清和天皇

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清和天皇（せいわてんのう、嘉祥3年3月25日(850年5月10日) - 元慶4年12月4日(881年1月7日)、在位：天安2年（858年）11月7日 - 貞観18年（876年）11月29日)は、平安時代前期の第56代天皇。諱は惟仁（これひと）。

目次 1 系譜 1.1 系図 2 略歴 3 后妃 4 皇子女 5 諡号・追号・異名 6 在位中の元号 7 陵墓・霊廟 8 関連項目

[編集] 系譜

文徳天皇の第四皇子。母は太政大臣藤原良房の娘、女御明子（めいし、あきらけいこ）。惟喬（これたか）親王（844～897）の異母弟。

[編集] 系図

(54)仁明天皇

(55)文徳天皇

(56)清和天皇

(57)陽成天皇

元良親王

惟喬親王

貞純親王

(源)経基〔清和源氏へ〕

(58)光孝天皇

(59)宇多天皇

(60)醍醐天皇

人康親王

操子女王 (藤原基経妻)

真寂法親王 (斉世親王)

敦実親王

(源)雅信〔宇多源氏へ〕

[編集] 略歴

外祖父藤原良房の後見の元、惟喬親王を退けて皇太子となる。文徳天皇の崩御に伴い、わずか9歳で即位したため、良房が外戚として政治の実権を握った。

貞観8年（866年）には伴善男らによるものとされる応天門炎上事件が発生した。天皇は伴善男を信頼していた為、事件を解決した良房に遠慮する形で既に貞観6年（864年）に元服していたにも関わらず、正式に摂政に任命した。

譲位後の元慶3年（879年）、突然出家して無理な断食修行を行った末に病死したとされている。

• 嘉祥3年（850年）　生誕。同年、立太子。
• 天安2年（858年）　即位（9歳）。
• 貞観8年（866年）　応天門炎上事件。
• 貞観18年（876年）　27歳で突然譲位し、仏門に帰依。
• 元慶4年（880年）　崩御。

[編集] 后妃

• 842～910 女御（皇太后）：藤原高子（藤原長良女）
•  ?～886 女御：藤原多美子（藤原良相女）
•  ?～936 女御：藤原頼子（藤原基経女）
• 856～? 女御：藤原妹子（藤原基経女）
•  ?～879 女御：源厳子（源能有女）
•  ?～? 女御：源済子（文徳天皇皇女）
•  ?～? 更衣：在原文子（在原行平女）

ほか多数

[編集] 皇子女

• 868～949 貞明親王（陽成天皇）
• 870～924 貞保親王（三品式部卿）
•  ?～930 敦子内親王（斎院）
•  ?～930 貞固親王（四品弾正尹）
• 873～916 貞純親王（源経基の父）
• 874～906 識子内親王（斎宮）
• 874～929 貞辰親王
• 875～916 貞数親王（兵部卿）
• 876～922 貞頼親王
• 876～932 貞真親王（三品常陸太守）

ほか多数

この天皇の子孫の多くが臣籍降下して清和源氏となった。

[編集] 諡号・追号・異名

御陵の位置によって水尾（みずのお）帝とも言う。

[編集] 在位中の元号

• 天安
• 貞観

[編集] 陵墓・霊廟

火葬された遺骨は水尾山陵（みずのおやまのみささぎ、京都市右京区）に埋葬された。

[編集] 関連項目

先代: 文徳天皇

天皇 第56代: 858-876

次代: 陽成天皇

		歴代天皇一覧
1 神武	2 綏靖	3 安寧	4 懿徳	5 孝昭	6 孝安	7 孝霊	8 孝元	9 開化	10 崇神
11 垂仁	12 景行	13 成務	14 仲哀	15 応神	16 仁徳	17 履中	18 反正	19 允恭	20 安康
21 雄略	22 清寧	23 顕宗	24 仁賢	25 武烈	26 継体	27 安閑	28 宣化	29 欽明	30 敏達
31 用明	32 崇峻	33 推古	34 舒明	35 皇極	36 孝徳	37 斉明	38 天智	39 弘文	40 天武
41 持統	42 文武	43 元明	44 元正	45 聖武	46 孝謙	47 淳仁	48 称徳	49 光仁	50 桓武
51 平城	52 嵯峨	53 淳和	54 仁明	55 文徳	56 清和	57 陽成	58 光孝	59 宇多	60 醍醐
61 朱雀	62 村上	63 冷泉	64 円融	65 花山	66 一条	67 三条	68 後一条	69 後朱雀	70 後冷泉
71 後三条	72 白河	73 堀河	74 鳥羽	75 崇徳	76 近衛	77 後白河	78 二条	79 六条	80 高倉
81 安徳	82 後鳥羽	83 土御門	84 順徳	85 仲恭	86 後堀河	87 四条	88 後嵯峨	89 後深草	90 亀山
91 後宇多	92 伏見	93 後伏見	94 後二条	95 花園	96 後醍醐	97 後村上	98 長慶	99 後亀山	100 後小松
北朝	1 光厳	2 光明	3 崇光	4 後光厳	5 後円融	6 後小松
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111 後西	112 霊元	113 東山	114 中御門	115 桜町	116 桃園	117 後桜町	118 後桃園	119 光格	120 仁孝
121 孝明	122 明治	123 大正	124 昭和	125 今上	※赤字は女性天皇