尾上の松駅
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尾上の松駅(おのえのまつえき)は、兵庫県加古川市尾上町今福にある山陽電気鉄道本線の駅。
近くにある寺の名から「鶴林寺」の副称がついている。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。駅舎(改札口)は神戸方面行ホーム神戸寄りにあり、反対側の姫路方面行ホームへは地下道で連絡している。改札窓口は基本的に無人化されている。また地下道内には加古川西高等学校美術部の生徒の手による壁画が描かれている。
[編集] のりば
- 高砂・飾磨・姫路・網干方面行のりば
- 明石・須磨・新開地・三宮方面行のりば
- ※のりば番号は設定されていない。
[編集] 接続バス路線
- かこバス(加古川市コミュニティバス)
- 加古川駅北口行
- サザンプラザ前行
[編集] 利用状況
[編集] 駅周辺
- 鶴林寺 北東1.0Km
- 尾上神社 南東0.5Km
- 今福八幡宮 東すぐ
- 兵庫県道718号明石高砂線(旧・国道250号)
1984年11月30日までは、国鉄高砂線が山陽電鉄の南側を平行していた。尾上の松駅の東方200m、両線が立体交差するすぐ南に、片面ホームの国鉄尾上駅があり、山陽電鉄をアンダークロスして加古川駅へと北上していた。山陽電鉄が尾上の松東方で一時的に築堤上を走るのは、この名残である。高砂線跡は現在、道路として整備されている。尾上駅ホームの跡は長らく残り、山陽電鉄車窓から望むことができたが、撤去されてしまった。
[編集] 歴史
- 1923年(大正12年)8月19日 神戸姫路電気鉄道の駅として開業。
- 1927年(昭和2年)4月1日 宇治川電気により合併され、同社の駅となる。
- 1933年(昭和8年)6月6日 宇治川電気の鉄道部門が分離され、山陽電気鉄道の駅となる。
- 1965年(昭和40年)7月23日 約300m西方に移設。