小波瀬西工大前駅
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小波瀬西工大前駅(おばせにしこうだいまええき)は、福岡県京都郡苅田町新津1622番地に所在する九州旅客鉄道日豊本線の駅である。駅前には西日本工業大学や病院が存在し付近は住宅も多く朝夕の通勤時間帯には小倉方面を中心に利用客が多い。
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[編集] 駅構造
駅構内東側(下り方向に向かって左側)に鉄筋コンクリート造の駅舎があり、駅舎寄りに1面1線、反対側に島式1面2線を配する。駅舎寄りの1番のりばを下り本線(行橋・中津方面)、一番外側の3番のりばを上り本線(小倉・下関方面)、中央の2番のりばを退避線(当駅で通過待ちを行う列車が停車)とするJR標準様式の2面3線ホームである。
苅田港貨物支線が当駅から北東へ分岐する。元来当駅はこの支線の分岐の為に設置された信号場がその前身である。貨物支線には全国でも珍しくなった連査閉塞装置が使用されている。
JR九州直営駅で、みどりの窓口が設置されている。自動改札機を備えワイワイカード利用可。
[編集] 駅周辺
当駅は北九州市通勤圏に含まれるが苅田町の南のはずれに位置しており日豊本線に並行する国道10号から800mほど離れているため駅周辺は住宅地が形成され商業施設は少ない。
- 西日本工業大学 - 駅前
- 苅田町立新津中学校 - 東へ約400m
- 苅田町立与原小学校 - 東へ約600m
- 北九州保育福祉専門学校
- 北九州リハビリテーション学院
- ルミエール苅田店
- 日産自動車九州工場
- 御所山古墳
- 小波瀬病院
[編集] 歴史
- 1944年(昭和19年)5月28日 - 小波瀬信号場(おばせしんごうじょう)として運輸通信省が開設
- 1944年(昭和19年)9月1日 - 小波瀬~苅田港駅間貨物支線開通
- 1948年(昭和23年)10月15日 - 小波瀬駅(おばせえき)として旅客業務取扱開始
- 1956年(昭和31年)2月20日 - 小波瀬~行橋駅間複線化
- 1965年(昭和40年)9月26日 - 朽網~小波瀬駅間複線化
- 1966年(昭和41年)10月1日 - 小倉~新田原駅間電化
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承
- 1993年(平成5年)10月1日 - 小波瀬西工大前駅(おばせにしこうだいまええき)に駅名変更