高浜駅 (茨城県)
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高浜駅(たかはまえき)は、茨城県石岡市北根本にある東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である。
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[編集] 駅構造
地上駅。東側に単式ホーム1面1線、西側に島式ホーム1面2線が設けられ、計2面3線となる。乗り場は駅舎側から1番線、2番線、3番線である。東京周辺にしては珍しく未だ共用ホームからかさ上げされていないため、降りるときは電車とホームの間の段差が大きく、足元に十分に注意する必要がある。
下りのみ特急退避が可能であり、日中は当駅で特急の通過待ちを行う。そのため、日中は2番線は通過列車のみが使用し、普通列車は定期ダイヤでは3番線に停車する。
- のりば
1 | ■常磐線 | 土浦・取手・上野方面 |
2・3 | ■常磐線 | 水戸・日立・いわき方面(3番線は特急退避線) |
駅舎は1番線に接して置かれ、二つのホームを駅舎上野方の跨線橋が結ぶ。島式ホーム上にも待合所が一棟設置されている。駅舎内部には待合所や駅事務室が入るほか、男女共用の水洗式便所が設置される。但し、大便器個室は和式のみである。
直営駅。2006年(平成18年)3月1日に、券売機「Kaeruくん」及び自動改札機を導入、有人のみどりの窓口は閉鎖された。その他、近距離乗車券の自動券売機を備える。
[編集] 利用状況
2005年度の利用者数は1日平均1,442人であった。
[編集] 駅周辺
駅の東側で恋瀬川が霞ヶ浦に注ぎ、周辺は釣りの名所となっている。駅前には「茨城百景 高濱の釣場」の石碑が建てられている。駅前には駐車場があり、タクシーが客を待っていることも多い。
[編集] バス路線
小美玉市・行方市・鉾田市方面と、石岡市街地方面への路線バスが駅前を経由する。
[編集] 歴史
- 鯉・鮒・タナゴ釣りで有名な恋瀬川端にあって霞ヶ浦に近接し、風光明媚なロケーションである。その一方、高浜駅付近は、恋瀬川によって形成された沖積地帯となっており、スポンジの上に線路を敷設するようなものであった。したがって、線路敷設の際は、盛り土が何度も沈下してしまうといった難工事を強いられた末に開通した。