横川駅 (広島県)
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横川駅(よこがわえき)は、広島県広島市西区横川町三丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。運賃表には信越本線にある横川駅(こちらは「よこかわ」と読む)と区別するため、(陽)横川と表記している。
なお、本稿では同駅前にある広島電鉄横川線の電停である横川駅電停(よこがわえきでんてい)についても記述する。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- JR横川駅は島式・対向式3面5線のホームを持つ。
- 広島電鉄の横川駅電停がJR横川駅広場内東側にある。
大屋根が電停を覆うようにあり、雨の日でもJR横川駅へ乗換えができるようこちらも屋根がついている。
- 駅構内には日本初のバス(再現車)と、それに関する展示がある。
- かつては2・3番線ホームと4・5番線ホームの間に横川電車区の線路があったが現在は撤去されている。
- 駅舎概要
- 地平高架駅舎(南口)
- 2003年(平成15年)落成
- 高架駅舎(北口)
- 1949年(昭和24年)落成、2003年(平成15年)改装
- 駅舎コンコース
- 改札口2箇所(2007年春に自動改札化)
- みどりの窓口2箇所(南口…1箇所・北口…1箇所)
- 自動券売機…5機(南口…3機・北口…2機)
- デイリーイン(キオスクのコンビニ)
[編集] のりば
[編集] 西日本旅客鉄道
1~3番線に山陽本線岩国方面に、4・5番線に可部線に出入りする列車が、それぞれ発着する。
1 | ■山陽本線(下り) | 宮島口・岩国・徳山方面 |
---|---|---|
2 | ■山陽本線 | 待避線(現在は乗降用としては使われていない) |
3 | ■山陽本線(上り) | 広島・西条・三原・(呉線)呉方面 |
4 | ■可部線 | 大町・緑井・可部方面 |
5 | ■山陽本線(上り) | 広島・西条・三原・(呉線)呉方面(可部線からの直通) |
[編集] 広島電鉄
両のりばとも、7号線広電本社前行き及び8号線江波(えば)行き電車が停車する。
これは、1つの列車が横川駅電停を境に7号線と8号線を交互に運転すること(俗に三角運用と呼ばれている)があるためである(一部時間帯を除く)。なお平日の朝の1便のみ、7号線が広電本社前行きを延長し広島港行きを設定している。
[編集] バス
広島市街方面は主にロータリーに、その他国道54号方面は駅付近にある。
[編集] 駅周辺
[編集] 商店
[編集] 歴史
- JR
- 1897年(明治30年)9月25日 - 山陽鉄道 広島駅~徳山駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1909年(明治42年)12月19日 - 大日本軌道広島支社(可部線の前身)の狼塚駅(後の横川駅)開業。
- 1928年(昭和3年)11月9日 - 可部線の駅が移転。
- 1936年(昭和11年)9月1日 - 可部線が国有化。
- 1962年(昭和37年)10月1日 - 可部線の駅が移転。太田川放水路建設に伴う線路付け替えによる。
- 1980年(昭和55年)9月24日 - 貨物の取扱を廃止。駅西側、山陽本線と可部線に挟まれた場所に、有蓋車用の車扱ホームが存在した。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2003年(平成15年)8月23日 - 新駅舎完成。
- 広島電鉄
- 1917年(大正5年)11月1日 - 広島瓦斯電軌(ひろしまがすでんき・広島電鉄の前身)横川電停(国道54号線上にあった旧横川電停)開業。
- 2001年(平成13年)11月1日 - 横川電停を横川駅電停に改称。
- 2003年(平成15年)3月27日 - 現在地に移転。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- ■山陽本線
- ■可部線
- 広島電鉄
- 横川線
- 7号線・8号線
- 横川駅電停 - 横川一丁目電停