ロックマンX4

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ロックマンX4は、1997年8月にカプコンから発売されたプレイステーション、セガサターン専用のアクションゲームである。1998年11月にはPlayStation the Best版、12月にはサタコレ版が発売された。またパソコン用としては1998年12月にWundows版(発売：カプコン)が、1999年11月にはULTRA2000シリーズ版(発売：メディアカイト)が、2004年7月には遊遊シリーズ版(発売：メディアカイト)が発売された。

目次 1 概要 2 ストーリー 3 キャラクター 3.1 イレギュラーハンター 3.2 レプリフォース 3.3 イレギュラー 4 ボスキャラクター 4.1 8大ボス 4.2 大ボス 4.3 中ボス 5 特殊武器 6 ゼロの必殺技 7 パワーアップパーツ 7.1 ノーマルアーマー 7.2 アルティメットアーマー 8 ライドアーマー 9 スカイラグーン落下事件 10 主題歌 10.1 オープニングテーマ 10.2 エンディングテーマ 11 評価 12 開発部 13 外部リンク

[編集] 概要

シリーズ第四作。本作では、エックスとゼロのどちらかを主人公として選択する「ダブルヒーロー制」を導入している。と、言いながらも本作はシリーズを重ねるごとに人気が上がってきたゼロに焦点が向けられている。エックスはバランスが取れて扱いやすいが、ゼロは攻撃が接近戦のみという上級者向け仕様で、特にボス戦などはある程度慣れが必要である。しかし、このゼロの程よい難しさと新しい操作性が、今までシューティング感覚の操作性が限界だったファンを刺激した。また演出面に関してはリメイク版X3に引き続き、アニメーションによるムービーが挿入され、ステージボスなど一部のキャラクターにもボイスが付くようになった。本作のゼロのストーリーではゼロ、シグマの過去が判明する。

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

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[編集] ストーリー

ロックマンXの史上最大の戦役となった「レプリフォース大戦」を描いた作品。大規模な災害時に迅速な対応をするために設置されたレプリロイドだけの軍隊、レプリフォースはイレギュラーハンターと共にイレギュラーを回収していた。両者はこれまでお互いに助け合い、協力しながら、それぞれの任務を行っていた。

だがある日、巨大イレギュラーによって、空中都市スカイラグーンが占拠され、巨大イレギュラーがレプリフォース使用のものであった事、レプリフォースの主力戦力として採用されている兵士レプリロイド・ノットベレーの姿が現場で見受けられた事などから、レプリフォースに疑いがかかる。

この事態にイレギュラーハンター側は、指揮官の『カーネル』に事情聴取の為の投降を要請したが、軍人としてのプライドを優先したカーネルはこの要請を拒否。その結果、巨大な軍事力を持ったレプリフォースが最高司令官の『ジェネラル』をリーダーとして一斉にクーデターを起こし、各地を占拠してしまった。イレギュラーハンター司令部は直ちにレプリフォース全体をイレギュラーと認定し、エックス、及びゼロに出撃命令を下した。

[編集] キャラクター

エックス達の以前の活躍は、ロックマンX、ロックマンX2、ロックマンX3を参照。

[編集] イレギュラーハンター

イレギュラーハンターとして活動している者以外に、彼らをサポートする者も含む。

エックス - 声優：伊藤健太郎

過去に数々の事件を解決してきた第十七部隊隊長のイレギュラーハンター。今作では新米ハンターのダブルのサポートを受けつつレプリフォースと戦う。

ゼロ - 声優：置鮎龍太郎

特A級ハンターの称号を持つ第０特殊部隊隊長のイレギュラーハンター。レプリフォースの反乱により、旧友であるカーネルと対峙することとなる。

今作からゼロはゼットセイバーという近接武器を主体として戦うこととなる。X4においては前作の戦いで動力炉に傷を負った後遺症のためバスターが使えないという状況となっている。

ブラックゼロ - 声優：置鮎龍太郎

黒いカラーリングのゼロ。今作では隠し要素としてプレイヤー選択画面であるコマンドを入力することで使用することができる。なお、通常のゼロとの性能面での差は無い。

ダブル - 声優：松本保典

C級程度のハンターとして、エックスと共にイレギュラーハンターに所属し活動する。テキパキと情報収集を行ない、多忙な隊長のエックスをサポートしてくれる。性格は慌てん坊で、かなりのおっちょこちょい。口癖は『～でし』。だがそんな彼の正体は・・。

アイリス - 声優：水谷優子

説明はレプリフォースの欄に記載。

ライト博士

エックスの製作者。エックスにパワーアップパーツを与え、エックスをサポートする存在でもある。なお、ゼロ編では本来登場しないが、とあるステージに登場して何故かアイリスの台詞を喋り、カプセルに入るとフリーズしてしまうというバグが存在する。

Dr.ワイリー - 声優：青野武

ゼロを製作したと思われる科学者で、かつては様々な戦闘用ロボットを製作して世界征服に乗り出していたが、ライト博士が生み出した戦闘用ロボットによってことごとく失敗に終わっていた。

主に、ゼロの夢の中などでシルエットの姿で登場する。物語上ではゼロの製作者だと述べられていないが、作品の所々で彼がゼロを製作し生み出したと思われる事柄（X2でシグマが最後に言ったセリフ「最後のワイ・・ナン・・ズ（ワイリーナンバーズ）の」、X4でのゼロの夢、X5でのゼロのフラッシュバックetc）などから、彼が制作したとほぼ間違いないとされる。おそらく、ライトと似た形で現在も生きているとされている。

[編集] レプリフォース

レプリロイドだけで構成され、大規模な災害時に素早い対応を行なうべく設立された軍隊。ハンター組織と足並みを揃え、研修生を交換し合っていたりもした。スカイラグーン落下事件を機に、やむなくジェネラルはクーデターを起こし、独立を宣言する。スペースコロニーを占拠し国家を建設しようとした。成立したのはドップラーが起こした一連の事件(ロックマンX3)後とされているが、正確な年は不明。

ジェネラル - 声優：大友龍三郎

レプリフォース最高司令官。シグマを除けばシリーズ屈指の巨大レプリロイド。当初は独立する気は無かったのだが（シグマとの極秘会談でも、その話を一蹴している）、スカイラグーン落下事件の濡れ衣でレプリフォース全体がイレギュラーと認定された事を受け、組織の存続、何よりあらぬ罪で処理される部下を守る為に、宇宙にレプリロイドだけの国家を建る事を決意。彼自身によってTV生中継による独立宣言が行われた。その席で、自分たちがイレギュラーでない事の証明の為、人類への背信行為を否定。地球圏ではなくコロニーでの国家建設を宣言。そして、それを認めない人類とイレギュラーハンターに独立を認めさせる為に、各地でレプリフォースのクーデターが相次いで勃発。大量のライフライン施設を破壊及び占拠した。クーデーター勃発後、ジェネラルは占領したコロニーレーザー=ファイナル・ウェポンに向かい、そこで戦争の指揮を取る。その後、乗り込んできたエックス（ゼロ）と交戦し大破。直後、ファイナル・ウェポンがシグマに悪用され、照準が地球に向けられていることを知り、自らの命と引き換えに破壊した。彼の死の報を受けレプリフォースは全面降伏。各地で撤退を開始した。戦闘開始前のボイスは、「君とは戦う運命にあったようだ」「これも定めか……仕方あるまい」「君の実力、見せてもらうぞ」の３種類。

カーネル - 声優：山野井仁

レプリフォース陸軍士官。数々の武勲を立て軍人としても優秀で、仲間への思いやりも強いが、レプリフォースの軍人としてのプライドが高過ぎる為に、融通の利かない一面も併せ持つ。ゼロとは戦友であるが、エックスやイレギュラーハンター自体にはあまり好意的な考えを持ってはいなかったようである。スカイラグーン落下事件の際は、イレギュラー＝イレギオンによって拉致された妹アイリスの救出も兼ね遅れて駆けつけたが、イレギュラーがレプリフォースで使用されているタイプであったため、有らぬ疑いを掛けられてしまった。その後、鉢合わせしたエックス（ゼロ）のハンター司令部への出頭要請をハンターたちへの不信感と軍人としての誇りを優先し拒否。結果、後にレプリフォース大戦と呼ばれる戦争の導火線に火を着けてしまう結果となる。開戦後、カーネルは宇宙港の守備任務に就いて最後まで地球に残り、仲間を宇宙に上げるための時間稼ぎを行っていた。妹のアイリスの願いに悩んでいたものの、結局最後まで自分の信念を押し通し、エックス（ゼロ）と激突の末戦死。カーネルは自らの行いに後悔を抱かずにいたものの、アイリスの気持ちを汲む事が出来なかった事で、戦いを望まない彼女にまで悲劇の運命をもたらす事になってしまうのだった。戦闘心の強いプログラムとして生まれた彼の悲劇であろう。戦闘開始前のボイスは、「容赦はしない。行くぞ！」「手加減無用だ。本気でこい！」「一度、本気で闘ってみたかった」の３種類。

アイリス - 声優：水谷優子

レプリフォースのオペレーター。カーネルと同じCPUを使用し作成されたカーネルの妹。平和を愛する。レプリフォース大戦では、巨大イレギュラー＝イレギオンに拉致されスカイラグーンに置き去りにされた所をゼロに助けられ、イレギュラーハンター司令部に保護されていた。兄のカーネルがイレギュラーハンターに倒されたのを知った彼女は、イレギュラーハンターを憎み司令部を去ってしまう。その後、アイリスは、レプリフォースの宇宙要塞にて、回収したカーネルのデータチップを使い自らの封印を解くが、闘争本能に支配されゼロへの謝罪の言葉と、兄カーネルへの想いを告げ、自らの意思で好意を寄せていたゼロに復讐の対象として襲い掛かる。なお、アイリスとカーネルの出生については、エックスのような闘争心と平和を愛する心を持ったレプリロイドの開発計画で、実験が失敗した際に相反する心が分離し、闘争心がカーネル、そしてもう一方がアイリスに変じたとされる。この過程によって両者のプログラムの大半が似通ったことにより、互いを想う心は非常に強い。カーネルの仇であるゼロを倒そうとしたのも仕方のないことだったのだろう。アイリスがカーネルのデータを使い融合した事で、開発者の望んだ究極のレプリロイドとなったが、闘争心と平和を愛する心が拒絶反応を起こし暴走。そして闘争心に支配され復讐マシンと化してしまった。ゼロとは心を通じ合わせていたものの、最後は互いの想いがすれ違ったままで終わってしまった。彼女の死はゼロの心に深い傷を負わせる事になり、ゼロになぜ何のために戦い続けるのか疑問を投げかける事となる。（X5でゼロの今際の際にも幻影として現れる。）ゼロはエックスと異なり普段から「戦闘＝任務」と言う割り切り過ぎた態度があり、レプリフォース軍人としてのプライドを優先してアイリスの願いを聞き入れることすらなかったカーネルの意固地さも、アイリスの心を苦しませていた。結局は、この二人の勝手さが彼女を死へと誘ってしまう結末になったのだといえよう。彼女の死の直後、ゼロが叫んだ台詞「俺は……俺は！　一体何の為に、戦っているんだぁっ！」は有名である。戦闘開始前のボイスは、「ごめんなさいゼロ……」「兄さん私を守って……」「……行きます」の３種類。

[編集] イレギュラー

シグマ - 声優：麦人

かつては、イレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長でエックスとゼロ（当時）の上司だった最強のレプリロイド。高い戦闘能力と優秀な頭脳を併せ持ち、多くのレプリロイドから慕われていた。ケイン博士の最高傑作でもある。前作X3で完全に消滅したはずだったが、なぜかまたしても復活を果たした（復活の経緯については一切語られていない）。ジェネラルを唆し、レプリフォース大戦を引き起こした張本人。

ハンター時代、謎の赤いイレギュラー（ゼロ）によるハンター惨殺事件が多発。自ら鎮圧するため赴いた。当初は優位を保っていたが徐々に劣勢になり焦りを見せた所、左腕を引きちぎられ破壊される寸前まで追い詰められる。ところが突如ゼロが苦しみ始めたスキを付いて額のゼットブレインを破壊（この瞬間にゼロウイルスに感染しイレギュラー化したと解釈するファンもいる）辛くも勝利を収めた。

ある日突然、イレギュラー化してしまい、レプリロイドのための世界を創造するために反乱を起こす。今回は漆黒のマントに身を包み、鎌（ビームサーベルを鎌にしたようなもの）を持った死神のような姿で登場する。マントはこちらの攻撃の殆どを無効化する。

彼の計画はエックス達に何度も阻止され破壊されるが、エックスとゼロに対して憎しみを抱き何度も甦る。過去エックスに関しては成長の可能性を知ってはいたものの、自分の脅威とはならないだろうと安易な気持ちでいたのだが、以後何度も敗北した事により興味を示すようになる。始めは人型で戦うが、破壊されたら大型化するといったパターンがX7まで続いた。ゼロが最後のワイリーナンバーズである事など知っている事から、エックスとゼロの秘密について何か知っているのではないかと思われる。

尚、戦闘開始前のボイスはマント姿、最終形態問わず「地獄に旅立つ準備は出来たかね？」「とびっきりの恐怖を味わってくれたまえ」「宇宙の塵になるがいい！」の３種類。

ダブル - 声優：松本保典

エックスの部下としてイレギュラーハンター第１７精鋭部隊に配属された新米ハンター。しかしイレギュラーハンターとしての彼は偽りの姿で、正体はシグマ自らが作成したどんな検査にもひっかからない形状記憶液体金属製のスパイ活動用レプリロイド。レプリフォース大戦時に様々な情報操作を行い、イレギュラーハンターとレプリフォースの対立を激化させていった。そのおっちょこちょいで人懐こい性格も、エックスの性格を完全に分析して、彼が最も信頼できる人格として完成されたものである。そして大戦末期には、自らの正体を明かし多数の下級ハンターを惨殺している。本来の性格はシグマ以上に残忍で、真の姿の戦闘能力も特A級ハンター以上である。任務を達成させたダブルは、最後の始末としてレプリフォースの宇宙要塞に進入したエックスを待ち伏せし、真の姿でエックスに襲い掛かる。エックス同様に、二重人格に近い思考プログラムを持っている事から、ダブルという名称を付けられた。腕から発生する液体金属ブレードが主な武器。また弱点武器で攻撃すると体の一部が武器として襲い掛かってくる。X４だけのキャラだが意外に人気がある。戦闘開始前のボイスは、「ハッハッハ。ぶちのめしてやるぜエックス」「フハーハッハッハッハッハ……」「待ってたぜ。お前を切り裂くこの時をな！！」の３種類

[編集] ボスキャラクター

[編集] 8大ボス

斜体は異名

密林のゲリラコマンダー　ウェブ・スパイダス - 声優：二又一成

クモ型レプリロイド。元イレギュラーハンター第0特殊部隊（別名：忍び部隊）所属でゼロの元同僚だったが、現在ではレプリフォースゲリラ部隊隊長。開戦後はジャングルの奥でビーム兵器の警備を担当。

８大ボスの中では戦闘開始前のボイスが唯一２種類（「ここを通す訳にはいかんのだ！」「この攻撃……かわせるかぁっ！」）だが、残り体力が３分の１程度になると網を張って「絡め取ってくれるわぁっ！」と話す（見ようによってはこれが３つめのボイスと取れなくもない）。

極北の暴れん坊　フロスト・キバトドス - 声優：岡和男

レプリフォース陸軍所属。トド型（但し外見上のモチーフはセイウチ型）のレプリロイド。イレギュラーとして処分されそうになっていた所をジェネラルに拾われる。暴れることしか考えない、デカイ図体の単細胞。ゲーム中でもゼロに挑発されキレる。レプリフォースが反乱を起こした事を大いに歓迎しており、無用な暴力行為を平然と行っている。彼のステージ冒頭にて過去に破壊されたフローズン・バッファリオと、中ボス部屋ではアイシー・ペンギーゴの残骸が氷付けになっているのを確認できる。

戦闘開始前のボイスは、「氷のベッドでおねんねしな！」「根性叩き直してやるぜ！」「ぶっ潰してやるぜ、覚悟しな！」の３種類。

廃墟の小悪魔　スプリット・マシュラーム - 声優：まるたまり

生物研究所（バイオラボラトリー）管理用マッシュルーム型レプリロイド。バイオラボラトリーの破棄と同時に処分されたが、シグマの手によって甦り、調査に来たエックスとゼロの相手をするように命令を受けていた。性格は子供のように無邪気だが、それ故に無意識下の残酷さも持ち合わせる。趣味はヒーローごっこ。

戦闘開始前のボイスは「ヒーローごっこしよう、キミが悪者ね」「弱い友達は、いらないからね」「早く遊ぼうよ～！」の３種類。

爆炎の武道家　マグマード・ドラグーン - 声優：長嶝高士

竜型レプリロイド。イレギュラーハンター第14部隊（通称・白兵戦部隊）の隊長。突如、ハンター本部を脱走・レプリフォース側に加担した。素手による体術を極めた武道家(波動拳、昇龍拳が話題に)で、イレギュラーハンターにおいても指折りの実力者だった。上層部からの信頼も厚く、ハンター司令部はエックス・ゼロの両名に彼を「破壊しろ」ではなく「連れ戻せ」と命令している。スカイラグーンの浮遊装置を破壊し、落下させた張本人。エックスやゼロと、以前から格闘技者として「命を賭けて本気で戦いたい、そして勝ちたい」と言う欲望を抱いており、そこをシグマに利用されてしまった（撃破後の会話から参照）。X5の「トレーニング」ステージでも、エイリアによってエミュレートされたドラグーンと戦うことができる（ただし、オリジナルと比べると戦闘力は低い）。

戦闘開始前のボイスは「力こそが全てだ！」「命がけで闘ってこそ意味がある！」「今日こそお前に勝つ！」の３種類。

アクアデストロイヤー　ジェット・スティングレン - 声優：細井治

エイ型レプリロイド。レプリシーフォース所属。軍人であることに誇りを持ち、カーネルやジェネラルを尊敬している。開戦後、レプリシーフォースを率いて都市の地下動力炉を破壊。混乱に陥れた後、港湾施設に立て篭もろうとしたが、エックス（ゼロ）の単独追跡に遭う。

戦闘開始前のボイスは「クラゲの方が、まだ手応えがありそうだ！」「さらばだ！　海の藻屑と消えるがいい！」「軍の誇りにかけて、貴様を倒す！」の３種類。

ネットワークガーディアン　サイバー・クジャッカー - 声優：二又一成

クジャク型イレギュラー。正確に言うとレプリロイドではなくコンピュータープログラム。ハッカーからネットワークを守るガードプログラムだったが、シグマの手によって無差別攻撃プログラムと化す。プライドが高い性格で、シグマからエックスとゼロの調査を依頼されていたが、二人の潜在能力を完全に測定することは出来ず、クジャッカー自身も驚いていた。また、オカマのような口調で話す。

戦闘開始前のボイスは「お仕置きの時間よ！」「私の相手をするなんて、10年早いわ！」「醜い者は滅びておしまい！」の３種類。その後、背中の羽根を伸ばして「行くわよ！」と叫ぶ。

大空の参謀長　ストーム・フクロウル - 声優：岡和男

フクロウ型レプリロイド。レプリフォース参謀本部所属で、知略戦においてはレプリフォース中随一のレベルを誇る将校。開戦後は反乱派のレプリエアフォース（空軍）空中艦隊を率いて参加し、陽動作戦を行っている。レプリフォースこそが最強のレプリロイド軍団である事を頑なに信じており、人間に味方をするイレギュラーハンターにも、自分達をイレギュラーだとの認識を捨てない人間にも激しい敵意を抱く。

戦闘開始前のボイスは「ヒヨッ子めが！　地面にへばり付いていればいいものを！」「我々を敵に回した報いを受けよ！」「目標補足！　５分以内に撃破する！」の３種類。

鋼の破壊王　スラッシュ・ビストレオ - 声優：長嶝高士

ライオン型レプリロイド。レプリフォース陸軍所属。見た目どおり乱暴な性格で、「大暴れしたかったから」という単純な理由で入隊したが、兵士としての能力を認められ一指揮官に昇進。開戦後、補給部隊の守備任務に着いている。弱い敵や軟弱な部下を嫌う。ロックマン7のスラッシュマンに似ている。

戦闘開始前のボイスは「嬉しいぜぇ、久しぶりの戦いだ！」「小僧、ちっとは楽しませてくれるんだろうな！」「超特急であの世に送ってやる！」の３種類。

[編集] 大ボス

イレギオン

オープニングステージのボス。巨大な龍の姿をしたイレギュラー。レプリフォース本部を襲撃後、アイリスをさらうと共にスカイラグーンを攻撃した。

[編集] 中ボス

ジェネレイド・コア

空中要塞ステージの中ボス。レプリフォースが所有する巨大戦艦の核をなす存在。多数のビームキャノンで攻撃する。赤いコアが開いたとき以外は攻撃を受け付けない。

テントロイド

バイオラボラトリーの中ボス。テントウムシ型メカニロイド。元々は工事用だったが、戦闘用に改造されている。床を壊し、トゲの床に落とそうとする。

DG-42L

ミリタリートレインの中ボス。元はレプリフォースの輸送用列車だったが、強力な砲台とドリルが搭載され、純粋な戦闘マシーンになってしまっている。

アイザード

スノーベースの中ボス。冷気を操る能力を持つメカニロイド。核となる部分を氷で覆い、岩状・ツメ状・トゲ状の３つに姿を変え、形態によって攻撃パターンは異なる。

[編集] 特殊武器

初期装備のエックスバスター以外に8ステージの各ボスを倒すと、そのボスが所有する特殊武器を入手できる。また、その殆どはアームパーツの入手によりチャージが可能になる。 左が入手する特殊武器名、右がそれを所有するボス名。

ライジングファイア - マグマード・ドラグーン

• 通常 - 拳を突き上げ、上方に炎を放つ。放った直後は、エックスの前後にも僅かな攻撃判定が現れる（空中でも同じ）。空中で連続して使用すれば、滞空時間を延ばすことができる。また、特定の地形を破壊することができる。
• チャージ - 全身に炎を纏い、前方に飛び上がる。炎はジャンプの頂点に達すると、通常時のように上空に放たれる。空中で使用した場合は2段ジャンプの形になる。発動から炎が放たれるまでの間、エックスは無敵になる。地形に頭をぶつけると中断される。

フロストタワー - フロスト・キバトドス

• 通常 - 体の回りに冷気を発生させ、巨大な氷の魂を作る。塊には攻撃力があり、直接敵に当てての攻撃や、塊の中に潜ることで敵の体当たりや特定の弾を防御することができる。
• チャージ - 上空から1、2、3、4個と、巨大な氷塊を降らせる。降る位置の中央はエックスの位置を追う。X5でも敵としてのエックスが使用してくる。

グランドハンター - ジェット・スティングレン

• 通常 - 地形に沿って移動するエイ型メカニロイドを発射する。発射直後は斜め下に前進し、地面に当たるとそこに沿って、壁に当たった場合は下方向に沿って進む。また、下方向ボタンを押しながら撃つと真下に発射することができる。3発まで連射できる。メタルガビョールを破壊できる貴重な武器。
• チャージ - 水平に飛ぶエイ状の大型の弾を発射する。エイ弾が画面内にあるとき、上、下方向ボタンを押すことで上下に弾を発射させられる。しかし弾を五回発射させると、エイ弾はその場で消えてしまう。通常時と同じく、メタルガビョールを破壊できる。

ツインスラッシャー - スラッシュ・ビストレオ

• 通常 - 前方斜め2方向に刃を発射する。刃は画面半分まで届き、攻撃範囲は広い。多少連射が効くので、低い攻撃力はある程度カバーできる。
• チャージ - 前方、斜め上と斜め下に各4つ、合計8つの巨大な刃を発射する。発射した方向の殆どを攻撃できる。また、特定の壁を破壊することができる。

ライトニングウェブ - ウェブ・スパイダス

• 通常 - 電気を纏った蜘蛛の巣状の網を発射する。発射後、展開した網は壁として利用することができるが、一度蹴るとすぐに消滅する。アームパーツを手に入れる際にこれを用いて棘の壁を越える場面は、この武器の真骨頂ともいえる。また、おまけ程度に攻撃力がある。バスターに比べて攻撃力も連射力もないという貧弱なものだが、特定の敵を一撃で破壊できるという隠れた一面を持つ。
• チャージ - 通常時より巨大な網を発射する。網はラグを置いて、その網を中心に8方向に新たな網を張る。その後、網は散開して消える。見た目どおり攻撃範囲は広いのだが、一度の攻撃判定につき一体の敵に与えられるダメージは一発のみという不思議な特性があり、思いのほか火力は低い。また、攻撃判定が現れるのは「発射、展開時」「8方向に新たな網を張った時」「散開時」の計三度。通常版とは違い、壁として利用できない。

ソウルボディ - スピリット・マッシュラーム

• 通常 - 一定時間、エックスの前方に分身を作り出す武器。出現中の分身は常にエックスの前方に現れる。分身には攻撃力があり、直接敵に当てることで攻撃することができる。また、クジャッカーステージに出現する黄色の丸い球体、ミル・トラエルを破壊できる唯一の武器でもある。
• チャージ - 一定時間、画面内に限り自由に操作できる分身を作り出す。現れる分身はアイテム無装備のエックスで、「通常のバスターしか撃てない（チャージができない）」「ダメージを受けない（敵の攻撃が当たらない）」「棘などの一撃死トラップに影響されない（穴に落ちた場合は中断扱いとなる）」「すべる坂などに影響されない」「ライドアーマーに乗れない」など、通常のエックスとはある程度仕様が違う。また、分身が発動している間は、エックスは無敵になる。X5にて敵の状態であるエックス、またゼロまでもが最後に使用してくる。

エイミングレーザー - サイバー・クジャッカー

• 通常 - 特殊武器を選択すると、画面にエックスを中心に前方180度にカーソルが現れる。カーソルは上、下方向ボタンを押すことで操作ができる。カーソルで敵を捉えるとロックオン状態となり、その敵は画面内にいれば、どんな方向にいようとも攻撃することができる。ロックオンは最大三体まで可能で、一体目には緑、二体目には赤、三体目には黄色と、攻撃の色が変わる。また、ロックオンはエックスがダメージを受けることで解除される。
• チャージ - 一定時間、前方に三角柱状のレーザーを放つ。レーザーは上、下方向ボタンで操作することができ、多くの敵を巻き込むことができる。しかし見た目とは裏腹に、攻撃判定が現れるのは全体の右側3分の1程度であるため、隣接する敵には攻撃できない。

ダブルサイクロン - ストーム・フクロウル

• 通常 - 左右に、斜めに上昇する弾を発生させる。弾は敵に当たると停滞し、敵との距離が近いほど連続してダメージを与えられる。発射時の隙は比較的大きい。
• チャージ - 左右に貫通性のある竜巻を発生させる。竜巻は水平に、画面端まで飛んでいく。縦への攻撃範囲は狭い。

[編集] ゼロの必殺技

X4以降正式に使用キャラとなったゼロは、内部に組み込まれた「ラーニングシステム」によりボスを倒すと必殺技を会得する。エックスとは違い、その大半は武器ゲージを消費せずに使用することができる。技の多くはコマンド入力によって発動する。デフォルトの設定では、通常攻撃ボタンが□ボタン、必殺技ボタンが△ボタン、ギガアタックボタンがR2である。

左が入手する技名、右がボス名。説明左側は技のコマンドである。

龍炎刃（りゅうえんじん） - マグマード・ドラグーン

地上で＋必殺技ボタン：上方向に対し、炎をまとったゼットセイバーで斬りつける技。一部の地形を燃やすことも可能。通常斬りからキャンセルで出せる。

氷烈斬（ひょうれつざん） - フロスト・キバトドス

空中で＋必殺技ボタン：地面に向かって氷の刃となったゼットセイバーを突き下ろす。

雷神撃（らいじんげき） - ウェブ・スパイダス

地上で必殺技ボタン：電撃をまとったゼットセイバーで前方を突く。リーチが長く攻撃時間も長いが、比較的隙も多い技。通常斬りからキャンセル発動が可能で、通常は攻撃発生までタイムラグがあるが、この場合はすぐに発動可能。また、発動中もジャンプによってキャンセルができる。

疾風牙（しっぷうが） - スラッシュ・ビストレオ

ダッシュ中に必殺技ボタン：ダッシュ中に出せる必殺技。一部のブロックを破壊することが出来る。

空円舞（くうえんぶ） - スプリット・マシュラーム

空中でジャンプボタン：空中でさらに飛び上がる2段ジャンプをする。

空円斬（くうえんざん） - 同上

空中で通常攻撃ボタン：上記の2つの技は同時に取得する。ジャンプ攻撃が空中で1回転して斬りつけるようになる。エックスのソウルボディ同様、クジャッカーステージの黄色い球体、ミル・トラエルを斬って破壊できるようになる。

飛燕脚（ひえんきゃく） - ジェット・スティングレン

空中でダッシュボタン：エアダッシュ移動が可能になる、移動専用の技。

落鳳破（らくほうは） - サイバー・クジャッカー

地上でギガアタックボタン：拳にエネルギーを溜めて地面を殴り、それによって拡散したエネルギー波をクジャクの羽を思わせるように9方向にまき散らす技。発動中は無敵状態となる。ゼロが唯一エネルギーを消費する技である。

天空覇（てんくうは） - ストーム・フクロウル

この技を取得するとゼットセイバーの色が緑から紫に変わり、一部の敵の攻撃を切り払うことが可能になる。この技の能力はX5で「ショットイレイザー」という能力パーツに引き継がれた。

[編集] パワーアップパーツ

エックスはカプセルに入ることで新たなパーツを取得し、パワーアップするという特殊能力を持っている。カプセルはステージの特定の場所に隠されており、カプセルに入ればそのパーツを入手できる。

この作品ではアームパーツが2種類存在する。ゲーム内では、カプセルに入り直すことで取り替えが可能である。

[編集] ノーマルアーマー

攻撃力強化を重視されたアーマー。アームパーツが二種類あるという、新しい試みが成されている。

ヘッドパーツ

通常時の特殊武器エネルギーの消費が0になる(チャージ版では普通に消費する)。

フットパーツ

空中で一定時間浮遊するホバリングが使用可能になる。ホバリングは横移動時より、停滞している方が滞空時間が長い。エアダッシュも使用可能になる。

ボディパーツ

ダメージを受けたときにそのエネルギーを蓄積して、満タンになったとき、無敵のエアダッシュ体当たりを行う『ノヴァ・ストライク』が使用可能になる。雑魚敵に限らず、ボスに対しても有効。

アームパーツ（ストックチャージショット）

腕部が白色に変化する。通常では一発分しか貯められないチャージショットのエネルギーを、同時に四発分ストックすることができるようになる。威力も外見もノーマルのチャージショットより少し地味になってしまうが、ノーマルチャージの時間と同じ時間で2発分のチャージが出来るため、合計した威力は1.5倍以上になる。

アームパーツ（プラズマチャージショット）

腕部が黒色に変化する。チャージショットの威力が一段階アップした「プラズマチャージショット」が使用可能になる。通常のチャージショットに比べ、貫通性の増加と、敵に当たるとその場にプラズマが残ってダメージを与え続ける効果が加わっている。なお、画面内に一度に出現できるプラズマは3つまで。

[編集] アルティメットアーマー

エックスの能力を最大限に引き出す能力をもつ。ゲーム内での性能はフォースアーマーとほぼ同じであるが、変更点として、アームパーツがプラズマチャージショット限定、ノヴァ・ストライクの使用回数が無限となっている。

このアーマーにはゲーム未登場の能力の設定として、バスターからビームブレードを発生させる機能、背中のブースター（ノヴァ・ストライク時に出現）で飛行する機能、アーマー自体をボード状の支援飛行メカに変形・別働させる機能が存在する。また、限定版付属のキットで立体化されている。

[編集] ライドアーマー

今作では2種類のライドアーマーが登場する。

イーグル

従来の土木作業用ライドアーマーに戦闘能力の限界を感じたレプリフォース兵器開発部が、純粋な戦闘用として設計した、空中での迎撃・防衛戦用ライドアーマー。本来は試作機であったが、模擬戦で優秀な成績を収めたためそのまま量産された。背中の可変翼とジェットパックを併用し、エアダッシュ及び長時間滞空飛行が可能となった。強力なエネルギー弾を発射可能。敵は使用しない。

ライデン

イーグルと同時にロールアウトしたライドアーマー。両腕の電磁ブレードと背中のジェットブースターを併用しての攻撃が強力な、白兵戦用の機体。かなりの高温にも耐えられるため、探索用としても使われている。イーグルよりもコストは低い。敵も使用している。

[編集] スカイラグーン落下事件

イレギュラーハンターとレプリフォースが全面開戦した『レプリフォース大戦』の原因となった事件。巨大イレギュラー＝イレギオン（真犯人はマグマード・ドラグーン）がスカイラグーンを襲撃し動力炉（浮遊装置）を破壊。地上の市街地に落下し多数の犠牲者を出す大惨事となった。ハンター司令部はこの事件を、レプリフォース士官カーネルが現場に居た事、事情聴取の為に出頭要請を行ったが、拒否して逃走した事を根拠にレプリフォースの犯行と断定。レプリフォース全体をイレギュラーと認定した。所が事実は、レプリフォースも事件の一報を受け、イレギュラーに拉致されたアイリスの救出を兼ねてカーネル率いる部隊を出動させ、運悪くその場に居合わせただけであり濡れ衣であった。実はこの事件はハンターとレプリフォースをお互いに潰し合わせる為に何者かに（シグマ）よって引き起こされたものであり、ハンター司令部に『レプリフォースがラグーンを占拠』と情報を流し、レプリフォースの基地を襲撃しアイリスを拉致させて両者を誘き出したのである。そして両者はお互いに良い印象は持っていなかったために不適切な対応を行い、争いに拍車が掛かったものであると思われる。

その後、一連の事件はシグマの犯行であったと判明し、ハンター司令部もレプリフォースへのイレギュラー認定を撤回。しかし政治責任を問われ、レプリフォースにイレギュラー認定を下したハンター司令部総監が責任を負い辞任。レプリフォースもカーネルや最高司令官ジェネラルの死去に伴ないこれ以上の反乱は困難・無意味と判断。各地で撤退作業を開始し、戦争は終結した。

[編集] 主題歌

[編集] オープニングテーマ

『負けない愛がきっとある』

作詞：松井五郎　作曲：林哲司　編曲：田代隆廣　歌：仲間由紀恵

[編集] エンディングテーマ

『ONE MORE CHANCE』

作詞：松井五郎　作曲：林哲司　編曲：田代隆廣　歌：仲間由紀恵

[編集] 評価

本作は今までの作品と違いストーリーに重点が置かれ、グラフィック・音楽などの向上や、挿入されるアニメーションによる演出、全てのボスに声が付いているなど、その洗練された配慮とゲームバランスなどの完成度は今でも語り草になるほど評価が高い。本作の目玉であるゼロの参入もその操作性から大成功を収め、X2と並んでXシリーズ最高傑作との意見も多い。だが一方で、ゲーム自体の難易度が恐らく全シリーズで一番低い、エックスを差し置いてゼロが主体となったストーリー、スタッフ側の思惑がゲームにあまり反映されていない(主にストーリー面で)、などについては批判意見もある。 また、本作の売上があまり芳しくなかった事が、後のシリーズ展開に影響を及ぼした原因だとする意見もある(ロックマンXシリーズにおけるX5の評価とその後の影響参照)。

• 賛同
  • PSへの移行に伴ないグラフィックや音源が今までより一段と向上し、随所でのアニメーションの挿入によってキャラクターに感情移入しやすくなるなど、演出面での工夫が良い。
  • ボス戦直前の警告が緊張感を盛り上げる。
  • ボスキャラと戦う時に会話をする。今までと違いボスキャラの主張、考えが聞ける等ストーリーに深みを持たせている。ドラグーンに至っては、戦闘後も会話があり何故裏切ったかを教えてくれる。
  • ファンが待ち望んだゼロが主役級キャラとなって登場し、使用する事が出来る。
  • ゼロの操作性が良い。射撃のみのロックマンシリーズは、既に限界に来ていたが、ゼロの接近戦のみの攻撃はファンを刺激し、新たな境地を見出した。
  • ビストレオやキバトドス、フクロウルステージなど途中で障害物（コンテナや列車、氷ブロック）の破壊が行える場所がありアクションゲーム独特のスピード感・爽快感がある。
  • 本作で、今まで最大の謎だったゼロの過去の秘密が一部明かされる。
  • アニメーションからの切り替えがもたつく作品が多い中、当作はムービーの切り替えがスムーズに行われる。
• 批判
  • ムービーが全体的に短く、説明不足になる事が多い。また、当時ないしは数年前のアニメと比べて古臭いという意見もある。
  • 難易度が全体的に低い。ただし、これまで難易度が高かったという事で新規ユーザーの参入の幅が狭かった事や、難しいという理由で敬遠される事が少なくない日本のゲーム業界の現状を考慮すると、批判の対象とは言い切れないとも言われている(当時のゲーム雑誌のレビューや攻略本でも本作の難易度は「難しい」と指摘されているのは、ロックマン的な難易度ではなく、アクションゲーム全体で見た場合のものだと思われる)。難易度が高すぎて評価が芳しくなかった例としては、海外の作品だがトゥームレイダースシリーズがある。
  • 後半ステージの構成が短く、更にジェネラルやシグマ等の大ボスのアルゴリズムが乏しい（ジェネラルはサイズが巨大なためある程度仕方がない面もあるが）。
  • 本来の主役であるエックスの影が薄くなり、ゼロばかりが目立ってしまっている。廃刊になったゲーム雑誌の『プレイステーションマガジン』が当時のレビューにて同様の指摘をしていた。
  • 本作から武器サブタンク（武器エネルギーを回復する）が登場したが、一度ミスをすると武器エネルギーが満タン状態に戻る上に、本作のヘッドパーツの効果は『通常使用時の消費を０にする』なので、使用する機会がかなり少ない。
  • 「ドラグーンを除いてなぜレプリフォースに味方するのかが語られない」など、ボスの個性を表現できる面が増えながらも興味の湧く部分に手が回っていない。
  • 開発者の意気込みによって、本作のテーマは「正義対正義」というシリーズの中でも突出したスケールで描かれているが、それがゲーム内での展開では表現しきれていない。特に、序盤におけるカーネルの行動の問題点がテーマを弱らせる結果となっている。
  • 特殊武器の威力が低く、従来以上にバスター優位のバランスになってしまっている。出番があってもアイテム回収、ボス戦が必然的に多くなってしまう。

[編集] 開発部

本作を制作したのは、X1～X3を担当した第二開発部だと言われている。しかし一方では、本作を製作したのは後にX5～X7を担当した第三開発部であり、第二開発部は監修としてのみ関わっていた、とする説もある。実際、スタッフロールに後の第三開発部メンバーの名が確認できるが、いずれにしてもこれといった決め手がない為、はっきりした事はわかっていない。

また、本作のプロデューサーは第三開発部の三並達也であるとも言われているが、クレジット上のプロデューサーは第二開発部の稲船敬二とBAMBOOであり、かつ三並の名前も確認できない為、こちらはデマである可能性が高い。(一部のファンサイトでそう紹介されていた事から誤認識が広がったものと思われる)

[編集] 外部リンク

• ロックマンX4（カプコンによる公式サイト）

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