ストリートファイターEX
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『ストリートファイターEX』(イーエックス、Street Fighter EX)は、アリカが開発し、カプコンが発売した対戦型格闘ゲームのシリーズ名、またはその1作目のタイトルである。
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[編集] 概要
人気格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズで初めて、3Dポリゴンによるグラフィックが使用された作品。とはいえ、『ストリートファイター』シリーズで培われた基本を損ねることはなく、従来の2D格闘ゲームと同じような操作感覚となっている。シンプルながら奥深い内容は高い評価を得た。
しかし、制作には『ストリートファイターII』に大きく関わった西谷亮が携っているものの、純正カプコン制作ではないために雰囲気が従来作品と若干違うことや、やはり2D格闘ゲームのユーザーには3Dグラフィックは違和感があったのか、ロングランヒットとまでは行かず、ストリートファイターシリーズでありながら、現在この作品の知名度は低くなっている。
[編集] シリーズ
[編集] 業務用
- ストリートファイターEX (1996年12月)
- PlayStation互換基板であるZN-1で登場。
- ストリートファイターEX plus (1997年3月)
- 新キャラを追加したストリートファイターEXのバージョンアップ版。
- ストリートファイターEX2 (1998年5月)
- 前作で使用されたZN-1の性能強化版であるZN-2で登場。新たに「エクセル」「キャンセルブレイク」が追加された。
- ストリートファイターEX2 PLUS (1999年7月)
- EX2のバージョンアップ版。単なるバージョンアップだけでなく、完全新キャラや「メテオコンボ」、新しいステージが追加され、演出も変化している。
[編集] 家庭用
- ストリートファイターEX plus α (1997年7月17日発売)
- プレイステーションで発売。
- ストリートファイターEX2 PLUS (1999年12月24日発売)
- 前作と同じくプレイステーションで発売。家庭用独自のモードの追加やEX2 PLUSで削除されたハヤテの追加、BGMのアレンジなど新たな要素が追加されている。
- ストリートファイターEX3 (2000年3月4日発売)
- プレイステーション2で発売。タッグバトルの要素が追加された。業務用ではないこともあって、ファンの間では賛否両論分かれる作品である。
[編集] システム
1レバー+6ボタンの操作系や基本操作はストリートファイターシリーズと同じ。
説明文中のコマンド表記については、キャラクターが右向きの状態で、レバー入力がキーボードのテンキーをレバーに見立てた表記、Pがパンチボタン、Kがキックボタンを表す。登場作品の記述が無いシステムは全作品で使用可能なシステム。
[編集] 『ストリートファイターEX』の特徴
通常技や移動など、キャラのモーションは同じものが多く、特にしゃがみ弱・中攻撃などはほぼ全キャラで性能が似通っている。これは手抜きではなく、3D格闘ゲームのようにあえて全キャラの通常技(基本技)を一つのキャラ(リュウ)に近づけることで、『ストリートファイターII』のリュウやケンのようなしゃがみ技中心の地上での駆け引きを強制し、駆け引きを単純・明確化させたという意味がある。キャラクターの差は必殺技やその他の性能の差で色濃く現れている。
ダッシュなどの接近するための特殊な移動手段が少なく、ジャンプも遅めで、全体的に対応型の「待ち」が強い。それに対して、裏の選択肢であるガードブレイクや、投げが強めに調整されているなど、安易な待ちを許さぬような行動も用意されており、どちらかに極端に偏らずシステムバランスは良好と言える。
この他にも、空中でのけぞった相手の当たり判定が消失せず、通常技による対空技から直接ジャンプキックで追撃というような簡単な空中コンボのようなことも出来ることや、ステージが『鉄拳』のように無限フィールドになっている(実際は端に見えない壁があるが、スパコンがヒットして吹っ飛ぶとその壁を抜け、お互いが画面中央に戻る形になり、画面端で一方的に追い詰められるということは少なくなった)など、3D格闘ゲームらしいシステムも導入されている。
スーパーコンボやフィニッシュの演出なども3Dを生かしたものが多い。
本シリーズのオリジナルキャラクターの中でタメ系コマンドがあるのはC.ジャックとサイクロイド-γのみであり、多くのキャラが従来のシリーズと比べてシンプルなコマンド入力となっている。システムが継承されている『ファイティングレイヤー』においては、タメ系のキャラは登場していない。
[編集] スーパーコンボゲージ
体力の下にはスーパーコンボゲージが表示されており、技による攻撃、技の防御、必殺技を空振り(一部例外有り)するか、ダメージを受けることでゲージが溜まり、スーパーコンボなどのゲージ消費行動が使用できる。ファーストアタックやリバーサル、投げ抜けをするとボーナスとしてゲージがプラスされる。最大3ストックまで溜めることができる。以下の行動は全てこれを消費して使用する。
[編集] スーパーコンボ
スーパーコンボゲージを1ゲージ消費して強力な必殺技を使用する。ZEROシリーズのように1キャラが複数持っているが、レベル差で分けられることは無い。
[編集] スーパーキャンセル
必殺技、スーパーコンボをスーパーコンボでキャンセルし、簡単に派手な連続技を決めることができる。相手にヒットさせないとキャンセルがかからないため、ストリートファイターIIIシリーズのように波動拳を発動後に相手にヒットさせる前に真空波動拳を重ねて発動ということはできない。ガードされてもスーパーキャンセル可能なので、スキの長い必殺技がガードされてしまった時のフォローとしても重宝する。
キャンセルの順番は「必殺技(エクセル)→スーパーコンボ→スーパーコンボ」となる。スーパーコンボをスーパーコンボでキャンセルする時、発動時の閃光色は1回目が黄色、2回目は赤色になり、フィニッシュ時の背景演出も変化する。
[編集] ガードブレイク
同じ強さのパンチボタンとキックボタン同時押しすることで、スーパーコンボゲージを1ゲージ消費して相手のガードを崩すことができる攻撃が出せる。相手のガードに関わらず、ヒットした場合は相手を一定時間よろけさせることができる。
EX2からは必殺技、スーパーコンボをガードブレイクでキャンセルできるようになった(キャンセルブレイク)。
[編集] エクセル
EX2より追加されたシステム。違う強さのパンチボタンとキックボタン同時押しすることでスーパーコンボゲージを1ゲージ消費して発動し、通常技(特殊技)、必殺技を一定時間自由にキャンセルできる(投げ技が繋げることはできないなど一部制限有り)。ストリートファイターZEROシリーズのオリジナルコンボのようなキャラクターの残像による攻撃はなく、CAPCOM VS. SNK 2のオリジナルコンボに近い。なお、エクセルは「EXtra canCEL」からの造語。
エクセルの特徴は次のとおり。
- 発動時の同時押しコマンド入力誤差は1フレーム以内(1/60秒)。
- 発動時に無敵時間が存在。
- キャンセルの順番は「通常技→通常技→特殊技→必殺技→必殺技」となる。ただし、EX2では同じ技同士のキャンセルができない。
- エクセル中はファーストアタック、リバーサル、投げ抜けのボーナスポイントメッセージは表示されるが、スーパーコンボゲージはプラスされない。
- 通常時とエクセル時は攻撃やのけぞりのモーションが微妙に違う。
- 一度出した技をもう一度出しても、エクセル終了まで与えられるダメージは低くなる。
- エクセル終了から60フレーム経過しないと再度エクセルを発動できない。
エクセル固有の特性があるため、バランス良く技を出していかないと与えられるダメージが低くなるが、エクセル固有の特性を生かしたテクニックがいくつか存在している。
- 技の空振り: ヒット後のモーションが大きい技を当てた後、立ち弱パンチを相手に当てずにヒット後のモーションを短縮し、少し前進したり前方にジャンプする
- 遅めのキャンセル: 溜めコマンド技の溜め時間を確保する
- ヒットストップ短縮
- 生当て: エクセル終了前に技を出して終了後に技を当て、スーパーコンボゲージを少し溜める
- エクセルtoエクセル: エクセル終了から60フレームの間、相手を浮かせるなどの攻撃で時間を稼ぎ、再度エクセルを発動して攻撃をつなぐ
エクセルはオリジナルコンボと同じく使用に慣れれば相手のわずかな隙をも逃さず大きなダメージを与えることが出来るため、対戦をよりシビアにすることとなった。
[編集] メテオコンボ
『EX2PLUS』から追加。スーパーコンボゲージを3ゲージ使用して発動し、大ダメージを与える。EX2以前はメテオコンボが存在しないが、スーパーコンボゲージを3ゲージ使用して発動するスーパーコンボを一部キャラクターが使用できる。
[編集] ストリートファイターEX3で追加されたシステム
[編集] タッグバトル
『EX3』では基本的に2対2のタッグバトルが中心である。
- タッグゲージ
- チェンジ、クリティカルパレード、メテオタッグコンボを使用する際に消費するゲージ。消費すると自動的に回復していく。
- チェンジ
- タッグゲージが満タンかつパートナーがいる状態で強P+強Kを入力するとパートナーとチェンジする。通常技、特殊技をキャンセルして出すことが可能。投げると同時にチェンジすることもできる。
- クリティカルパレード
- タッグゲージが満タンかつ発動キャラクターとパートナーのスーパーコンボゲージが各2ゲージある状態で236+強P+強Kを入力すると各ゲージを消費し発動。コマンド入力後、パートナーが敵キャラクターを挟み込むように現れ、指定されたスーパーコンボで攻撃を開始し、二人で同時に攻撃できる。発動中はゲージが使い放題で全ての技をキャンセルすることができる。
- メテオタッグコンボ
- 特定のタッグを組んだキャラクター限定で発動できるメテオコンボ。タッグゲージが満タンかつ発動キャラクターとパートナーのスーパーコンボゲージが満タンの状態で、発動キャラクター側がコマンドを入力すると各ゲージを消費し発動。
- エモーショナルフロー
- 対戦中にパートナーが倒れると自動で発動し、パートナーのスーパーコンボゲージを引き継ぐ。最大6ゲージまでストック可能。
[編集] その他の追加・変更点
ガードブレイク、エクセルは削除された。
- 投げ
- 『ストリートファイターIII 3rdSTRIKE』のように弱P+弱Kで投げモーションが発生する。
- ハードアタック
- ガードブレイクの代替として『ファイティングレイヤー』でも使用されたシステム。中P+中Kを入力すると発動する中段攻撃で、しゃがんだ相手に当てると大きくよろけさせる事ができる(立っている相手に当てても特殊な効果は無い)。ガードブレイクと異なりスーパーコンボゲージは消費しない。モメンタリーコンボとしても発動できる。
- モメンタリーコンボ
- 必殺技(投げ技などは除く)が当たった瞬間にパンチボタンかキックボタンを押すと、対応している他の必殺技にキャンセル。ただしエースは最初からモメンタリーコンボ対応技を持ってない。モメンタリーコンボ対応技が同じ必殺技の場合はキャンセルできないが、モメンタリーコンボで発動した必殺技はスーパーコンボでキャンセル可能。
[編集] 家庭用独自のモード
- バーサスモード(アリーナモード)
- 好きなキャラクターを選択しての1vs1のバトル。EX3ではアリーナモードとして、2vs2、1vs3などの変則形式のバトルとなっている。
- チームバトル
- 最大5人までの勝ち抜き形式のチームバトル。EX2PLUS以降は、チームの人数を変更することが可能。
- プラクティスモード
- 基本的な練習ができる「トレーニングモード」、次々と出される課題をクリアしていく「トライアルモード」(EXplusα、EX2PLUS)がある。また、EX2PLUSでは最上位の難問に挑戦する「マニアックモード」があり、一部のキャラを除いて「MAXコンボ(即死コンボ)を叩き込め!」が主流となる。
- ボーナスモード
- 次々と転がってくる樽を壊していく「樽ゲーム」。EX2PLUSではアーケードでも登場する「エクセルブレイク」、「サテライトフォール」もある。
- ディレクターモード
- EX2PLUSのみのモード。25秒以内のキャラクターアクションのカメラ視点を自由に編集し、鑑賞することができる。
[編集] キャラクター
太字部分はその作品で初登場のキャラクター。
[編集] 『EX』に登場するキャラクター
- リュウ (声:石塚堅)
- 強い相手を戦うために旅をしている。今シリーズでは殺意の波動を克服していることになっている。
- 竜巻旋風脚の性能が従来のシリーズと大きく異なっている。
- ケン (声:岩永哲哉、山根剛(EX2シリーズ))
- リュウのライバル。真の強さを見つめなおし、自分の強さに磨きをかけていく。
- 春麗 (声:宮村優子)
- インターポールの刑事。シャドルー壊滅のために奮起する。
- 他シリーズと異なり、必殺技が溜めコマンドではない。
- ガイル (声:玄田哲章)
- アメリカ空軍少佐。ベガに対する復讐心はある程度抑えている模様。
- ザンギエフ (声:高木渉)
- 本作のスクリューパイルドライバーの性能は、初代『ストII』に最も近いとしてコアユーザーから高い評価を得た。
- ほくと (声:天野由梨)
- 古武術を伝承する水神家の娘。水神家分家党首の娘で、幼少期の名は訃(しらせ)。修羅の道に生きる兄、カイリの存在を告げられ、彼女はカイリを求めて旅に出る。
- 水神家は武神流と関係があるという。EX2では髪型や衣装が変化したが、EX3ではEXの髪型に戻っている。
- 当て身技や相手に一旦距離を置いて反撃する技、相手に背を向かせるコマンド投げ、距離の長い下段攻撃など、テクニカルな技を多く持っている。
- スカロマニア (声:二又一成)
- 正体は都内某所に住む三流サラリーマン・西小山三郎。ある日、お得意先のデパートでヒーローショーのスーツアクターとして狩り出された際に何かが弾け、それ以降週末になるとのヒーロースーツ(骸骨姿の全身タイツ)を身に着け、ヒーローとして悪と戦うようになる。
- EX2以降では「リストラ推進係」の部長に昇進したせいで週末だけではストレスを発散し切れなくなったのか、ストレスが溜まる度に変身するようになり、さらにベルトとマフラーを身に着けるようになった。
- 距離を置いた差し合いに一味加える急襲突進技を多く持つキャラクター。
- ドクトリン・ダーク (声:高木渉)
- 元、ガイルの部下。特別戦闘部隊に所属していたが、ロレントとの戦闘で敗北し、これによって性格が一変。「自分を鍛えてくれなかった」という理由で、ガイルへの復讐を誓う。本名はオルガー。
- 相手をダウンさせた後の「EX-プロシブ」を絡めた起き攻めが得意。
- クラッカー・ジャック (声:銀河万丈)
- 用心棒を生業としている男。
- 技の中にマイク・バイソンのものが含まれている。連続技一発が高ダメージで強力。EX2PLUS以降は「ジャック」と表記されている。
- プルム・プルナ (声:坂本千夏)
- アラブの大富豪の一人娘。父親が失踪中。祖父が「シャドルー」の名を口にしながら不審な行動をしている事に疑念を持ち、ダランを連れシャドルーを探す旅に出た。
- 全キャラ唯一の「2段ジャンプ」を持つ。ドリルのように突進する技など、必殺技構成はストリートファイターシリーズのキャミィに若干似ている。
以下は『EX』では当初登場せず、一定の条件を満たすと使用可能になる隠しキャラクター。
- ダラン・マイスター (声:長嶝高士)
- インドのレスラーであり、プルムのお目付け役兼ボディガード。ザンギエフとヴィクター・オルテガ(マッスルボマーシリーズのキャラ)と戦いたいと思っている。「インドラ~橋」などに代表されるコミカルな動きが特徴。
- ザンギエフに比べると打撃戦もこなせるが、その分必殺投げの性能はザンギエフに若干劣る。
- カイリ (声:塩沢兼人)
- 水神家本家の息子であったが、分家党首と対峙し、谷底に突き落とされて全ての記憶を失う。「汝、己をもって極めんとすべし」という言葉を頼りに、修羅の道を歩む。
- そんな中で血の封印を解かれたほくとによって再び谷底に突き落とされる(その影響からか、髪が白髪となった)。そのとき、失われた記憶を取り戻す。それから自分の生のため、さらに修羅の道を進むこととなる。
- リュウケンと同じく波動昇龍タイプ。『EX2 PLUS』では単なる波動昇龍では済まない大幅な性能の変更がなされた。
- アレン・スナイダー (声:細井治)
- 全米空手界で最強を誇っていたが、全米格闘大会の初戦でケンに敗北。「井の中の蛙」と言われたのを期に、再び最強を目指すべく世界を転戦する。
- 一見ダンのようなギャグキャラクターのように見えるが、ケンの技を研究し、波動拳と昇龍拳を完全再現した相当の実力者。
- 波動昇龍タイプだが、ジャスティスフィストやトリプルブレイクなどを絡めた高威力の連続技を持つ一発屋。
- ブレア・デイム (声:橘ひかり)
- ヨーロッパの大富豪の一人娘。プルムとは「世界お嬢様クラブ」での友人。ボディーガードにジャックを指定してプルムと共に旅行することになったが、自身も格闘技を心得ている。
- 必殺技がさほど強力ではないため、通常技主体の堅実な戦法が要求されるキャラ。
以下は『EX』ではCPU専用キャラクター。『EX+』以降に使用可能になった。
- ベガ (声:西村知道)
- 『ストリートファイターZERO』のように太った体型での登場。しかしマントは付けておらず、戦闘スタイルはスト2時代を意識している。
- 豪鬼 (声:西村知道)
- 拳を極めし者。
- ガルダ (声:細井治)
- 外見は鎧武者で、全身から刃を出して戦う。既に死亡しているが殺意の波動に取り憑かれ戦っている。殺意の波動の関連人物や鬼人などと称されているが、正体は一切不明。豪鬼をも超える強さを持つ。
- 多段の必殺技を多く持ち、相手の体力を削ることに長けている。
[編集] 『EX plus』で追加されたキャラ
- 殺意の波動に目覚めたリュウ (声:石塚堅)
- 「殺意の波動」に支配されたリュウ。リュウの「殺意の波動を克服している」という今シリーズの設定から、パラレルキャラとして登場している。
- 血の封印を解かれたほくと (声:天野由梨)
- 水神家本家党首によって思念を封印されたほくとの、その封印が解かれた姿。「カイリ抹殺」という思念に駆り立てられ、カイリと敵対する。EX3ではほくと使用時に「覚醒」を発動することで使用できる。
- サイクロイドβ(ベータ)
- サイクロイドγ(ガンマ)
- サイクロイドβとサイクロイドγは他キャラクターの技を組み合わせた性能を持っている。サイクロイドβはコマンド技、サイクロイドγはタメ技の必殺技、スーパーコンボで構成される。技によっては、他キャラクター本来の技をアレンジしたものもある。
以下は『EX plus α』で追加されたキャラクター。
- ダルシム (声:山田義晴)
- EX2 PLUSではシャドルーの麻薬によって村人が暴徒と化し、その根源を断つために戦うことを決意する。
- さくら (声:笹本優子)
- 戦う女子高生。リュウを追い求めて、ストリートファイトに身を投じていく。
[編集] 『EX2』に登場するキャラ
- 前作から登場したキャラクター
- リュウ / ケン / 春麗 / ガイル / ザンギエフ / ダルシム / スカロマニア / ほくと / D.ダーク / C.ジャック / ガルダ / カイリ
- ガルダ、カイリは隠しキャラ。前作に登場したプルム、ダラン、アレン、ブレア、ベガ、豪鬼は本作では登場しない。
- ブランカ
- EX2 PLUSでは故郷をシャドルーに侵され、戦う事を決意する。
- バルログ (声:塩沢兼人)
- EX2 PLUSでは麻薬中毒者と言う設定に変わっており、シャドルーの製造した劇薬を投与している。EX3では過去のトラウマから決別し仮面を外した状態で戦えるようになる。
- シャロン (声:伊藤美紀)
- 謀報機関のエージェント。犯罪シンジケートの重要人物としてマークされている、自分と同じバラのタトゥーを持つ人物を探している。
- ハヤテ (声:森川智之)
- ガルダと同系統の技を持つ剣士、血縁関係を匂わせている。
- 本作には手持ち武器(装着ではない)を持つキャラが多くいるが、常にそれを持っているわけではない。長物を持っているハヤテと七瀬にも同じことが言える。
以下2キャラは隠しキャラクター。
- 七瀬(声:緒方恵美)
- 水神家本家の娘で、カイリとほくとの妹。姉のほくとを慕っており、姉と同じ胸当てを着けている。古武術だけでなく、「棍」と呼ばれる伸縮自在の棒も使いこなす。修羅の道を行くカイリと、カイリを追って旅に出たほくと。兄と姉の戦いを止めるべく、続いて旅に出る決意をする。
- シャドウガイスト (声:家弓家正)
- 民衆を支配し、自身の家族を殺した国家への復讐のために、自ら強化人間となったアンチヒーロー。スカロマニアと同系統の戦闘スタイルを用いているが、関連性は不明。
[編集] 『EX2 PLUS』に登場するキャラクター
- 前作から登場したキャラクター
- リュウ / ケン / 春麗 / ガイル / ザンギエフ / ダルシム / ブランカ / バルログ
- スカロマニア / ほくと / D.ダーク / C.ジャック / シャロン / 七瀬 / シャドウガイスト / カイリ / ガルダ / (ハヤテ)
- シャドウガイスト、ガルダ、カイリは条件を満たすと登場する隠しキャラ。前作に登場したハヤテは家庭用のみの登場となった。
- 復活したキャラクター
- プルム / ダラン / ベガ
- ヴルカーノ・ロッソ (声:山野井仁)
- イタリア系のキザな男。ある組織の構成員だったが、その組織によって最愛の人を失い、組織に復讐を誓う。「ヴェスーヴィオの怒り」「ため息の橋」など、技名はイタリアにちなんだものが多い。
- 起き攻めに強力な飛び道具や上中下に分けられる当て身など必殺技に豊富なバリエーションを持つが、中でも特徴的なのは前方への高速移動(ステップ)である。
- エリア (声:吉田小南美)
- 機械の発明家の父を持つ少女。自身も発明家で、父の機械を世界に広めるために格闘家と闘うことでデモンストレーションを行う。
- サガット (声:Sakai Albright)
- 「帝王」として、強い相手や宿敵であるリュウとの戦いを求めている。
- ベガII (声:西村知道)
- 隠しボスキャラクター(CPU専用)。EX3ではオリジナルモードのみ使用できる。
[編集] 『EX3』に登場したキャラクター
- 登場キャラクター
- リュウ / ケン / 春麗 / ガイル / ザンギエフ / ダルシム / ブランカ / バルログ / さくら / スカロマニア / ほくと / D.ダーク / C.ジャック / シャロン / 七瀬
- 隠しキャラクター
- サガット / ベガ / ガルダ / シャドウガイスト / カイリ / プルム / エリア / ダラン / ロッソ / 殺意の波動に目覚めたリュウ / (ベガII)
- エース (声:真地勇志)
- 固有の性能を持たず、キャラクターエディットモードで必殺技(3種類まで)、スーパーコンボ(2種類まで)、メテオコンボ(1種類まで)をカスタマイズ可能(ただし同じコマンドの技を組み合わせることはできない)。それらの技はアリーナモードで多用することで強化する。また勝利時のセリフに他のキャラクターのもの(ストリートファイターに限らない)も含まれている。
- トゥルーベガ (声:西村知道)
- CPU専用キャラクター。
[編集] サウンド制作者
相原隆行、佐宗綾子、細江慎治、渡部恭久(EX2 PLUSの編曲とEX3の作曲、編曲)
[編集] CDドラマ
ストリートファイターEX(本編、次回予告を収録)
- 登場キャラ
- ケン、リュウ、春麗、ガイル、スカロマニア、ほくと、D.ダーク、プルム、カイリ、ベガ
ストリートファイターEX2(本編、特別編「七瀬とほくとの裏ドラナイト」を収録)
- 登場キャラ
- カイリ、ほくと、七瀬、リュウ、ケン、ダルシム、スカロマニア、ハヤテ
[編集] その他
- EX2PLUS、EX3では、エンドロール中に楽しめるおまけが存在する。
- EX2PLUSは、動かないキャラ(姿はサイクロイド-β)を相手にするアクションであり、エンドロール中に多くヒット数を出そうとするプレーヤーが多かった。
- EX3は、次々と現れる相手を倒していくもので、倒した人数がカウントされていく。相手はリュウの性能を持った青年、シャロンの性能を持った女性、ザンギエフの性能を持った大男の3種類である。また、大男は倒すごとに大きくなっていく。
- いずれもプレイヤーはスーパーコンボゲージが使い放題。
[編集] 関連作品
- ファイティングレイヤー
- EXシリーズを製作したアリカ開発、ナムコ販売のアーケード用3D格闘ゲーム。グラフィックは3D、プレイ感覚は2DというEXシリーズと近いコンセプトのオリジナル作品。基本システムやスーパーキャンセル等の一部要素もEXシリーズから継承されている。アレン・スナイダー、ブレア・デイムがゲスト出演している。基板はナムコSYSTEM12(PlayStation互換基板)。
- 3D格闘ツクール
- アスキーが出したプレイステーション2用の、3D格闘ゲームを自分で作ることのできるソフト。スカロマニアのモデルデータが入っている。
[編集] 外部リンク
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