上り屋敷駅
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上り屋敷駅(あがりやしきえき)は、東京都豊島区西池袋2丁目と目白3丁目の境界付近に1953年まで存在した西武池袋線の駅である(北緯35度43分30秒、東経139度42分18秒 付近、目白建設組合近辺)
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[編集] 歴史
西武鉄道の前身である武蔵野鉄道が1929年(昭和4年)、現在の池袋駅~椎名町駅間に駅を設置。駅名としてこの一帯の地名「上り屋敷」が採用される。当時は、目白駅まで歩いて乗り換えるサラリーマンなどの姿がよく見られたという。
第二次世界大戦中の1945年(昭和20年)、戦況悪化を理由に営業が中止された。
終戦後も再開されることはなく、結局1953年(昭和28年)に正式廃止された。同線の運行本数の急増に伴い、ターミナル池袋駅至近のこの駅がダイヤ構成の妨げになったという説もある。