竹中工務店
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種類 | 株式会社(非上場) |
設立 | 1909年(明治42年)5月16日 |
業種 | 建設 |
事業内容 | 建築・土木 |
売上高 | 単独: 1兆0,238億円(2005年3月期) 連結: 1兆2,679億円(2005年3月期) |
関係する人物 | 竹中統一 |
外部リンク | www.takenaka.co.jp/ |
株式会社竹中工務店(たけなかこうむてん)は、日本の大手総合建設会社(ゼネコン)。1899年(明治32年)創立。本店所在地は大阪府大阪市。清水建設、大林組、鹿島建設、大成建設とともにスーパーゼネコン5社の一つ。
目次 |
[編集] 概要
- 代表取締役社長 - 竹中統一
- 本社・本店所在地 - 大阪府大阪市中央区本町4丁目1-13
- 資本金 - 500億円(2005年3月現在)
- 売上高 - 10,238億円(2005年度)
- 受注高 - 9,819億円(2005年度)
- 従業員数 - 7,720人(2006年1月現在)
[編集] 特徴
完成工事高で比較しても、国内トップクラス。売上高(2004年度)の内訳は、97.9%が建築であり、土木は0.8%に過ぎない。大手ゼネコン5社のうち、竹中工務店のみ非上場会社。サントリーとともに二大非上場会社と呼ばれることもある。「工務店」の名前をはじめて使ったのも同社だが工務店とは名ばかりのスーパーゼネコン(総合建築会社)である。全国の建築の主な物件を施工している。自社の施工した物件を「作品」と呼ぶことでも知られている。
また発祥の地が神戸ということ、現社長の竹中統一(祖父は元内閣総理大臣で海軍大将の米内光政)が同神戸の甲南大学出身ということもあり近畿の学校法人(公立・私立を問わず)の新築や増改築工事の大半が同社による設計施工である。歴代の社長はすべて「竹中」姓。設計に定評があり、アトリエ系建築家の出江寛、早川邦彦、菊竹清訓、柳澤孝彦、鈴木了二等、同社設計部から多くの建築家を輩出している。
[編集] 沿革
- 1610年(慶長15年) 織田信長の元家臣、初代竹中藤兵衛正高が名古屋で創業。神社仏閣の造営を業とする。
- 1899年(明治32年) 14代竹中藤右衛門神戸に進出、創立第1年とする。三井銀行神戸小野浜倉庫を施工する。
- 1909年(明治42年) 合名会社竹中工務店設立。神戸を本店に名古屋を支店とする。資本金10万円。
- 1923年(大正12年) 本店を大阪市に移転し、神戸本店を支店とする。
- 1937年(昭和12年) 株式会社竹中工務店を設立。資本金150万円。 取締役社長竹中藤右衛門。
- 1945年(昭和20年) 竹中藤右衛門が会長に、竹中錬一が社長に就任。
- 1958年(昭和33年) 高さ333メートルの東京タワー施工。
- 1980年(昭和55年) 竹中錬一が会長に、竹中統一が社長に就任。
- 1988年(昭和63年) 日本初の空気膜構造による多目的スタジアムである東京ドーム竣工。
- 1993年(平成5年) 日本初の屋根開閉式多目的スタジアムである福岡ドーム竣工。
- 1997年(平成9年) 大阪ドーム、ナゴヤドーム、横浜国際総合競技場竣工。
- 1999年(平成11年) 創立100周年。
- 2004年(平成16年) 東京本店を東京都江東区に新築移転。
[編集] 主な施工実績
- etc.
[編集] 関連会社
- 竹中土木
- 竹中道路
- TAKリアルティ
- 日本ホームズ:2009年3月解散
- ほか
[編集] 企業博物館
- 竹中大工道具館