ときわ台駅 (東京都)
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ときわ台駅(ときわだいえき)は、東京都板橋区常盤台1丁目43番1号にある東武鉄道東上本線の駅。
以前は平日朝ラッシュの時間帯の上り準急が止まっていたが、今は各駅停車のみが停車する。
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[編集] 駅名の由来
旧・上板橋村の鎮守、天祖神社に伝わる祝詞の言葉から武蔵常盤と名付けられた。その後、常盤台団地が造成され、その最寄ということで現駅名となった。
[編集] 駅構造
[編集] のりば
1 | ■東上線 | 上板橋・成増・志木方面 |
---|---|---|
2 | ■東上線 | 下板橋・池袋方面 |
[編集] 利用状況
- 1日平均乗降人員 48,225人(2005年度)
[編集] バス路線
- 王54 上板橋駅⇔ときわ台駅⇔大和町⇔東十条四⇔王子駅
- 王54-2 王子駅⇔東十条四⇔大和町⇔ときわ台駅⇔中央通り⇔上板橋駅前
- 赤53 ときわ台駅⇔前野町三丁目⇔赤羽西六丁目⇔西が丘⇔赤羽駅西口
- 赤93 ときわ台駅⇔前野町三丁目⇔赤羽西六丁目⇔国立西が丘競技場⇔赤羽車庫(深夜のみ)
- 浮舟02 ときわ台駅⇔常盤台四丁目⇔志村高校前⇔西台駅⇔舟渡小学校⇔浮間舟渡駅
※なお、環七通り南常盤台停留所からは、下記の路線も利用できる。
- 国際興業バス・関東バス
- 赤31 赤羽駅東口⇔東十条四⇔大和町⇔南常盤台⇔羽沢⇔野方駅南口⇔高円寺駅
廃止路線
- 東50 東京駅~飯田橋~江戸川橋~池袋駅東口~常盤台教会(都営バス・国際興業バス共同運行)
- 東52 東京駅~御茶ノ水~大塚駅~板橋区役所~常盤台教会(都営バス・国際興業バス共同運行)
- 練90 ときわ台駅~練馬北町車庫(国際興業バス)
[編集] 駅周辺
- 駅の北口には、1935年(昭和10年)に東武鉄道が沿線の開発事業の一環として宅地の分譲開発を初めて行った「常盤台住宅地」が広がっている。沿線開発の先輩格である田園調布を模して設計された中にも、田園調布とは異なる道路網やクルドサックやロードベイといった独特な町並みを持っており、当時の理想的な住宅地の開発を目指した。周辺道路との接続がよくなかったこと、加えて直後に日中戦争・太平洋戦争といった混乱の時期を迎えてしまったが、それでも今なお昭和初期の面影を残す美しい住宅地といえる。
- 当初、常盤台住宅地の計画敷地は、東武東上線と伊勢崎線との接続(西板線)に伴う操車場用地確保のために、東武鉄道が1927年(昭和2年)頃に買収していた場所であった。しかし採算面の問題から接続案は見送られ、その代替案として住宅地建設が浮かび上がった経緯がある。
- 「中板橋~ときわ台」(700m) は、「玉淀~寄居」(600m) に次いで東上線内で2番目に短い。
- 日本書道美術館
- 板橋区立中央図書館
- 板橋区立常盤台小学校
- ここ近年で駅前は急速的な発展をしている。
[編集] 歴史
- 1935年(昭和10年)10月20日 武蔵常盤駅として開業。
- 1951年(昭和26年)10月1日 ときわ台駅に改称。
- 2007年(平成19年)2月6日 線路内に侵入した自殺願望の女性(39)を助けようとした警視庁板橋署常盤台交番の巡査部長(二階級特進で警部)(53)が電車にはねられて重体となり、2月12日午後、板橋区内の病院で死去。