湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE
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ジャンル | レーシングゲーム |
対応機種 | アーケードゲーム |
開発元 | ナムコ・ポリゴンマジック |
発売元 | ナムコ |
人数 | 1人、2人(対戦時) 最大4人(「2」以降の対戦時) |
稼働時期 | 2004年7月6日 2005年4月21日(「2」) |
価格 | 1台あたり、約130万円(プレイ料金は基本的に100円。カード代別) |
デバイス | ハンドル・アクセル・ブレーキ・H型6速シフト・ボタンスイッチ2種・磁気カード |
その他 | 2005年10月23日より「Ver.B」へ、バージョンアップ(「2」)。 2007年7月より「3」へ、バージョンアップ予定。 |
湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE(-マキシマムチューン)とは、2004年にナムコ(現:バンダイナムコゲームス・ナムコレーベル名義)から発売されたアーケード用レーシングゲーム。ゲーム名からもわかるように、楠みちはる作の同名コミック「湾岸ミッドナイト」の世界をベースとしている。 2005年には、「2」にバージョンアップし、2007年現在も稼働中。通称は「マキシ・マキシ2」と呼ばれる。
また、2007年7月に「3」が、稼動予定。詳細は、下記参照。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 製品概要
- MAXIMUM TUNEシリーズでは、首都高バトルシリーズや、前作までのシリーズ(湾岸ミッドナイト、湾岸ミッドナイトR)で採用されていたSPゲージ(ライバルとの車間距離が開くと減り、ゼロになるとゲームオーバーになる)が廃止された。自分の車種データと名前を記録した磁気カードを使用し、ライバルに勝利してチューニングをこなしながら各モードをクリアしていくシステムが採用されていて、実車同様に走行距離がプレイ終了ごとに加算される。ゲームモードは原作の内容を追体験できる「ストーリーモード」の他に乱入対戦モードやタイムアタックモード、そして次々と現れるライバルカーを次々に倒してゆく「10人抜きモード」(「2」から採用)の4つがある。
- ゲーム内では、プレイ中に対戦しているキャラクターの表情と、原作から選択されたそのキャラクターの台詞がカットインされる。設定は原作と異なり、首都遷都によって必要価値が無くなった首都高速道路がレースサーキット場として扱われるというシチュエーションになっている(原作通りだと、首都高で違法レースをするというスタンスに問題があるためとみられる)。
- 走行時間帯は早朝と深夜の2種類から選択可能であり、雨天は無くすべて快晴の状態である。ただし、ゲーム中では早朝と表現されているが、ほぼ日中に近い明るさであり、太陽の位置からして、AM10時あたりだと思われる。
- ストーリーモードでは、「1」、「2」共にナムコキャラが登場するボーナスステージが用意されている(「1」ではパックマンやモンスターがR200CLUBを扮する『PAC765CLUB』、「2」では太鼓の達人に登場するどん子、和田かつ、和田どん、お面小僧がライバルになる)。ただし、登場する車は、リッジレーサーシリーズのようにディフォルメされた車ではなく、アザーカーのカローラ・ハイエースが登場する。
- ゲーム内に登場する新環状右回りは、大井ジャンクション周り(ロング)と、レインボーブリッジ周り(ショート)の2種類がある。ロングコースは、CPU戦・対人戦・タイムアタックに登場し、ショートコースはCPU戦のみとなる。
- 筐体は前シリーズの筐体から一新され、一人専用でH型6速コラムシフト・6連装スピーカー・調整可能なシートを採用し、全体的に赤と黒を基調としている。なお、2005年12月に同社から発売されたマリオカート アーケードグランプリとそっくりであるが、こちらは青と緑の筐体になっていて、インパネ周り及び、基板(こちらはChihiro)も異なるため、マキシからマリオカートへの移行は不可能(逆の場合も同様)。
- 最大の特徴でもあるH型6速シフトは、5速車の場合は5速まで、4速車は4速までしか入力されない。また、シフトはそれ以上入力しても変化はない。
- カードは磁気カードの耐久の関係で、最大60回までとなっており、それ以上は新カードに自動的に引継ぎされる。コンテニュー、カードの出し入れは1カウント減り、対戦に連勝した場合はカウントされない。なお、使用済みのカードは20話をクリアしていれば廃車カード、20話をクリアしていなければ使用済みカードとなる。(廃車カード欄参照)
- 音楽は一貫して古代祐三が手がけている。MAXIMUM TUNEに入る前はバロック調のBGMだったが、MAXIMUM TUNEに入ってからこれまで挑戦した事の無かったトランスの世界に踏み入れ、結果、ユーザーから音盤化が望まれる程好評を博し、MAXIMUM TUNE2稼動前の時期にサウンドトラックが発売された。なお、初回限定特典として、MAXIMUM TUNE2専用特別カードが同封された。このカードを用いると、対戦、タイムアタック、2周目以降のストーリーの際BGM選択に00番が現れ、特別曲「Holy Land Anthem」が使用できる。 なお、このHoly Land Anthemは、古代祐三氏がこの初回特典カードのためだけにアレンジしたBGMである。
[編集] MAXIMUM TUNEのゲーム概要
- MAXIMUM TUNEは全3モード(ストーリー・タイムアタック・対戦の3モード)からなり、車両は全6メーカー19種類が登場する。ちなみに、隠し車両として3種類登場する。(登場車両欄参照)
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- ストーリー-全20話からなり原作のキャラクターを相手にして対戦するモード。また、このモードのみチューニングが可能。(他モードは不可能)1周目は600馬力までチューンし、2周、3周目をクリアして最大800馬力になる。また、基本的に1対1となるが、場合によっては2人、3人に対戦相手が増える場合もある(「2」も同じ)。また、3周目の中級の10話目には、R200CLUBを扮する『PAC765CLUB』が、超上級の20話目には、パックマンとアカベエが登場する。なお、2周目以降はプレイ時にBGMが選択可能。
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- タイムアタック-コースは、首都高C1の外・内周りと、新環状の右・左周りに加え、プレイ料金追加により全区間を走れる「首都高1周」が選択可能になる。また、マイカーの他にスペシャルチューニングされたスペシャルマシン(SPマシン)も選択が可能であり、「悪魔のZ」・「レイナGT-R」・「ブラックバード」が、選択できる。なお、マイカーをチューニングしていなくても最大800馬力の状態である。また、マイカーとSPマシンのタイムは個別で記録される。(ゲーム開始時のステータス画面で閲覧可能。)なお、SPマシンのセッティングはできず、バランスの取れた「悪魔のZ」・ハンドリング重視の「レイナGT-R」・最高速重視の「ブラックバード」という取り合わせになっている。
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- 対戦-対戦は最大2人となり、片方がプレイ中の場合、乱入歓迎の状態(プレイ開始時に乱入可or否を選択するか、筐体の赤ボタンで切り替え)で、もう片方がプレイ開始時に「乱入する」を選択したら対戦モードになる。なお、乱入した側は走行時間帯及びBGMを選択し、された側はコースを選択する。また、ハンデが自動的に適用され、お互いの馬力が大幅に違っても同じ馬力になるように追加される(例:1Pが800馬力の状態でチューニング完了済の場合は+50馬力。2Pは最高760馬力状態でチューニング未完了の場合は+450馬力。お互いに完了している場合はお互いに+50馬力)ただし、対戦開始時のコース名表示時点でブレーキを踏むと馬力ハンデ無しの状態になり、お互いのブレーキを踏むと真剣勝負(両者とも馬力ハンデ・ラバーバンド[1]無しの状態)になり、レース開始時に「真剣勝負!」とテロップが現れる。対戦に勝利したら撃墜星(対戦での総勝利数を表す星印)が付き総走行距離が加算され、通常プレイ状態に戻る。負けた側は、走行距離が加算されるだけでコンテニューしない場合は、ゲームオーバーとなる。ちなみに、通常では追加料金でタイムアタックにしかプレイできない『首都高一周』のコースが、店舗によっては選択可能な場合もある。しかし、1周するのに10分以上、時間を要するため選択不可の店舗が多い。出現させるには、筐体設定で設定(料金設定など、店関係者のみが設定する画面。)する必要がある。なお、追加料金は、不要である。
[編集] MAXIMUM TUNE2のゲーム概要
- MAXIMUM TUNE2は前作から大幅にバージョンアップし、新たに「10人抜きモード」と新コース「箱根」の往路・復路が追加され、ストーリーモードも20話から80話になり、プレイ状況によってさまざまな称号が登場するようになった。対戦も最大4人まで同時プレイが可能である。追加車種も6種類追加され、隠し車両も2種類追加された(登場車両参照)。BGMも新たに11曲が追加されたが、Stream Of Tears (more tranced remix)、Beyond The Horizon、Speed Fanatic、Acid Runnerが削除された。そのほか、筐体のシートにはクッションが追加されている。また、同年10月23日には、一部プログラムを訂正した「Ver.B」にバージョンアップされた(適用後はタイトルの下側に「Ver.B」が追加されている。)。
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- ストーリー-前作20話から80話に大幅UPした。また、1テーマに沿ったエピソード進行となる。また、前作は20話を3周してチューニングを完了していたが、今作は、40話で800馬力チューンを完了し、80話まで完了すると全話無敗状態でクリアの場合、最大815馬力になり(800馬力にゲージ+2)、負け有りの場合は810馬力(800馬力にゲージ+1)となる。ただし、Ver.Bの適用後は負け有りの状態でも80話クリア及び、走行距離が5000km以上になると無敗状態と同様に最大815馬力になる。なお、初期の称号は全車「湾岸の新人」で、ランクもN級となる。(前作から引継ぎ、廃車カードからスタートの場合はC4級)また、「2」では80話終了で2周目となり、2周目以降は、BGMと時間帯の選択が可能であるが、一部のストーリーは選択不可になっている。
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- 第1話~第20話「湾岸ミッドナイト 総集編 その1」
- 湾岸ミッドナイトの原作をモチーフにした話が中心。初級から超上級まで、各5人ずつ対戦する。
- なお、5・10・15話はその前の4話をクリアしないと対戦できない。20話は残りの19話をクリアしないと対戦できない。
- 第21話~第40話「湾岸ミッドナイト 総集編 その2」
- 1~20話から若干変化したが、こちらも同じ進行である。25話では秋川レイナがライバルとなるはずが、太鼓の達人に登場するどん子、和田どんがライバルとなる。そして35話では後藤元・友也がライバルとなるはずが、同じく太鼓の達人に登場する和田かつ、お面小僧がライバルとなり、それぞれの搭乗車種は普段はアザーカーとして出現するカローラとハイエースである。海外輸出版では、太鼓の達人のキャラクターではなくパックマンに登場するキャラクターがライバルになる。但し、2周目以降は、通常通り、vsレイナ、vs後藤&友也に戻る。
- なお、総集編その1と同様に25・30・35・40話は他をクリアしないと対戦できない。
- 第41話~第50話「悪魔のZ復活編」
- 原作初期の頃を基にしたストーリー構成で、カットインされるイラストも初期タッチとなっている。
- この段階から1周目の場合は1話クリアしないと次話に進む事ができない。
- 第51話~第60話「R200CLUB編」
- R33型スカイラインGT-Rに乗る黒木隆之、R200CLUBを中心としたエピソード。
- 第61話~第70話「モンスターマシーン編」
- スープラを操る相沢圭一郎とそれを追うチューナーたちを中心としたエピソード。
- 第71話~80話「幻のFC編」
- 城島洸一とFCを中心としたエピソード。
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- ちなみに、前作で山本和彦が搭乗していたインプレッサ(GDB)はスカイラインGT-R(BNR34)に変更されている。同じように、RGO山中が搭乗していたシルビア(S15)はスカイラインGT-R(BCNR33)に変更された。変更というよりも、マキシの前作である湾岸ミッドナイト(所謂、無印・R)の原作に忠実な設定に戻されたと表現したほうが正しい。細かい所では、ACE(後藤元・友也)のGT-Rのカラーリングが黄色から白色へと変わっている。
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- タイムアタック-基本は前作と変わりないが、ベストタイムはマイカー及びSPマシンのいずれかのベストタイムしか記録されなくなり、SPマシンのセッティングが可能になった。
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- 10人抜き-各、首都高C1の内・外周り、新環状右・左、箱根(末端は折り返しになっていて、コースがつながっている。)の5種類で、各10人ずつレベル1からレベル10まで、全ライバルを抜き去ったらクリアとなる。また、全レベル、定められたタイムより早いタイムでクリアすると「?」が追加され、全キャラと対戦する28人抜きが出現する。
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- 対戦-最大4人に増加し、同時対戦が可能になった。2人で対戦の場合は前作と変わりないが、3人・4人の場合はコース選択と時間帯選択は、多数決となっており、BGMの選択権は左端のプレーヤーが選択する(対戦表示は1P)。前作と同様にレース開始時のコース名表示画面でブレーキを踏むとハンデ無しとなり、全員がブレーキを踏むと全員が馬力ハンデ・ラバーバンド[1]なしとなり、レース開始時に「真剣勝負!」のテロップが現れる。また、前作ではお互いに馬力が異なっても同じになるように追加がされていたが、「2」からは追加されなくなった。なお、コース名表示画面のネームも、「自分」と「対戦者」となっていたが、「2」ではプレイヤーネームが表示されている。撃墜星は、4人対戦の場合は1位が3個、2位が2個、3位が1個となる。3人対戦も1位が2個、2位が1個となる。また、撃墜星の記録に上限は無いが、画面表示の数は4000個までとなる。ちなみに撃墜星が2000個以上の状態で対戦し、最下位になると撃墜星が1個減ってしまう。ちなみに、スタート時の車の配置は乱入順・コイン投入順ではなく、筐体固有のID番号で決まっている(1Pは、向かって左前。2Pは、左後。3Pは、右前。4Pは、右後である。)。また、筐体設定によって、前作でプレイできた『首都高一周』と今作で追加された「箱根往復」が選択できる。そのほか、筐体設定にて『同時対戦モード』に設定すると、『パイロンゲーム』が、プレイできる。方法は、まず筐体設定にて同時対戦モードをONにし、料金を投入しプレイを開始する。但し、このとき同時に開始しないと意味を成さない。例として、2台の場合は、片方が、すべて対戦コースなどを選択し終わり、反対に片方が選択を決定しないでいると、待機している方が、パイロンゲームになる。3・4台の場合も同様に1人が選択中で、他が選択完了の場合も完了しているプレイヤーがプレイできる。内容としては、ジムカーナ風のコースが現れ、車は、プレイヤーが対戦前に選択した車種orMyカードの車種が登場する。操作は、ハンドル・アクセル・ブレーキのみで、ギア・ボタンは使わない。ゲーム画面もラジコン風に遠隔操作で、案外、高難易度である。但し、選択中のプレイヤーが選択完了するとパイロンゲームが終了し、対戦開始となる。また、パイロンゲームは、対戦等には影響しない。同時対戦モードは乱入対戦とは違い、対戦に勝利した側もゲームオーバーになる。大会時用のモードと言っても過言ではない。
[編集] 前作からの引継ぎ
- 前作のカードを引継ぎするとカードネーム・使用車種・走行距離が引継ぎされ、撃墜星・プレイ進行状況は引継ぎされず、前作20話以上をクリアしている場合は20話からスタートとなる。それ以下の場合は、基本チューンの段階からとなる。 なお、前作からの引継ぎの場合は廃車カードは作成されない。
[編集] 海外版のMAXIMUM TUNE2
- 海外版のマキシマムチューン2では、GEMBALLAの車両はライセンスが得られなかったため、登場しない。そのため、作品中に登場するキャラクターの車両も若干変更されている。例えば、島 達也が操るブラックバードの代わりに黒の日産・フェアレディZ Version S(Z33)が登場し、城島 洸一が操るGEMBALLAは、マツダ・RX-8 Type S(SE3P)に変更されている。
[編集] MAXIMUM TUNE3のゲーム概要
- 2007年1月にバンダイナムコプライベートショーにて、マキシ3が発表された。稼動は、2007年7月の予定。
- 筐体は、前作から変更無し。また、システム基板は「System N2」となる。
- 新モードとして、「分身対戦モード」が、追加。もちろんの事、従来モードも健在で内容もパワーアップしている。
- 各モードの詳細
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- ストーリーモード:従来の最大815馬力から、最大820馬力になった。また、ゲーム内容も、ジャンクションなどから、ライバルが合流したり、後方から追いかけてきたりと、さまざまな仕掛けがある。また、「3」では、前作の80話から、100話に増える予定。なお、従来同様にストーリーにてチューンとなる。
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- 対戦モード:前作同様に最大4人対戦となる。コースは、プレイヤー次第でコースが決まる、「自由分岐システム」を採用。トップのプレイヤーが、分岐地点を通る事によって道が決定され、毎回ゴール地点が変化する。つまり、1位のプレイヤーの判断でコースを作っていく事となる。各プレイヤーはゴール地点を予測してセッティングを行う必要がある。ただし、今作では、NET対戦は予定されておらず、メーカーによると同ジャンルである「頭文字D ARCADE STAGE」シリーズとは別路線で行くとの事。スタートからゴール地点までの距離は参加人数によって変動する模様。
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- 分身対戦モード:上記の対戦モードとは異なり、その店舗の筐体で、いつでも他プレイヤーの分身を呼び出し、リアル対戦さながらの対戦ができる。もちろん、分身はゴーストではなく実体になるため、ぶつけたりする事も可能。また、その筐体では、1人1人のデータ(癖等)を記憶しているため、実際に対戦しているような感覚が味わえる。また、成績に応じてマイカーを自分だけのスタイルにドレスアップさせる事も可能。また、対戦相手も「友達リストから」、「レベル別」、「過去に撃墜したプレイヤー」、「リベンジしたい相手」から指定も可能。また、その筐体の最速プレイヤーを倒すと、各コースに1個しかない「王冠」がGETできる。つまり、自分が王冠を手に入れた後に、他プレイヤーが自分の分身を倒したらその王冠は剥奪され、基本的に争奪戦となっている。一つの店舗では2000台分の分身データが記憶可能(LANで接続された筐体間では分身データは共有される)。
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- 10人抜きモード:今のところ、詳細不明。
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- タイムアタックモード:最速タイムのゴーストが出現するようになった。
- 新コースとして、首都高の神奈川区間(横羽エリア、湾岸エリア)と、阪神高速環状線(大阪エリア)を追加。
- 新車種は、三菱・ランサーエボリューションIX MR、ランサーエボリューションV GSR、トヨタ・アリスト、日産・180SX、マツダ・マツダスピードアテンザ、スバル・インプレッサWRX STI(2代目、後期型ツリ目タイプ)、ゲンバラ・997 AVALANCHEを追加。
- カードは、「2」から引継ぎ可能。容量も3倍になり、縦字印刷となる。
- もちろんの事、Honda車も今作は採用せず。
- 今作では、「2」で作成した無敗カード限定の特典有り。内容は不明。
- 上記以外は、詳細不明。
- ゲンバラでホイールが変更できるようになった。(エアロは不明)
[編集] 登場車両
- 使用可能な車種(6メーカー25種類)。車種のカラーリングによってはグレードが変わる車両がある。ただし、グレードによっての性能差は無い。
- GEMBALLA
- GEMBALLA 3.8RS
- GEMBALLA RSR
- MAZDA
- RX-8 TYPE S(SE3P) (「2」から追加)
- RX-7 TYPE R(FD3S)【サンバーストイエローを選択した場合はバサーストR】
- SAVANNA RX-7 GT-X(FC3S)
- EUNOS COSMO TypeS(JCESE)(「2」から追加)
- MITSUBISHI
- LANCER EVOLUTION VIII MR GSR(CT9A)【ホワイトソリッドを選択した場合はRS】
- LANCER EVOLUTION VI GSR(CP9A)【スコーティアホワイトを選択した場合はRS】
- LANCER EVOLUTION III GSR(CE9A)【スコーティアホワイトを選択した場合はRS】(「2」から追加)
- GTO TWIN TURBO(Z16A)
- NISSAN
- SKYLINE GT-R V-specII(BNR34)【ミレニアムシェイド(M)を選択した場合はV-specII Nur】
- SKYLINE GT-R V-spec(BCNR33)
- SKYLINE GT-R(BNR32)
- FAIRLADY Z Version S(Z33)
- FAIRLADY Z 300ZX TWIN TURBO(Z32)(「2」から追加)
- FAIRLADY Z(S30)【ミッドナイトブルーのみ悪魔のZエアロを装着、その他のカラーはカーボンボンネットが装着される】
- SILVIA spec-R (S15)
- SUBARU
- IMPREZA WRX STi(GDB)【ソリッドレッド、ピュアホワイトを選択した場合はspec-C Limited】
- IMPREZA WRX STi VersionVI(GC8)【カシミヤイエロー、ピュアホワイトを選択した場合はtypeRA Sti VersionVI】
- LEGACY B4 2.0GT spec.B (BL5)
- ALCYONE SVX Version L(CXD)(「2」から追加)
- TOYOTA
- 隠し車種
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- 隠しコマンドで出現。
- NISSAN
- FAIRLADY Z 300ZX(Z31)【FAIRLADY Z(S30)にあわせて6速シフトを6-4-3と入力で出現】
- TOYOTA
- CELSIOR(UCF10)【CHASER Tourer V(JZX100)にあわせて6-4-3と入力で出現】
- CELSIORの車体色は「1」ではパープル1色のみでこのカラーは「2」では引継ぎした車のみ使用可能で、「2」からの新規作成はできない。
- なお、ガッちゃんの特別チューニングがある。
- COROLLA SEDAN G(NZE121中期)
- 【SUPRA 2.5GT(JZA70)にあわせて4-1-2-6と入力で出現】(「2」から使用可能)
- HIACE WAGON SUPERCUSTOM G "LIVING SALOON EX"(KZH100G)
- 【MR-2(SW20)にあわせてシフトを3-2-2-3-2-2-3-2-2と入力で出現】(「2」から使用可能)
- COROLLAとHIACEはゲーム中に、アザーカーとして登場する車が使用可能になる。車体色は黄色にNAMCOのロゴマークがデザインされている。
- CELSIOR(UCF10)【CHASER Tourer V(JZX100)にあわせて6-4-3と入力で出現】
- スペシャルマシン(SPマシン)
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- タイムアタックのみ使用可能で、カードが必要である。
- FAIRLADY Z(S30)【悪魔のZ】
- SKYLINE GT-R(BNR32)【レイナGT-R】
- GEMBALLA 3.8RS【ブラックバード】
- ※ゲーム中に登場する神谷エイジのエボは原作だとVだがマキシだとエボVI GSRになっている
- ※原作には登場したホンダ、フェラーリ、ポルシェ各社の車も権利や許諾の都合により登場しない。
- ※原作ではS2000やNSXなどのホンダ車が登場したが、同社の方針からか、アザーカーの登場するレースゲームにおいては車の使用を許諾していない(頭文字D ARCADE STAGEシリーズ(セガ)、街道バトルシリーズ(元気)、バトルギアシリーズ(タイトー)のように、公道を舞台としたレースゲームであっても、アザーカーが登場しないなら許諾されるようだ)。
[編集] チューニング要素
このゲームの最大の醍醐味でもあるチューニングができるのは、カードを購入して各シリーズのストーリーモードをプレイした時のみとなり、他モードはチューンアップされない。初期状態では、280馬力(GEMBALLAは300馬力、一部の車種では280馬力を下回る車種もある)から最大800馬力(「2」では、815馬力)までチューニングが可能である。ただし、初期段階では車種によって馬力が異なる場合がある。それぞれ、ライバルに勝利する、または敗北するとゲージが増え、満杯になると1段階チューンされる。チューニングはパワーとハンドリングの2種類で600馬力(それぞれ10段階)までは基本チューンとなり、800馬力(10段階)までは対戦状況によってパワー重視とハンドリング重視のセッティング変更が可能である。なお、ゲーム中では全車が300km/hという高速で走行するため、初期のチューニングでターボが装着される。
[編集] 基本チューニング
それぞれ全10段階になっている。青ゲージ。(カッコ内は適応効果) セルシオの場合、チューニング内容がハンドリングチューンにおいて著しく異なるため、追記した。 パワーも若干上がり方が異なる。
[編集] パワーチューニング
- STEP1 ブーストコントローラー装着(NA車はタービンキット装着となる)【320馬力にUP】(セルシオは300馬力)
- STEP2 マフラー交換【340馬力にUP】(セルシオは320馬力。以降は通常と同様になる。)
- STEP3 エアクリーナー交換【360馬力にUP】
- STEP4 ECU交換【380馬力にUP】
- STEP5 インタークーラー交換【400馬力にUP】
- STEP6 パイピングキット装着【450馬力にUP】
- STEP7 タービン交換【500馬力にUP】
- STEP8 エキゾーストマニホールド交換【520馬力にUP】
- STEP9 Egフルバランス取り【580馬力にUP】
- STEP10 ECUリセッティング【600馬力にUP】
[編集] ハンドリングチューニング
- STEP1 ブレーキパッド交換【ハンドリングUP】
- STEP2 純正形サスペンションキット装着【ハンドリングUP】
- STEP3 ホイール・タイヤ交換【ハンドリングUP・ホイール交換[2]】
- STEP4 タワーバー装着【ハンドリングUP】
- STEP5 スタビライザー交換【ハンドリングUP】
- STEP6 車高調整式サスペンションキット装着【ハンドリングUP】
- STEP7 エアロパーツ装着【ハンドリングUP・エアロパーツ装着[3]】
- STEP8 ロールケージ装着【ハンドリングUP】
- STEP9 大径ブレーキ装着【ハンドリングUP】
- STEP10 軽量化・スポット溶接増し【ハンドリングUP】
[編集] ハンドリングチューニング ~CELSIORの場合~
- ※セルシオの場合は、一見走行と関係ないようなチューニングではあるが、"走り"よりも"見た目"重視のセッティングだからである。また、すべてのチューニングは装備が変化する以外は、ハンドリングUPする。また、カッコ内は補足。
- STEP1 ブレーキパッド交換【ハンドリングUP】
- STEP2 クリアテール・ウインカー装着【ハンドリングUP】(テール&ウィンカーをクリアタイプに交換し、後続車を威圧する。)
- STEP3 ホイール・タイヤ交換【ハンドリングUP・ホイール交換[2]】
- STEP4 エアサスコントローラー装着【ハンドリングUP】(車高調キットを装着。いわゆる"シャコタンベッタリ")
- STEP5 ゴールドエンブレム装着【ハンドリングUP】(TOYOTA CELSIORのエンブレムをゴールドタイプに交換『お前にはゴージャスさが足りねーナ』)
- STEP6 ムートン内装&エアホーン装着【ハンドリングUP】(当然の事ながら、マキシにはクラクション機能はない。『VIPカーはおしゃれなのヨ』)
- STEP7 エアロ装着&全塗装【ハンドリングUP・エアロパーツ装着[3]】(実際、全塗装はされない。『空気抵抗も重要ですが、見た目はもっと重要です』)
- STEP8 ガラスフルスモーク【ハンドリングUP】(窓ガラスが黒くなる。『エアコンの効きを良くします。それ以外の効果は決してありません』)
- STEP9 大径ブレーキ装着【ハンドリングUP】
- STEP10 ネオン管装着【ハンドリングUP】(床下に青色のネオン管が装着される。コーナリング時に色が変化する。『いわゆる足元のおしゃれヨ』)
- ^ a b 後続車が追いつきやすくなる性能
- ^ a b それぞれ、ホイール4メーカーから好みのホイールが選択可能で、緑ボタンでカラーの変更ができる(ノーマルホイールを除く)。また、カード更新時に変更可能。ただし、GEMBALLA及びアザーカーは選択不可(ノーマルホイールでハンドリングUP)。
- ^ a b 各車1種類のみで、カラー以外での個性化はできない。だだし、ノーマル状態でハンドリングUPするか、エアロパーツ装着でハンドリングUPするか選択可能。「1」では自動的に装着の後はそのままだったが、「2」からはホイールと同様にカード更新時に変更可能。ただし、GEMBALLA及びアザーカーは選択不可(ノーマル状態でハンドリングUP)。
[編集] 追加チューニング
- 全10段階で、オレンジゲージ。パワー重視とハンドリング重視のセッティングが変更可能で対戦状況によって変化させる事ができる。各車、専門のチューナーが前半の5段階と、残りの5段階は地獄のチューナーである「北見淳」が、セッティングする。車種によっては、前半5段階と同じチューナーがチューニングを行う。なお、対戦状況に応じて、パワーは600馬力から800~815馬力まで、ハンドリングはDG(デンジャラス)からHG(ハイグリップ)まで変更できる。(以下参照)
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- 600~640馬力/HG(ハイグリップ)
- 660~680馬力/G(グリップ)
- 700~720馬力/B(バランス)
- 740~760馬力/D(ドリフト)
- 780~815馬力/DG(デンジャラス)
各車種のチューナー(特記の無い場合、後半のチューナーはすべて北見淳)
- 三菱車
- 全車種 大田リカコ@RGO
- ゲンバラ車
- 全車種 大田和夫@RGO
- マツダ車
- FC3S以外 大田和夫@RGO
- FC3S "伝説のプライベーター"林
- 日産車
- BNR34、BNR32 後藤元@ACE
- BCNR33 黒木隆之@FLAT
- Z31 原田@グリーンオート 後半は、原田の「BIG」チューニング
- Z32 山下@山下ファクトリー
- S30、Z33、S15 山本和彦@YM SPEED
- スバル車
- 全車種 山本和彦@YM SPEED
- トヨタ車
- セルシオ以外 大田和夫@RGO
- セルシオ 佐々木元(ガッちゃん)@スピードショップマッハ 後半は、ガッちゃん「漢」のチューニング
[編集] 特別チューニング
- 「2」から追加されたシステム。ストーリモードの80話をクリアすると、無敗状態の場合は800馬力に+2ゲージ追加され最大815馬力になる。負け有りの場合は800馬力に+1が追加され、最大810馬力となる。ただし、負け有りの場合でも80話をクリアし、走行距離が5000kmになると無敗状態と同様に+2ゲージが追加される(Ver.B適用後)。また、2周目クリア以降はエンジンのオーバーホールとなるが、特に特別なチューニングは行われない。
[編集] BGM
曲調はトランスとなっている。前作で使用されたBGMは、「2」でリニューアルされた。「2」のBGMでは初のボーカル入りBGMが収録され、歌詞は原作に出てきた台詞の英訳などである。10人抜きモードのBGMは、ストーリーモード、タイムアタックモード、乱入対戦モードでは使用できない。曲名をそれぞれ意訳すると、それぞれのキャラクターのテーマに合った意味になる。 また、15 Nothing Lives Foreverは、サントラでは『Nothing Can Live Forever』となっているが、意味合いは特に変わらない。
[編集] 曲順
- 00 Holy Land Anthem
- 01 Overdrive Neurotransmitters
- 02 Maximum acceleration
- 03 Feel the Passion
- 04 Upbeat Gas Junkie
- 05 Fun-Loving Spirit
- 06 Driver's Delight
- 07 Decoration For The Dement
- 08 Ghost in the Resonance
- 09 Stream Of Tears
- 10 Total Terror
- 11 Smoldery Guest
- 12 Atheist On The Highway
- 13 This is My Destiny
- 14 Unlawful Temptation
- 15 Nothing Lives Forever
- 16 Destination Blackout
- 17 Blue Blazes
- 18 Another Dimension
- 10人抜きモードBGM
- A Nip And Tuck Race
- B Highway Obsession
- C Adrenaline Blowouts The Fear
- エンディング
- Last Utopia
[編集] MAXIMUM TUNEで存在した曲
- Stream Of Tears(More Tranced Remix)(vsコウちゃんで使用)
- Beyond The Horizon(vs原田、vs後藤元で使用)
- Speed Fanatic(vs神谷エイジ&マキで使用)
- Acid Runner(19話のレイナで使用)
- Until The Excitement Cools Down(3周目より使用可能に(「1」は2周目より任意で選曲ができる))
[編集] 廃車カード
「2」から追加されたシステム。カード更新時に20話以上クリアしていると、自動的に作成され、データを新カードに移行後に今まで使用していたカードが廃車カードになる。廃車カードとは、わざわざ最初から始めなくても20話完了及び、600馬力チューニング済みであり、料金の節約ができる。引継ぎされる内容としては、使用車種、車体カラー、20話までの無敗or負け有りが引継ぎされ、カードネーム、走行距離、対人戦の対戦成績、ゲームのクリア状況(20話以上)は、引継ぎされない。1枚のカードで2台まで作成可能で、2回以上は使用済みとなり使用できない。
[編集] 対戦スタイルとオーラ
プレイヤーの対戦での運転動向をグラフ化して表示するシステム。これに反映されるのは対戦時の運転動向のみで、ストーリーモードや10人抜き、タイムアタック等でライバルカーや壁にぶつかってもグラフに変化は生じない。「1」では横軸のクール…ワイルド表示のみだった。「2」からは縦軸のスムーズ…ラフ表示が追加された。これにより各プレイヤーの走り方が、より細かく表示されることとなった。なお、それぞれ色分けされており総走行距離が5000kmに達すると、オーラとして現れ対戦スタイルを一目で確認する事ができる。ちなみに、対戦受付状態で空席(デモ画面)の筐体やプレイ終了の走行距離追加時に現われる(※オーラは「2」から追加)。以下に詳細を記す。括弧内の方向はグラフの方向で、色はオーラの色である。
- (左)クール【黄】←…→ワイルド【紫】(右)
- 対戦スタイルグラフの横軸。相手との接触頻度によって変化する。接触が少ないとクール、多いとワイルドになる。
- (上)スムーズ【青】←…→ラフ【赤】(下)
- 対戦スタイルグラフの縦軸。壁・アザーカー・障害物との接触頻度によって変化する。接触が少ないとスムーズ、多いとラフになる。「2」から導入。
[編集] 関連製品
- 『湾岸MIDNIGHT MAXIMUMTUNE 2 ORIGINAL SOUNDTRACK』
- 「1」と「2」の、作品内で使用されているBGMを音楽CD化し、上記のBGM欄以外には、「2」のオープニング曲、「1」と「2」のライバルキャラ・コースセレクト時の曲、ゴール時の曲が、収録されている。また、初回限定の封入特典として、特別曲:「Hoiy Land Anthem」が選択できるカードが、封入された(「2」で使用可能。)。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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