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Ζ計画 - Wikipedia

Ζ計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Disambiguationこの項目では架空の計画について説明しています。ドイツの海軍拡張計画についてはZ計画をご覧ください。

Ζ計画(ゼータけいかく、プロジェクト・ゼータPROJECT Ζ)は、アニメ機動戦士Ζガンダム』及び『機動戦士ガンダムΖΖ』にて設定上存在する架空の軍事計画。アナハイム・エレクトロニクス社エゥーゴによる高性能モビルスーツ共同開発計画である。

(注)なお、本項では解説の都合のため、一部のモビルスーツの名称と型式番号を併記する。

目次

[編集] 概要

Ζ計画は、アナハイム・エレクトロニクス社とエゥーゴによる共同開発計画であるとされるが、詳細ははっきりしていない。エゥーゴの主力モビルスーツを開発する計画とする説もあれば、次世代の可変モビルスーツを開発する計画とする説もある。Ζ計画という名称がつけられた時期も明確ではなく、また、どこからどこまでがΖ計画の範囲なのか、いつまで続けられたのかさえも不明である。

分かっていることは、Ζガンダムを開発するための計画であったことと、原点はリック・ディアスの開発計画であること、主要なモビルスーツにはギリシア文字によるコードネームと「ガンダム」の名がつけられ、後にアナハイム・ガンダムと呼ばれるようになったということだけである。

[編集] 開発経緯

[編集] γガンダム開発計画

宇宙世紀0085年当時、アナハイムはガンダム開発計画に伴う事件により地球連邦政府の不信を買い、新たな受注を見込める状況ではなくなっていた。しかしながら兵器開発を停止するわけにはいかないため、独自に新規の高性能モビルスーツ開発を始めた。そこに当時反政府組織エゥーゴを秘密裏に結成したばかりのブレックス・フォーラ准将が目をつけ、両者の思惑が合致し共同で開発することとなった。

エゥーゴは高性能の量産型モビルスーツとその母艦の開発を要求し、モビルスーツに型式番号「MSA-099」(後のリック・ディアス)を、母艦にコードネーム「ホワイトベースII」(後のアーガマ)をつけ、開発することとなった。

「MSA-099」には地球連邦からエゥーゴの動きを欺くための型式番号として「RMS-099」が与えられ、さらにその試作機として「RX-098」(後のプロトタイプ・リック・ディアス)が開発された。しかし、コストと開発時間を削減するために当時の地球連邦軍のモビルスーツと共通のフレームを使用したため、予定していた性能に達せず、開発は難航していた。

そこに新素材ガンダリウムγを持参したクワトロ・バジーナ大尉がエゥーゴに参加。問題は解決し、「MSA-099」にはコードネームとしてガンダリウムγを使用したガンダム「γガンダム」(ガンマガンダム)の名がつけられ、実機の開発が行われた。さらに、γガンダムは完成の際にクワトロ・バジーナ大尉により「リック・ディアス」と名づけられた。ちなみに、「ホワイトベースII」は宇宙世紀0087年の完成時に、メラニー・ヒュー・カーバインにより「アーガマ」と名づけられている。

なお、リック・ディアスの開発を担当したのはかつてガンダム試作1号機ガンダム試作3号機を開発した先進開発事業部「クラブ・ワークス」とガンダム試作2号機ガンダム試作4号機を開発した旧ジオン系の技術者が在籍している「第二研究事業部」であったことが後に判明している。

[編集] 可変モビルスーツ開発計画

リック・ディアスの完成直前である宇宙世紀0086年、エゥーゴはアナハイムに対し可変モビルスーツの開発を要求した。当時、実質的にティターンズの支配下にあった地球連邦軍は既に可変モビルアーマーアッシマーの開発に成功しており、これに対抗するためには20m級以下の可変モビルスーツが必要と考えたのである。一年戦争時代にはガンタンクガンキャノンガンダム(型式番号:RX-78)などのRXタイプモビルスーツに代表される「合体モビルスーツ」は既に完成していたが、モノコック構造の組み合わせで実現された合体モビルスーツと違い、ムーバブルフレーム構造を必要とする可変モビルスーツの開発は辛苦を極めることとなったのである。

エゥーゴの要求は以下の4点であった。

  1. モビルスーツ形態時に20m以下の頭頂高であること。
  2. 変形所要時間が0.5秒内であること。
  3. 宇宙・地球問わず全領域で運用可能であること。
  4. オプション無しで大気圏突入可能であること。

アナハイムはこれに従い、宇宙世紀0086年1月に「可変モビルスーツ (TMS) 開発計画」を発動し、総合オブザーバーに旧ジオン系技術者のアレクサンドロ・ピウツスキ博士、可変機構及びムーバブルフレーム担当にゲルハルト・グルック博士、ジェネレーター及び熱核ジェット・ロケットエンジン担当にオスカー・ライエル博士などを招集した。この説によると、この時点で「Ζ計画」の名称が既に付けられていたとされるが、異説も多いことを挙げておく。

まず「TMS用素体モビルスーツ」として、アナハイムで2番目のガンダム「εガンダム」(エプシロンガンダム)の開発が始められた。εガンダムは更なる新素材ガンダリウムεを使用したためにそのコードネームが付けられたとされる。しかし、肝心のガンダリウムε自体の開発が進まなかったため、ガンダリウムの実験機を「εガンダム」に、可変機構の実験機を新たに「δガンダム」(デルタガンダム)のコードネームを名づけてM.ナガノ博士らの開発チームへ分割し、同時並行で性能競争を前提に開発することとなった。なお、このδガンダム以降は、使用しているガンダリウム合金とは関係がないギリシア文字のコードネームがつけられるようになっている。

δガンダムは、M.ナガノ博士により「百式」と名づけられ、また型式番号は MSN-100 (MSA-100) とMSN-001 (MSA-001) のダブルミーニングで「MSN-00100」となった。εガンダムは「エプシィガンダム」と名づけられたが、結局ガンダリウムεの開発自体が長期にわたることが判明し、核パルス推進装置ブロッサムと合わせ宇宙世紀0095年ごろの完成を目指した計画に変更されたという。なお、エプシィガンダムの型式番号は不明である。

[編集] 量産機の開発

一方、Ζ計画と直接の関係があるかどうかは不明であるが、この時点で量産機の開発が行われている。

当時のエゥーゴの主力はジムIIであったが、エゥーゴの活動が拡大するに従い戦力の不足が問題となっていった。いくらコストを抑えたとはいえ、リック・ディアスは高性能すぎるため量産には不向きであった。そこでエゥーゴは大量生産向きの機体の開発を発注し、アナハイムはハイザックをベースにマラサイ(型式番号:MSA-002)を、ジムIIをベースにネモ(型式番号:MSA-003)を、それまでの開発で培った技術をスピンオフして開発した。

マラサイがちょうど完成した頃である宇宙世紀0087年3月2日、エゥーゴは「ガンダムMk-II強奪事件」を引き起こしグリプス戦役が勃発。ティターンズはアナハイムの事件への関与を疑い、その追及をかわすために先に完成していたマラサイはティターンズ側に譲渡され、エゥーゴ側にはネモが提供されることとなった。これにより、ガンダリウムγに関する技術もティターンズに渡ってしまっている。

その後、ネモの改修機ネモII(型式番号:MSA-004, MSK-004)も開発されている。

[編集] Ζガンダムの誕生

宇宙世紀0087年上旬には、アナハイム初の可変モビルスーツであるメタス(型式番号:MSA-005)と百式が完成した。メタスは簡易型の可変用フレームを導入した実験機であり、モビルアーマー形態はAMBAC機能がほとんど無い宇宙戦闘機形態であったものの、可変機構の実現をついに成功させた機体である。しかし、百式はムーバブルフレームの耐久性に問題があり、結局可変モビルスーツとして開発することは断念され、次の「ζガンダム(Ζガンダム)」(ゼータガンダム)の開発に移ることとなった。一般的にはここで初めて "MSZ" で始まる型式番号が使われるようになったため、「Ζ計画」の名称が誕生したのはこの時点であると考えられている。

Ζ計画ではまずエプシィガンダム・百式系のフレーム(TMS用素体モビルスーツ)を流用したプロトタイプΖガンダムが開発され、Ζ計画を意味する "Z" の文字が含まれた「MSZ-006X」という型式番号が与えられた。プロトタイプΖガンダムはメタスの実験データなどが導入されて開発が続けられていたが、ここでエゥーゴは「ガンダムMk-II強奪事件」を引き起こし、ガンダムMk-IIを入手。ティターンズのムーバブルフレーム技術を入手できたことでフレーム構造の問題が解決された。また、「ガンダムMk-II強奪事件」以降エゥーゴに参加した少年カミーユ・ビダンは、Ζ計画の一員であったアストナージ・メドッソと共にΖガンダムの開発を知ると、Ζガンダムの大気圏突入装備の一案であるフライングアーマーや、可変機構などのアイディアを提出した。

ピウツスキ博士、グルック博士、ライエル博士らによりこれらの技術が結集され、ついに軽装甲・高機動の高級可変モビルスーツ「Ζガンダム」(型式番号:MSZ-006)が完成したのである。宇宙世紀0087年7月のことであった。Ζガンダムの1号機はその後1ヶ月のテストを終え、カミーユ・ビダンの乗機として配備され実戦に投入されている。

[編集] Ζ計画のスピンオフ

Ζガンダムの完成後も「Ζ計画」の名称で開発が進められた。Ζガンダムは量産には向かないフラグシップ機であったが、戦力の中心は量産機である。そのため、Ζガンダムの量産機へのスピンオフとして、量産型Ζガンダム(型式番号:MSZ-007)が計画されたが、変形機構が省略されたため性能の低下を招き、競合して計画されていた量産型百式改(型式番号:MSR-00100S)に敗れ、開発は中止された。

またカラバが独自に計画したΖプラスシリーズ(型式番号:MSK-006)は、その性能の高さから高性能量産機としてエゥーゴ・地球連邦軍内でも「MSZ-006」の型式番号で一定数が採用された。さらにカラバはリック・ディアスを基にしてディジェ(型式番号:MSK-008)も開発し、少数を量産している。

Ζガンダムの後継機はΖII(ゼッツー)(型式番号:MSZ-008)の名称で開発が進められた。変形機構を簡略化し総合的な運用性も向上されると期待されたが、設計が完了した時点でエゥーゴ上層部がθガンダム(ΖΖガンダム)の開発を優先する方針を採った為に廃案となっている。

[編集] Ζ計画とガンダムMk-III、ガンダムMk-IVとの関係

なお、フジタ博士らの開発チームにより、ガンダムMk-IIの発展機としてガンダムMk-III(型式番号:MSF-007)、ガンダムMk-IV(型式番号:MSF-008)が開発されているが、これらはムーバブルフレーム機構の確認のために作られた、単なる実験機のようである。しかし、ガンダムMk-IIIは同じく実験機であったメタス同様に実戦投入されており、ガンダムMk-IVはマラサイ同様にティターンズの裏取引に使われたといわれている。

[編集] θガンダムとιガンダムの開発競争

Ζガンダムは、変形機構による破格の汎用性と機動力を備えた優秀な機体であったが、グリプス戦役後期にはモビルスーツの大型化・重火力化が目立ち始め、その性能的な優位性は徐々に揺らいでいった。これに対抗する為、エゥーゴ上層部はアナハイムにΖガンダムとは異なる重装甲・重火力を基本コンセプトとする機体を発注した。アナハイムはこれを受け、M.コバヤシ博士、レシル博士らによる「θ(シータ)ガンダム」の開発に着手、変形機構に加え『合体』という要素を盛り込むと共に、エゥーゴより全高20mサイズの機体に出力50MWクラスの大出力ビーム兵器を搭載する要求が提出され、開発は困難を極める事となる。

θガンダム開発の第一段階として「MSZ-009」(プロトタイプΖΖガンダム)が完成するものの、要求性能を満たす事が出来なかった。そこで動力系統が再構成され、当初の二体分離・合体方式に加え新たにコア・ブロック・システムを導入し、ジェネレータを3基構成とする事でΖガンダムの3倍強の出力を得る事に成功する。この段階でコア・ブロックを中核として分離後の各パーツを航宙/航空戦闘機として運用する基本プロットが決定し、θガンダムの設計から分化した派生機としてι(イオタ)ガンダム(形式番号:MSA-0011)の設計案が提出され、θガンダムと並行して開発されている。

ιガンダムはΖガンダム(006系)を担当した設計チームによって開発が進められ、各部の意匠を始め、機体バランス自体もΖガンダムに近いものを持っている。ιガンダムではθガンダムによって提出された分離/合体システムに別のアプローチを持って臨み、機体の拡張性を重視し、コア・ブロックを中核とした壮大な兵器体系の一環として構築されている。追加パーツ装着による膨大な機体バリエーション群は単機のMSの範疇に留まらず、かつてのデンドロビウムに匹敵する規模を持つ303E(通称:ディープストライカー)と呼ばれる構想すら存在する。これらの殆どは実機が建造されず、机上のプランのみに留まっている。ιガンダムはθガンダムと比較して火力・装甲強度は若干控えられているが、準サイコミュであるインコム・システムに加え、無人化MS構想の試験機として「ALICE」と呼ばれる自律式コンピュータを搭載する等、先進的な装備を備えていた。分離形態はθガンダムと同じ構成となっているが、各パーツには専用のコクピットが設けられており、各々が独立して稼動する事が出来る。また、MS形態時にはA・B両パーツのコクピットがコアブロックに結合されている。この為、緊急時には3つのコクピットブロックが合体した状態での脱出も可能になっている。その結果として機体は大型化する事となり、全高25m級の機体となっている。

θガンダムから難航していた変形機構を省略し、MS形態時のみを再現した増加試作機も複数製作されている。これが後のFAZZ(ファッツ)と呼ばれる機体であり、MSとしてのθガンダムの機能及び同時進行で開発中のフルアーマー・システム装着時における各部の部材消耗度の検証が目的であった。

FAZZの建造から更に半年近くの期間を経て完成したθガンダムは、006系に近いιガンダムとは異なり、かつてのRX-78ガンダムに近い機体設計を持つ機体である。出力50MWクラスの直結型メガ粒子砲(ハイメガ・キャノン)を固定武装として搭載し、主兵装である2連装メガ・ビームライフルは手持ち火器のサイズながらメガ・バスーカランチャー並みの威力を備える等、当時最高水準の火力を備えていた。また、ιガンダムのインコム及び「ALICE」に相当する制御システムとして、操縦系統に簡易サイコミュであるバイオセンサーを採用し、ニュータイプ・パイロット対応型の機体となっている。分離後の各パーツはコア・ファイターを中核として一年戦争時のGアーマーを参考にした運用体系を持ち、共通の制御ユニットとしてコア・ファイターを兼用する設計であった。ドッキング時に余剰となるコクピット(コア・ブロック)は分離可能であり、柔軟な運用を可能とした。θガンダムの機体運用システムは基本的に単機のMSとして完結しており、高性能MSの意味を単機での最大戦闘能力にもとめたその機体コンセプトは、拡張性を重視したιガンダムのそれとは好対照を為す存在である。

θガンダムとιガンダムは、エゥーゴの次期フラッグ・シップの最終候補として開発された機体であり、事実上の競合機と言える間柄である。両機の開発部署間においては互いに機体性能を向上させるべく開発競争が行われており、その事が機体スペックのインフレーションに一層の拍車を掛ける要因ともなっている。θガンダムとιガンダムは機体特性の差異はあれど、その総合的な機体パフォーマンスは拮抗していた。しかし、最終的にはθガンダムが「ΖΖガンダム」と名付けられ、エゥーゴのフラッグ・シップとして正式採用されている。

[編集] その後

ティターンズの崩壊後、旧ティターンズ系の技術を入手した機体も開発されている。バーザムを元に開発された量産機バージム(型式番号:MSA-008)は、当時の地球連邦軍の主力機ジムIIIを越える高い性能を持っていたために地球連邦軍において型式番号「RGM-87」が与えられ量産されることとなった。

他にも、ギャプラン以前にアナハイムとジャブロー基地との共同で開発されていた「Σガンダム」(型式番号:RX-183)という機体があり、カラバの要望で「MSK-009」の型式番号を与えて開発が続けられていたが、さらにエゥーゴの要望でΖΖガンダムの後継機として「κガンダム」(カッパガンダム)というコードネームと「MSA-014」の型式番号まで与えられたといわれているが、ΖΖガンダムのプロトタイプとする異説もあり、詳細は不明である。

なお、ΖΖガンダムを量産しようという計画もあり、量産型ΖΖガンダム(型式番号:MSZ-013)の設計されたが、量産型Ζガンダムと同じく大してメリットが見出せなかったため、中止されている。

また、Sガンダムの後継機として、ニュータイプ専用モビルスーツの開発が計画され、「λガンダム」(ラムダガンダム)のコードネームと「MSA-0012」の型式番号が与えられた。Sガンダムが複雑になりすぎたため、λガンダムは分離合体可変モビルスーツではなく簡易的な可変モビルスーツとして開発されていたとされ、その技術をスピンオフした高級量産機ネロ(型式番号:MSA-007)も早いうち(Sガンダムの完成と同時期)に完成しているが、λガンダムが実際に開発されたかどうかは不明である。

この頃になると、エゥーゴは地球連邦と一体化してしまっており、さらに第一次ネオ・ジオン抗争が終結してしまったため、Ζ計画自体が立ち消えとなってしまったようである。しかしながら、Ζガンダムの量産計画も再度検討されており、変形機能を廃し新たにバック・ウェポン・システム (BWS) を導入したΖプラスR型(型式番号:MSZ-006R, RGZ-006)が開発され、その発展型として宇宙世紀0092年の第二次ネオ・ジオン抗争の頃にはリ・ガズィ(型式番号:RGZ-91)も開発されているが、バック・ウェポン・システムという概念自体の欠点により、量産には至っていない。はたしてリ・ガズィの開発までがΖ計画に含まれるのかは定かではない。

[編集] Ζ計画によって開発された主なモビルスーツ

[編集] アナハイム・ガンダム

Ζ計画以降、アナハイム・エレクトロニクス社によって開発された、ギリシア文字によるコードネームをつけられたガンダムタイプモビルスーツを俗にアナハイム・ガンダム (ANAHEIM GUNDAM) と呼ぶ。

[編集] 概要

ガンダム開発計画の情報は長らく封印されていたため、一般に知られていたアナハイムが開発した最初のガンダムはγガンダム(リック・ディアス)であった。当然ながら最初に開発された機体が "γ" であるため、「αガンダム」や「βガンダム」などというものは存在しない。一応、技術者同士の隠語としてαガンダムをガンダム(RX-78)、βガンダムをガンダムGPシリーズあるいはガンダムMk-IIをさす言葉として使い、さらにγガンダムを3番目のガンダムという意味でも使っていたようだが、あくまでも後付でありほとんどジョークのようなものであった。

なお、γガンダムとεガンダムのコードネームは使用しているガンダリウム合金に由来するため、純粋に単なるコードネームとしてギリシア文字がつけられるようになったのはδガンダムが初であり、またεガンダムとδガンダムの開発順は前後していることになる。この他、型式番号を見る限りではκガンダムとλガンダムの開発順も前後しているが、詳細は不明である。

アナハイム・ガンダムの系譜は実際のところ、宇宙世紀0085年に開発されたγガンダムから宇宙世紀0093年に開発されたνガンダムまでであり、宇宙世紀0105年に開発されたξガンダム(Ξガンダム)はνガンダムにあやかって名づけられただけに過ぎない。Ξガンダムが許されるならば、ギリシア文字によるコードネームは付かないがアナハイム・ガンダム20周年記念で開発されたことになっているオデュッセウスガンダムも、アナハイム・ガンダムと呼んでよいとする説もある。

[編集] νガンダム開発計画

Ζ計画の末期、ニュータイプ専用モビルスーツとしてλガンダムの開発が行われた。このモビルスーツが完成したかどうかは定かではないが、第一次ネオ・ジオン抗争が終結し、エゥーゴが消滅した後でも、技術の停滞を避けるため新たなモビルスーツの開発は行わねば成らなかった。

宇宙世紀0090年頃、地球連邦軍に復帰していたアムロ・レイ大尉の要請で新たにニュータイプ専用モビルスーツを開発することとなり、λガンダムの延長として、「μガンダム」(ミューガンダム)のコードネームと「RX-90」の型式番号が与えられた。一般的には、ここで初めてΖ計画以外でのアナハイム・ガンダムが誕生したと考えられている。μガンダムはかつてのガンダム(RX-78)のようなオーソドックスなモビルスーツとしてデザインされ開発が続けられたが、サイコフレームサイコミュ・システムの開発が思うように進まなかったため、ニュータイプ専用機としての機能を満たさないまま、次の「νガンダム」(ニューガンダム)の開発に進んだようである。

宇宙世紀0092年、νガンダムは「RX-93」の型式番号が与えられ、アムロ大尉自身の設計により開発が始められた。第二次ネオ・ジオン抗争の勃発により早急に完成させなければならなかったものの、完全なサイコフレームが導入されたことによりサイコミュ・システムの感受性が高められ、実戦に導入可能となった。ただし、このサイコフレームはアナハイムの別部署が開発したサザビーに搭載されていたネオ・ジオン系の技術であった。

νガンダムは急遽開発された機体であったため、実際の完成機はHi-νガンダム(型式番号:RX-93-2)であったといわれている。しかしながら、Hi-νガンダムの完成時にはアムロ大尉は行方不明となっており、実際に搭乗可能な人物はもはやいなかった。

また、量産機として量産型νガンダム(型式番号:RX-94)が計画され少数が生産されたものの、ニュータイプでなくても使えるようにインコムを装備したタイプもあったが、乗りこなせた人物は少なかったようである。

アナハイム・ガンダムの系譜はこのνガンダムを持って一時的に途絶え、次の機体が登場するのは12年の時を待たねばならない。

[編集] Ξガンダム開発計画

宇宙世紀0100年を越えた頃になると、ミノフスキークラフト技術が向上し、モビルスーツに搭載可能な大きさまで小型化することができるようになった。

宇宙世紀0104年、秘密結社マフティーの主導者マフティー・ナビーユ・エリンから、アムロ・レイ大尉の遺志を継ぎνガンダムの次である "ξ" (Ξ) の文字がつけられたガンダムを開発して欲しいという要望があり、また新たにギリシア文字を関したモビルスーツを開発することとなった。コードネーム「ξガンダム(Ξガンダム)」(クスィーガンダム)、型式番号「RX-105」が与えられた。

まずプロトタイプとして、モビルスーツとしては初めてミノフスキークラフトを搭載した、オデュッセウスガンダム(型式番号:RX-104)を開発した。この名称は最初のアナハイム・ガンダムであるリック・ディアスが開発されてから20周年の年に開発された機体であるため、20年の航海の末に国へ帰還したギリシア神話英雄オデュッセウスに由来すると説明されている。オデュッセウスガンダムにはいくつかのオプションユニットが装備可能であり、最も基本的な単機能フライトユニット(ペーネロペーユニット)が装着されたペーネロペー(型式番号:RX-104FF)と呼ばれる形態で地球連邦軍に引き渡された。

そして、オデュッセウスガンダムの開発で培われた技術を元としてΞガンダムは完成し、マフティー側に引き渡され実戦に投入されている。Ξガンダムはオプション機能を必要とせず、単体で飛行が可能であった。

さらにΞガンダムの発展型としてコードネーム「οガンダム」(オミクロンガンダム)が計画されたというが、詳細は一切不明である。アナハイム・ガンダムはこのοガンダムを最後に確認されていない。

[編集] εガンダム

[編集] 機体解説

εガンダム」(エプシロンガンダム)はアナハイムで2番目に開発が始められたガンダム。百式(δガンダム)の素体となった可変試験機と共通の機体を利用し、百式に前後してロールアウトしたものとみられている。 この機体は核パルス推進システムをMS搭載用にダウンサイズした「システム・ブラッサム」の試験を目的として建造された。UC.0086~87年にスタートし、UC.0090~95年の完成を目標とした長期的計画に基づくものであったとされているが、後にそれが完成の日の目を見たのかは判っていない。ただひとつUC.0087年4月13日にテストの失敗が記録されているのみである。

また、もうひとつの特徴として、この機体には更なる新素材ガンダリウムεを使用していた事が挙げられる。

[編集] 出典

モデルグラフィックス

[編集] レイピアI(ηガンダム)

[編集] 機体解説

ηガンダム(エータガンダム) - MSZ-007 「レイピアI」またはMSZ-008(ΖII)やMSZ-010(ΖΖガンダム)同様にΖの名を冠して「ΖレイピアI」といわれている。稀に「レイピア・ガンダム」といった表記も見られる。

レイピアIは公にΖガンダムの発展第二段階に位置するとされる可変MSである。ガンダムMk-IIのムーバブルフレームの設計に影響を受け、また本来は可変型MSであった百式(δガンダム)の開発系統の延長線上にあったΖガンダムであるが、本機はリック・ディアスの設計を担当したチームが製作に関与しており、リックディアス系の発展をも念頭に入れていると言われている。

ΖIIがメタス系の変形メカニズムを参考としているのに対し、このレイピアIはΖガンダムのそれにほぼ準じたものを受継いでいる。外見的にはΖガンダムよりも無骨な体型をしている。背中にはΖガンダムの様なバインダー(ただし全長約17mと長大)を持つ。両肩にビームキャノンらしき突起物があり、股間には変形した際に垂直翼になるものがある。腰の両サイドにはリックディアス系で装備されていたバインダーをビームキャノン化したものが備わっており、Ζプラスの大腿部ビームキャノンと同様の働きをしたと考えられる。事実、本機の開発担当チームはΖプラスの最初のモデルであるMSK-006を相当に意識していたと言われている。

第一種装備と呼ばれる大気圏突入用のフライングアーマーの他、重攻撃型モビルアーマー仕様のウィングブースター、そしてウェイブライダー形態でのみ使用されるエキステンションブースターなど、全5種のオプションが用意されているという。

レイピアIと名付けられているが、レイピアII、レイピアIIIと後に続く機体が作られたかは不明である。一般的に世に知られる第一種装備の仕様を「I」と指し、第二、三種と換装される度に末尾の数字も変化したのではないかといった説も浮上している。また、それぞれの装備の仕様にΖガンダム3号機の各タイプで先行して評価試験されていた機構との類似性を指摘する声もある。

Ζガンダムの完成以後もΖ計画は継続され、当時のアナハイム・エレクトロニクスは複数の開発部署が互いに可変型モビルスーツの開発競争をしていたことが資料文献から見受けられる。本機もそういった状況下に製作された物のひとつであり、Ζガンダムのロールアウトから半年以上後のU.C.0088年1月25日(ちょうどジャミトフ・ハイマンの死去やペズン事件の勃発と同日)に実機の完成まではこぎつけたものの、その後の経緯に関しては判然としていない。本来「ζ」は「η」の後に続くはずのギリシャ文字であるが、「ζガンダム」の後継機である本機に先に来るべき「ηガンダム」の名が冠されている点からも、当時の混乱した状況が推測できる。

この冠のギリシャ文字が前後している事と、型式番号が量産型Ζガンダムと同じとなっている理由は不明であるが、コスト高騰などの理由で百式系量産化計画に譲るかたちで廃案となった量産型Ζ(=Ζガンダムの前段階に位置する非可変のプロトタイプΖの仕様を直接反映した物)から、恐らくは宙に浮いていたMSZ-007のポストを本機が引き継ぐかたちを採っていたのではないかといわれている。この点はジオン公国軍におけるMS-16 (YMS-16) ナンバーの複数の機体群にも類似性を見出せる。

[編集] 出典

月刊モデルグラフィックス、「GUNDAM WARS PROJECT Z」、「GUNDAM WARS II MISSION ZZ」等

[編集] Σガンダム(κガンダム)

[編集] 機体解説

κガンダム(カッパガンダム) - MSA-014 (MSK-009, RX-183) Σ(シグマ)ガンダムとは2体の飛行型MAが合体変形するガンダムである。

当初はアナハイム社によって連邦軍用の機体(RX-183)として提案されたものであるが、ムラサメ研究所に開発が移管されている。計画の源流は古く、ガンダムMk-IIの試作機と同時期に提示されていた案のひとつだったとされており、ORX-005ギャプランサイコガンダム系列の開発に影響を与えたといわれている。その後さらにエゥーゴやカラバのものに相当するナンバーが与えられている事から、世に知られる完成形に到達するまでに紆余曲折を経た様子が想像できる。

最終的にはアナハイムガンダムシリーズの枠組みに編入され、κガンダムのコードネームが与えられているが、Σガンダムが俗称として知られている。後述するヴァリアントガンダムにも当初シグマガンダムの名が冠されていたが、直接的な関係が存在したのかは分かっていない。しかし、それぞれUC.0093年と0095年に相次いで木星星圏におけるネオジオン残党の反乱に投入されたという興味深い記録が残っている。

外観の様相はΖガンダム(ζガンダム)の様なバインダーを背中に2つ持ち、上半身はΖΖガンダム(θガンダム)にも似た印象である。足のすねの部分にBパーツの巨大翼になるものの突起物が一目で分かるように付いている。変形後の機体はシグマフライヤーと呼称され、さらに分離も可能である。上半身(Aパーツ)はシグマアタッカー、下半身(Bパーツ)はシグマフライヤーとなる。MS形態時はBパーツ側のパイロットが機体操縦を担当し、Aパーツのパイロットは火器管制を行う。Aパーツにはサイコミュを搭載可能な設計となっている。また、ある段階では推進システムにミノフスキークラフトの技術を応用したものを使用していたとも言われているが、それが実用に耐えうるものだったのかに関しては定かではなく、当時の技術体系と照らし合わせれば懐疑的な意見が多い。

[編集] 出典

当初は1985年に「マイアニメ」誌上に掲載されたものであり、モデラーの揚田幸夫によって考案され、小林誠による設定が付け加えられたオリジナルMSであった。初出から二年後の1987年には「月刊ホビージャパン」の企画「Mobile Suit in Action ジオンの星」に登場し、MSK-009の型式番号とUC.0093年に木星圏でのネオ・ジオン残党掃討に投入されたというエピソードが付け加えられた。その翌年には「モデルグラフィックス」の「アナハイム・ガンダム一覧表」にRX-183(κガンダム)として記載され、同誌別冊ムック「ガンダム・センチネル」ではさらにMSA-014の型式番号が与えられる事となった。このように、モデラー発祥のオリジナル設定でありながら、複数の誌面を跨いで設定が付け加えられていった極めて珍しい例としてガンダムファンには知られている。本項ではそれぞれの記事の内容を統合する形で編集した。

[編集] λガンダム

[編集] 機体解説

λガンダム(ラムダガンダム)は、型式番号MSA-0012 (MSA-111)のモビルスーツ。ネロの上半身の基にされたガンダムでもある。

[編集] 出典

モデルグラフィックス

[編集] μガンダム

[編集] 機体解説

μガンダムは形式番号YRA-90Aを持つアナハイム・エレクトロニクス社開発のモビルスーツである。 νガンダムの基礎となった性能試験用の機体である。νガンダムの原型機とされているが、サイコミュやサイコフレームの類は取り付けられてもいない。

様相は全体的なシルエットはほとんどνガンダムの形状と似ている。ただ、全体的にνガンダムの流線型に近い形状よりμガンダムの形状はかどが立っていて、もう少し兵器っぽさが出ている。 ビームライフルに関しても、ほぼνガンダムのビームライフルに近い構造である。

ガンダム顔もほぼνガンダムであり、角は4本である。

[編集] 出典

PC-9801用ゲーム『機動戦士ガンダム ADVANCED OPERATION』に登場した。

[編集] πガンダム

機体解説

πガンダム(パイガンダム)は(HJ別冊『MOBILE SUIT GUNDAM ZZ"MOBILE SUIT IN ACTION"』(1986年12月発行)) に掲載されている。

[編集] ρガンダム

機体解説

ρガンダム(ローガンダム)は(HJ別冊『MOBILE SUIT GUNDAM ZZ"MOBILE SUIT IN ACTION"』(1986年12月発行))に掲載されている。

[編集] バリアントガンダム

[編集] 機体解説

バリアントガンダム(Vガンダム・Valiant Gundam)は「コミックボンボン」のオリジナル企画で生まれたガンダムである。型式番号はJRX-0095-V1(RX-95)。当初、本機の名称は「シグマガンダム」とされていたが、建造が進むと変更が行われていった。おなじく「シグマ」の名を冠した前出のΣガンダム(κガンダム)との直接的な関係性は不明であり、本来それがアナハイム・ガンダムシリーズ上の「σガンダム」を指す物であったのかも言及されていない。

目立つ特徴として、バックパックからΖΖガンダムのビームキャノン兼ビームサーベルのような突起物と、同じくΖΖのミサイルポッドのような突起物が出ている。X字のウイングが背中から4つ出ている。また、両手はバウのようである。顔は初代ガンダム顔に近いが、ほほの窪み部分が青く染められているので、今までのアナハイムガンダムらしさはない。角は4本。コクピットは首の下に設置されている。

バリーズシステム

バックウェポンシステムとコアブロックシステムを融合させたバリーズシステムを持つ 。 バリーズファイター(コア・ファイター)についているバリーズシステムとは太陽風で推進するシステムである。「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」に登場するスターゲイザーのヴォワチュールリュミエールに似た原理であるといえる。 また、Ξガンダムと同様のビームバリアの帆を装備している。

設定によれば、第二次ネオ・ジオン紛争の後、木星圏へ逃れたネオ・ジオン残党が結成した反地球連邦組織ジュピターファントム(木星帝国との関連性は不明)に対して、UC.0095年に地球連邦軍はジュピトリス級超大型輸送船を戦艦に改造し、木星へ派遣。その戦艦の中で製造組み立てが行われた新型試作モビルスーツである。先に触れたMSK-009「Σガンダム」に関してもUC.0093年に木星圏で同様の作戦に投入されたという記録が残っており、本機の当初の名称変更の経緯とも併せて、両者に何らかの関係があったのではないかと憶測を呼んでいる。だが、それ以上の確たる詳細は明らかとなっていないため、ここでの言及は避ける。

Valiantの意味は「(人・行為が)勇敢な」、「雄々しい」、「英雄的な」などである。

[編集] 出典

コミックボンボン1989年8月号~1990年7月。同誌の企画「MSV90」の主軸として、開発の経緯を追う形で不定期に展開されていた。当初は名称を「シグマガンダム」として発表されていたが、前述のΣガンダムとのバッティングなどの事情から、間もなく「V(バリアント)ガンダム」と名称が変更された(この時点では「機動戦士Vガンダム」は放送されていない)。ただ、いずれの「シグマガンダム」も「木星圏におけるネオジオン掃討作戦に投入された」というストーリーが共通していた事から、その点において両者の関連性を見出そうという動きもある。

[編集] アナハイム・ガンダム一覧

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目


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