関鉄パープルバス
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関鉄パープルバス(かんてつぱーぷるばす)は、関東鉄道グループのバス会社である。
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[編集] 概要
本社は茨城県下妻市にある。資本金3,000万円。主な事業は路線バスの運行である。設立時には、営業所用地・建物、バス車両など、ほとんどの資産を関東鉄道下妻営業所(設立直前の名称はつくば北営業所下妻車庫)からそのまま引き継いだ。
社名のパープルは筑波山の別名が紫峰であることを由来としている。
現在では一般路線車と貸切仕様車が混ざって運用される「筑波山シャトルバス」の一部便を分担する他は、基本的に一般路線が主体であり、つくば市、下妻市を中心とする営業エリアである。筑波研究学園都市や土浦市の一部で関東鉄道のバス路線と重複する他は、概ね郊外・農村部を経由するやや距離が長いローカル線、準ローカル線が多い。石岡市を中心とする関鉄グリーンバスと異なり、拠点である下妻市では路線「網」と呼べるほどの路線は持たず、本数も多くない。
高速路線は、一時期東京ディズニーリゾート(TDR)への路線を京成バス、関東鉄道と共同運行したが、利用率の低さから短期間で廃止された。2007年(平成19年)1月10日から、常総ルートにおいてジェイアールバス関東が撤退したことに伴い、一部便を担当するようになった。
[編集] 沿革
2001年(平成13年)6月1日、関東鉄道つくば北営業所下妻車庫から分離する形で設立された。
[編集] 営業所
[編集] 現行路線
- 路線バス
- 下妻駅~高道祖(たかさい)~田中~北条~高岡~土浦一高~土浦駅
- 下妻駅~高道祖~田中~高エネルギー加速器研究機構~国土地理院~つくばセンター~学園並木
- 下妻駅~中上野~大村十字路~真壁駅 ※学校冬季休業中のみ
- 下妻駅~関本仲町~鬼怒商高入口~結城駅
- 下妻駅~菅ノ谷~鹿窪~結城駅 ※学校冬季休業中のみ
- 石下駅~上郷~高野~西平塚~つくばセンター~土浦二高~土浦駅
- 石下駅~上郷~高野~東光台研究団地~研究学園駅~つくばセンター
- 石下駅~三坂~鬼怒中学校
- 石下駅→原宿→本宗道→下妻駅 ※学校冬季休業中のみ
- 筑波山口~上大島~明野支所前~村田仲町~下館駅
- 真壁駅~谷貝~成田~下館駅
- 下館二高入口→下館駅
- 下館駅南口~下館税務署~県西合同庁舎 ※学校冬季休業中のみ
- つくばセンター⇔筑波山神社入口・つつじヶ丘 (筑波山シャトルバス) ※一部便を担当
- 高速バス
- 岩井~水海道駅~つくばセンター⇔運転免許センター (急行わかば号)
- 古河駅東口~下妻駅~土浦北IC⇔運転免許センター (急行わかば号)
- 猿島バスターミナル~岩井バスターミナル~水海道駅~新守谷駅入口⇔上野駅・東京駅 (常総ルート)※関東鉄道と共同運行
[編集] 廃止路線
[編集] 車両
発足時点での関鉄パープルバスの路線車はいすゞ車が殆どだが、1台だけ三菱MKが在籍していた。発足後最初の移籍車は2002年(平成14年)秋に71系統新設に伴う車両所要増のため、京浜急行電鉄(現・京浜急行バス、羽田京急バスなど)からいすゞLVが導入され、同年末にはいすゞエルガミオが新車導入された。
2003年(平成15年)にはちばシティバスからいすゞLV1台が導入され、2004年(平成16年)には千葉内陸バスと京成バスから日野RJがそれぞれ導入された。2006年(平成18年)にはパープルバスとしては初めて京成バスから中4枚折戸のいすゞLVが導入されている。
[編集] 関連項目
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