Deus Ex
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ジャンル | ファーストパーソン・シューティングゲーム ロールプレイングゲーム |
対応機種 | Windows 98以降、MacOS (9以降)、Playstation2 |
開発元 | Ion Storm |
発売元 | アイドス・インタラクティブ |
人数 | 1人、マルチプレイヤー |
発売日 | 2000年6月22日 |
対象年齢 | ESRB: M (Mature) |
その他 | ゲームエンジンにUnrealエンジン 1.5を使用 |
Deus Ex は初期のUnrealエンジンver1.5で作られたファーストパーソン・シューティングゲーム。しばしばロールプレイングゲームとも取られることがある。作者はウォーレン・スペクター (Warren Spector) で、過去に System Shock シリーズや Ultima Underworld(ウルティマシリーズで、初の3D表示のCRPG)などの開発に携わった、アメリカでは著名な人物である。このゲームの名前の由来はデウス・エクス・マキナからきており、つまりは物事を強引に解決するという意味合いが込められているゲームである。このゲームは同じ Ion Storm の、ほぼ同時期に発売された Daikatanaとしばしば比較されることが多かった。
当時は Daikatana や Diablo II といった作品が注目を集めており、この Deus Ex はあまり注目をされてはいなかったが、Daikatana における失敗と Diablo II におけるシステムの改善性の無さから、徐々にこのゲームに興味を持つ人が増え始め、その自由な行動性と様々なシチュエーション、凝ったストーリーから反響を呼び、30 以上のメディアから Game of the Year を受賞した。しかし最近では、ビデオカードが 3dfx 社の Glide に最適化されている不便さ、AI の不自然さ、操作性の悪さなどが指摘されている。しかしながら本作を評価し、未だに名作として挙げるユーザーも数多く存在する。
目次 |
[編集] 概要
このゲームの時代設定は西暦 2052年で、ナノテクノロジーの技術が進んでいるものの、ブレードランナーのような暗く荒廃した未来像を描いている。致死性の高いウイルスが蔓延し、その苦しみから一時的に解放される抗生物質は、裕福な階級の人々しか手に入れることが出来ず、貧困層の人々は死を待つ身となってしまう。 そんな中、とあるテロリストが結成され、自由の女神像の爆破や抗生物質の製造機を盗むという行為を行い、それに対抗すべく部隊が結成された。プレイヤーはその中の、ナノテクノロジーを駆使して作られた特殊な力を持つ主人公を操作し、事件の解決へと赴く。
このゲームの大きな特徴は「行動の自由」で、与えられたミッションをいかにして解決するかはプレイヤーの意思に任されている。邪魔であれば敵を殺して突き進んで行くのでもいいし、殺すのは人道的に出来ないというのであれば、殺さずに密かに潜入してミッションを解決するという方法も取れる。しかしこのゲームの序盤は武器の扱い等に制限が加えられており、さらに敵の攻撃が極端に強いので、容易に敵を倒していけるようなシステムにはなっていない。それを可能にするためには、操作するキャラクターを育て上げていかなくてはならないのである。キャラクターの育成は、与えられたミッションをクリアして経験値を稼ぎ、それを任意のスキル(各種道具の扱いや身体的機能)に割り振って向上させたり、オーグメンテーション・キャニスターと呼ばれる、ナノテクノロジーを駆使して作られた身体機能を上げるカプセルを適用したりして出来る。育て方によっては、ステルス行動重視のキャラクターや攻撃重視のキャラクターなど、育て方次第で様々なキャラクターが作れるようになる。
ゲーム内容に関しては架空の話で構成されてはいるものの、実際に起こった事件や昔に存在した人物・団体などをモチーフされている(ロズウェル事件やエリア51、テンプル騎士団など)。
このゲームは 2001年当時、海外のあまりの評判のよさに日本語版(デウスエクス)も発売された。しかしEidosの日本支社が一生懸命翻訳したそれは、リアルタイム的なRPG要素が日本人にはあまり受け入れられず、結局あまり評価はよくなかった。なので出荷数もあまりなく、手に入れるのは現状では困難である。さらに最近 Eidos の英国本社は他の会社の傘下になり日本支社は無くなったので、もはやこの日本語版を手に入れるのは不可能に近い。
このゲームは通常版の他、Game of the Year 受賞後に発売された GOTY Edition というものが存在する。これは、最新パッチをあてた状態の通常のゲームの他に多人数対戦モードを搭載し、サウンドトラックCDが付いて安価なものである。海外ではこちらの方が手に入りやすい。また、これは Windows 用のゲームであったが、MacOS や Playstation2(Deus Ex:Conspiracy) などにも移植され、MacOS に関しては“最も売れた RPG の一つ”の評価を得ている。しかしながらPlaystation2においては評価はそこそこよかったものの、家庭用ゲーム機におけるメモリ制限のためいくつかのミッションが削除・短縮され評価はあまりよくは無かった。
2003年に、このゲームの続編である“Deus Ex:Invisible War”が、PCとXboxの2つのプラットフォームで発売された。しかし Xbox での評価はそこそこよかったものの、PC版においては「操作性が家庭用コンシューマよりだ。」「家庭用コンシューマに合わせたことよるメモリ制限ですぐにローディングになり、しかもその時間がかなり長い」「グラフィックが重く、処理が非常に遅い」などの酷評を受け、最終的に Ion Storm の会社を解散する要因の一つになってしまった。
[編集] 登場人物
- JC Denton
- 主人公。国連の反テロリスト組織“UNATCO”に所属しているエージェント。“JC Denton”という名前はコードネームであり、本名は自分で決められる。ナノテクノロジーの技術を駆使して作られたサイボーグであり、身体の至るところに特殊な機能を発動させる装置が備え付けてある。性格はプレイヤーにもよるが、普段は冷静沈着。彼が見た光景は、常時他のモニターなどを見ている人に転送される。両親は交通事故により死去したと聞かされている。
- Paul Denton
- JCの兄。同じくUNATCOに所属するエージェント。弟とは瓜二つ。彼もJCと同じくナノテクノロジーを駆使して作られたサイボーグ。極めて優秀なエージェントだが、テロリストが相手でも殺すことを極端に嫌う。
- Bob Page
- ナノテクノロジーにおける優れた知識を持つ科学者。初期にJCの訓練にも協力をしてくれる。 表向きには世界一の資産家、慈善家として知られる。
- Walton Simons
- FEMAの長官。JCやPaulよりも新しいファームウェアのナノテクノロジーの技術を施されている。性格はJCと同じく冷静沈着。エージェントが常に発動できるEnergy Shieldの他にCloakのオーグメンテーションも装備している。
- Alex Jacobson
- UNATCOの電子機器の総合的管理担当。またハッキングなどの敵の機密情報を探る技も持っている。JCが見ている光景を常時監視しており、その時に応じて指示をしてくれる。
- Joseph Manderley
- UNATCOの長官。FEMAの長官、Walton Simonsに任命されて今の立場にある。Walton Simonsのことはあまりいいように思ってない。
- Gunther Hermann
- ドイツ人のUNATCOのエージェントで、ナノテクノロジーよりも古い機械的な改造を施されているサイボーグ。性格は勇敢、無慈悲で、攻撃を受けたら殺すまで攻撃を止めない。重火器系の武器を常に携帯しており、頼もしい存在である。
- Anna Navarre
- イスラエル人の機械系サイボーグで、UNATCOに所属するエージェント。女性。強いロシア訛りのある英語を話す。性格は冷酷で、たとえ戦意喪失している敵でさえ、ミッションの為ならその場で撃ち殺してしまう。武器はAssault Rifleを所持し、射撃は正確である。
- Jock
- UNATCOに所属。ステルス系の黒いヘリコプターの操縦士。元はエリア51で働いていた。バーでJCと知り合って以後、JCと行動を共にするようになる。香港在住。
- Sam Carter
- UNATCOの倉庫の管理を担当。元は軍人で将軍だったこともある人物だが、家族がNSFに殺されたことがきっかけでUNATCOに入った。厳格な性格だが、JCには必要なものを供給するなど何かと協力をしてくれる。
- Jaime Reyes
- UNATCOの医療担当で、外科医。ナノテクノロジーや機械で作られたサイボーグの身体の構造にも詳しい。性格は温厚で、同じくJCに何かと協力をしてくれる。
[編集] 武器一覧
括弧内の数字はスロット消費数。スロットは全部で30個。弾等は別に格納される。
- Knife (1)
- 近距離用の武器。頭などを後ろから狙うと一撃で敵を倒せる。また、スキルを4まで上げると、後ろからであればどこを狙っても一撃で倒せ、オブジェクトも容易に破壊することが出来るようになる。ただし攻撃範囲は狭く、正面からの攻撃は殆ど効かない。
- Crowbar (2)
- Knifeと性能は同じ。ただし攻撃範囲は若干広がっている。
- Riot Control Baton (1)
- これは敵を殺すのではなく、敵を気絶させる武器。レベルが低いと一発では気絶させられないが、上げるとEnergy Shieldを張る敵や、Man or Woman in Black、モンスター以外は全て一発で気絶させることが出来る。ただし後ろから狙うのが必須。殺すのとは違い、音を立てずに倒すことが出来るのでまさに脅威だが、攻撃範囲はナイフ同様狭く、また振りも遅い。
- Riot Prod (1)
- Riot Control Batonの強化版。使うにはProd Chargerのパックを使用する。当て方が悪く、一発で仕留められなくても相手の動きを封じることが出来る。また攻撃対象も大幅に増え、スキルが4の場合、後ろから狙えばエージェントやモンスター、Bot以外はこれで倒せる。ちなみに敵を“気絶”させた場合、他の敵が警戒しないのは重要。40発(4×10)まで所持可能。
- Sword (3)
- 基本的にKnifeやCrowbarと同じだが、攻撃範囲は格段に増え攻撃力も高くなっている。ただし振りは遅い。香港以降手に入る。
- Dragon's Tooth Sword (4)
- 近距離用の武器では最大の威力を誇り、人間ならどこを狙っても一撃で倒せ、レベルを上げるとBotや一部のモンスター以外の敵なら一発で絶命、もしくは武器を落とさせることが出来る。また常に発光しているため暗い場所を照らすことが出来(敵には気づかれないらしい)、一部のドアや引き出しも破壊できるので、戦闘時以外も役に立つ。これとレベル4のWeapon Lowtechとレベル4のCombat Strengthを絡めれば、Lockpickで開けるオブジェクトは殆ど破壊可能になり(ただし、耐久力無限のものは除く)、監視カメラや固定砲台さえも破壊可能になる。ちなみに、日本語版に関してはCombat Strengthを使わず、またスキルを上げなくても耐久力100以下のオブジェクトの破壊が可能。
- Pepper Gun (1)
- Pepper Cartを消費して使用する、目潰し武器。敵に吹きかけると、敵は痛そうに叫びながら暫く目を擦り、約2秒間行動不能になる。効果範囲は狭く、また持続時間も短いので大して使えない武器。最大400発まで(100×4)所持可能。
- Throwing Knives (1)
- 近距離武器の中で、唯一遠距離攻撃が出来る武器。投げるとき音がしなく、攻撃力もそこそこ高く、また照準も常に定まっているので扱いやすいが、あまり手に入らない。壁など動かせないものに刺さると、そこに常駐するので回収することが出来る。25本まで所持可能。
- Pistol (1)
- 10mm弾を使用するピストルで、攻撃力は部位によって大きく変わる。レベルが低いと飛距離が狭く、照準が定まりにくく、しかも撃った後に強烈な反動が来る。ただし頭を狙うと大概一,二発で死ぬので、レベルが低くても頼りになる武器。レベルを上げスコープやレーザーサイトを取り付ければ、簡易スナイパーライフルとしても使用出来る。ただしSilencer modは取り付けることが出来ない。これはStealth Pistolが存在するためだと思われる。最大150発まで(6×25)所持可能。
- Stealth Pistol (1)
- Pistolと弾を共有し(10×15)、サイレンサーがあらかじめ取り付けられている。装填数や連射力はPistolに勝るが、飛距離や命中率、攻撃力は劣る。レベルを上げてスコープなどを取り付ければ、音がしないスナイパーライフルとして使える。
- Mini Crossbow (1)
- 手の甲に装備するボウガンで、撃つとき音がしない。三種類の矢を使い分けることが出来る。一つ目はTranquilizer Dartで、エナジーシールドを張る敵以外の生物系の敵を気絶させることが出来る効果を持つ。二つ目はDartで、普通の矢。頭などを狙うと大概の敵は倒せる。ただし妙な判定があり、こめかみ辺りを狙うのがコツ。三つ目はFlare Dartで、これは攻撃用ではなく照明効果として使用する。これが壁などに刺さると、暫くの間発光する。ちなみにどの矢においても、壁などに刺さった場合は回収することが出来、勿論効果を持つ矢の効力は消えない。ステルス行動で行く際は重宝するであろう武器。それぞれ矢は60本づつ(4×15)所持可能。
- PS20 (1)
- 小型プラズマ銃。一度使うと使えなくなる、使い捨て武器。攻撃力はPlasma Rifleに劣るものの、照準が安定しているので移動しながら使うことも可能。またスキルのレベルが高いと、一撃必殺も狙えるようになる。Plasma Rifle同様、オブジェクトに当てれば燃える。
- Sniper Rifle (4)
- .3006(口径)を使用するスナイパーライフル。レベルが低いと、スコープを覗いた時に激しくブレて使い物にならない。レベル3辺りから実用的になり、レベル4で一撃必殺の強力無比の武器になる。特にレベル4の場合、監視カメラを破壊することが出来るので、まさに使える武器になる。ただし撃つときに凄まじい発射音を立てるので、サイレンサーなどを適用する必要がある。弾は96発まで(6×16)所持可能。
- Assault Rifle (4)
- 7.62×51mm.NATO弾を使用するアサルトライフル。弾の大きさに対して一発の攻撃力は低く、連射して使う必要がある。レベルが低いと、銃口が反動で上に極端に上がるので全く使えない。レベル3辺りでようやく落ち着くので、これを使うにはレベル3まで上げることが重要。また弾の消費量が早く、これを所有している敵が多いにもかかわらず弾をあまり回収できないので、すぐに弾切れを起こしやすい。サイレンサーを取り付けると、薬莢がプラスチック製になり、落ちたときの音がしなくなる。ちなみにこの武器にはグレネードランチャーが付属しており、弾の切り替えによって使用可能になる(20mmHE弾)。このグレネードランチャーは攻撃力が高く、また高速で飛ぶのでかなり使い勝手はいいが、弾があまり手に入らず、接近戦で使用すると自爆する恐れがある。銃弾は300発まで(30×10)所持可能。グレネードは不明(少なくとも30個以上は所持可能)。
- Sawed-off Shotgun (3)
- ポンプアクション短銃身ショットガンで、弾はBuck Shot ShellとSabot Shellを使い分ける。Buck Shot Shellは有機物系の敵に、Sabot ShellはBot系の敵や設置型警備装置に効果を発揮する。レベルが低いと、飛礫が極端にばらけて飛びあまり使えない。レベル3まで上げればようやくまとまるが、やはり近距離で使う必要がある。しかし次の弾を撃つまで多少の時間が掛かり、弾の装填も遅いので、接近戦でリロードになった場合致命傷になりかねない。ただし一発の攻撃力が高いので、敵を一撃で倒せることが多いためあまり隙になることは無い。それぞれの弾は96発づつ(4×24)所持可能。
- Assault Shotgun (4)
- 一発の攻撃力はSawed-offに多少劣るものの、12回まで連射が出来るので(12×8)かなり実用的な武器。弾はSawed-offと共有する。
- LAW (Light-weight Anti-tank Weapon) (4)
- 一発だけロケットを発射することの出来る対戦車砲。全ての敵に対して有効。攻撃力や爆発の範囲がかなり広く、自爆に注意する必要がある。使い捨ての武器なので、このスキルのレベルを上げない人が使うのに適している。
- GEP (Guided Explosive Projectile) Gun (8)
- 追尾機能を搭載したロケットランチャー。敵に照準を暫く重ねることにより追尾効果が発動し、撃った後正確に敵の方へ飛んでいく。ロケットの攻撃力は全武器中最大の攻撃力を誇り、全ての敵に対して抵抗力関係なく攻撃することが出来る。また、WP弾に切り替えることにより、黄燐で着弾後周囲の敵を巻き込んで焼き尽くすことも出来る。ただしロケットの速度は遅く、再装填に時間が掛かるため、遠くから使うのが望まれる武器である。弾はそれぞれ20発まで所持可能。ロケット弾は4発分手に入る。WP弾はあまり手に入らない。
- Plasma Rifle (8)
- 緑色のプラズマ(プラスチックスラッジ)を電磁力で加速して発射する武器。12連射まで可能。プラズマは高速で飛び、攻撃力が非常に高く、尚且つ何故か爆発するので非常に強力だが、Bot系の敵やEnergy Shieldを張る敵に対してはかなり効果が薄れ、中には一切効かない敵もいる。また弾であるPlasma Clipはさほど手に入らず、主力武器にするには劣るか。破壊可能な物に当てると、炎上する。Weapon Heavyのスキルによって特性が変わり、レベルが低いと弱い代わりに連射が早く3発散弾で攻撃出来、高いと単弾で連射はやや遅くなるものの、攻撃力が非常に高い。弾は84発まで(12×7)所持可能。
- Flame Thrower (8)
- 名前の通り火炎放射器。敵に火をつけると暫く燃え続け、連続的にダメージを与える。照射して攻撃が出来る上、一度火を点けると消えるまで反撃をしてこないのでかなり実用的な武器だが、攻撃範囲が狭く、また燃料の消費が激しいのであまり照射をし続けられない。またEnergy Shieldを張る敵やBot系の敵には効果が無い。400発まで(100×4)所持可能。ちなみにModはReloadとRangeのみ適用できる。継続的にダメージを与え続けるので、スキルのレベルはあまり影響しない。
- LAM (Light-weight Anti Munition) (1)
- 手榴弾。投げて使うことも出来るが、壁に仕掛けてセンサーを発動させ、敵が来たら自動的に爆発させるということも出来る万能型。爆発物なので、全ての敵に対して有効で尚且つ物の破壊にも使え、爆発の範囲も比較的広いが、自分が敵のものに掛かると即死級のダメージを受ける。GEP GunやLAWを持ち歩かない場合は重宝する。ちなみにLAMなどの爆弾系の武器は全て投げたり仕掛けたりして使うことが出来、それぞれ10個まで所持可能。
- EMP (Electromagnetic Pulse)Grenade (1)
- 電磁パルスを放射し、Botの動きを止めたり、監視カメラや自動砲台の機能を一時的に停止させたり、可視センサーの機能を一時的に停止させることが出来る。ただし自分が効果範囲にいた場合、Bio Energyを削られるので注意。ほぼオーグメンテーションのSpy Droneと同じ効果。レベルによってEMPの効果範囲、効力が極端に変わるので、これを使うのであれば専用のスキルを上げるべき。
- Gas Grenade (1)
- 催涙ガスをばら撒き、敵味方関係無く人間の動きを一時的に封じる。その効果時間はスキルに比例し、レベルによってはかなりの時間動きを封じることも可能。ただし自分が効果範囲にいた場合、視界が悪くなるのと同時にダメージを受けるので注意。
- Scrumble Grenade (1)
- 発動すると青い光をばら撒き、効果範囲にいた敵のBotのコンピュータ内のデータのスクリプトを書き換え、暫くの間自分の味方につけることが出来る。効果時間はスキルに比例するが、レベル4でもあまり効果は長くない。この青い光は色々説があり、特殊な電磁パルスと指摘する者もいれば、コンピュータウイルスと指摘する者もいる。
[編集] アイテム一覧
括弧内の数字は最大所持可能数
- Nano Key Ring
- 通常の鍵の掛かった物を開ける際に使う。合鍵を適用することにより、何も消費をせずに開けることが出来る(合鍵が無ければ開かない)。Lockpickを使う前にはこれを使い、無駄遣いしないようにするのが肝要。
- Lockpick (20)
- 通常の鍵の掛かった物を開ける際に使う。スキルのレベルによって開ける際に必要な数と使用速度が変わる。これを使って開けるものは、同時に破壊できるものが結構ある。
- Multitool (20)
- 電子ロックで暗証番号が必要なドアを開ける際に使う。スキルのレベルによって開ける際に必要な数と使用速度が変わる。暗証番号などを既に知っている場合、これを使う必要は無い。ただしゲームが進行するに従い、暗証番号が見つかりづらくなるので重要。
- Medkit (15)
- 自分の怪我を治療する道具。Medicineスキルのレベルによって回復量が増大する。あまり手に入らない。Regenerationのオーグメンテーションを持っていない場合、貴重なアイテムになる(持っている場合、必要性がさほど無くなる)。
- Bio-Electric Energy Cell (30)
- 自分のBio Energyを回復する道具。オーグメンテーションの力を利用することによりこのBio Energyを消費するので、それを回復させるのに重要。
- Flare (50)
- 使用すると、着火して辺りを照らす。敵の注意を引いたり、暗い場所を通ったりする際に使用。
- Soda,Wine,Forty,Liquor (10)
- 飲み物は全て使用すると2ポイントだけライフを回復する。Soda以外は、飲むと視界が一定時間歪み、重ねて飲むと更に悪化する。
- Candy Bar (15)
- 食べると2ポイントだけライフを回復する。
- Soy Food (10)
- 食べると5ポイントだけライフを回復する。人との交渉の際に使用する場合もある。
- Zyme (10)
- コカイン。使用すると視界が歪む。人との交渉の際に使用する。
- Ambrosia
- ウイルス“Grey Death”の抗生物質。しかし体の新陳代謝によりすぐに効果が切れる。イベントで交渉に使う。
これ以降は、一個のアイテムにつきスロット一つ消費。
- Ballistic Armor
- 使用すると、一定時間銃弾によるダメージを軽減する。スキルのレベルによって効果時間、効力が上がる。
- Hazmat Suit
- 使用すると、一定時間悪環境下におけるダメージを軽減する。スキルのレベルによって効果時間、効力が上がる。
- Rebreather
- 使用すると、一定時間水中での潜水時間が延びる。スキルのレベルによって効果時間が伸びるが、レベル1でもかなりの持続時間がある。
- Thermoptic Camo Suit
- 使用すると、一定時間姿を消し人間やBotから身を隠す。スキルのレベルによって効果時間が延びるが、最大レベルでもあまり上がらない。また、監視カメラやセンサー式自動砲台は避けることが出来ない。
- Fire Extinguisher
- 使用すると消火剤を撒き、火を消す。もし自分に火がついた場合、これを壁に吹きかけて自分にかかるようにすれば火を消すことが出来る。また、Pepper Gunのように敵に吹きかけることによって目潰しにも使える。
- Mod: Accuracy
- 銃に適用することにより、その銃の命中率を上げる。ちなみにModはScope、Silencer、Laser Sight以外それぞれ5個まで適用可能。
- Mod: Range
- 銃に適用することにより、その銃の弾の飛距離を伸ばす。
- Mod: Recoil
- 銃に適用することにより、その銃の反動を抑える。
- Mod: Clip
- 銃に適用することにより、その銃の最大装填数を10%上げる。
- Mod: Reload
- 銃に適用することにより、その銃の弾の再装填の際の速度を上昇させる。
- Mod: Silencer
- 銃に適用することにより、その銃の発射音を消す。ただし、敵を殺した場合叫び声を上げられるので、あまり効果は無い。自分の居場所を特定されにくくなる程度か。また、このModはSniper RifleとAssault Rifleにしか適用出来ない。
- Mod: Laser
- 銃に適用することにより、レーザーポインターを装着することが出来る。ただし、ショットガン全般やGEP Gun、Flame Throwerには適用不可。
- Mod: Scope
- 銃に適用することにより、スコープを取り付けることが出来る。ただし、Assault Rifleやショットガン全般、Flame Throwerには適用不可(Sniper Rifleには最初から取り付けてある)。
[編集] スキル一覧
レベルは所有する経験値によって上げる。それぞれのスキルの経験値の要求数は異なる。最大レベルは4。
- Weapon Low-tech
Knife、Crowbar、Sword、Dragon's Tooth Sword、Riot Cotrol Baton、Riot Prod、Pepper Gun、Throwing Knivesの威力、命中率を上げる。Riot ProdやRiot Cotrol Batonを使用する際は、これを上げると絶大な効果を発揮する。
- Weapon Pistol
Pistol、Stealth Pistol、Mini Crossbow、PS20の攻撃力、命中率、飛距離、照準の安定度、弾の装填速度、銃を撃った際の反動低下率を上昇させる。
- Weapon Rifle
Sniper Rifle、Assault Rifle、Sawed-off Shotgun、Assault Shotgunの攻撃力、命中率、飛距離、照準の安定度、弾の装填速度、銃を撃った際の反動低下率を上昇させる。
- Weapon Heavy
LAW、GEP Gun、Plasma Rifle、Flame Throwerの攻撃力、命中率、飛距離、照準の安定度、弾の装填速度、銃を撃った際の反動低下率、移動速度を上昇させる。Plasma Rifleはレベルによって威力が大きく変わるので、これを使う際はこのスキルを上げることが重要。
- Weapon Demolition
このスキルを上げると、Grenade系の攻撃力や効果範囲を上げるばかりでなく、敵が仕掛けた爆弾のセンサー反応時間を伸ばすことが出来る。ポイントの消費量も比較的低い。
- Computer
監視カメラやドアの開閉を扱うコンピュータの使用を可能にする。ログインコードとパスワードを所有していれば、コンピュータにアクセス出来るが、それらはゲームの進行につれて見つかりにくくなる。しかしこのスキルを所有している場合、“Ice Breaker”というハッキングするメーターが現れ、それを使用することによってメーターの消えるまでの間ログインコードとパスワード無しでアクセスすることが可能になる。もしメーターが消えた場合、Bio Energyを全て消費し、アラームが鳴ってしまう。レベルによってメーターの消費時間が延び、自動砲台も操作可能になるが再アクセスは難しくなる。
- Lockpicking
レベルによってLockpickの使用パーセンテージが10、25、40、75%と上がり、鍵を解除する時間も短くなる。ただし、スキルの中でも特にポイントを消費するのでレベル4まで上げるのは難しい。
- Electronics
レベルによってMultitoolの使用パーセンテージが10、25、40、75%と上がり、電子ロックを解除する時間も短くなる。ただし、Lockpicking同様ポイントを大幅に消費するので、レベル4まで上げるのは難しい。
- Environmental Training
Ballistic Armor、Hazmat Suit、Rebreather、Thermonic Camo Suitの効果時間、効力を上げる。効果はアイテム一覧に記載。
- Medicine
Medkitの回復量を上げる。レベルによって30、60、90、120と上昇する。また、Greaselの毒攻撃やTranquilizer Dartによる攻撃の軽減もする。
- Swimming
水中での潜水時間、移動速度を上昇させる。
[編集] オーグメンテーション一覧
括弧内の数字は1分間におけるBio Energy消費量。Bio Energyの最大値は100。それぞれのオーグのレベルは“アップグレード・キャニスター”と呼ばれる道具を消費して上げる。最大レベルは4。
- Infolink
- 通信システムで、自分が見た光景を通信相手に見せたり、通信相手から話を聞くことが出来る。常に発動しており、Bio Energyの消費は無い。
- IFF
- 敵か味方かを、照準の色で判断する。敵なら赤、味方なら緑、その他は白。また近づくと、その対象の名称が表示される。常に発動しており、Bio Energyの消費は無い。
- Light (10)
- 発動中、ライトを照らす。レベルは1の固定。
[編集] 脳
装着数は1つまで
- Spy Drone (150)
- 偵察衛星を飛ばす。その間は身動きが取れない。飛ばしている間、攻撃をすると偵察衛星が自爆し、周囲に電磁パルスを発生させBotを停止させたり、監視カメラや自動砲台や可視センサーの機能を一時的に止めることが可能。ただし、自分が効果範囲にいた場合、Bio Energyを削られるので注意。レベルを上げることにより移動速度と電磁パルスの効果範囲・効力を上昇させ、Bio Energyの消費量を下げる。
- AGD (Aggressive Defense System) (10)
- 発動させている間、敵の爆発物をこちらに届く前に誤爆させる。レベルを上げることにより誤爆範囲は広がり、レベル4では約50フィート範囲内の敵全てが自爆する。ただロケットだけで攻撃してくる敵はほとんどいないため、あくまでも防御用と考えた方が良いかも知れない。
[編集] 目
装着数は1つまで
- Targeting (40)
- 発動中、武器の命中率を上昇させ、照準を合わせた敵の詳細情報を表示する。レベルを上げることにより命中率が上がり、より詳細に敵の情報が表示される。
- Vision Enhancement (40)
- 発動中、赤外線効果により暗い場所が見えるようになる。ただし緑色。レベルを3まで上げると、壁を通して敵の位置などを確認できるようになる。レベル4で透視可能な距離が大幅に広がる。
[編集] 腕
装着数は1つまで
- Combat Strength (20)
- 発動中、近距離系の武器の総合的な威力を上昇させる。Dragon's Tooth Swordのみ環境に与える力を手に入れることが出来る(オブジェクトの破壊など)。それ以外はWeapon Low Techのスキルでも補えるので、あまり必要は無い。
- Microfibral Muscle (20)
- 発動中、通常では持つことの出来ない重いものを持ち上げることが可能になる。レベルを上げることにより、より重いものを持ち上げられるようになり、バリケードなどを作ることも可能になる。
[編集] 皮膚
装着数は2つまで
- Ballistic Protection (60)
- 発動中、銃弾による攻撃のダメージを軽減する。レベルを上げることにより軽減率は上昇し、レベル4で65%軽減する。スナイパーライフルの攻撃で一撃必殺になるのを防げるのでかなり使える。
- EMP Shield (10)
- 発動中、敵の攻撃や環境での電磁パルスによるBio Energyの消費を防ぐ。レベルを上げることにより、より効果的に防ぐ。
- Cloak (300)
- 発動中、人間やモンスターから姿を見られなくなる。レベルを上げることにより、Bio Energyの消費量が減少する。
- Rader Transparency (300)
- 発動中、Botや監視カメラ、センサー式自動砲台に気づかれないようになる。レベルを上げることにより、Bio Energyの消費量が減少する。
[編集] 体
装着数は3つまで
- Environmental Resistance (20)
- 発動中、持続的な毒攻撃(Greaselの吐く毒やトランキライザの矢による筋弛緩剤の攻撃)や放射能、毒ガスやハザードガスにおけるダメージを軽減する。レベルを上げることによってその効果は増大し、レベル4であれば90%ものダメージを軽減する。ある敵が強力な放射能を身に纏っているので、それによるダメージを防げるので便利。またレベル4の場合、弱性の放射能におけるダメージが一切入らないようになる。
- Aqualung (10)
- 発動中、水中での酸素消費量が減少する。レベルを上げることにより、その効果は増大し、レベル4ではほぼ酸素の量を気にしなくて良い程までになる。ただし、長い間水中に潜るシチュエーションは、どのような分岐を辿ってもあまり多くは無い。
- Regeneration (120)
- 発動中、1秒単位でライフを回復させる。レベルにより単位回復量は5、15、25、40と上がる。全回復すると自動的に切れるので、持続的に敵の攻撃を受けている場合、致命傷にもなりかねない場合もある。
- Energy Shield (40)
- 発動中、電撃・電磁パルスによるダメージ・プラズマ弾・火炎・爆発・蒸気におけるダメージを軽減する。レベルを上げることによりその効果は増大し、レベル4では最大90%ものダメージを防ぎ、火炎放射器やプラズマ弾はほぼ効果が無い。ただし、これらのダメージは高めなものの、それを受けるような場所や仕掛けてくる敵は滅多にいない。火炎放射器による持続的な攻撃を防げるのは便利。
- Power Recirculator (10)
- 発動中、他のオーグメンテーションにおけるBio Energyの消費量を軽減する。レベルを上げることにより、その軽減率が飛躍的に上昇する。
- Synthetic Heart (100)
- 発動中、他のオーグメンテーションのレベルを1上昇させる。このオーグメンテーションはレベル1で固定。
[編集] 脚
装着数は1つまで
- Speed Enhancement (40)
- 発動中、移動速度と跳躍力を上昇させ、高所から落下した際のダメージを軽減する。レベルを上げることによりその効果は上昇し、レベル4であれば誰も追いつけない速度に落下のダメージに対する驚異的な耐久力を得ることが出来る。
- Run Silent (40)
- 発動中、足音を静かにする。レベル3で移動中に敵に気づかれなくなり、レベル4では落下時の音も消してくれる。暗殺や逃避の際に便利。ちなみに、Botは足音を感知する能力は最初から無い。