会津鉄道
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 〒965-0853 福島県会津若松市材木町1-3-20 |
電話番号 | 0242-28-5885 |
設立 | 1986年11月10日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 鉄道事業 |
代表者 | 代表取締役社長 根本茂太 |
資本金 | 15億円 |
主要株主 | 福島県(31.7%) 会津若松市(8.9%) 日本政策投資銀行(5.3%)他 |
外部リンク | www.aizutetsudo.jp/ |
会津鉄道株式会社(あいづてつどう)は、旧国鉄会津線を引き継ぐ目的で設立された第三セクター方式の鉄道会社である。
目次 |
[編集] 沿革
- 1984年6月22日 国鉄再建法により会津線が第2次特定地方交通線に指定される。
- 1986年11月10日 会津鉄道株式会社設立。
- 1987年 路線名、新駅名、社章などが決定される。
- 1987年7月16日 東日本旅客鉄道(JR東日本)会津線を転換し会津線開業。
- 1988年4月27日 塔のへつり駅設置。
- 1990年10月12日 会津田島駅~会津高原駅間15.4kmを電化。野岩鉄道会津鬼怒川線・東武鬼怒川線・東武日光線・東武伊勢崎線との直通運転開始。
- 1996年8月10日 南若松駅設置。
- 1999年8月7日 あまや駅設置。
- 2000年7月18日 会津山村道場駅設置。
- 2002年8月29日 ふるさと公園駅設置。
- 2006年3月18日 会津高原駅を会津高原尾瀬口駅に改称。
[編集] 路線
[編集] 車両
[編集] 現有車両
[編集] 気動車
- AT-100形(103):新潟鐵工所製の軽快気動車(NDC)。トイレがないため基本的にAT-150形とペアを組んでいた。最大5両(AT-101~105)が在籍していた。AT-103は後にお座敷車として改造されている。2003年3月にAT-104が廃車、残りもAT-650・650形への置き換えで2006年3月17日までに運用を終了した。現在はAT-103が残り、AT-301(トロッコ)・401(展望車)と共に使用されている。
- AT-300形(301):1999年4月29日営業運転開始。日本宝くじ協会寄贈の宝くじ号である。JR東日本のキハ30-18を譲受し、新潟鐵工所でトロッコ列車に改造の上導入された。現在はAT-103(お座敷車)・401(展望車)と3両で「お座トロ展望列車 風覧望」として週末や夏休み期間中に走る。1両のみ在籍。
- AT-400形(401):2003年4月26日営業運転開始。AT-300系と同じく宝くじ号である。JR東日本のキハ40-511を譲受し、新潟トランシスで展望車に改造の上導入された。1両のみ在籍で、AT-103・301と共に使用している。
- AT-500形(501・502):2004年3月25日営業運転開始。AT-100・150形の老朽取り替え用として製造された軽快気動車。新潟トランシス製。車体長は18.5mと大型化された。車体には野口英世の顔と母親のシカの手紙の全文が描かれている。トイレがないためAT-550形とペアで走る。2両在籍。
- AT-550形(551・552):AT-500形と同時に営業運転開始。AT-500形と同型のトイレ設置車両。2両在籍。
- AT-600形(601):2005年12月20日営業運転開始。AT-100・150・200形の老朽取り替え用として製造された。AT-500形よりも最高速度が5km/h上がり100km/hになったほか、車内がクロスシート配置となった。トイレがないためAT-650形とペアで走る。野岩鉄道・東武鉄道乗り入れ対応(野岩鉄道・東武鉄道への乗り入れは2006年3月18日から開始)でAT-650形と共に「AIZU尾瀬エクスプレス」の愛称が公募により与えられた。1両在籍。
- AT-650形(651・652):AT-600形と同時に営業運転開始。AT-600形と同型のトイレ設置車両。但しAT-652は宝くじ号で、AT-601・651と違い腰掛け間にテーブルが設置されているほか、蛍光灯カバーや壁灯が付く。野岩鉄道・東武鉄道乗り入れ対応(野岩鉄道・東武鉄道への乗り入れは2006年3月18日から開始)でAT-600形と共に「AIZU尾瀬エクスプレス」の愛称が与えられた。2両在籍。
- キハ8500系(8501~8504・8555):2002年3月23日営業運転開始。名古屋鉄道(名鉄)の特急『北アルプス』が廃止となり、それに使用されていた名鉄キハ8500系を購入して導入。「AIZUマウントエクスプレス」の愛称が与えられ、JR只見線(土曜・休日はJR磐越西線へ延長運転)、野岩鉄道会津鬼怒川線、東武鬼怒川線に乗り入れ、東武鉄道の特急「きぬ」・「(スペーシア)きぬがわ」に接続する快速列車に使用。5両在籍。
[編集] 電車
- 6050系200番台(モハ61201+クハ62201):会津鉄道唯一の電車であり、2両在籍する。東武鉄道6050系及び野岩鉄道6050系100番台と同型の車両で、3社で共通運用されている。
[編集] 過去の車両
[編集] 気動車
- AT-150形:開業時から2006年春まで使用されていた。AT-100形と同系のトイレ付き車。最大で5両(AT-151~155)が在籍していたが、AT-152が2001年12月、AT-155が2003年3月にそれぞれAT-500・550形に置き換えられて廃車され、残りの3両(151・153・154)も老朽化が進行していたため、AT-600・650形への置き換えにより2006年3月17日までに運用を終了した。
- AT-200形(201+202):開業時から2004年まで使用されていた。AT-100・150形と同系の2両固定のイベント車。座席はクロスシート。片運転台で前面は非貫通。202にはトイレを装備する。2両が在籍していたが、全車老朽化が進行していたため、キハ8500形への置き換えにより2004年に運用を終了した。
[編集] 運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2007年4月1日現在。
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キロ程 運賃(円) 初乗り3km 200 4~6 260 7~9 300 10~12 400 13~15 500 16~18 600 19~21 710 22~24 820 25~27 920 28~30 1,020 31~33 1,120 34~36 1,220 37~39 1,330 40~42 1,430 43~45 1,500 46~48 1,570 49~51 1,630 52~54 1,690 55~57 1,750 58 1,820