なにわ人情コメディ 横丁へよ~こちょ!
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『なにわ人情コメディ 横丁へよ~こちょ!』(なにわにんじょうこめでぃ よこちょうへよーこちょ)は、2004年10月3日から毎週日曜日の12:00-12:55に朝日放送他で放送中のバラエティ番組である。通称「横丁へよ~こちょ!」。
大阪市内の架空の商店街「はなつき横丁」(法善寺横丁をモデルにした横丁)を舞台に、ドタバタ喜劇を展開する。ゲストのセリフが非常に多いのもこの番組の特徴。
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[編集] 番組概要
朝日放送(ABC・制作局)、名古屋テレビ(メ~テレ・NBN)、瀬戸内海放送(KSB)(以上同時ネット)、北陸朝日放送(HAB、「Sunday!スクランブル」を同時ネットしている関係で土曜16:00-16:54に異時ネット)、熊本朝日放送(KAB)・大分朝日放送(OAB)(「九州街道ものがたり」・「るり色の砂時計」を同時ネットしている関係で土曜12:00-12:54(KAB)・土曜16:00~16:54(OAB、27日遅れ)に異時ネット)、CS放送チャンネルのスカイ・A sports+で放送中。なお、群馬テレビ(GTV・独立UHF放送局)は2005年11月11日に番組改編のため放送休止していたが2006年5月より再開された。また、山口朝日放送(YAB)では、2006年4月から火曜16:00-16:54に放送されていたが、同年9月いっぱいで打ち切られた。しかし、2007年4月から土曜12:00-12:54の枠で再開予定。逆に、同時ネットしていた愛媛朝日テレビ(EAT)は、2007年3月25日でネットを打ち切り、「Sunday!スクランブル」の同時ネットへ移行した。
スカイ・A sports+では、「ABCアワー」の枠において、原則として週2回、火曜日と金曜日の午後(火曜日が新作の本放送。金曜日は、その再放送)に放送される。
毎年8月に開催されている全国高校野球選手権大会期間中、朝日放送では全試合完全中継を実施している関係でネット局では各々で過去に放送された作品を再放送している(ネット局でも地方大会や地元応援実況などで休止される場合がある)
毎週木曜日(イレギュラーあり)になんばグランド花月で収録をしている。
本編放送中は、画面の左下に番組ロゴが半透明で表示されている。
大阪・千日前なんばグランド花月がハイビジョン化工事(期間:2007年2月22日~同年3月17日)のためそのまま放送された。
2007年3月18日から、なんばグランド花月のハイビジョン化工事の完了により朝日放送・名古屋テレビ(メ~テレ)の地上デジタルテレビジョン放送ではハイビジョン放送(画面サイズが16:9)で放送されるようになった。他の系列局でも順次地上デジタル放送開始と同時にハイビジョン放送される予定。
[編集] 出演者
レギュラー,準レギュラーにはM-1グランプリの決勝戦進出常連コンビ(太字)が多く含まれている。
[編集] レギュラー
- 陣内智則(小料理屋「じんない」の板前役。横丁メンバーの中では唯一の常識人)
- フットボールアワー
- 麒麟 (2006年10月1日-)
- 山田花子(占い師役)
- 未知やすえ(ぜんざい屋・岩尾の姉役)
- オール巨人(小料理屋「じんない」の大将・陣内の父役)
- 池乃めだか(キャバレー「ミスなにわ」副支配人役)
- Mr.オクレ(水晶の精霊役)
[編集] 準レギュラー
[編集] 過去のレギュラー
[編集] 過去の準レギュラー
- 竹中絵里→幸田恵里(吉本興業→東宝芸能所属の女優。ただし、東宝芸能に移籍後は、出演回数は少なく、竹中絵里から幸田恵里に芸名を改名してからは出演していない。言うまでもなく、歌手の竹仲絵里とは全く関係のない別人)
- 奥野乃花(子役。ののかちゃん。近所の女の子・もうええやろガール役。キングコング卒業以降、出演は少ない)
[編集] その他の花月横丁メンバー
- みっさん(本名不明)(金物屋)
- さっちゃん(本名不明)(バーミヤン)
*どちらも黒子さんの名前である 川島がマイクを出そうとする場面で登場する
[編集] その他
毎回、ゲストが登場する。
- 秋田久美子
- 浅香あき恵
- 五十嵐サキ
- 出雲阿国
- 犬井ヒロシ
- 井上竜夫
- インパルス
- 宇都宮まき
- 海原さおり
- 大木こだま
- オール阪神
- おかけんた
- かつみ・さゆり
- ガレッジセール
- 小藪千豊
- 坂田利夫
- サバンナ
- 島木譲二
- 島田一の介
- 島田珠代
- 仙堂花歩
- だいたひかる
- タカアンドトシ
- たかおみゆき
- 高橋靖子
- ぢゃいこ
- 中條健一
- トミーズ健
- 友近
- 中川家
- なかやまきんに君(キャプテンボンバー)
- なだぎ武
- 中山美保
- 南海キャンディーズ
- 博多華丸
- 間寛平
- ハリセンボン
- ビッキーズ
- 藤井隆
- ブラックマヨネーズ
- ペナルティ
- ほんこん
- ぼんちおさむ
- まちゃまちゃ
- 宮川大助・花子
- 南出一葉
- ミサイルマン(この番組の前説も担当している)
- 宮迫博之
- 村上ショージ
- メッセンジャー黒田
- 山口智充
- 山崎邦正
- 山本圭一
- 山本奈臣実
- レイザーラモンHG
- レイザーラモンRG
- レギュラー(2006年1月放送の正月スペシャルに出演)
- ロバート
- 若井みどり
他多数
*吉本興業以外の芸能事務所所属のタレント・俳優なども出演することがある。
- スピードワゴン
- マイケル
- アンガールズ
- 赤井英和
- 国生さゆり
- 柴田理恵
- 杉浦太陽
- 温水洋一
- 猫ひろし
- 根本はるみ
- 野村恵里
- 波田陽区
- 前田耕陽
- 松村邦洋
- 山上兄弟
- ユンソナ
- Lead
- パンツェッタ・ジローラモ
- 香田晋
- 大沢あかね
- 三津谷葉子
- 真島茂樹
- 原口あきまさ
- 山咲トオル
- 阿藤快
- 彦摩呂
など
[編集] 劇中の主なギャグ
[編集] セリフ編
- 「ちょっと待ったりりりりりりりりりりりりりりぃな!!!!」(未知やすえ)
- 相手を引き止めたり、騒ぎを収める時などに使われる。かなり巻き舌で言うのがミソ。
- この後は、「やすえさん、今日もえらい舌巻いたなぁ~」と共演者(主に陣内)に言われ、「ラテンの血が騒いだの!!」と続くが、陣内を初めとする他の共演者が、やすえより先に「ラテンの血が騒いだの!」と言うパターンも多い。その後に、花子らがマネしようとする時もあるが、巻き舌がちゃんとできないか、「ちょっと待ったたたたたたたたたたりーな!!!」となる。
- 麒麟加入後は、共演者がやすえより先に「ラテンの血が騒いだの!」をコーラスのように歌って言うバージョンになっている。
- 最近は一人で「ラテンの血が騒いだの!!」を言う。
- 「お目にかかれて光栄です。保安官のロバートです」(池乃めだか)
- 横丁の面々が自己紹介し、最後に自己紹介した池乃が言う。そのボケの後、陣内に「誰がや!」と突っ込まれ、「キャバレーミスなにわの副支配人やってます、池やんです」と紹介し直されるのがお決まり。
- 例外として、ロバートゲスト出演の回では「お会いできて光栄です。保安官のダックスです」と、アンガールズゲスト出演の回では「新大阪の鳩です」と言っている。他にも、「保安官のオイルです」などと言ったこともある。
- 「もういい! もういい…!! いつからだ…!! いつから、お前は、そんな奴になっちまったんだ…!!」(池乃めだか)
- この番組では、「すまんが、コーヒー(ブランデー)を1杯入れてくれないか(または、「馬車を表に回してくれないか」)モンスター」などとオール巨人に向かって言うオチがパターンとなっている。
- さらに、それに応えて、(番組初期の頃には無かった)オール巨人が声を変える・ステップを踏む、という内容も加わっている。
- 岩尾の被っている帽子を取り、髪の薄い頭を叩いて言う。
- 「落ち着いて!」(フットボールアワー・後藤輝基)
- 言い争いをしている中で、後藤が止めにこう言うと、その場にいた出演者全員に乳首を突つかれる。「何してんねん!」とツッコむと「何でこんな状況でお乳突いて下さいって言うねん!」と言われ、「違う! 落ち着いて!」と言うと更に突つかれる。しばらく後藤は乗り気で「電気消して」と言い、最後は「電気点けるタイプや!」と締める。
- 2度目に突かれた後の後藤のセリフは、「カーテン閉めて」→「カーテン開けるタイプや!」のパターンもある。
- 「やめて~~~~!!!」(未知やすえ)
- 弟役の岩尾が共演者に薄い髪の毛をむしられたり、しつこくブサイクネタを言われたりする時、我慢できずにやすえが止めに入る。必要以上に芝居がかっているのがミソ。
- 岩尾に友達が居ない、風呂に入ると抜け毛が…等、事実が多用されている。最近は岩尾のことを悪く言った本人が、やすえから(主にイメージダウンなプライベートネタで)攻められる。
- 最近はやすえが岩尾の毛を抜いているので見られなくなった。
- 「だまってろ、サンスター」(池乃めだか)
- 「もういい!…」のオチの後辺りで陣内がツッコんだ時の返しに言う。サンスターの部分のバリエーションは豊富。他にもボラギノールやコーラック等、薬の商品名を言う事が多い。
- 「どうもすいませんでした!!」(池乃めだか)
- めだかが謝罪をするときに全然誠意を見せない。陣内に「ちゃんと謝れや!!」と突っ込まれるが、言うことを聞かない。「日本語がダメやったら、sorry!!」と英語で謝るパターンや、韓国語で謝ることもあるが、いずれにしても誠意がない。
- 川島がマイクに口を近づけて、自慢の低音ボイスで言う。麒麟の漫才のツカミでもお馴染のギャグだが、芝居のセリフを低音で言うバージョンもある。また、マイクが舞台際の下の方にあるため、端まで行ってしゃがみ、体ごとマイクに口を持っていく。センターマイク(このためにわざわざせり上がってくる)に向かっていうバージョンもある。最近は、後藤がセンターマイクを出させまいと足で蓋の部分を押さえるが、黒子の「金物屋のみっさん」に普通のマイクを持ってこさせて言う、バケツの中に顔を突っ込んだり占いの看板むかって声を響かせる(中にマイクが入っていた可能性もある)パターンもある。その後、田村もマイクで何かを言おうとするが、マイクが戻ったり、持っていかれたり、陣内に押さえつけられたり、言えても声が変えられていたりする。なぜ言わせてくれないか聞くと「お前にマイクで物言う資格はない!」と言われる。ちなみに、みっさんが毎回マイクを持ってくるたび、「みっさんやないけ!」と陣内がどつく。田村裕が黒子に化けてマイクを持ってきた事もある。その際やはり後藤にツッこまれた。
- 何かハプニングが起こった時に、駆け回りながら叫ぶ。最近は「キャーーーーーー!!!」と叫びながら入場する。走り終わった後はノリツッコミに繋がる事が多い。また花子の出番の前、舞台上の陣内たちの会話が終わらないうちにフライングして「キャーーーーーー!!!」と叫んだこともあった(当然この後登場してから陣内に突っ込まれた)。最近は麒麟の二人が叫びながらやってくることが多い。かつてはキングコングの梶原雄太が行っており、屋根まで登る・観客席に降りる・プラカード(漫画の吹き出し風)を使う等バリエーションが豊富だった。
- 劇中で麒麟が登場すると、田村が客席に向かって言う「せーの、ワッショーイ!」の声(「こんにちワン、ツー!」のときもあった)と同時に、閉じていたVサインの指を開く。田村の合図で客席全員も「ワッショーイ!」の唱和とともに同じ動作をする。陣内がやっても観客はやるが、なぜか後藤がやると客席は無反応。自分だけ反応がない後藤は「やれやーーー!!!」とキレて突っ込む。
- 「黙れ」と返された時もあり、後藤は暫く落ち込んでいた。しかし、ここまで上手に息を合わせて客までボケるというからには、何かしらの仕掛けがあってもおかしくはない。(会場の入り口に紙が貼ってあり、後藤の「ワッショーイ!!」にどのような返答をすればいいのか書いてある、など。)2,3人は後藤のときもやるが、「あ、違う違う違う」と間違いに気づく。
[編集] 過去のギャグ(セリフ編)
- 「陣内!!!……もう、ええやろ」(キングコングの西野亮廣、フットボールアワー)
- 占いに失敗して陣内に責められる花子を、西野が庇って言う。観客の女性に抱きつきながらだったり、ののかちゃん(子役)に言わせたりもする。
- キングコング卒業後は、フットボールアワーのいずれかが「陣内!!!」と叫ぶと、ののかちゃんが登場するパターンに変化しているが、以前と比較すると回数は少なくなっており、花子による2回目の占いが終わった直後にのみ言うようになっていることが多い。最近はオクレが普通に占っているからか、2回目の占いすらなくなっている。
- 「もっと世界に目を向けてみろ!!(中略)…陣内! オレ今何の話してるんや!?」(キングコングの西野亮廣)
- 花子が責められているのを見かねた西野が、芝居と何ら関係のない話(話題は殆ど時事ネタ)を長々と話した後、ふと我に返って言う。
- 大村や陣内が藤田の頭を見て言う。バリエーションは多く、「ボボボーボ・ボーボボ」「具志堅」「スキマスイッチ」などがある。トータルテンボス後期になってからは、陣内が「藤田ボボボーボ・ボーボボ」や「ボボボスイッチ」と名前を間違えるパターンが多かった。
[編集] 行動編
- 手が叩けない(池乃めだか)
- めだかが何かを思いつき、手を叩こうとしたら叩けない。陣内が優しく教えるが、手に強力な磁石が同極向きで着いているかのように手が離れてしまう。周りは時間の無駄だとしてめだかを冷やかす。陣内が蚊の退治で手を叩けるようになろうとするが、まず蚊にスプレーをかけてしまう。めだかがかけたのは8×4だが、めだかが「はちぺけよん」や「はちかけるよん」、「さんじゅうに」などと適当に読むので、陣内が「エイトフォーや!」と突っ込む。最初は普通の殺虫剤だったが、一時期『トイレその後に』もあった。その後普通に叩けるようになる(稀に一発で叩ける場合も)。『幸せなら手を叩こう』を歌ったパターンもあった。なお、蚊がいるのは夏だけなので夏限定。
- たこ焼き屋から出てくる(フットボールアワーの岩尾望)
- 外で大事件(小学校の同級生が来る等)が起こったときや、問題の解決策を思いついたときに、なぜか後藤のたこ焼き屋から出てくる。普通岩尾がたこ焼き屋に入ったようなシーンは見られないが、タカアンドトシゲスト出演の際、ぜんざい屋に入ったシーンがあったが同級生役のタカとトシが来ると聞いたときになぜかたこ焼き屋から出てきた。
- 楽器を演奏(フットボールアワーの岩尾望)
- 良い話をしている時にBGMが流れるが、しばらくすると岩尾が楽器を演奏しながら出てくる。「お前が弾(吹)いとったんかい!」と突っ込まれる。最近は見られない。
- “BGM”(フットボールアワーの岩尾望、麒麟の川島明、他)
- ゲストが真剣な話を始めようとする時やストーリー進行上BGMが必要な時、話す出演者が「BGM、スタート」と言うと、岩尾や川島がBGMの代わりに歌い出す。それでも話し手は延々と喋るので、他のレギュラー(主に後藤)に突っ込まれる。これも最近は見られない。
- 音楽に乗せて落ち込む
- 共演者にキツイ一言を言われた時、童謡『叱られて』のBGMに乗せて落ち込む。誰がやるかは、芝居の流れによって異なる。
- フットボールアワーの岩尾望が、他の出演者にブサイクネタを言われた際に落ち込むというパターンが特に有名。最近は、この後、上述のやすえの「やめて~~~~!!!」(セリフ編参照)へと続くのが普通。
- 花子のノリツッコミ(山田花子)
- 芝居の流れでイジられた花子がノリツッコミをする。共演者に「花ちゃん、○○みたいやな」等と言われ、「そう、私○○なの(ここは最近よく省略される)。……って、何でやねん!(と言う前に突っ込まれる)」と言う。しかし、ちゃんとできないため、余計にイジられる。
- 屁をこく(山田花子、未知やすえ)
- 喧嘩の仲裁をする際、「やめへんかったらこうやで!」と言って、屁をこく。「花子のノリツッコミ」につながる場合が多い。稀に、屁の音がしたのに花子が「違うって!」と言い、許せない臭さになってからやすえが謝るという変則パターンもある。
- お笑いポリス(陣内智則)
- 誰かがスベったり、しょうもない事を言ったりした時、陣内が急に警官のマネで取り締まる。そのターゲットは花子になることが多い。めだかの場合は後で地下室へ連行。芸名で出演している花子やめだかの本名を聞き出した場合、花子の例だと、
- 陣内「名前なんていうの?」
- 花子「山田花子」
- 陣内「名前は?」
- 花子「山田花子」
- 陣内「本名は?」
- 花子「渡邉京子」
- 陣内「めっちゃカワイイやん!」
- となる。
- スリッパで殴る(陣内智則)
- ブサイクな女芸人がナンパに来た時など、陣内を本気で怒らせた相手に使う。本気で叩くからか「ポン!」と鮮やかな音が鳴り、叩かれた芸人が怯むパターンが多い。
- 藤原紀香ネタ(陣内智則、他)
- 陣内が藤原紀香と結婚したことで、出演者が陣内に祝いの言葉を捧げたり、紀香をかけたギャグをしたりする。後藤が「レオパレス21」の宣伝を行ったこともある。川島の「麒麟です」の中でも、無理矢理マイクに向かわされた陣内が「紀香です」と言ったことがあり、大歓声が起こった。Mr.オクレが束帯を着て登場したり、岩尾が女装した際、十二単を着て登場したこともあった。
- 岩尾を殴る(未知やすえ)
- 弟役の岩尾が自分に逆らったり、失礼な事を言った時、岩尾を思い切り殴る。ビンタで平手打ちの時もあれば、金属のお盆で頭を殴る時もある。最近は、「藤田の髪の毛→岩尾」のように岩尾の髪をむしる事もある。
- “やすおさん”(未知やすえ)
- 芝居の流れで、相手が恋人と良い感じになるのを冷やかしたり、ウジウジしている共演者にハッパをかけたりする時、急にオッサンのような口調になる。陣内に、「やすえさん!“やすおさん”になってる!」と突っ込まれると我に返り、「ヤンヤン怖い…」と急にブリッコになる。その後、他の共演者も一緒にポーズ付きで「ヤンヤン!」と言う。
- モンスター(オール巨人)
- 池乃めだかに「すまんが、(中略・セリフ編「もういい!」参照)モンスター」と言われた後に、「分かりました」とモンスターの声で了承し、軽快なステップを踏みながら歩く。その際、陣内に「お父ちゃん、ステップ止め」と突っ込まれる。間に「黙ってろ、サンスター!」が入り、続いて陣内に「お父ちゃんも何か言ってあげて」と言われた後、「せやからね…」と話し始めるが、声がモンスターのままなため、「声、モンスターや!!」と更に突っ込まれる。その後、声は戻るがステップを続けているため、「ステップモンスター!」と突っ込まれる。
- 余談だが、巨人のモンスターは花子も呼び出す事ができ、めだかは誰でもモンスターにできる。「モンスター達!」と呼び出すと陣内以外のその場にいたレギュラーが全員モンスター化する。
- モンスター退治(池乃めだか)
- モンスター化した人を元に戻す方法。とはいえ、至ってシンプルな、「めだかの十字架をモンスターの目の前にかざす」というもの。かざされたモンスターは、痙攣をおこして動きが止まる。その後めだかが自分の十字架を見て痙攣を起こす。
- 体が柔らかい(オール巨人)
- オール巨人が挨拶する際や、謝罪の手本を見せる際に腰を180度に曲げる。陣内が「携帯電話や!」と突っ込む。最近は疲れからかしんどいらしい。
- ダブルツッコミ(オール巨人)
- 失礼な事を言った(行った)出演者を頭の前後を同時に叩く。本気で叩いているからか、叩かれた全員が倒れる。無関係な出演者も叩かれるパターンが多い。
- 水晶の精霊(Mr.オクレ)
- 花子が水晶の精霊を呼び出して占いを頼むが、精霊は占いとは関係の無い事を始めたり、依頼者に無理な要求を依頼したりする。その後、精霊は帰っていくが、占いはおろか占いらしき事も一切しない。占いに頼る事がどんなに愚かな行為かを訴えたギャグだが、トータルテンボス期以降はヒントらしき事が書かれたアイテムを渡し(落とし)たりする等、普通に占うパターンが多くなっている。
- たまに出演していない事もあるが、これは「ルミネtheよしもとに出演しているため」なのだそうだ。「ギャラはな、安いんや」と、番組内でこぼしていた。
- 山田花子が休みの時は当然、出てこないはずだが、エンディング近くになって、(呼んでもいないのに)自分から出てきた事があった。くす球を持ってきて「メリークリスマス!」などの音頭をとり、舞台袖から爆音とともに紙テープが飛んでくる。
- 水晶の精を呼び出せるようになるには長い修行が必要で、水晶玉占いができるのは花子と花子の師匠だけなのだそうだが、一度だけ陣内が水晶の精を呼び出したことがあった。花子の弟子役だった大村と藤田でさえ服しか呼び出せなかったのだが。
- 水晶玉を用意(キングコングの西野亮廣、陣内智則、山田花子、トータルテンボス、他)
- キングコング期は、花子の夫役の西野が用意。よく水晶玉を落とし、めだかが猫になった。
- トータルテンボス期は、花子の命令により藤田が掃除(後述の過去のギャグ・行動編参照)し、大村が水晶玉を用意していた。
- 麒麟加入後は、陣内が命令されて用意するように。だが、決まって花子から一番遠い立ち位置にいるので、「何で俺が!?」等と文句を言いつつ用意するパターンとなっている。陣内が予め用意しておくパターンもあり、「もう用意したわ!」と突っ込んだり、用意しても適当に置いたりする。
- 最近は、モンスター(オール巨人)を初め、誰でも指名する。
- 客席に乱入(フットボールアワー、トータルテンボス、他)
- お客さんを喜ばせ、自分の体を触ってもらうために客席の通路を通りながら退場する。しかし、トータルの二人はお客さんからの歓声が少なかった。麒麟加入以降はあまりない。
- グーパンチ(山田花子)
- 麒麟の田村裕が共演者に失礼な事を言った時、花子が田村を舞台中央に座らせ、額を拳骨で殴る。相方の川島明が一緒に殴られることもある。花子が本気で殴っているからか、田村は毎回吹っ飛んでいる。また、殴る際に鈍い音を立てるため、共演者から「(花ちゃん)やりすぎや!」と突っ込まれる。
- また、田村を蹴飛ばすパターンもあり、首を痛めるに違いないポーズをとった場合もあった。
- これがあるからか、田村を殴る際は決まって額にグーパンチをする。稀に、田村がパンチを避けることがある。
- 花子がボクシンググローブを拳につけて殴ったり、濡れタオルを田村の顔面に投げつけるなどのバリエーションも存在。
- 田村イジリ
- 共演者達が、麒麟の田村裕の顔を様々な茶色いもの(10円玉、チャーシューの側面など、あるいはストレートに「茶色!」)に例えてイジり倒す。阿藤快と間違えられ、「なんだかなー」と返すパターンもある。加藤あいとも間違えられ、「なんだかなー」を裏声で返したり、少し女性らしく返したりするが、「そんなんした事ないわ!」と突っ込む。阿藤快ゲスト出演の際、二人で「なんだかなー」をした。
- 喧嘩(オール巨人、麒麟)
- 麒麟は元々別の暴走族に居たという設定のため、事ある毎に喧嘩するが、巨人がどちらかを持ち上げる事で仲裁する。田村を連れて行った場合、「壁にぶつかるのが下手」に繋がるパターンもある。
- 壁にぶつかるのが下手(麒麟・田村裕)
- 川島と喧嘩した例だと、田村が巨人から何かを頼まれた時、「お前帰ってきてまた言った(した)らしばくからな!」と腹を立てながら横丁を出て行く。その際、料亭の横の壁に当たるが、当たり方が下手くそと言われる。その後、壁あたりのうまいめだかが手本を見せる(リハーサル時に一緒に練習しているらしい)。実は後藤や岩尾も下手である。
- 笛を吹く→猫に変わる→糞をする(池乃めだか)
- 舞台上で大ゲンカが始まって暫くすると、めだかが警官のように笛を吹きながら出てきて、仲裁してから、猫に変わり、そこに穴を掘って糞をする。陣内がツッコむと、その糞を陣内の顔に投げかけ、投げ返されると、自分の服で拭く。その後、陣内が「でもな、池やんがここでウンコする気持ちも分かる!」と言い、めだかの笛で話す言葉を通訳するが、陣内が「その通り」と通訳する言葉だけは、「安倍総理」「コカ・コーラ」「マヨネーズ」「ブルドーザー」「キャミソール」「レオパレス」などと違う。その後、また笛で何か言うが、決まって陣内の結婚祝いの話になる。
- ナレーター的なこと(麒麟・川島明)
- 舞台上で悲しい話(主にゲスト)があったあと、急にマイクを持ち始め、「はい。悲しい話ありがとうございました。次は田村さんの~」と続いていく。その後田村はある程度まで悲しい話(中学生の時に家がなくなり、公園でどうとかこうとか…)をするが、途中かんだり陣内に突っ込まれたりして止まる。ついでに最初の話は、「星空が僕の屋根」か何かだった。
- やすえのお仕置き(未知やすえ、フットボールアワー・岩尾)
- 共演者に対して失礼なことを言ったり、やすえを「ブタ」呼ばわりした時などに使う、「お仕置きよ!」の言葉とともに始まるやすえのお仕置き法。やけにキレイなフォームで岩尾のただでさえ少ない髪の毛を抜く。その度に陣内が「キレイなフォームで抜くな!」と突っ込む。後述の「藤田の髪の毛→岩尾」の藤田がいないバージョン。
- 最近は「お仕置きよ!」と言われた時に、岩尾自身が跪いて帽子を取り、やすえが髪の毛を抜く、といったバージョンがでてきた。
[編集] 過去のギャグ(行動編)
- 巨人を股くぐり→馬飛び→土下座(キングコングの梶原雄太)
- 大将役の巨人に対し生意気な口を利いた梶原が、巨人にキレられて掴まれそうになった時、巨人の股の下をスライディングで潜り、更に巨人の体の上を馬飛びの要領で飛び越え、そのまま「すいません!」と土下座する。
- 屋根に登る(キングコングの梶原雄太)
- 芝居の流れで袖から走ってきた梶原が、ぜんざい屋の屋根の上にアクロバティックによじ登る。梶原の身軽さがフルに生かされている。ただ、屋根から飛び降りる時に足を挫く場合もしばしばある。
- 台の上を掃除する(トータルテンボスの藤田憲右)
- 花子が占いを行う時、水晶玉を乗せる台を藤田が自分の頭を箒代わりにして、掃除する。
- 二人の攻撃のし合い(トータルテンボス(大村朋宏・藤田憲右)
- 番組の途中で何故か二人の意見が食い違い、言い合いが始まる。そこで藤田が「喧嘩売ってんのか?」と言うと大村が「お前こそ喧嘩売ってんのか、○○売ってんのか(例えば、油や食べ物など)どっちなんだよ?」と言う。すると藤田が「喧嘩売ってるに決まってんだろ!」と言い、藤田が頭などを叩く。すると大村も攻撃するが決まって藤田の内腿を延々と攻撃する(かなり痛いらしい)。そして二人は攻撃し合いながら舞台の袖にはけていく(或いは、藤田が一方的に攻撃されて倒れる)。
- その後、後藤か陣内が「二人ともやめ!」と言うと、逆にトータルの二人から攻撃を食らう。助けを求めると残りのレギュラーからも攻撃される。
- 耳打ちで伝えられたメッセージを陣内智則に向かって言う(ののかちゃん)
- 花子の2回目の占い後、キングコングの西野(キングコングの番組卒業後はフットボールアワー)が「陣内!」と叫んだ直後、「もう、ええやろ」と言いながら舞台に現れる。そして、西野やフットボールアワーに耳打ちでメッセージを伝えられ、そのメッセージを陣内に向かって言う。しかし、そのメッセージの内容は、ことわざなどの意味を問うものから次第にエスカレートして、小学生が話すにしては際どい内容のものに変化する場合が多い(「キスして」や「私を抱いて」、「いつものバーで待っているから」など)。
- 横丁のハイライト(トータルテンボス、フットボールアワーの後藤輝基)
- トータルテンボスが自分達の漫才でも使う、「今日の漫才のハイライト」の横丁バージョン。別にハイライトにしなくてもいいシーンをスローモーションで行うので、陣内に「ハイライト要らんねん!」と突っ込まれる。CM明け直後に行うパターンが多い。また、トータルテンボスのマネで後藤もハイライトを行うが、誰も覚えていないような場面を再現するので、陣内に「どうでもええシーンや!!」等と突っ込まれる。続けて、他のレギュラー(大抵の場合、花子が絡む)が同じようにハイライトを再現するが、番組が始まってからその時までに全く行っていないことを“再現”し、陣内に「そんなシーンないわ!!」と突っ込まれる。しばらくしてから、先ほどのハイライトが本当に再現され、陣内は「今やるんかい!!」と突っ込む。
- 藤田の髪の毛→岩尾(トータルテンボス、岩尾望、未知やすえ)
- 悪い事を行った藤田をやすえが叱る時、藤田の髪の毛を抜くふりをし、岩尾が藤田の髪の毛をキャッチするふりをする。藤田がやすえと岩尾を怒ると、二人が変な顔をする。更に怒った藤田は二人に襲いかかろうとするが、大村に止められる。この時、大村は「大人の…、大人の…」という謎の言葉を叫びながら藤田を止める。藤田が「大人の何なんだよ! 続きは?」と言うが、大村は何も答えない。
- トータルテンボスの名前が覚えられない(陣内智則)
- 陣内が大村や藤田の名前が覚えられず、その日の台本を持ち出して「たこ焼き屋は後藤やろ、ぜんざい屋岩尾…」と配役を確認し始める。最後には大村から「来週はちゃんと覚えて来て下さいね」と言われるものの、覚えられた事は無い。
[編集] DVD発売
DVD「吉本新喜劇 ギャグ100連発 "横丁へよ~こちょ!" 編」が2006年3月29日発売された。発売元はR and C(レーベル:YOSHIMOTO WORKS)。
[編集] スタッフ
- 作:大工冨明
- タイトルCG:原田専門家
- オープニングタイトルバック:三好和也(ちゅるんカンパニー)
- ロゴデザイン:シュプール
- SW(スイッチャー):東野久記(東通)
- CAM(カメラマン):長谷川均(東通)
- MIX(ミキサー):嶽下学(東通)
- LD(ライティングディレクター):辻本満(吉本興業)、吉田康志(アーチェリープロ)
- VE(ビデオエンジニア):大森喜章(トラッシュ)
- VTR:坂本剛(東通)
- ビデオ編集:宮本憲一(アンカー)
- 音効:久保秀夫(戯音工房)
- 美術:竹内志朗(シュプール)
- 大道具:山田勝(つむら工芸)
- 小道具:ハヤミチャン(すくらんぶる)
- 衣裳:大槻忠之(大槻衣裳)
- メイク:MORE
- 靴:浪原正人(浪原靴店)
- 番組宣伝:岡崎由記(ABC)
- 番組デスク:田村圭(ABC)
- AD(アシスタントディレクター):渡辺恒史(アイ・ティ・エス)
- FD(フロアディレクター):白川圭介(アイ・ティ・エス)
- AP(アシスタントプロデューサー):吉川能生、中村俊貴(吉本興業)
- 演出:藤井武夫、鈴木洋平(ABC)
- プロデューサー:岩城正良(ABC)、新田敦生、井上淳(吉本興業)
- 制作協力:吉本興業
- 製作著作:ABC
[編集] 関連項目
- 日曜笑劇場
- 吉本新喜劇
- Sunday!スクランブル(テレビ朝日及び一部ANN系列局でこの時間に放送)
- 九州街道ものがたり
- るり色の砂時計(以上2番組は九州地区のANN系列局でこの時間に放送)
[編集] 番組の変遷
朝日放送 日曜笑劇場(2004年10月~) | ||
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