廿日市駅
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廿日市駅(はつかいちえき)は、広島県廿日市市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅。
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[編集] 利用可能な別の鉄道路線
[編集] 構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。 桜の古木が上りのホームに植えられており、春には息をのむほど美しい。 立ち食いうどんが食べられた店もなくなり、今はコンビニとなった。
- のりば
※1番線と2番線の間に待機線があるが、架線がなく、配線上の理由によって電車や列車は入線できない。
[編集] 駅周辺
洞雲寺という禅宗の寺がすぐそばにある。とても古い寺で、毛利氏ゆかりの墓がある。 本尊は釈迦如来像。
駅前には、古くからの商店街がある。かつて二十日の日に、市場が開かれていた。廿日市の名前の由来である。
桂公園という広い公園がある。元は、桜尾城といって海に浮かぶ城であった。その城主の子孫の桂氏が土地を市に譲り公園としたので桂公園という。
天満宮がある。高台にあり、廿日市市内を一望できる。大きな楠が名物で、下から眺めてもよく見える。1991年の台風19号によりいくつかの木は倒されてしまったが、残った現在ある楠もすばらしいものである。
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員 3,500人(2004年度)
[編集] 歴史
- 1897年(明治30年)9月25日 - 山陽鉄道 広島駅~徳山駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1980年(昭和55年)9月24日 - 貨物(車扱貨物)の取扱を廃止。駅舎の南側に有蓋車用の貨物ホームが設置されていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
- 2007年(平成19年)夏 - ICOCA対応自動改札機設置予定。