燕三条駅
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燕三条駅(つばめさんじょうえき)は、新潟県三条市大字下須頃にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。
三条市と燕市の境界に位置する駅。両市を中心とする新潟県県央地域の交通の要衝で、上越新幹線「とき」のほとんどの列車が停車する。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 所在地
- 新潟県三条市大字下須頃字歩切490
- 駅長室の位置が三条市側にあるため、登記上の所在地は「三条市」となっている。
[編集] 駅構造
- みどりの窓口設置の有人駅。駅弁も販売されている。
- 駅舎2階にはみどりの窓口、券売機の他、旅行センター(びゅうプラザ)、待合室、観光物産センター、コンビニエンスストア(NEWDAYSミニ)、駅弁売店、自動販売機、立食いそば店、トイレなどが設置されている。
- 駅舎1階には燕三条エフエム放送(コミュニティFM局)の事務所・スタジオ、喫茶店、交番、トイレ、レンタカー受付などが設置されている。
- 自動体外式除細動器(AED)設置。
- 弥彦線
- 駅舎1階にある弥彦線ホームは単式1面1線。線路南側にホームがある。島式ホームの交換駅を想定してホーム南側にも線路用地があるが、線路・架線とも敷設されていない。
- 弥彦線のりばのみ無人駅扱いで、ワンマン運転時には先頭車両の一番前のドアしか開かない。
- 新幹線
- 駅舎3階の高架ホームは、中央の通過本線を挟んで島式1面2線、相対式1面の計2面3線。
- 通常のダイヤでは、東京方面の列車は島式本線側の12番線から発着。外側の13番線は臨時ホームとなっている。
- 以前は通過列車が多かったが、次第に燕三条に停車する列車が増え、現在定期列車で通過するのは東京~新潟間ノンストップの「とき」1往復と下り2本の上下4本と回送列車のみで、これら以外のほとんどの定期列車が燕三条に停車する。
- のりば
■弥彦線 | 東三条方面 | |
吉田・弥彦方面 | ||
11 | ■上越新幹線(下り) | 新潟行 |
12・13 | ■上越新幹線(上り) | 長岡・越後湯沢・高崎・大宮・東京方面 |
[編集] 改札口
新幹線と弥彦線の改札口は駅舎2階にあるが、位置関係が複雑なので、下記に特記する。
- 新幹線改札口
- 弥彦線改札口
- 2階北側にある弥彦線改札口には、無人駅用の券売機が1台設置されている(乗車券は、みどりの窓口横にある券売機でも購入可能)。前述の通り無人駅扱いだが、早朝・深夜など一部時間帯を除き、列車発着前後には改札口に社員が配置される。
- 駅舎の構造上、両線の改札口は別になっており、連絡改札口も設けられていないため、乗換えの際には一旦改札口を出る必要がある。
- 弥彦線は全線が新潟近郊区間に指定されているが、弥彦・矢作と西燕~北三条間の各駅では現在Suicaが利用できないので注意が必要である(2008年春、サービス開始予定)。尚、燕三条駅の弥彦線改札口には自動改札機・簡易改札機等は設置されていない。
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員:1,997人(2004年度)
[編集] バス
路線バスの停留所は三条口側に設けられている。
[編集] 駅周辺
駅舎を挟んで西側が燕口、東側が三条口となっている。各々にロータリーがあり、駅前広場やバス・タクシー乗り場、駐車場などが、ほぼ同じサイズで設けられている。
上越新幹線開通の際に新設された駅で、新幹線開通当初の駅周辺は開発途上。周囲は水田が広がり、北陸自動車道・国道8号が通るくらいで、商店・住宅とも少なかった。しかし2本の鉄道路線と3本の幹線道路に囲まれた好立地から、その後は開発が急速に進み、現在駅周辺にはロードサイド型の大型店舗が数多く林立するなど、三条・燕両市を中心とする県央地域の交通・経済の要衝として機能している。地元住民はこの一帯を指して「燕三条」または「ツバサン」と略して呼ぶ事が多い。
[編集] 三条口側
- 三条燕IC・BS(北陸自動車道)※当駅は日本一高速のICに近い新幹線停車駅である[1]
- 国道8号
- ホテルニューグリーン燕三条
- コメリパワー 三条店
- コメリ三条生活館
- コメリ三条金物資材館
- 並木通りピア
他
[編集] 燕口側
- 国道289号(第二産業道路)
- 第一グランドホテル燕三条
- 三条信用金庫 燕三条支店
- 新潟県県央地域地場産業振興センター(県央メッセピア・リサーチコア)
- 三条商工会議所
- 県央サティ
- ワーナーマイカルシネマズ県央
- 燕三条ワシントンホテル
- カメレオンクラブ 燕三条店
- レッドバロン 燕三条店
[編集] 歴史
燕三条駅は、上越新幹線開通に際して開業した。燕市と三条市の境界上に位置するため、両市の名前を連結した駅名が付けられている。
駅名を付与する際には「新三条」「新燕」「燕三条」「三条燕」など、複数の案を巡って両市の間で紛糾を極めた。「三条」と「燕」の双方の都市名を駅名に織り込むことでとりあえず合意したものの、今度は燕と三条のどちらを先にするかで再び紛糾する事態に陥った。結局、田中角栄らの仲裁により、駅名は燕を先にした「燕三条」とし、駅長室を三条市側に配置して所在地を「三条市」とすることで最終的に合意した。三条市は当時の選挙区割りで田中が地盤としていた新潟3区となっていた(燕市は新潟1区)ため、その背景には政治的な意図があったともいわれているが、真相は定かではない(これに関しては鉄道と政治#駅名も参照)。
行政区画上は、南北を貫く上越新幹線のホームは両市を跨いでおり、東西に走る弥彦線ホームは北側の燕市側に位置している。当初の建設計画では新幹線・弥彦線とも同じ北側に改札口を設けることになっていたが、上記のような経緯から計画を変更し、改札口を別々に設ける形となった。
尚、駅近くにある北陸自動車道・三条燕インターチェンジは燕市に所在する。
- 1982年11月15日 - 上越新幹線・大宮~新潟間開通と共に開設(弥彦線にも同時に開設。旅客扱いのみ)。
- 1984年4月8日 - 弥彦線・弥彦~東三条間が全線電化。
- 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に移管。
- 1988年 - 弥彦線ホーム改札口での改札業務を廃止し、改札部を無人化(券売機と窓口での乗車券発売は継続しつつ、乗車駅証明書発行機を設置)。しかしその後、不正乗車などトラブルが頻発したため、昼間時間帯の列車発着時に限り、再び社員が配置されるようになる。
[編集] 駅弁
上越新幹線開業に伴い新津駅の特急列車停車本数が減少したこと等から、同駅の駅弁業者である三新軒が売店「ときの店」を出店、午前9時以降販売している(新幹線・弥彦線ともホームでは販売されない)。
- SL浪漫弁当
- SLキップ弁当
- 雪だるま弁当
- 鮭の焼漬弁当
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 燕三条駅(えきねっと)
- 燕三条エフエム放送(ラヂオは~と)<駅舎1階>