SonicStage
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開発元: | ソニー(日本) |
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最新版: | CP 4.3 / 2007年2月15日 |
対応OS: | Windows 98 SE / Me / 2000 / XP |
種別: | メディアプレーヤー |
ライセンス: | プロプライエタリ |
公式サイト: | SonicStage CP |
SonicStage(ソニックステージ)はソニーが開発したWindows用音楽管理・再生ソフトウェア。
OpenMG Jukeboxの名で1999年にリリースされたものが原型。SonicStageの名はOpenMG Jukeboxから派生した上位版という位置付けで同社のPC「VAIO」シリーズの2001年秋モデルにプリインストールされたバージョンが始まりで、後にはウォークマン等へ添付されるものも含め全てがSonicStageに置き換えられた。かつては動作の緩慢さや対応フォーマットの少なさ、コピープロテクションの厳しさから非常に評判の悪いソフトウェアであったが、2005年以降のバージョンアップで大幅に改良が施されている。
最新版の正式名称はSonicStage CP(ソニックステージ・シーピー)。なおSonicStageの名は、SonicStage Mastering Studioなどの他のソニー製オーディオソフトウェアにも付けられている。
2007年2月15日、Microsoft Windows Vistaに対応したバージョン(4.3)がリリース。
目次 |
[編集] 概説
[編集] UIと機能
SonicStageはWindows Media Player・iTunesなどと同じくジュークボックスと呼ばれるジャンルに属するソフトウェアで、CD・ファイルや配信サイトからの楽曲取り込み、管理・再生、外部機器との相互転送といった機能が統合されている。ユーザーインターフェイスは、この「取り込み」・「管理」・「転送」という3つの機能をウィンドウ上部で明示的に切り替えて使うようデザインされている。
- 音楽を取り込む - 音楽CDからのリッピングやPC上の既存ファイルの取り込み、音楽配信サイトからの楽曲購入を行う。
- マイ ライブラリ - ライブラリに登録された楽曲を管理・再生する。
- 音楽を転送する - 外部機器との相互転送やCDへの書き込みを行う。
ライブラリ機能はCDの「アルバム」やユーザーが作成した「プレイリスト」を基本単位として扱う設計思想がとられており、1曲単位で楽曲を販売する音楽配信よりもCDからのリッピングを主体とした使い方に適する。標準状態のライブラリはアーティスト名の頭文字(A-Z)順に整理され、日本人名・グループ名もジャストシステムによるローマ字変換辞書によって自動振り分けがなされる。
転送機能が対応する機器はウォークマン、プレイステーション・ポータブル、携帯電話などを中心に多岐にわたり、このうち単体録音に対応する機器からは音源の吸出しができる場合もある。転送操作に関するUIはフラッシュメモリや光磁気ディスクを使用する機器に適する「持ち出し」型の利用に比重が置かれており、HDD内蔵プレーヤーなど数十GB以上の容量を持つ機器に適する「同期」型の利用を支援する機能は少ない。
SonicStage上での音楽再生時には、以下の機能が利用できる。
- DSEE(Digital Sound Enhancement Engine) - 非可逆圧縮により音質が劣化した楽曲ファイルを、オリジナル音源に近い音質に自動補正しながら再生する[1]。ただしHE-AACには作用しない。
- アーティストリンクシャッフル - 音楽ジャンルの近いアーティストを探しあみだくじ式に連続再生する。
- ダイナミックプレイリスト - ジャンルやリリース年、SonicStageへの登録時期といった条件をもとにプレイリストを動的に自動作成する。
- ミュージックコミュニティ - レーベルゲートが運営するSNSサイト「PLAYLOG」に楽曲再生履歴を自動アップロードし共有する。利用にはユーザー登録が必要。
- CDギャップの再現 - リッピング元の音楽CDに記録されていた曲間ギャップ情報を再現しながら再生する。(リニアPCM・ATRAC系コーデックのみ対応)
なお、かつてのバージョンはグラフィックイコライザー、ビジュアライザー、ボーカルキャンセラー、ピッチシフト機能を持っていたが、2004年のバージョン2.0よりこれらの機能は消滅している。このため最新版においてもエフェクト再生機能の類は充実しておらず、上記以外の主要機能ではクロスフェード再生などがサポートされていない。このほか、ポッドキャスティングや動画等新しいコンテンツへのサポートが遅れていること[2]、データベースがUnicodeに対応していないことなどが現バージョンの課題点である。また、最近のバージョンでは飛躍的に改善されつつあるが、楽曲を管理するデータベースが膨大になると動作が不安定、あるいは重くなる事象がみられる[2]。
[編集] 対応フォーマット・規格
最新版のSonicStageは以下のフォーマットのオーディオファイルに対応している。
コンテナフォーマット(*.拡張子) | コーデック | エンコード可能なビットレート (kbps) | 備考 |
---|---|---|---|
OpenMG Audio(*.oma) OpenMG(*.omg) ATRAC3(*.aa3) |
ATRAC3 | 132/105/66 | 105/66 kbpsは既存ファイルからの変換時のみ |
ATRAC3plus | 352/320/256/192/160/128/96/64/48 | 2.0から対応 | |
ATRAC Advanced Lossless | (高速転送部: ATRAC3plus 352/256/128/64、ATRAC3 132) | 3.3から対応 | |
RIFF(*.wav) | リニアPCM | (非圧縮) | 2.0未満は再生・転送のみ |
RIFF(*.wav,*.mp3) | MP3 | 320/256/224/192/160/128/112/96 | 3.1未満は再生・転送のみ |
MP3(*.mp3) | |||
MP4(*.3gp,*.mp4,*.m4a) | AAC LC | 320/256/192/160/128/96/64/48 | 4.0から対応 |
HE-AAC | 96/80/64/48/40 | 4.2から対応 | |
Windows Media Audio(*.wma) | (Windows Media Playerに準じる) | 192/160/128/96/64/48 | 3.3未満は再生・転送のみ |
このほか、ファイル取り込み時にはm3u形式のプレイリストファイルを利用して取り込み対象を指定することも出来る。デジタル著作権管理(DRM)方式はOpenMGのみに対応しているため、Windows Media Rights ManagerやFairPlayなどにより暗号化がかけられたファイルは取り込みができない。
なお、最新版SonicStageでエンコードしたMP4ファイルの拡張子は3GPP準拠の「3gp」となる。また、ATRAC系コーデックのファイルはOpenMG Audioコンテナ(*.oma)となり、古いOpenMGコンテナ(*.omg)やATRAC3コンテナ(*.aa3)のファイルは作成できない。このうちOpenMGコンテナの既存ファイルについては、転送の高速化のためにOpenMG Audioコンテナに変換することもできる。かつてのバージョンではOpenMG系コンテナのファイルについて必ず暗号化をかけた状態で生成する制限がついていたが、2005年夏のバージョン3.2からはDRMのかかっていないファイルを生成できるようになった。
音楽配信においてはコーデックにATRAC3/ATRAC3plus、コピー防止技術にOpenMGを使用した「レーベルゲートMQ」方式のサービスに対応している。2006年12月現在、最新の日本語版SonicStageから直接アクセス可能な音楽配信サイトはMora、Yahoo!ミュージックダウンロードの2サイトのみだが、同方式のサイトであればこれ以外であってもWebブラウザ経由で購入可能である。日本では各レコード会社直営の音楽配信サイトにこの方式が多い。
Hi-MDウォークマン、ダイレクト録音に対応したネットワークウォークマンなどで録音したデータは転送機能によってSonicStageのライブラリに取り込み、PC上で再生したり、他形式に変換して活用することが可能である。ただし通常フォーマットのMDの場合には一般のHi-MD機器経由では吸い出せず、専用機能を持つ最新機種「MZ-RH1」が必要となる。また、NetMD機能で他のPCから転送した楽曲については「MZ-RH1」を使用した場合でも吸出しはできない。
CD-R/RWへの書き込み機能では通常の音楽CD(CD-DA)に加え、より多くの曲が収録可能なATRAC CD、MP3 CDも作成できる。いずれもタグ情報を反映する形での書き込みが可能である。奇妙なことに、これらのCDをSonicStage上で再生することはできない。
[編集] 導入方法
最新版SonicStageの対応OSはVista、XP、および2000 Professionalであり、Windows 9x系のOSは動作保障されていない。なお、Microsoft Windows以外のOSで利用できるバージョンは用意されていない。 また、メーカー非保障だがWindows Server2003でも動作する。
SonicStageの配布手段は当初、ソニー製PC・VAIOシリーズへのプリインストールや、ウォークマンなど対応ポータブルオーディオ機器へのCD-ROM同梱のみに限られていたが、2004年末のバージョン2.3からはインターネット上で無償公開され、誰もがダウンロードできるようになった。
新しいバージョンのSonicStageが公開されると旧バージョンは削除されるため、インターネット経由では基本的に最新バージョン以外を入手することは出来ない。日本語版以外のSonicStageは各国のソニー系サイトで配布されている場合があるが、扱えるファイルの文字コードは各言語版で違うため、日本語ファイルの利用に制限があることが多い。 なお、ネットワークウォークマンのサポートページより入手できる版は、日本語版OSしかインストールできないが、日本のVAIOユーザー向けに専用サポートサイトで頒布されているSonicStageに限り、OSがどの言語版であっても日本語版としてインストールされる。
[編集] 転送対応機器
最新版のSonicStageは非常に多様な端末に対応している。OpenMG Jukebox時代の対応機器についても引き継いでいる[3]ため、OpenMG Jukebox初期バージョンをバンドルして1999年に発売された初のATRAC3対応機器「メモリースティック ウォークマン」(NW-MS7)も依然利用可能である。
現在までにSonicStageから直接転送が可能となっている機器を以下に示す。なお、一部の携帯電話やATRAC CD対応ウォークマンなど、転送にメモリーカードライターや光学ドライブ等の外部装置を必要とするモデルはリストに含めていない。
[編集] 正式対応機器
- 携帯型メモリ・HDDプレーヤー
- 携帯型Hi-MD/Net MD機器
- 携帯電話
- PDA・携帯ゲーム機
- ソニー・mylo
- ソニー・CLIE 対応機種のみ
- SCE・プレイステーション・ポータブル(PSP)
- その他
- ソニー・XYZ 対応機種のみ
- ソニー・サウンドゲート 対応機種のみ
- ソニー・メモリースティックUSBリーダー/ライター MSAC-US70・US40・US30・US20・US10
- ソニー・CDウォークマン D-NE730・D-NE830・D-NE920・D-NE20
[編集] 実質的に使用できる機器
SonicStageは転送が可能な機器について「OpenMG 対応の機器・メディア」としており[13]、メーカー側がSonicStageへの対応を謳っていない機器であっても実質的に転送動作ができる場合がある。
なお、一般論として検証されていない機器・ソフトウェアの組み合わせで使用した場合は不測の事態が起きる可能性が十分にあり、また機器側からは保証外の行為となるため各メーカーによるいかなるサポートも受けられないことには留意する必要がある。
[編集] 各バージョンの詳細
[編集] OpenMG Jukebox
OpenMG JukeboxはSonicStageの前身に当たるソフトで、1999年から2001年に渡りリリースされた。最終バージョンは2.2である。
初期のシャープ製OpenMG機器にはOpenMG Jukebox for SHARPという名のバージョンが添付されており、ヘッドホン型メモリプレーヤー「WA-HP1」の付属品はバージョン1.1、Net MDレコーダー「IM-MT880」の付属品はバージョン2.2となっていた[16]。
- OpenMG Jukebox 1.0: 最初期バージョン
- OpenMG Jukebox 1.1
- OpenMG Jukebox 1.2: for VAIOのみ専用モジュールでWindows 2000に対応
- OpenMG Jukebox 2.0: Windows 2000に正式対応、従来ユーザーは有償バージョンアップ
- OpenMG Jukebox 2.1
- OpenMG Jukebox 2.2: Windows XP、Windows Meに正式対応、SonicStageとの共存に対応[17]
[編集] SonicStage 1.x
SonicStage 1.xは2001年から2003年に渡ってリリースされたバージョン群である。もとはWindows XP対応のVAIOを発売する際、従来のOpenMG Jukeboxをリニューアルしたのが始まりである。
- バージョン1.2まではOpenMG Jukebox 2.2と同等の機能を持っていた。このときはVAIOプレインストールのみで、オーディオ機器への付属は無かった。UIもOpenMG Jukebox2.xに近かった。
- バージョン1.5は2002年末に登場した。このバージョンからオーディオ機器へも付属するようになった。UIもOpenMG JukeboxやSonicStage 1.2から一新された。このバージョンでは、録音ナビの採用やビットレートを変換しての転送機能など、新機能が盛り込まれた。また、WMA形式での録音も可能になった。
ソニーのパーソナルコンピューター「VAIO」のMXシリーズにはSonicStage Premiumという特殊バージョンが付属していた。MXシリーズ本体の機能と連携し、FMチューナー・録音機能・タイマーなど音響機器並みの機能を扱うことができる。SonicStage Premiumのバージョンには1.0、1.1 for MX、1.2、1.5があり、バージョン2.0以降はリリースされていない。ただし最新版のSonicStageでもSonicStage Premiumと共存が可能であるため、MXシリーズの独自機能の動作に支障はない。
[編集] SonicStage 2.x
SonicStage 2.xは2004年にリリースされたバージョン群である。これらは使い勝手の悪さや動作の緩慢さ、またHDD型ウォークマン登場に端を発するソニーのポータブルオーディオ全体の混乱期とも重なったこともあり、一般的にあまり高い評価は受けていない。
- バージョン2.0は2004年初頭に登場した。目玉は新コーデックATRAC3plusへの対応で、48kbps/64kbpsという2つの低ビットレートモードのみがサポートされていた。このバージョンではUIの変更やCDDB2への対応などの機能が盛り込まれたが、一方でグラフィックイコライザー、ボーカルキャンセラー等の特殊再生機能が消滅し、純粋な管理・転送機能に特化することとなった。
- バージョン2.1は2004年7月10日に発売されたHDD型ネットワークウォークマン「NW-HD1」等に付属していたもので、NW-HD1等の「ATRAC Audio Device」(ATRAC AD)方式対応HDDプレーヤーに音楽を高速転送する機能などがサポートされた。
- バージョン2.3は2004年11月10日にリリースされた。このバージョンでは音楽CD(CD-DA)の作成に対応するとともに、音楽配信サービスから入手したもの以外の曲についてはオーディオ機器への転送回数制限が撤廃された。また、レーベルゲートからは同社の音楽配信サービス「Mora」向けにSonicStage 2.3 for Moraが無償公開された。こちらはMoraで従来使用されていたMAGIQLIP 2の代替が目的であり、機能面では通常のSonicStage 2.3と違いがない[18]。一般へのSonicStage無償配布はこれが初めてで、その後リリースされたバージョン3.0以降は通常のSonicStageがMora経由で無償配布されている。
[編集] SonicStage 3.x
SonicStage 3.xは2005年から2006年にかけてリリースされたバージョン群である。これらでは2004年のポータブルオーディオにおける失敗から決定された方針変更をもとに数多くの改良が行われた。このうち主要なポイントとしては「対応コーデックの追加」、「コピープロテクションの緩和」、「動作速度の向上」があげられ、これらはいずれも大幅な改善が行われている。
- バージョン3.0は2005年3月2日にリリースされた。PC上のMP3コーデックの楽曲を対応デバイスに無変換で転送できるようになったほか、UIが刷新。これにあわせて「マイセレクトアルバム」を「プレイリスト」に変更するなどより一般的な機能名への収斂が図られた[19]。ネットワークウォークマン「NW-E10x/E40x/E50x」シリーズに同梱されている。
- バージョン3.2は2005年7月27日にリリースされた。このバージョンではATRAC3/ATRAC3plusエンコードにおいて従来強制的にかかっていたOpenMGによる暗号化が任意となり、既存ファイルも音楽配信経由のものを除き暗号化を解除できるようになり、またメモリースティック PRO/PRO Duoへの暗号化ファイルの転送にも対応。後者はMS-PRO/PRO Duo登場から2年以上放置されていた課題であり、ようやくの解決となった[20]。ネットワークウォークマン「NW-E30x」シリーズに同梱。
- バージョン3.3は2005年11月1日にリリースされた。マイクロソフトのWindows Media Audio(WMA)形式やユニークな新ロスレスフォーマットであるATRAC Advanced Lossless(AAL)でのリッピングに対応するとともに、動的にプレイリストを作成する「ダイナミックプレイリスト」機能の追加、動作速度の改善などが行われた[21]。なお、バージョン3.3と同時期にはウォークマン新機種向けに新ソフト「CONNECT Player」が日欧でリリースされた。今後は徐々にSonicStageから比重を移していくとされていたが、CONNECT Playerの完成度が非常に低く各国のユーザーから苦情が多発したため[22]、ソニーはSonicStageの開発続行を発表した。
- バージョン3.4は2006年2月1日にリリースされた。動作をさらに高速化し、CONNECT Playerの機能を一部取り込んだもので、Hi-MDから吸い出した楽曲のWAV変換機能や「ミュージックコミュニティ」(PLAYLOG)対応等、新機能の追加も行われた。さらに同年4月に発売された新型Hi-MDウォークマン「MZ-RH1」と組み合わせると、Hi-MDフォーマットではない従来のMDからも楽曲の吸出し・WAV変換が行えるようになり、これによってかつてミニディスク機器を縛っていた雁字搦めのコピープロテクションはほぼ瓦解した[23]。また、一部のマシンの環境によってはインストール出来ず、ウォークマンに転送出来ない不具合が今現在も続いている。これは他ソフト(BeatJam)などを利用すれば回避可能。
なお、2005年12月22日には米アップルコンピュータのインタラクティブメディア担当副社長であったティム・シャーフを米ソニーが引き抜き、同社のソフトウェア開発担当上級副社長に据えたと発表された[24]。この人事が今後のSonicStage開発に及ぼす影響が注目される。
[編集] SonicStage 4.x
SonicStage 4.xは2006年からリリースされているバージョン群である。4.xはSonicStage CPという別名が示すとおり前年にウォークマンAシリーズ専用にリリースされたCONNECT Playerの機能を完全に取り込んだもので[2]、対応フォーマット拡充も引き続き行われている。なお、UIデザインは3.xからほとんど変更されておらず、従来空色だった配色がCONNECT Playerに近い青紫に変わった程度である。
- バージョン4.0は2006年5月25日にリリースされた。「アーティストリンク」等CONNECT Player由来の機能追加やウォークマンAへの正式対応などを行うとともに、前年9月のAシリーズ発表時に構想が報じられていたAAC LCコーデックへの対応が行われるなどさらなる機能強化・動作速度改善が行われた。[25]。ウォークマン「NW-E00x」「NW-S20*F」シリーズに同梱されている。
- バージョン4.1は2006年10月21日に発売されたウォークマン「NW-S700F」シリーズ等に付属していたもので[26]、新たにHE-AACコーデックでの録音にも対応したほか、NW-S700F/600Fシリーズへの対応や転送画面の操作性改善といった小改良が施されている。
- バージョン4.2は2006年11月10日にリリースされた。非可逆圧縮ファイル用の音質補正機能「DSEE」が追加された[27]。ウォークマン「NW-S70*F」「NW-S60x」シリーズに同梱されている。すでにSonicStageを利用している状態でこのソフトウェアをインストールすると、CDに転送できなくなったりソフトからMoraにアクセスできなくなるバグが起きた[要出典]。一旦ソフトをアンインストールし再度インストールすることで解消される。
- バージョン4.3は2007年2月15日にリリースされた。主にMicrosoft Windows Vistaへの正式対応が中心となっている。本バージョンより、同OS上でSonicStageを起動した場合、エレベーション機能に対応する。
[編集] SonicStageの名を持つ他のソフトウェア
- SonicStage Simple Burner
- 「ATRAC CD」作成機能のみを持つソフトウェアで、SonicStageが同機能をサポートする前から存在する。MP3/ATRAC3再生対応のCDウォークマンに同梱されていることが多い。ソニーによる類似ソフトウェアとしては、Hi-MD/Net MDへの転送用の「MD Simple Burner」、ネットワークウォークマンへのMP3転送用ソフト「MP3 File Manager」がある。
- SonicStage Server / SonicStage Player
- 家庭内ネットワークを経由して、SonicStage内の音楽を他PCで再生するためのサーバーとクライアント。同時期のGiga Pocket ServerとPicoPlayerの関係に近い。現在はVAIO Mediaへ統合されている。
- SonicStage Mastering Studio
- VAIO専用のASIO対応本格的オーディオ録音・編集ソフトウェア。2005年秋のバージョン2.0からはスーパーオーディオCDと同じDirect Stream Digital(DSD)方式での録音に対応、後には「DSDディスク」の作成にも対応した。
[編集] 脚注
- ^ 第261回:SonicStage CPの音質補正機能「DSEE」を検証~ 高い補正効果。HE-AACエンコードもテスト ~
- ^ a b c 「CONNECT Player」はどこへ行った? 企画担当者が語る「SonicStage CP」の真意
- ^ Q&A - SonicStage:OpenMG Jukebox が付属されたネットワークウォークマンを持っているのですが、SonicStage Ver.1.5でも使用できますか?<SonicStage Ver.1.5>
- ^ ソニー、2.2型LCD搭載20GB HDDオーディオ/フォトプレーヤー-タッチパッド式UI搭載。3行液晶リモコンも付属
- ^ ソニー、バイオミュージッククリップのドライバをアップデート
- ^ ソニー、アイワブランドのMP3/ATRAC3plus/ATRACプレーヤー-連続100時間再生可能。Bluetooth対応モデルも用意
- ^ ソニー、アイワブランドのメモリプレーヤー大容量モデル-MP3対応モデル。512MBと1GBを追加
- ^ シャープ、メモリースティック採用のヘッドフォンプレーヤー
- ^ ソニー、SonicStageが付属するデータ用Hi-MDドライブ-4色カラーバリエーションを用意
- ^ アイワブランド初のNet MD対応ポータブルMDレコーダ
- ^ シャープ、「Net MD」対応ポータブルMDレコーダ
- ^ バッファロー、外部ストレージにもなるHi-MDプレーヤー「MD-HUSB」
- ^ SonicStage Ver.4.2ヘルプ内「SonicStage で扱える音楽素材」
- ^ テンキー付きマルチクレードル付属のNet MD対応MDレコーダ 松下電器「SJ-MR250」
- ^ ITmedia +D モバイル:「WX310K」のミュージックプレーヤー機能をチェックする (2/2)
- ^ Q&A情報:シャープ MD オーディオ サポートステーション
- ^ Q&A - SonicStage:SonicStageとOpenMG Jukeboxを併用できますか?<SonicStage Ver.1.5>
- ^ 第171回:「SonicStage 2.3 for Mora」を体験~ 音楽配信サービスの転換期。ソニー版との差異も ~
- ^ ソニー、MP3転送/CD作成に対応した「SonicStage 3.0」-Mora版と同等の機能に無償アップデート
- ^ ソニー、オーディオソフト「SonicStage」をアップデート-メモリースティックPROへのデータ転送に対応
- ^ ソニー、“ATRACロスレス”対応のSonicStageを公開-PSPにはATRAC3plus部のみ転送。WMAリッピングも可能
- ^ MP3 comes down with a crash(英語)
- ^ ソニー、WAV出力に対応したSonicStage最新版-Yahoo!など対応配信サイトも追加
- ^ ソニー、Appleから幹部引き抜きでソフトウェアの「直感的ルック&フィール」目指す
- ^ ソニー、新オーディオソフト「SonicStage CP」を公開-CONNECT Playerの機能を統合。AACリッピング対応
- ^ 「史上最高音質」を目指した新ウォークマン ノイズキャンセルの完成度はソニー史上最高? ソニー 「NW-S700F(NW-S703F)」
- ^ ソニー、DSEE機能を追加した「SonicStage CP」の最新版-圧縮音楽を補間再生。NW-S700F向けの各種改善も
[編集] 関連項目
- Mora - 音楽をオンライン購入する際に選択できる音楽配信サービスの一つ
- CONNECT Player
- PLAYLOG - ミュージックコミュニティ機能で同サービスを利用できる)
- BeatJam - ウォークマンへの楽曲転送、ATRACファイル対応など、同ソフトと似た機能を有している
[編集] 外部リンク
- ウォークマン公式サイト SonicStage CP
- パーソナルオーディオカスタマーサポート - ウォークマン付属のSonicStageのサポート
- VAIO | ソフトウェア - VAIO付属のSonicStage/OpenMG Jukeboxのサポート、カタログ
- OpenMG Jukebox Ver.1.3J for VAIO カタログ
- OpenMG Jukebox Ver.2.0J for VAIO カタログ
- OpenMG Jukebox Ver.2.1J for VAIO カタログ
- SonicStage Ver.1.0 for VAIO カタログ
- SonicStage Ver.1.1 for VAIO カタログ
- SonicStage Ver.1.2 for VAIO カタログ
- SonicStage Ver.1.5 カタログ
- SonicStage Ver.1.6 カタログ
- SonicStage Ver.2.0 カタログ
- SonicStage Ver.2.1 カタログ
- SonicStage Premium Ver.1.0 カタログ
- SonicStage Premium Ver.1.1 カタログ
- SonicStage Premium Ver.1.2 カタログ
- SonicStage Premium Ver.1.5 カタログ
- SonicStage Wiki - Wikiを使ったまとめサイト
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