トレインチャンネル

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トレインチャンネルとは、東日本旅客鉄道（JR東日本）の通勤形電車の車内客用ドア上部に設置されている液晶ディスプレイの事である。トレインビジョンとも呼ばれる事もある。

ジェイアール東日本企画では、トレインチャンネルとトレインビジョンの両方の名称を用いている。

[編集] 概要

2002年（平成14年）から2005年（平成17年）にかけて山手線に導入されたE231系500番台で初登場した。当初はVIS（Visual Information System）と呼ばれた。2006年 12月26日から導入された中央快速線・青梅線・五日市線の新型車両E233系にも設置されており、2007年秋には京浜東北線・根岸線に導入予定のE233系にも設置が予定されている。

各ドアの鴨居部分に2基ずつ取り付けられている。向かって右は路線図・次駅案内・乗り換え案内・運行情報・駅情報が、同じく左はJR東日本のものを中心とするインフォマーシャル（コマーシャル動画）・天気予報・文字ニュースを放送する（インフォマーシャルと天気予報は山手線・中央線のもので異なるものが使用されている）。音声は流れないが、運行情報の新着や更新があった際にはチャイム音が鳴る（始発駅から運行情報が入っている場合は発車時点でチャイム音が鳴る）。但し、一部のCMには画面下に字幕や噴出しを表示している（スポンサー側の編集による）。

これらの情報はDoPa網を使用して配信される。運行情報（遅延や運休など）については1路線の場合は詳細を、2路線以上の場合は路線、区間、原因などを表にして表示される。トレインチャンネル以外には、主要駅の案内表示器及び東海道本線・宇都宮線（東北本線）・高崎線・湘南新宿ライン（小山車両センター・国府津車両センター配置）や常磐快速線・成田線（松戸車両センター配置）のE231系（国府津配置編成は第2編成以降の6・7号車を、小山配置編成は一部編成の普通車を除く）･E531系に設置されている車内表示器にも同時に配信され、改札口上のLED表示板と同じタイミングで表示されている。この運行状況は新幹線及び関東地方・山梨県全域のJR東日本線、さらに小海線・上越線の全線の情報がすべて表示されるために、大規模な運行遅延時（地震、台風、大雪など）には表示されるページ数が多くなり、十数ページに達し、結果的にすべてを表示する前に次の駅に到着するため、途中で打ち切られる事もある。