ロックマンX6
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ロックマンX6( - エックス6)は、2001年にカプコンから発売されたプレイステーション専用のアクションゲームである。2002年にはPlay Station the Best版が発売されている。
シリーズ第六作。X5から約一年後に発売されている。舞台背景はX5から3週間後の世界。
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[編集] 概要
本作は前作との関連が強く、ストーリー面ではX5で生死不明となったゼロの行方が注目された。それに連なり、エックスがゼロの武器ゼットセイバーを使えるようになっている。システム面では前作のものをベースとしており、プレイ中のナイトメアソウルを集めることによってハンターランクが算出され、ランクが上がるとパワーアップパーツが装備可能となるシステムを採用している。パーツは各ステージで傷ついたレプリロイドを救出することにより入手できる。ストーリー展開にも影響するアナザーボスの存在など、非常に凝ったゲームシステムが特徴となっている。また、前作に比べ、キャラクター音声の復活やエイリアによるナビゲートの任意表示など、幾つかの部分が改善されている。
本作もマルチストーリー、マルチエンディングシステムが採用されている。また、一部のエンディングは同時期に発売されたロックマンゼロに繋がる形となっていると予想された。しかし、現在はあくまでパラレルという見解が強くなっている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
シグマの策略による「コロニー落下事件」(前作)から三週間後。コロニーの地球衝突はゼロの命と引き換えによって免れたものの、地球に及ぼした影響は大きく、地球は荒れ果てた姿となった。そしてその後、地上のウイルス汚染が静まってきた頃、レプリロイドは地上で活動できず地下に移り住んだ人類に代わり、地上再建に励んでいた。エックスもまた、生き残ったわずかなイレギュラーハンター隊員と共に、復旧作業に努めていた。
そんなある日、エックスの元へ、エイリアからの緊急連絡が届く。内容は、シグマと共に消滅したと思われていたイレギュラーが再び発生した、というものだった。真相を突き止めるべく、エックスはゼロの形見であるゼットセイバーを手に、一人戦場へ向かった。
[編集] 登場キャラクター
[編集] イレギュラーハンター
- エックス - 声優:森久保祥太郎
- イレギュラーハンター元第17精鋭部隊隊長。コロニー落下事件の後、残り少なくなったイレギュラーハンター達と地球復興作業に努める。ナイトメアウイルスによる事件の原因にゼロの亡霊が関わっているとの噂を聞き、ゼロの名誉を守るためナイトメアの調査に乗り出す。
- 今作のみ、ゼロの形見としてゼットセイバーが使用可能となっている。そのためか、今作ではライト博士によりゼットセイバーの性能を活用したアーマーが渡される。なお、エックスはゼットセイバーを完全に使いこなせていないため、連撃及びしゃがみ斬りは出来ない。
- ゼロ - 声優:置鮎龍太郎
- イレギュラーハンター元第0特殊部隊隊長。特A級の凄腕ハンターであり、3週間前のコロニー落下を防いだ英雄。シグマとの戦いの後、消息がわからなくなっている。
- 一部エンディングで自らの危険性を感じたゼロはある科学者(誰かは不明、CVは高木渉)に頼み、その危険因子を取り除くため自らをカプセルの中に封印し長い眠りに付いた(目覚めるのは102年後の8月15日)。この状況がロックマンゼロシリーズへ繋がりを見せているため、ゼロシリーズへの物語の展開の始まりという説が濃厚であった。しかし、X6の後にも物語が続いている事から、ゼロが眠りに付いたのは、X6の時期ではなく全てが解決した(Xシリーズが完結した)後の話、またはロックマンゼロシリーズの世界はXシリーズのX6以降の物語とは繋がらないもうひとつの未来の可能性であるとファンの間では解釈されている。
- 解説書では彼の操作方法の説明も載っているが、あくまでも隠し要素と言うことで「復活のハンター」という名称が使用されている。
- 今作ではゼットセイバーの斬り方が変更されている。地上では横斬り→袈裟斬り→斬り上げの三連撃となっており、空中では振り下ろし、二段ジャンプ時に回転斬りとなっている。また、ゼットバスターの性能が向上しており、地上で立っている状態でしか使えないものの、発射速度と発射後の硬直が前作に比べ格段に早くなっており、スキが短く使いやすくなっている。
- エイリア - 声優:笠原留美
- 現場での状況を分析し、イレギュラーハンターをサポートするナビゲーター。また、プログラム解析においても高い能力を備えている。
- 敵であると同時に元同僚でもあったゲイトに対しては、それなりに思う反面、後ろめたいものがあったようである。また今作で、エックスに対して想いを寄せはじめている事を思わせる言動もしている。
- 本作でかつてイレギュラーと認定されたレプリロイドを処分(死刑執行と同等の行動。しかし彼女が直接手を掛けた訳ではない)していたことが判明し、ファンからは冗談と皮肉をこめて「最強」と呼ばれることもある。
- シグナス - 声優:鈴置洋孝
- 若きイレギュラーハンター総指揮官。戦闘能力は高くないが、現存するレプリロイドでは世界最高の精密度を誇るCPUを搭載しその卓越した頭脳でハンター組織を指揮統括する。その冷静な判断と決断力から既に多くのハンター達の信頼を得ている。
- ダグラス - 声優:高木渉
- ハンター達の武器、ライドアーマー、ライドチェイサーといった乗り物、施設に至るまであらゆる物の整備をこなす凄腕メカニック。コロニー事故の後も、休む間もなく復旧作業を続けている。余談であるが、裏方故かX7以降は姿を現しておらず、2006年現在では本作が最後の出演作である。
[編集] イレギュラー
- ゲイト - 声優:藤原啓治
- 天才科学者で、エイリアの元同僚。かつてレプリロイド開発で名を馳せたが、彼の傲慢な性格と、彼の開発したレプリロイド達が高性能すぎて解析できないものばかりだった事から、その研究は理解されず孤立する。偶然拾ったゼロの欠片から戦闘用レプリロイドのハイマックスやナイトメアウイルスを造り出し、優秀なレプリロイドだけの世界を作ろうとした。シグマウイルスとゼロDNAデータの構造が酷似している事に気づき、興味本位でプログラムを組み立てていると、完全に消滅したシグマが復活を始めてしまった。事件末期にエックス達によって破壊され、更には復活したシグマによって機能停止に追い込まれる。その後、ボディはエックスによってイレギュラーハンター本部に回収される。生死は現在も不明のままである。自らの研究を理解されず、世界に復讐するという点は、実はかつて世界征服に乗り出したDr.ワイリーと同じである。科学者レプリロイドでありながら、こちらの攻撃を一切受け付けないボディを持つ。なお、ゲイトの研究所(作中では『秘密研究所』)のBGMはX2のアジールステージのアレンジ版である。
- アイゾック - 声優:青野武
- ゲイトの忠実な部下で、彼も科学者。ナイトメアウイルス調査の主導者。しかし正体はウイルス製作の張本人にしてゲイトの腹心として協力していたイレギュラーであった。行方不明になっていたゼロを執拗に捜し求めており、ゼロナイトメアを製作してゼロを探させていた。発言内容から察するに、サーゲス同様にプログラム化等によって生き延びたワイリーの意思を受けて行動していた傀儡のレプリロイドとの見方もできる。最後はプログラムが消滅し、完全に機能を停止。結局アイゾックに関する秘密については、闇に葬られてしまった。なお、ゼロを捜す事に関してはゲイトに『ゼロに対しての執念が異常ではないか』と言われた。アイゾックがワイリーの意思を受けて行動をしてるレプリロイドと言う事はエックスでは分かりづらいがゼロでならよく分かる。主な発言としては「ゼロはやわではない」、「ゼロ、お前のことは誰よりもこの私が知っている」、「行け行くのじゃ、お前こそが最強のロボットだ」等。ゲイトに付き従っていたのも、かつての自分と酷似した境遇にいる彼を、自分と重ねたが故か。彼を演じる青野武はX4や本家ロックマンシリーズでDr.ワイリーを演じている。
- ハイマックス - 声優:若本規夫
- ゲイトによって開発された。アイゾック率いる調査隊のリーダー。「オールドロボット」であるエックスを超えるレプリロイドとして製作され、数値上の性能、特に防御力においてはエックスを遙かに上回る。無愛想な性格で、確実に任務をこなすことを身上とし必要なこと以外は喋らない。ナイトメアウイルス調査団のリーダーを務める。実は解析に成功したゼロのデータの一部を使って製作されており、自らのオリジナルに該当するゼロをこの世から抹殺するべく執念を燃やすも、エックスやゼロに秘められし潜在能力の前には適わなかった。クロスショット、デスボール(巨大なエネルギー弾)が主な武器。
- 実際の戦闘では、倒すのに特殊な手順(Xなら「チャージショット後に特殊武器」もしくは「シャドーアーマーの円月輪」、ゼロなら「必殺技後に攻撃」もしくは「円水斬」)が必要で、手詰まりになる可能性もある。そのため、かなり厄介な部類のボスキャラにあたる。また、オープニングボスを倒した直後に登場するが、この際は全くダメージを与えられない。
- ゼロナイトメア - 声優:置鮎龍太郎
- ナイトメアウイルスが引き起こす現象の一つでゼロの偽者。ゼロの記憶の一部を持っているため、戦いの中で負傷したゼロのパーツから研究されたものである見方が強い。性格は破壊的で危険。また、言動が不完全であり、まともな言葉を発する場合とカタカナで途切れ途切れに喋る場合がある。使用する技は本物のゼロとほぼ同じだが実力は遠く及ばない。本物のゼロと比べてやや半透明でボディと髪が紫色で、バスターやセイバーは灰色である。何故かゼットセイバーに弱い。本物のゼロ曰く『オモチャ』。ハンターランクが最高の時に戦うと何かが起こると攻略本に載っているのだが、ハンターランクが最高になる前に最終ステージが登場して、出現しなくなってしまうので、何が起こるのかは不明。
- ダイナモ - 声優:森久保祥太郎
- シグマに加担する傭兵レプリロイド。過去の経歴は一切が不明。いい加減で浅薄な気分屋だが時折核心を突いた発言が見受けられる辺り、彼もまた傭兵として相当な戦歴を経てきたのであろう。今作ではナイトメアソウルを吸収し自らの戦闘スペックを向上させることに成功。エックスらの集めたナイトメアソウルをも奪おうと企む。
- ひょうひょうとしたキャラクターは過去の作品にない存在感を示し、特に女性ファンの人気を得た。そうでなくても非常にキャラが立っており、プレイヤーキャラ化への望みを持つ者も多い。しかしその反面で彼は完全なテロリストであり、X5において後のロックマンゼロにも影響を及ぼす殺戮行為と破壊活動をしたという事実もあり、その為彼だけ罰も受ける事なく消えるのは不当だと言う意見もある。残念ながら、X7以降は姿を現さなくなっている。
- 開発者は不明だが、ゼロのDNAデータを元に造られたナイトメアソウルによってスペック向上をする事から、ゼロ同様、ワイリーによって造られたレプリロイドなのではないかという説がある。また、X7以降姿を現さないのは、ナイトメアソウルを吸収した副作用によって、電子頭脳に支障をきたし行方不明になってしまったのではないかという説もある。いずれにせよ、今後どのような形で再登場するか気になる存在である。
- シグマ - 声優:麦人
- シリーズ最大の敵である最強のイレギュラー。前作にてエックス(ゼロ)と死闘を演じ、完全に消滅したとされていたがゼロのDNAを利用したゲイトの手によって再び地獄の底から舞い戻る。今回のシグマは復活が不完全でありゾンビのような姿で現れる。恒例の第二形態はミイラのような巨大レプリロイド。どちらも圧倒的な攻撃力を誇っているが装甲が不完全である。エックスはシグマを今度こそ完全に倒すと戦いの前に決意していたがそれもかなわず、7ではやはり復活している。なお、第二形態での戦いに流れるBGMはロックマンX及びロックマンX2のシグマ戦のリミックス・アレンジ曲である。
[編集] ボスキャラクター
[編集] 8大ボス
X6のボスには「異名」が設定されていない。
- コマンダー・ヤンマーク - 声優:高木渉
- 森林観測チーム所属。森林保護プロジェクト用トンボ型レプリロイド。ゲイトによって作られた。ある日事故を起こし森林を燃やしてしまう。日ごろの成績が優秀だったため罪に問われることはなかったが、後日ゲイトを嫌う何者かがヤンマークに不正改造を施し、ヤンマークは再び事故を起こし死亡してしまう。ゲイトによって再生され、イレギュラーハンターやレプリロイド研究員への不信感から反旗を翻す。
- ブリザード・ヴォルファング - 声優:石川英郎
- 極寒地開拓チームのリーダー。狼型レプリロイド。凶暴そうな外見とは裏腹に、信頼を勝ち得るだけの責任感と冷静さを併せ持つ。ある日ヴォルファングをリーダーとしていた部隊が彼を除いて任務中に全滅してしまい、ゲイトを嫌う何者かにそそのかされたエイリアによって海中へ放り込まれた。ゼロとは以前からの知り合いだったらしく、処分してしまったエイリアもまた、ヴォルファングの事が根強いトラウマとなってしまっていた。だが全ては手遅れであり、ゲイトの手で蘇ったヴォルファングには、ゲイトへの強い忠誠心に従いエックスやゼロ達と命を賭けて戦う以外の選択肢は残されていなかった。
- ブレイズ・ヒートニックス - 声優:三木眞一郎
- ホットスポット探査用フェニックス型レプリロイド。元、対活火山噴火の災害対策チーム構成員。高熱に耐えられる高性能なボディを持っている。協調性がまるでなく、短気で自己中心的。チームの仲間達とは仲が良くなかったようだ。命令を無視し続けていた事で所属していた部隊に壊滅的な大被害をもたらしてしまい、とうとう事故に見せかけて地下深くで処分に追い込まれてしまう事となった。ゲイトによって蘇生されたヒートニックスは、自らを最強と称してエックス達に戦いを挑む。
- メタルシャーク・プレイヤー - 声優:麦人
- リサイクル研究所の管理官。シュモクザメ型レプリロイド。ナイトメア調査員の中では知性派。高度なDNAリサーチ能力を持ち、レプリロイドの残骸を分析・再利用出来るパーツを取捨選択、利用する事が出来る。そしてついには、スクラップにされたレプリロイドを不完全ながら復活させることもできるようになった。それに目をつけたゲイトに煽られた事で、条例違反となっていたレプリロイド再生実験を行っていた。その研究成果は、機能停止したレプリロイドを完全に復活させる一歩手前の段階まで進んでいたと言われている。結局、その内情が外部に漏れてしまったため、その研究の危険性からイレギュラーとして処分されたが、ゲイトによって復活を果たし、調査員の仕事の傍ら実験を再開している。戦闘時には、過去の作品のボスを再生して攻撃を仕掛ける。再生させるボスはキャラクター、難易度によって異なる。
- グランド・スカラビッチ - 声優:青野武
- スカラベ型レプリロイド。自称、「トレジャーハンターにして考古学者」。遺跡荒らしとしてイレギュラーハンターに指名手配されていた。が、本人は至って研究熱心なだけであって悪気があった訳ではない様である。エックスやゼロが発掘された禁断の地にまで侵入した事でエイリアに処分されるが、ゲイトに古代遺跡や古代ロボットの学術データと引き換えに保護を依頼し、調査員となった。
- レイニー・タートロイド - 声優:石川英郎
- かつては水質改善チーム所属の、水陸両用巨大カメ型レプリロイド。ゲイトが開発した。巨大な外見だが温厚な性格で、シグマと何度も激突して世界を救ったエックスやゼロの事を尊敬していた。酸性雨を物ともしない特殊合金で造られた甲羅シールドを装備し、汚染された立入禁止区域も調査可能。それ故に周囲から危険視され、弱体化を命令されていたが、開発者のゲイトは命令を無視し続けた。その結果、タートロイド自身が自分の甲羅を引き剥がし自害してしまう。その後、ゲイトに再生され調査員となったタートロイドは、生き返らせてくれたゲイトの為に、自らを待ち受ける運命を自覚しつつ、エックス達に戦いを挑む。HARDの時のみメテオレインを使用してくる。
- シールドナー・シェルダン - 声優:鈴置洋孝
- 2枚貝型レプリロイド。各種研究機関の所長等の警護にて、抜群の働き振りを見せ高い評価を受けていた。ジム博士というレプリロイドの警護にあたっていた際、ジム博士がイレギュラー化したため、やむなくこれを処分。しかしそのことで今度はシェルダン自身がエックスやゼロの部下にイレギュラーと誤解され、責任感が強いあまり自害してしまう。この出来事には、エックスやゼロも心を痛めていた。その後再生され、調査員としてエックス達と対峙する事に。
- インフィニティー・ミジニオン - 声優:高木渉
- ミジンコ型レプリロイドで、非常に高い情報処理能力を、有人型巨大兵器開発テストパイロットの仕事に利用していた。わがままで、口調に癖がある。テストプログラムを無視しがちだった為に仕事仲間との喧嘩が絶えず、遂には事故に見せかけて処分されてしまった。ナイトメア調査員として蘇った後は兵器開発所を占拠、過去に自らが試験運用を行った巨大機動兵器「イルミナ」をナイトメアウイルスの力で暴走させる。
[編集] 大ボス
- D-1000
- オープニングステージのボス。ナイトメアウイルスという悪夢の始まりを告げる、暴走した大型メカニロイド。電波障害が発生したと同時に暴れだした。厳密にはD-1000自身が暴走しているのではなく、部屋の隅にあるナイトメアコアの指令によって動いている。
- ナイトメアマザー
- ナイトメアウイルスの集合体。ナイトメアウィルスの暴走によって生まれた偶然の産物だが、ゲイトが面白いと思い研究所の門番にした。火、雷、氷の属性をもつ弾と体当たりを併用し、驚異的なまでの攻撃を仕掛けてくる。
[編集] 中ボス
- ナイトメア・スネーク
- 地面に沿って左右に移動する、ヘビが丸まったような外観のナイトメア。4つの緑色のコアが弱点。
- ビッグ・ジ・イルミナ
- 画面の背景から攻撃してくる巨大ロボット。かつて開発が中止されていたが、ナイトメアによって動き出した。イルミナの電力供給パイプと一体化している赤いコアが弱点。最初は目からの光線、一度コアを破壊すると3機のビットを射出して多方向からのレーザーで攻撃する。ビットは破壊できるが、すぐに再生する。
- ナイトメア・プレッシャー
- 爆弾とプレス、誘導ミサイルでプレイヤーに襲い掛かってくるナイトメア。ミサイル発射時に出てくるコアが弱点。
- トーテムゲート
- トーテムポールを模したトラップのようなもの。最初は半透明で、触れると別の場所に飛ばされる。その場所の最後に設置された『トーテムイグジット』を破壊すると元の場所に戻され、実体化したトーテムゲートを破壊することになる。顔が5つあり、2つ破壊すると中央にある鳥のような顔が外れて飛び回る。難易度がHARDの時は最初から顔が飛んでくる。また、秘密研究所にあるものは最初から実体化している。
[編集] 特殊武器
左が入手する特殊武器名、右がそれを所有するボス名。
- ヤンマーオプション - コマンダー・ヤンマーク
- アイスバースト - ブリザード・ヴォルファング
-
- 通常 - 前方に複数の氷の塊を放出する。内一つの大きい塊は足場代わりに利用することが可能。
- チャージ - 一定時間、ダッシュすると上下(上・下方向にダッシュした場合は左右)に氷柱を放つことができるようになる。
- マグマブレード - ブレイズ・ヒートニックス
-
- 通常 - 炎を纏ったゼットセイバーを振る。振り終わると炎の弾を2発発射する。一瞬だけ滞空可能。
- チャージ - エックスから1発+後方から7発、合計8発の炎を放つ。炎の軌道はランダム。
- メタルアンカー - メタルシャーク・プレイヤー
-
- 通常 - 地面を跳ねる鋼鉄の錨(いかり)を発射する。錨は地面に限らず、壁や天井でもバウンドする。また、発射した錨が画面内で持続できるのは、時間ではなくバウンドした回数が8回目の時までである。特定のブロックを破壊できる。
- チャージ - 鋼鉄のストーム・イーグリード(メタル・イーグリード)を無数に飛来させ、画面全体を攻撃する。攻撃範囲が広く攻撃力も高いため非常に強力なのだが、発動中にエックスがダメージを受けると攻撃は中断されてしまうため、混戦中では効果を充分に発揮できないことが多い。
- グランドダッシュ - グランド・スカラビッチ
-
- 通常 - 巨大な岩を発生させ、タックルして飛ばすことで敵に攻撃する。壁等に隣接している際はタックルのみ行う(この場合はゲージを消費しない)。岩は特定のブロックを破壊でき、タックルは破壊の他に移動させることもできる。一瞬だけ滞空可能。
- チャージ - さらに巨大な岩を発生させ、前方に飛ばして攻撃する。ブロックを破壊する効果はない。
- メテオレイン - レイニー・タートロイド
-
- 通常 - 真上方向に、天井で跳ね返る水の弾を発射する。弾は跳ね返った後、地面に着くと消える。
- チャージ - 水の弾を打ち上げた後、空から無数のメテオレインが振ってくる。振ってくる位置はランダム。
- ガードシェル - シールドナー・シェルダン
- アローレイ - インフィニティー・ミジニオン
- 解説書には「レイアロー」と誤表記されている。
[編集] ゼロの必殺技
ゼロは、ボスを倒すと必殺技(一部、特殊武器)を会得する。エックスとは違い、その大半は武器ゲージを消費せずに使用することができる。技の多くはコマンド入力によって発動する。デフォルトの設定では、通常攻撃ボタンが□ボタン、特殊攻撃ボタンが△ボタン、ギガアタックボタンがR2である。
左が入手する技名、右がボス名。
- 翔炎山(しょうえんざん) - ブレイズ・ヒートニックス
- 地上で+通常攻撃ボタン:その場で上方向に炎の衝撃波を放つ。「翔炎斬」と勘違いする人が多い。
- 落鋼刃(らくこうじん) - メタルシャーク・プレイヤー
- 空中で+通常攻撃ボタン:空中から真下に落下攻撃をし、着地した際にメタルアンカーを一発飛ばす。
- 円水斬(えんすいざん) - レイニー・タートロイド
- +特殊攻撃ボタン:その場で攻撃範囲の広い回転斬りを繰り出す。空中でも使用可。使用すると無敵時間が解除されてしまう欠点がある。
- 氷狼牙(ひょうろうが) - ブリザード・ヴォルファング
- +ジャンプボタン:その場でハイジャンプして天井にひっつく技。天井張り付き後に、氷を飛ばす攻撃、ダッシュなどが可能。
- 本来この武器が弱点であるレイニー・タートロイドに対して、天井が高すぎる故に技が使用できず、結果弱点武器を相手に使用することができないという欠陥がある。
- 旋墜斬(せんついざん) - グランド・スカラビッチ
- 空中で+通常攻撃ボタン:空中から斜め下に急降下しながら攻撃する。発生後は地上につくまで無敵だが、キャンセル不能かつ着地後のスキが大きい。特定のブロックを破壊することができる。
- ↑+攻撃というコマンドはワイヤー地帯やはしごで暴発しやすく、それ故に無意味に穴に落ちてしまうというケースが多発するため、多くの不評を買っている。
- 裂光覇(れっこうは) - インフィニティー・ミジニオン
- 地上でギガアタックボタン:画面全体を攻撃する光の矢を放つ。発動中は無敵状態である。
- 今作のゼロのギガアタックはこの技である。
- ヤンマーオプション - コマンダー・ヤンマーク
- +特殊攻撃ボタン:基本的にはエックスのものと同じである。ゼロの場合は、ゼットセイバー及びゼットバスターの攻撃と同時に弾が発射される。チャージはできない。
- ガードシェル - シールドナー・シェルダン
- ゼロが動いていない状態で、メニュー画面からガードシェルを選択すれば出現する。エックスのものと同じだが、横方向にしか出せず、チャージはできない。
- これと通常攻撃を合わせた反則的な威力を持つ裏技が存在する。
[編集] 敵専用技
アナザーエリアで、ゼロナイトメアが使ってくる技。
- 幻夢零改(げんむぜろかい)
- セイバーで巨大な衝撃波を放つ。衝撃波には高速と低速の2パターンがある。『改』と表記されているが、即死攻撃ではなくなっている(威力そのものは高いが)。また、攻撃範囲はかなり広いがダッシュすれば容易に避けられるため弱体化との見方が強い。難易度がHARDの時のみ使用してくる。
- 真・滅閃光(しん・めっせんこう)
- 地面から複数の巨大なエネルギー弾を撃つ。エネルギー弾の間には隙間が空いているので、そこにもぐりこめば回避可能。色以外は前作でゼロが使ってきたものと同じ。
[編集] アーマー
エックスはカプセルに入ることで新たなパーツを取得し、パワーアップするという特殊能力を持っている。カプセルはステージの特定の場所に隠されており、カプセルに入ればそのパーツを入手できる。
本作では異なる3つ(または4つ)のアーマーが使用可能。一部のアーマーは前作と同じく、ウイルスの影響でライト博士からデータとして渡され、各該当する4つのデータを全て揃えないと使用することができない。
[編集] ファルコンアーマー
前作から引き継いで登場し、初期から使用できるアーマー。コロニー落下事件の際に破損したものをエイリアがバックアップデータを用いて再現した。しかし不完全状態らしく、特殊武器をチャージすることはできるものの、フリームーブやバスターの地形・敵貫通能力などが削除された弱体化仕様となっている。
ゲーム開始時にエイリアはこのアーマーについて『ダッシュとかが不完全』と説明しているが、少なくとも不完全なのはダッシュ機能以外である。
X6でのファルコンアーマーの機能
- ヘッドパーツ
- 特殊武器の消費エネルギーを減少。
- フットパーツ
- フリームーブが不可。攻撃判定のあるエアダッシュが可能に。
- ちなみにジャンプボタンとダッシュボタンではエアダッシュの速度と距離が違う。
- ボディパーツ
- ダメージ軽減。ギガアタック使用可能(効果は前作と基本的に同じだが演出変更)。
- アームパーツ
- スピアチャージショット(地形貫通無し)。特殊武器のチャージ可能。チャージショットの威力が前作より若干落ちている。
- なお、チャージショットの威力より敵の耐久力が低くても敵を貫通しないため混戦時は非常に不利となっている。
[編集] ブレードアーマー
ファルコンアーマーを元に、ゼットセイバーとの連携を重視されたアーマー。特殊武器をチャージすることもできる。外見は歴代アーマーの中でも比較的人気が高い。
- ヘッドパーツ
- 特殊武器エネルギーの消費量を軽減する。
- フットパーツ
- 空中で上下左右の4方向にダッシュ移動できる『マッハダッシュ』を使用することができる。使用時に一瞬溜めモーションが入り(ボタン長押しで引き伸ばし可)、出始めには攻撃判定と無敵時間が現れる。飛距離はエアダッシュの2倍。
- ボディパーツ
- 受けるダメージを半減し、蓄積されたダメージはエネルギーに転換してギガアタックとして使用できる。ギガアタックはゼットセイバーで前方に強力な波動を撃つ。
- アームパーツ
- 敵を貫通し、プラズマが一つだけ発生するチャージショットが使用可能になる。このチャージショットは攻撃力はあまり重視されておらず、ノーマルXのチャージショットより威力は低い。また、上方向キー+チャージショットで対近距離武器のチャージセイバーが使用可能となる。特殊武器の溜め撃ちも可能。
[編集] シャドーアーマー
ニンジャを元にしたアーマー。トゲトラップの無効化、壁や天井への張り付き、ゼットセイバーの振りが早くなるなど、特殊な能力を備えている。前作のガイアアーマーと違い、移動力の低下もなく、パーツ装着の制約も無い。その反面、エアダッシュができない、特殊武器が使用できないなどの制約も多い。特に前者は一部ステージの攻略を極端に難しくする原因にもなり(しかし、この点は、同じくエアダッシュのできないノーマルXにも当てはまるため、最大の問題はそのステージの地形配置にあるという意見が多い)、使いどころの難しいアーマーでもある。主にトゲトラップの多い秘密研究所などのステージでその特殊能力の効果を大いに発揮する。
攻撃面では、セイバーの振りが速くなることによりボス戦で通常より手数で勝れる他、ギガアタックが反則的に強いと言われている(特にシグマ第二形態に対してはバグかと疑いたくなるような量のダメージを与えることが出来る)。また、円月輪の高い攻撃力と多段ヒットにより、ステージの中ボスやハイマックスに対しては大きな効力を発揮する。
- ヘッドパーツ
- セイバーを解析し、振りが早くなる。そのため、ボス戦ではセイバーを重宝することとなる。しかし、その分多段ヒットが少なくなることもあるので、ザコ相手には逆効果という声もある。
- フットパーツ
- 壁張り付き中にずり落ちなくなる。また、上+ジャンプボタンで大ジャンプ、天井にも張り付ける。天井張り付き中は、バスターによる攻撃は下3方向同時にショットを発射するもの(ゼロの氷狼牙に似た効果)になり、張り付き状態からダッシュでの移動が行える。「アルティメットバスター」のパーツを装備中は、天井張り付き状態で弾を撃つことができず、バスターを撃つ構えの動作のみ行われる。
- ボディパーツ
- 受けるダメージを半減し、蓄積されたダメージはエネルギーに転換してギガアタックとして使用できる。ギガアタックは自分の周りに円月輪状のエネルギーを放って攻撃する。攻撃範囲は狭いが強力。
- アームパーツ
- 通常のショットが、手裏剣状の前方3方向ランダムに撃つ攻撃になる(性能は前作のクレッセントショットと全く同じ)。チャージすると、強化したセイバー攻撃である円月輪を放つ。
- また、「アルティメットバスター」のパーツを装備するとセイバーを振るような感覚で円月輪が出せるため非常に強力。
[編集] アルティメットアーマー
X4から続く隠し要素として存在するアーマー。性能はゼットセイバーが使用可能になったこと以外はX4のものと同一である。
今作ではカラーリングが変更され、黒を基本とした色調となっている(マンネリ回避のためと思われる)。しかし、カスタム画面でのみ以前のカラーリングが表示されているという謎を残している。 他に、ノヴァストライク使用時の効果音が変更された。
[編集] ブラックゼロ
今作でもアルティメットアーマーと同じく隠し要素として存在するゼロのブラックバージョン。今作ではショックアブソーバー、ショットイレイザー、セイバープラスの強化パーツを標準装備している。
なお、アルティメットアーマー及びブラックゼロの隠しコマンドの情報はゲームクリア後に表示される。
[編集] パーツ
Xとゼロが装備することにより特殊な効果を発揮するパーツが存在し、ステージ内で助けを待っているレプリロイドを救出することで入手が出来る。それらのパーツはハンターランクを上げることにより装備可能となる。ノーマルパーツ・X専用パーツ・ゼロ専用は合わせて最大4つまで装備可能で、リミットパーツは最大でも1つのみ装備可能である。基本的には装備するだけで効果が現れるが、リミットパーツのみステージ中で武器選択画面において使用を選択しなければ効果が現れない。なお、ライフアップとエナジーアップは自動装備であるため、付け替えはできない。
[編集] ノーマルパーツ
Xとゼロ共に装備可能なパーツである。
- スピードムーブ
- 地上での移動速度が約1.5倍となる。相乗効果で横方向のジャンプ力も若干上昇する。
- ハイジャンプ
- ジャンプ力が1.25倍となる。ゼロの二段ジャンプやシャドウアーマーの大ジャンプにも影響する。
- ハイパーダッシュ
- ダッシュ及びエアダッシュのスピードが上がる。さらに、ダッシュジャンプの飛距離が伸びる。
- エナジーセイバー
- 特殊武器の消費エネルギーが半分となる。但し、アーマー特有のギガアタックの消費量には影響しない。
- スーパーリカバー
- ライフエネルギー及び武器エネルギーの回復アイテムを取ったときの回復量が上がる。
- バスタープラス
- ノーマルショットの攻撃力が+1される。ノーマルショット以外の飛び道具には影響しない。
- スピードショット
- ショットの弾速が2倍となる。弾が画面から早く消えるため、連射速度にも影響する。
- ショックアブソーバー
- 受けるダメージが半分となり、被ダメージ時にのけぞらなくなる。アーマー着用時にはダメージ半減能力は機能しなくなる。
- ダブルバリア
- ダメージを受けた際の無敵状態の時間が少し長くなる。無敵時間の延長を利用して強引にトゲトラップ地帯を進むことも活用手段の一つである。
- チェンジエナジー
- 受けたダメージを特殊武器のエネルギーに変換する。
[編集] X専用パーツ
Xのみ装備可能な専用パーツである。
- ラピッド5
- 画面内に3発しか出せないXバスターを5発に増やすことが出来る。連射性能が上がり、ショットの色も変化する。
- アルティメットバスター
- チャージなしでチャージショットを撃つことができる。但し、デフォルトがチャージショットとなるためノーマルショットが使用できなくなる。
- ハイパーチャージ
- Xバスター及び特殊武器にチャージにかかる時間が半分になる。アルティメットバスターに比べてこちらは小回りの利く使用となっている。
- マスターウェポン
- 特殊武器の攻撃力が上昇する。
[編集] ゼロ専用パーツ
ゼロのみ装備可能な専用パーツである。
- セイバープラス
- ゼットセイバーの攻撃力が上昇する。但し、必殺技の攻撃力には影響はない。
- セイバーエクステンド
- ゼットセイバーの攻撃判定が広がる。但し、必殺技には影響しない。
- ショットイレイザー
- 特定の敵の弾を消せるようになる。なお、ゼットセイバーの色も変化する。
- マスターセイバー
- 必殺技の攻撃力が上昇する。
[編集] リミットパーツ
Xとゼロそれぞれ一つしか装備できない特殊なパーツ。他のパーツと違い、ステージ中の武器選択画面で使用を選択することによりその効果が現れる。一ステージ中一回のみしか使用できない。
- ハイパードライブ
- 一定時間のみ敵の弾を無効化し、それによるダメージを受けなくなる。
- パワードライブ
- 一定時間のみ攻撃力が上昇する。通常の武器だけでなく、特殊武器や必殺技も攻撃力が上昇する。
- ウェポンドライブ
- 一定時間だけエネルギーを消費せずに特殊武器を使うことが出来る。
- ライフリカバー
- 体力ゲージを全回復することができる。サブタンクの代わりになるため、もっとも使用頻度の多いリミットパーツと呼び声高い。
- ウェポンリカバー
- 特殊武器及び必殺技の武器エネルギーが全回復する。
- オーバードライブ
- 一定時間だけチャージショットを連発することができる。
[編集] ノーマルパーツ(自動装備)
体力ゲージと武器ゲージに関わるノーマルパーツである。このパーツを所持するレプリロイドは、各8ステージ中に一人ずつ存在する。レプリロイドを救出後、ミッションレポート画面において自動装備される。ステージ中に救出したキャラクターのみに影響するため、Xとゼロのどちらで救助するかも重要な点となってくる。
- ライフアップ
- 体力ゲージの上限を+2する。
- エナジーアップ
- 特殊武器及び必殺技のゲージの上限を+2する。
[編集] イレイズ事件について
本作ゲーム中のとある一場面で、エイリアが「過去のイレイズ事件」というキーワードをセリフに言う。 過去、本シリーズではロックマンX2 ソウルイレイザーで上記の事件と関連すると思われる出来事が描かれているが、これらの関連性についてカプコン側は「関係ない」と回答している。
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 『Moon Light』
- 作詞・作曲・編曲:井上日徳 歌:森久保祥太郎
- CMソングとしても使用されている。
- 『The Answer』
- 作詞・作曲・編曲:井上日徳 歌:森久保祥太郎
[編集] エンディングテーマ
- 『I.D.E.A. ~僕は毎日、夢を見る~』
- 作詞:横山武 作曲・編曲:樫原伸彦 歌:RoST
[編集] 評価
批判意見の目立った前作X5の不満点をある程度改善した部分こそあるものの、それでも改悪面やゲームバランスの悪さが目立ち、前作に続き失敗作という声は少なくない。一方で、過去の作品に劣らず良曲が揃っている音楽、丁寧に描かれた背景グラフィックなど、評価されている部分もある。
批判部分は以下参照。
- 前作同様、8大ボスを倒すことなく最終ステージが出現する攻略ルートが存在する。
- ステージ選択画面でナイトメア現象が発生しているステージは赤く表示されるのだが、実際には赤くなっていないステージにもナイトメア現象が発生している。また、赤く表示されるせいでそのステージをクリアしたのかどうかが分かりづらくなる。
- アーマーについて、前作同様プログラムを4つ集めなければ使用できないという、不評であった形式を続投している。
- あるステージでは、4~5回続く中ボス以外は他の敵が殆どいない。
- 救助すべきレプリロイドが128人いるのだが、救助の際には1UPするため、128個の1UPが8大ステージ中に散らばっていることになり、今まで以上に1UPの重みがない。そして元より、コンティニューすれば同じコンティニューポイントから再開できてしまうため、残機システム自体が無意味になっている。
- ゼロナイトメア、ハイマックス、ダイナモが出現するアナザーエリアであるが、ここではステージボスを倒していてもエスケープ機能が使えない。そして、ハイマックスと相対した場合、特殊武器を何か一つでも持っていないと絶対に攻略できないので、返り討ちにあうしかない。
- ステージに設置された即死トラップの数が多く攻略が難しいのに対し、ボスのアルゴリズムが単調で攻略が容易など、全体的にステージ攻略の難易度とボス戦の難易度の高低が激しい。
- 秘密研究所ステージ2の後半には、エアダッシュが使えないキャラを選択していた場合、特定のパーツ(ハイパーダッシュ&ハイジャンプ)を付けて行かないとクリア不能となる場所が存在する。
- ナイトメアマザー戦の難易度が異常に高い。ライフゲージが長いうえに、体当たりの当たり判定がかなり大きく、畳み掛けるように行われる稲妻、炎、衝撃波による攻撃を全て避けるのには力量以上に運が必要になる。
- 前作で死亡したと思われていたゼロが復活する演出があっさりしている。復活の経緯に関しても、ゼロでアマゾンエリアのとある場所に行くことで多少触れられるものの、結局はっきりとは語られないため、今までのストーリーの要でもあったゼロの死を軽く扱っている様な印象を与えてしまっている。
- ストーリーの都合上とはいえ、最終ボスのシグマが弱過ぎる。特定のキャラを使えばそれなりの強さを発揮するが、一部の武器で与えられるダメージがゲームバランスを崩壊させるほどに高く、基本的にはすぐに決着が付いてしまう。
[編集] 外部リンク
- ロックマンX6(カプコンによる公式ページ)
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