置にビームサーベルが設置されたという。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目


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