豊島園駅
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豊島園駅(としまえんえき)は、東京都練馬区練馬四丁目にある西武鉄道・東京都交通局の駅である。東京都交通局には駅番号があり、当駅はE-36である。
西武豊島園駅(としまえん寄り)⇔都営豊島園駅A2出入口(十一ヶ寺寄り)は、互いの入口まで約2分かかり、さらに屋外を通らなければならないことから練馬駅で乗り換える人が多く、両者ともそのように案内をしている。
駅名のとおり、都内有数の遊園地であるとしまえんの最寄駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
- 下記の駅はそれぞれ独立している。
[編集] 駅構造
[編集] 西武豊島線
(所在地:東京都練馬区練馬四丁目16番5号)
- 1面2線の島式ホームの地上駅である。
- のりば
(新桜台・小竹向原・中村橋・所沢・飯能方面は練馬で乗り換え)
- 島式ホームにしては、非常に幅の広いホームである。これは1960年代までは「コの字」型の2面3線のホームであり、遠足等の臨時電車に対応するためだったと言われている。しかし、その構造だと最大6両までしか入線できず、池袋線の輸送力増強で普通列車も8両編成での運用が増え、融通を利かす必要が生じたためでもあり、さらには当時のダイヤ形態では、昼間はホームは1線しか使われておらず、そのために現在のような中央1線を埋めた構造になった。同様に中央1線を埋めて完全な島式ホームにしたケースは、新宿線の花小金井駅にも見られる。
- トイレは改札を入って1番線の線路右側奥にある。多機能トイレはない。
[編集] 都営地下鉄大江戸線
(所在地:東京都練馬区練馬四丁目14番17号)
1面2線の島式ホームの地下駅である。
- のりば
1 | ○都営大江戸線 | 都庁前・六本木・大門方面 (飯田橋・両国方面は都庁前で乗り換え) |
2 | ○都営大江戸線 | 光が丘方面 |
同駅で西武線と都営線とで乗り換えは可能だが、乗換駅ではない。 これは、両線において車内放送に乗り換え案内が無いことからうかがえる。 乗り継ぎ割引が適用されるのは練馬駅の方である。
[編集] 駅周辺
[編集] 西武豊島線豊島園駅
[編集] 都営地下鉄大江戸線豊島園駅
- A2
- ユナイテッド・シネマ
- 練馬4丁目郵便局
- 八千代銀行
- A1
- 十一ヶ寺
- 練馬警察署豊島園交番
[編集] バス
かつては折返場があり、1970年代前半までは、都営バス、京王バス、関東バスも乗り入れていたが、練馬駅の大踏切による慢性渋滞で定時運行の確保が難しくなり、上記3社は路線廃止もしくは区間短縮で撤退。練馬駅方面に運行するのは国際興業バスと南田中車庫への出入庫を兼ねた西武バス一部便のみとなり、特に折返場は西武の独壇場で、始発ターミナルとしての機能を持っていた。(たとえば、練47系統は豊11系統と称した)。1984年に〔豊10〕豊島園~練馬北町線廃止後は主力を光が丘団地への路線と既存の〔豊11〕系統に移したが、1991年に大江戸線の開業で光が丘団地方面の系統は廃止。2003年には練馬駅北口ロータリーの完成で残った〔豊11〕も練馬駅まで再度延長されたために当駅を始発とする路線はなくなり、折返場も隣接するとしまえんの駐車場と共に閉鎖。現在では、ユナイテッド・シネマのシネマコンプレックスに変貌を遂げた。現在のバス停は大江戸線豊島園駅の方が近い。
[編集] 歴史
- 1927年(昭和2年)10月15日 - 西武豊島線、豊島駅として開業。
- 1933年(昭和8年)3月1日 - 豊島園駅に改称。
- 1991年(平成3年)12月10日 - 都営地下鉄12号線開業。
- 1991年(平成3年) - 西武鉄道、豊島園駅から初めて自動改札機導入。
- 2000年(平成12年)4月20日 - 都営地下鉄12号線を大江戸線に改称。
[編集] 隣の駅
- 西武鉄道
- ■豊島線
- 練馬駅 - 豊島園駅
- 東京都交通局
- ○都営大江戸線
- 練馬駅(E-35) - 豊島園駅(E-36) - 練馬春日町駅(E-37)