大竹駅
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大竹駅(おおたけえき)は、広島県大竹市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線の駅である。
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[編集] 駅構造
単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。駅舎は単式の1番ホーム側にあり、島式ホーム(3・4番ホーム)へは跨線橋で連絡している。
- 1番線と3番線の間にホームのない中線(2番線)があり、上り貨物列車が発着する。
- 4番線の外側・本駅東側には貨物線がある。
[編集] 貨物駅
JR貨物の貨物駅は、旅客駅の東側及び北側の二箇所に分かれている。
- 取扱貨物
- コンテナ貨物
- 車扱貨物
- 化学薬品を取り扱う。
- 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
- 駅構造
- 2面のコンテナホーム、2本の荷役線、その他数本の側線を有する。
- 営業窓口であるJR貨物大竹営業支店を併設する。
- ダイセル化学工業のタンク車用荷役線があり、同社大竹工場の化学薬品の出入荷を行っている。当駅→新井駅間でプロピオン酸輸送が、新井駅→当駅間でパラアルデヒド、酢酸ビニル輸送が行われている。
- かつては、三井化学岩国大竹工場へ専用線が続いていたが、タンク車による化学薬品輸送がタンクコンテナによる輸送に切り替わったことにより2000年頃に廃止になった。そこから分岐し、興亜石油(現・新日本石油)麻里布製油所へ続く専用線も存在し石油出荷に使用されていたが、1980年代に廃止されている。
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員 4,669人(2004年度)
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1897年(明治30年)9月25日 - 山陽鉄道 広島駅~徳山駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本・JR貨物の駅となる。
- 2007年(平成19年)夏 - ICOCA対応自動改札機設置予定。
[編集] 隣の駅
- 大竹駅~岩国駅間に、「駅から始まる未来の和木」という新駅設置を要望する看板がある。これについては2008年春に和木駅の開業として実現される予定。