気仙沼市
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気仙沼市(けせんぬまし)は、宮城県北東端、太平洋沿岸の三陸海岸に位置する市。2000年国勢調査による気仙沼都市圏の人口は約9万人。
大船渡市や陸前高田市などの岩手県南東部に近く、古くは気仙郡として1つの地域圏であり、方言も近似し、交流が深い。江戸時代には仙台藩として同じ藩内にあったが、現在は岩手県と宮城県に分かれている。そのため、これらの市に宮城県本吉町、岩手県住田町を含めた県境を越えた広域合併構想もある。
目次 |
[編集] 地理
宮城県の北東端に位置し、三陸のリアス式海岸に面する。海流の影響により冬は比較的温暖であるが、夏はやませの影響で冷涼である。気仙沼湾に面し、湾内には大島が浮かぶ。
[編集] 歴史
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- 気仙沼村が町制施行して本吉郡気仙沼町となる。
- 鹿折村、階上村、大島村がそれぞれ村制施行して同郡鹿折村、階上村、大島村となる。
- 赤岩村、松崎村が合併して同郡松岩村が成立。
- 月立村、新城村が合併して同郡新月村が成立。
- 小原木村、唐桑村が合併して同郡唐桑村が成立。
- 1951年(昭和26年)4月1日-鹿折村が町制施行して鹿折町となる。
- 1953年(昭和28年)6月1日-気仙沼町、鹿折町、松岩村が合併して市制施行し、気仙沼市となる。
- 1955年(昭和30年)2月11日-唐桑村が町制施行して唐桑町となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日-気仙沼市に新月村、階上村、大島村が編入。
- 2006年(平成18年)3月31日-気仙沼市と唐桑町とが新設合併して新たに気仙沼市となる。
[編集] 行政
[編集] 都市宣言
いずれも旧・気仙沼市で既に宣言されていたものだが、新市設置後の2006年9月27日に改めて宣言が行われた。
[編集] 姉妹都市・友好都市
[編集] 国内
[編集] 海外
[編集] 経済
[編集] 産業
水産業と観光が中心。
特に、マグロ、カツオ、サンマは、全国有数の水揚げ高を誇る。
フカヒレの産地としても有名。フカヒレの水揚げ量は日本一である。
[編集] 漁港
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 高等学校
- 宮城県気仙沼高等学校 (共学)
- 2005年度に宮城県気仙沼高等学校(男子校)と宮城県鼎が浦高等学校(女子校)が合併。
- 宮城県気仙沼西高等学校 (共学)
- 宮城県気仙沼向洋高等学校 (共学)
- 気仙沼女子高等学校 (女子校)
- 東陵高等学校 (共学)
[編集] 中学校
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[編集] 小学校
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気仙沼中学校、松岩小学校、松岩中学校は、文部科学省が推進する「学力向上フロンティア」指定校(フロンティアスクール)である。
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路
- 一般国道
- 県道
- 宮城県道5号気仙沼港線
- 宮城県道26号気仙沼唐桑線
- 宮城県道・岩手県道34号気仙沼陸前高田線
- 宮城県道65号気仙沼本吉線
- 宮城県道208号大島線
- 宮城県道209号上八瀬気仙沼線
- 宮城県道210号鹿折停車場線
- 宮城県道211号上鹿折停車場線
- 宮城県道218号大島浪板線
- 宮城県道238号馬場只越線
[編集] 港湾
- 気仙沼港
- 気仙沼湾内の(気仙沼)大島(浦の浜、外浜)と唐桑(鮪立、小鯖)へは、気仙沼港より旅客船が出ている。
[編集] 観光地・祭事
[編集] レジャー
- 休暇村気仙沼大島
[編集] 観光
[編集] 祭り
- 気仙沼みなとまつり(8月第1日曜日とその前日)
- 初日→大はまらいんや踊り
- 2日目→街頭パレード、大花火大会 他
- (於:海の道、内湾他)
- さんままつり(9月第3日曜日)
- (於:船員憩いの広場(朝市広場))
- 気仙沼地方産業まつり(10月第4土・日曜)
- (於:気仙沼市魚市場)
- お米フェスティバル(体育の日の前日の日曜)
- (於:気仙沼市民の森)
- 気仙沼地方産業まつり(10月第4土・日曜)
- (於:気仙沼市魚市場)
[編集] 気仙沼市出身の有名人
- 生島淳- スポーツライター、ジャーナリスト
- 生島隆- 生島企画室の社長
- 生島ヒロシ- フリーアナウンサー (元TBSアナウンサー)
- 落合直文- 歌人
- 小山歩- 作家
- 小山東助- 政治家、学者
- 金村曉- プロ野球選手 (北海道日本ハムファイターズ)
- 気仙沼二郎- プロレスラー
- SAKAI- タレント(XYCH-LO)
- 千葉一伸- 声優
- チャーミー- ミュージシャン(LAUGHIN' NOSE)
- 畠山美由紀- ミュージシャン(Double Famous、Port of Notes他)
- 秀ノ山雷五郎(大相撲第九代横綱)
- マギー審司- お笑いタレント、マジシャン
- 守屋 洋- 中国文学者