吾野駅
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吾野駅(あがのえき)は埼玉県飯能市坂石町分にある、西武鉄道の駅である。池袋線の終点であり、秩父線の起点であるが、ほとんどの列車は両線を直通運転されている。かつては終端駅であったが、池袋線の事実上の延長線である秩父線の開業とともに、一中間駅としての性格が強くなった。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 1面2線島式ホームで上下列車交換設備を持つ。
- 自動改札機は設置されていない。
- トイレは駅舎内と駅舎から少し東吾野方に離れたところにある。どちらも改札外設置。多機能トイレは後者に設置されているが、駅係員に申し出ないと使用できない。また、後者の一般トイレは臨時で、通常は開かない。
[編集] のりば
1 | ■西武池袋線 | 飯能・所沢・池袋方面 |
---|---|---|
2 | ■西武秩父線 | 西武秩父・秩父鉄道線 三峰口・長瀞方面 |
[編集] 駅周辺
駅前に食堂を兼ねた商店がある。
[編集] 歴史
- 1929年(昭和4年)9月10日 武蔵野鉄道の終着駅として開業。
- 1969年(昭和44年)10月14日 西武秩父線開業。事実上中間駅となる。
- 1999年(平成11年)8月14日 構内で土砂崩れが発生し、斜面側の線路やホームが土砂に埋没した。一時当駅を挟んだ東吾野~西吾野間が運休となり、同年9月1日までは反対側の線路のみでの運転を行った。
[編集] 隣の駅
[編集] 利用状況
1日あたりの平均乗降客数
- 2004年度:1,131人
- 2005年度:1,114人(西武鉄道全92駅中86位)
[編集] 備考
- 西武秩父線開業までは、西武バスが駅前にバス車庫を設置、吾野駅から国道299号(正丸トンネルが開通するのはかなり後年になってからであり、正丸峠も往来していた)を経由し、秩父駅方面への路線バスを運行していた。現在西武観光バスが運行している西武秩父駅~坂氷~横瀬駅~芦ヶ久保駅~松枝間の路線はその名残である。
- 西武池袋線の終点駅であり、池袋~吾野間の営業キロは57.8キロであるが、吾野駅手前・池袋寄りに58キロポストが打たれている。
- 西武秩父線の起点駅であり、吾野駅構内に西武秩父線0キロポストが打たれている。