宮島口駅
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宮島口駅(みやじまぐちえき)は、広島県廿日市市宮島口1丁目3番にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線・宮島航路の駅。
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[編集] 利用可能な別の路線
駅近くにJR西日本の宮島航路・宮島松大汽船の宮島口桟橋、広島電鉄宮島線の広電宮島口駅がある。
[編集] 駅構造
島式・相対式2面3線のホームを持つ。駅舎側1番線が片面ホーム、3・4番線が島式ホームであり、互いのホームは跨線橋で連絡している。
- 駅舎概要
- 地平平屋方式
- 1964年(昭和39年)改築・落成
- 駅舎コンコース内
- 改札口1箇所(2007年春には自動改札機化される予定)
- みどりの窓口
- 自動券売機8台(JR鉄道線専用・6台・連絡船専用…2台・いずれも旧式の傾式ボタン形)
- キオスク
- 穴子めし屋(駅弁としても有名・ホームにも販売窓口あり)
- 待合所
- コインロッカー
- トイレ1箇所
- のりば
- 上り電車は原則として3番線を使用する。4番線は平日・土曜日の朝通勤時間帯に上り普通電車が緩急接続のため使用する。また当駅始発の臨時列車・団体列車の待機線として使用する場合がある。なお、当駅には折り返し設備がない。広島方面から当駅止まりの臨時列車が設定された場合は当駅1番線に到着し、乗客を降ろした後大野浦駅まで回送されそこで折り返す運用がなされている。
かつての優等列車の名称が上下線のホームに存在する
[編集] 駅周辺
- 改札から駅正面に出ると、国道2号線を挟んで宮島への連絡船乗り場に至る。ただし、駅正面からすぐの国道2号線の交差点には歩行者用地下道が設けられており、地上は歩行者横断禁止になっている。連絡船はJR運営と宮島松大汽船運営の2種類。青函連絡船・宇高連絡船が廃止されて久しく、旧国鉄が運行していた連絡船はこの宮島航路のみが残っている。
- 駅から連絡船桟橋に至る途中に、「駅弁あなごめし」で有名な“うえの”がある。年末年始の初詣、GW、花火大会(毎年8月14日)、紅葉などの行楽シーズンは周辺道路が大変な混雑となるので注意。
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員 5,378人(2004年度)
[編集] 歴史
- 1897年(明治30年)9月25日 - 山陽鉄道 広島駅~徳山駅間の開通と同時に、宮島駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 宮島口駅に改称。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となる。
- 2007年(平成19年)夏 - ICOCA対応自動改札機設置予定。
[編集] 駅弁
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- ■山陽本線
- 宮島航路
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- 宮島口駅 - 宮島駅
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