三朝温泉
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三朝温泉(みささおんせん)は、鳥取県東伯郡三朝町(旧国伯耆国)にある温泉。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 含放射能/ナトリウム・塩化物泉
- 含放射能/ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉
- 含放射能/単純泉
ラジウムおよびラジウムがアルファ崩壊したラドンが含まれており、世界でも有数の放射能泉である。また一部の旅館には高濃度のトロンを含む温泉もある。源泉中のラドン量について683.3マッヘの記録がある。
[編集] 温泉街
三徳川の両岸に旅館が立ち並ぶ。温泉街は三朝橋周辺に広がっており、伝統的な和風旅館が多い。河原風呂(川原の温泉:24時間・無料)と公衆浴場菩薩の湯は三朝橋のたもとにある。石畳の温泉本通りには、こじんまりした旅館・飲食店・古美術店・スナック・土産物屋・射的場等が並んでおり、情緒ある温泉街が形成されている。元湯の株湯は温泉街を少し離れた静かな住宅街の中にあり地元住民の利用が多い。
本格的な療養温泉でもあり、温泉医療のメッカとしても知られ、国立病院や大学病院、温泉研究所が至る所に見られる。またオンドルを持った長期滞在者向けの旅館や自炊宿も見られ、観光と療養という両極性がこの温泉の特徴である。
[編集] 歴史
830年の歴史があるという歴史的な温泉で、源頼朝の家臣、大久保左馬之祐が源氏の再興を祈願し、三徳山三仏寺に赴いた折に命を救った白狼が夢枕に立って、楠の老木から湯が湧き出ていることを教えたといわれる。この湯が元湯の株湯である。
出雲国風土記にも温泉に関する記述がある。
明治以降は多くの文人も訪れた。訪れたのは与謝野鉄幹、与謝野晶子、野口雨情、志賀直哉、斎藤茂吉、島崎藤村などである。
2004年に発生した温泉偽装問題では、湯船中の温泉の割合が1割にも満たない状態の風呂がある旅館が一件あったと報じられた。
[編集] バス路線詳細
- 高速バス
- 高速バスは三朝ロイヤルホテルにしか停車しないので注意が必要。三朝温泉からは3km程度離れている。
- ビッグバード号(大阪・神戸~倉吉線):昼行便のみ
- ツアーバス
- 三朝温泉・はわい温泉直行かにバス(シモデンツアーサービス)
- 広島~三朝温泉直行バス(宿泊者のみ)
- 空港リムジンバス
- 一般路線バス
- 日ノ丸自動車(日ノ丸バス)
- 海田日ノ丸車庫~倉吉駅~八ツ屋~竹田橋~卸団地~三朝町役場前~大学病院前~三朝温泉入口~三朝温泉(三朝商工センター)~三朝車庫~三徳山
- 海田日ノ丸車庫~倉吉駅~八ツ屋~総合事務所前~倉吉東高~円谷~三朝町役場前~大学病院前~三朝温泉入口~三朝温泉(三朝商工センター)~三朝車庫
- 生田車庫~生田~丸山~西倉吉町~西倉吉~岡田~河原町~福吉町~新町~赤瓦・白壁土蔵~堺町(さかえまち)~円谷(えんだに)~三朝町役場前~大学病院前~三朝温泉入口~三朝温泉(三朝商工センター)~三朝車庫~三徳山~吉原
- 生田車庫~生田~丸山~西倉吉町~西倉吉~岡田~河原町~福吉町~新町~赤瓦・白壁土蔵~堺町(さかえまち)~倉吉パークスクエア北口~厚生病院前~総合事務所前~竹田橋~卸団地~三朝町役場前~大学病院前~三朝温泉入口~三朝温泉(三朝商工センター)~三朝車庫~神倉(かんのくら)