ローソン・エイティエム・ネットワークス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 〒141-0032 東京都品川区大崎1丁目11番2号 ゲートシティ大崎イーストタワー6階 |
設立 | 2001年5月15日 |
業種 | |
代表者 | 武村 克己(代表取締役社長) |
資本金 | 30億円 |
従業員数 | 19名 |
主要株主 | 株式会社ローソン 三菱商事株式会社 株式会社みずほ銀行 株式会社三菱東京UFJ銀行 株式会社三井住友銀行 |
外部リンク | http://www.lawson-atm.com/ |
ローソン・エイティエム・ネットワークス(略称:LANs)とは、大手コンビニエンスストアのローソンの国内店舗(一部の店舗を除く)やドン・キホーテ、日興コーディアル証券支店、一部病院などに設置してあるローソンATMの管理運営をする、ローソンの関連会社である。
目次 |
[編集] 沿革
- 2001年5月15日 設立
- 2001年10月3日 ATMサービス開始
- 2001年10月22日 みちのく銀行・親和銀行との提携開始、青森県・北海道(函館地域)・長崎県でのサービス開始
- 2002年4月15日 大和銀行(現・りそな銀行)との提携開始、奈良県でのサービスを開始
- 2002年7月29日 あさひ銀行(現・りそな銀行・埼玉りそな銀行)との提携開始、埼玉県でのサービスを開始
- 2002年8月21日 愛知県でのサービスを開始
- 2002年10月7日 みずほ銀行との提携開始、全ての都銀全行との提携が完了
- 2003年5月19日 第四銀行との提携開始、新潟県(ただし、上越地域の3店舗は八十二銀行により設置済み)でのサービスを開始
- 2003年9月22日 広島銀行との提携開始、広島県・山口県(岩国市)でのサービス開始
- 2004年2月23日 西日本銀行(現・西日本シティ銀行)との提携開始、福岡県でのサービスを開始
- 2004年5月10日 北海道銀行との提携開始、北海道(札幌地域)でのサービスを開始
- 2004年7月20日 紀陽銀行との提携開始、和歌山県でのサービスを開始
- 2004年7月27日 北陸銀行との提携開始、富山県・石川県・福井県でのサービスを開始
- 2004年8月9日 琉球銀行との提携開始、沖縄県(本島地域)でのサービス開始
- 2004年11月15日 山陰合同銀行との提携開始、鳥取県・島根県でのサービスを開始
- 2004年12月6日 中国銀行との提携開始、岡山県でのサービスを開始
- 2004年12月7日 香川県でのサービスを開始(ATMは中国銀行が管理)
- 2006年2月27日 宮城県でのサービスを開始(ATMはみずほ銀行・三菱東京UFJ銀行のいずれかが管理)
- 2006年12月18日 荘内銀行との提携開始、山形県でのサービスを開始、宮城県のローソンATMの管理にも参加
[編集] ローソンATM
実態としては、イーネットと同様に、ATM設置先のコンビニエンスストア、提携している都銀・地銀等の金融機関、システム(日本アイ・ビー・エム)、ATM遠隔監視・警備・資金警送(セコム)などの各社が出資・運営している。
イーネットATMの一部機種同様、3千円以上出金の場合 千円札と弐千円札が混合で出金される。(ATM本体横の台上にその旨の記載がある)
2007年4月6日現在、ローソン店内設置分だけでも29都道府県:合計4,482店舗にてローソンATMを設置している。
なお、ローソンATMが展開・設置されていない18県は、以下の通りである。
秋田県・岩手県・福島県・群馬県・栃木県・茨城県・山梨県・静岡県・岐阜県・三重県・徳島県・高知県・愛媛県・大分県・佐賀県・熊本県・宮崎県・鹿児島県。
また、ローソンATMが設置されている地域のうち、地元に本拠を置く地方銀行が現時点では未提携であり、その地方銀行に代わって、都市銀行各行や他の都道府県の地方銀行などによって設置されている地域がある。
このような事例に該当する地域は以下の通りである(なお、該当する地域での地元に本拠を置く地方銀行のキャッシュカードによる出金については、ローソンATM提携外金融機関<他行:mics>扱いとなる)。
- 滋賀県・・・機種により、みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行のいずれかが管理。
- 山口県・・・全機種が広島銀行管理。現時点では岩国市の2店舗のみ。
- 香川県・・・全機種が中国銀行管理。
- 宮城県・・・機種により、みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行・荘内銀行のいずれかが管理。
- 特に宮城県の場合、ATM管理銀行により微妙に取扱の差異があるので注意が必要である。特に注意すべき点を以下に挙げる。
差異のある取扱条件 | 管理銀行 | ||
---|---|---|---|
みずほ | 三菱東京UFJ | 荘内 | |
新銀行東京のキャッシュカード | 使用可 | 使用不可 | 使用不可 |
新生銀行・あおぞら銀行・商工中金・ セブン銀行のキャッシュカード |
使用可 | 使用可 | 使用不可 |
平日8:45~9:00のMICS手数料 | 105円 | 105円 | 210円 |
さらに、以下の各道県の特定の地域・店舗では、各地元の地方銀行がローソンATMと提携する以前に、隣県の提携済の地方銀行によって設置されたところもある(なお、地元行が提携以降に地元行への管理銀行転換は実施されていない)。
特にローソンATM提携外金融機関<他行:mics>扱いの場合、ATM管理銀行により微妙に取扱の差異があるので注意が必要である。特に注意すべき点を以下に挙げる。
差異のある取扱条件 | 管理銀行 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
みずほ | 三菱東京UFJ 三井住友 |
りそな 埼玉りそな |
みちのく | 荘内 | 山陰合同 | 北海道 中国 |
広島 | 第四 八十二 北陸 紀陽 親和 琉球 西日本シティ |
||
新銀行東京のキャッシュカード | 使用可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | |
新生銀行・あおぞら銀行・商工中金・ セブン銀行のキャッシュカード |
使用可 | 使用可 | 使用可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | |
郵便貯金のキャッシュカードでの 入金 |
使用可 | 使用可 | 平日のみ 使用可 |
使用可 | 使用可 | 使用可 | 使用不可 | 平日のみ 使用可 |
使用可 | |
平日8:00~8:45のMICS手数料 | 210円 | 210円 | 210円 | 105円 | 210円 | 210円 | 210円 | 210円 | 210円 | |
平日8:45~9:00のMICS手数料 | 105円 | 105円 | 105円 | 105円 | 210円 | 210円 | 105円 | 105円 | 105円 | |
平日9:00~18:00のMICS手数料 | 105円 | 105円 | 105円 | 105円 | 105円 | 210円 | 105円 | 105円 | 105円 |
今後の進出については、愛媛県には伊予銀行及び愛媛銀行(第二地方銀行協会加盟行としては初)との提携により2007年夏頃までには設置される予定であると発表している。
[編集] ATMベンダ
ほとんどが沖電気工業の機種を採用している。
[編集] 入出金
地域により数行の銀行が管理しているが、一部を除き管理銀行の口座でも手数料がかかる。みずほコーポレート銀行、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、イーバンク銀行の口座は利用できない。
現在、管理銀行にかかわらず国内全てのローソンATMがICチップ未対応なので全てのカードが磁気部分での取り引きしかできない状態にある。尚、ICチップ対応ATMの導入時期についてもまだ未定であり、この点でもライバルのイーネットやセブン銀行、@BΛNKに遅れをとっているといえる。
2006年3月6日より、管理銀行にかかわらずみずほ銀行のキャッシュカードの暗証番号が変更できるようになっている。
郵便貯金は、管理銀行によって利用可能時間などの取り扱いが異なり、預入が出来ないところもある。
新銀行東京は、みずほ銀行との個別提携として、みずほ銀行管理機のみでの利用となる。
また、管理銀行によって利用が可能なクレジットカードの違いや以下の相違点がある。
- 管理銀行がみずほ銀行の場合
- 管理銀行が三菱東京UFJ銀行の場合
- カード振込の取り扱いは旧東京三菱店(◆)の口座に限って利用可能。
- 旧:東京三菱銀行店舗(◆)発行の「スーパーICカード(セキュリティタイプ)」(キャッシュカード機能として)・「ICキャッシュカード(セキュリティタイプ)」(キャッシュカード機能専用)については生体認証の有無に関係なく、利用できない(なお、「スーパーICカード(セキュリティタイプ)」については、DCカードによるキャッシング機能のみ利用可能)。
- 旧:東京三菱銀行店舗(◆)発行の「スーパーICカード(コンビタイプ)」 (キャッシュカード機能として)・「ICキャッシュカード(コンビタイプ) (キャッシュカード機能専用)については生体認証の有無に関係なく、ICチップでの取引はできないが磁気部分としての取引は可能。
- 旧:UFJ銀行店舗(●)の「オールワンICカード」についてもICチップでの取引はできないが磁気部分としての取引は可能。
- 泉州銀行、岐阜銀行、中京銀行、大正銀行、十六銀行、百五銀行、愛知銀行及び三菱UFJ信託銀行は他行(MICS)扱いとなる。
- 新銀行東京の口座も利用できない。
- 管理銀行が三井住友銀行の場合
- 管理銀行がりそな銀行・埼玉りそな銀行の場合
- 管理銀行の口座でも手数料がかかる。(りそな ポイントバンク 優遇条件クリアしている口座を除く)
- 該当各行のICキャッシュカード(生体認証ICキャッシュカードを含む)については、ICチップの取引は現時点では利用できないが磁気部分の取引としては可能。
- 近畿大阪銀行は他行(MICS)扱いとなる。
- 郵便貯金の口座の入金は平日のみの取り扱いとなる。
- 新銀行東京の口座も利用できない。
- 管理銀行が北海道銀行の場合
- 出金については、管理銀行の口座でも手数料がかかる。(ステップドゥによる優遇口座は時間外手数料分が割引になるだけで、完全無料とはならない)
- 横浜銀行は他行(MICS)扱いとなる。
- 郵便貯金の口座は出金・残高照会のみ。
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行がみちのく銀行の場合
- 同行のICキャッシュカード<Michinoku Card(みちのくICキャッシュ&クレジット)/みちのくICキャッシュカード>「利便性型」<IC/磁気併用>については、ICチップの取引は現時点では利用できないが、磁気部分としての取引は可能。
- ただし、同行のICキャッシュカード<Michinoku Card(みちのくICキャッシュ&クレジット)/みちのくICキャッシュカード>「安全型」<IC専用>については現時点では利用できない(同行のICキャッシュカード「安全型」について、利用できるのは同行のICカード対応ATMと郵便貯金の生体認証ICカード対応ATMのみ。なお、「Michinoku Card(みちのくICキャッシュ&クレジット)」については、UCカードによるキャッシング機能<UCカードローンも可能>のみ利用可能)。
- 東北銀行は他行(MICS)扱いとなる。
- 平日のMICS扱いの出金は、8:00~8:45の時間帯も手数料が105円となる。
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行が荘内銀行の場合
- 管理銀行が第四銀行の場合
- 管理銀行の口座でも手数料がかかる。
- 「だいしポイントサービス」のATM手数料の優遇対象とならない。
- 同行のICキャッシュカードについては、現時点では利用できない(利用できるのは同行のICカード対応ATMとセブン銀行ATM及び郵便貯金生体認証ICカード対応ATMのみ。ただし生体認証登録済みのICキャッシュカードに関しては同行のICカード対応ATMと郵便貯金生体認証ICカード対応ATMに限られる)。
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行が八十二銀行の場合
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行が北陸銀行の場合
- 横浜銀行、大垣共立銀行及び以下の2信用金庫(のと共栄信金、高山信金)は他行(MICS)扱いとなる。
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行が紀陽銀行の場合
- 管理銀行の口座でも手数料がかかる。
- 同行のICキャッシュカード(生体認証ICキャッシュカードを含む)については、ICチップの取引は現時点では利用できないが磁気部分の取引としては可能。
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行が山陰合同銀行の場合
- 管理銀行が中国銀行の場合
- 管理銀行の口座でも手数料がかかる。
- 「ちゅうぎんポイントサービス」及び、同行のICキャッシュカード「DREAMe-W」によるATM手数料の優遇対象とならない。(ただし、2007年4月1日より同行の住宅ローン利用者に限り手数料が優遇される。
- 同行のICカードである「DREAMe-W」(ICキャッシュ&クレジットカード)については、ICチップの取引は現時点では利用できないが、磁気部分としての取引は可能。
- 郵便貯金の口座は出金・残高照会のみ。
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行が広島銀行の場合
- 管理銀行の口座でも手数料がかかる。
- 「ひろぎんトータルポイントサービス」のATM時間外手数料の優遇対象とならない。
- 同行のICカードである「ひろぎんバリューワン」(ICキャッシュ&クレジットカード)及び「ひろぎんICキャッシュカード(キャッシュカード単体型)」については、ICチップの取引は現時点では利用できないが、磁気部分としての取引は可能。
- 福岡銀行、トマト銀行、もみじ銀行、西京銀行、愛媛銀行、以下の6信用金庫(広島信金、呉信金、しまなみ信金、広島みどり信金、岩国信金)、広島市信用組合及び広島県内の農業協同組合は他行(MICS)扱いとなる。
- 郵便貯金の口座の入金は平日のみの取り扱いとなる。
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行が西日本シティ銀行の場合
- 福岡中央銀行、佐賀共栄銀行、熊本ファミリー銀行、豊和銀行、宮崎太陽銀行、南日本銀行及び沖縄海邦銀行は他行(MICS)扱いとなる。
- セブン銀行、新銀行東京、新生銀行、あおぞら銀行、商工中金の口座も利用できない。
- 管理銀行が親和銀行の場合
- 管理銀行が琉球銀行の場合
管理銀行に関係なく、以下の口座は下記時間内は無料で利用できる。
- 北海道銀行
- 全曜日07:00~21:00の入金(1月1日~3日は休止)
- みちのく銀行
- 全曜日07:00~21:00の入金(1月1日~3日は09:00~17:00)
- 平日07:00~18:00の出金
- 荘内銀行
- 北陸銀行
- 平日07:00~23:00・土曜日・休日08:00~21:00の入金
- 平日08:45~18:00の出金
- 八十二銀行
- 平日07:00~22:00・土曜日・休日08:00~20:00の入金
- 平日08:45~18:00の出金
- 親和銀行
- 平日08:00~21:00・土曜日・休日08:00~19:00の入金
- 琉球銀行
- 平日07:00~22:00・土曜日・休日09:00~20:00の入金
- 平日07:00~18:00の出金
- 西日本シティ銀行
- 平日08:45~18:00の入出金
管理銀行によっては、以下の口座は時間内は無料で利用できる。
- 筑邦銀行
- 西日本シティ銀行管理機で平日08:45~18:00の出金
- 佐賀銀行
- 西日本シティ銀行管理機で平日08:45~18:00の出金
- 十八銀行
- 西日本シティ銀行管理機で平日08:45~18:00の出金
- 長崎銀行
- 西日本シティ銀行管理機で平日08:45~18:00の出金
- にいかわ信用金庫
- 北陸銀行管理機で平日08:45~18:00の出金
- 長野県信用組合
- 八十二銀行管理機で平日08:45~18:00・土曜日09:00~14:00の出金