佐貫駅
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佐貫駅(さぬきえき)は、茨城県龍ケ崎市佐貫町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・関東鉄道の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] 東日本旅客鉄道(JR東日本)
島式、相対式混合2面3線のホームを持つ橋上駅である。下りホームは内側にカーブしているため本線に停車すると隙間が大きく非常に危険な状態のため、一部を除いて待避線(2番線)を使用している(但し、特急や特別快速は本線である3番線に停車する)。自動券売機・みどりの窓口・自動改札機設置駅。
改札口は1箇所、出入口は西口と東口の2箇所あり、東口を降りた所に関東鉄道竜ヶ崎線の乗り場がある。
のりば
1 | ■常磐線 | 取手・我孫子・上野方面 |
2 | ■常磐線 | 土浦・水戸・いわき方面(退避線) |
■常磐線 | 取手・柏・上野方面(退避線) | |
3 | ■常磐線 | 土浦・水戸・いわき方面 |
特急や特別快速は本線である3番線に停車する。
[編集] 関東鉄道
単式ホーム1面1線の地上駅である。JRの東側に「関鉄佐貫駅」を掲げる小さな駅がある。事務室とホーム1つで構成される単純構造である。自動券売機設置。券売窓口あり。改札口ラッチはあるが、改札(出札)は省略される。発車メロディあり。関東鉄道の路線バス回数券を発売する自動券売機もある。
のりば
■竜ヶ崎線 | 竜ヶ崎方面 |
[編集] 利用状況
2005年度の利用者数は1日平均15,497人(JR東日本)であった。
JRは、竜ヶ崎線乗換駅として開業した歴史があるが、大規模住宅地である竜ヶ崎ニュータウンへ当駅から路線バスが走り、龍ケ崎市東部まで広がる同ニュータウン全地区は主要道路が全て市西部の当駅に通じており、ニュータウンからの東京通勤が多い。流通経済大学も中心市街地に隣接した場所にあるものの、送迎バスは当駅を発着するため、学生・関係者の利用も多く、JR駅案内サインは茨城県内では珍しく4言語表記である。龍ケ崎市の玄関口として、また稲敷市江戸崎地区、新利根地区から自家用車で当駅まで乗りつけるケースもあり、利用範囲は広い。駅西側は取手市藤代地区の新川地区に近い。
隣の藤代駅と同様、つくばエクスプレス開業による利用者減少を受けないと考えられる駅であるため、特急など停車する列車が増加傾向にある。ちなみに,上野から佐貫までの自由席特急券の料金は500円であり,牛久以遠は900円(フレッシュひたち回数券利用だと1回当たり550円)となることもその背景にあると考えられる。
関東鉄道竜ヶ崎線は、主に龍ケ崎市中心部にある竜ヶ崎駅とJR線上野方面を移動する乗り換え客である。
[編集] 駅周辺
元々乗換駅として開設されたため、旧来からの市街地或いは旧宿場町などになく、駅周辺は通勤圏拡大とともに新興住宅地となった。竜ヶ崎ニュータウン、最も近い旧宿場町の若柴宿とは住宅街がつながっておらず、駅周辺の住宅地を東へ出ると田園地帯が広がる。西方面には牛久沼がある。
駅周辺には商店やスーパーマーケットはあるが、商店街と呼べるほどは密集していない。駅付近に飲み屋が何軒か存在する。
ニュータウン方面のバス乗り場がある東側駅構内にファストフード店が営業している。
[編集] 西口
- バス乗り場 - 関東鉄道(双葉団地など)
- タクシー乗り場
- デイリーヤマザキ 佐貫駅前店
- 茨城銀行 佐貫支店
- ビバホーム 竜ヶ崎店
- マクドナルド 竜ヶ崎トステムビバ店
- ヤオコー 竜ヶ崎佐貫店
- 牛久沼 - オオハクチョウや、ブラックバス釣りなどの観光資源である牛久沼への最寄り駅ではあるが、鉄道や駅を利用されることは少ない。「うな丼発祥の地」うなぎ街道のうなぎ料理店も歩いて行けるがこちらも同様である。
- 国道6号
[編集] 東口
- バス乗り場 - 関東鉄道(竜ヶ崎ニュータウン方面)、流通経済大学送迎バス、龍・ゆうバス
- タクシー乗り場
- マクドナルド 佐貫駅前店
- ファミリーマート 佐貫駅東口店
- 竜ヶ崎警察署佐貫駅前交番
- 佐貫駅前郵便局
- 常陽銀行 佐貫支店
- 中央労働金庫 竜ヶ崎代理店
- 水戸信用金庫 佐貫支店
- 龍ケ崎税務署
- ハローワーク龍ケ崎
- 竜ヶ崎プラザホテル
- 竜ヶ崎みどり幼稚園
- 牛尾病院
- カスミ フードストッカー佐貫店
- 金隆寺(若柴) - 新田義貞の墓がある
- 牛久沼排水機場
[編集] バス路線
- 停留所名は東口が「佐貫駅」または「佐貫駅東口」、西口が「佐貫駅西口」である。主に竜ヶ崎ニュータウンや取手市(藤代)方面への路線バスが発着する。
- 東口から徒歩約5分の「佐貫駅入口」停留所は、「取手駅東口~竜ヶ崎駅」が経由する。
- 東口
- 関東鉄道
- 龍ぐうバス(龍ケ崎市コミュニティバス) - Eルート(佐貫線)
- 流通経済大学(直行)
- 西口
- 関東鉄道(竜ヶ崎営業所) - 双葉団地、藤代庁舎、竜ヶ崎駅
- 龍ぐうバス - Eルート(佐貫線)
[編集] 歴史
- 1900年(明治33年)8月14日 日本鉄道土浦線(現・常磐線)、竜崎鉄道の駅が同時に開業。
- 1906年(明治39年)11月1日 日本鉄道が国有化され、官設鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)5月13日 竜崎鉄道が鹿島参宮鉄道に鉄道事業を移譲。
- 1965年(昭和40年)6月1日 鹿島参宮鉄道と常総筑波鉄道が合併して関東鉄道となり、竜ヶ崎線となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、国鉄の駅がJR東日本に引き継がれる。
[編集] 隣の駅
- 関東鉄道
- ■竜ヶ崎線
- 佐貫駅 - 入地駅