ポケットモンスター ダイヤモンド・パール
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ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | ゲームフリーク |
発売元 | 株式会社ポケモン 任天堂 |
人数 | 1~8人(セーブデータは1つ) |
メディア | 1GbitDSカード |
発売日 | 日本:2006年9月28日 北米:2007年4月22日 欧州:2007年内 |
価格 | 日本:4,800円 |
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(英:Pokémon Diamond & Pearl)は、2006年9月28日に任天堂より発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。ジャンルはRPG。ポケットモンスター正規シリーズ4作目である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
解説
このゲームは『ポケットモンスター ダイヤモンド』と『ポケットモンスター パール』の2つのバージョンからなる。
基本的に2つのバージョンとも同内容だが、過去の作品と同様に登場するポケモンの種類や出現率、ポケモン図鑑の説明文などに多少の違いがある。
パッケージを飾るポケモンは『ダイヤモンド』がディアルガ、『パール』はパルキア。前作までは暖色系が1番手(赤・金・ルビー・FR)であったが本作では寒色系のダイヤモンドが1番手となる。
日本では、発売初週(9月28日~10月1日)の4日間で販売本数が158万本と、ニンテンドーDSで発売されたソフトとしては最速でミリオンセラーを達成し、シリーズ最高の出足となった。また、12月27日には発売元である株式会社ポケモンより、出荷本数が500万本を突破したと発表される(インプレス記事)。
概要
舞台となるシンオウ地方には事前に劇場版ポケモンに登場したゴンベ、マニューラ、ルカリオ等、既存のポケモンの進化系や新種など多くの新ポケモンが登場し、新たな冒険が繰り広げられる。今回も主人公は男女から選ぶことができ、選ばれなかった方は主人公の応援にまわる他、どちらの主人公でもライバルは共通という、『ルビー・サファイア・エメラルド』と『ファイアレッド・リーフグリーン』を合わせたような設定となっている。また、敵組織として「ギンガ団」が登場する。また今作では赤緑以来のポケモンの死が登場し、ストーリーへの関わりは無いが自分のポケモンをギンガ団に殺されたと話悔やんでいる人物が登場する。
本作に登場するポケモンは491体で、新たに105体のポケモンが追加された。中でも、これまでに登場したポケモンの新たな進化前、進化後の姿が多いのが特徴。また、所々に『金・銀』『劇場版ポケモン』の人物や設定が登場し、ファンを喜ばせている。
インターフェース
本作ではニンテンドーDSの機構を生かしたシステムが多数用意されている。例えば戦闘中ポケモンに指示を与える際、下画面のタッチスクリーンを使って技を出すといったシステムになっている。他にもタッチスクリーンやマイクを利用したミニゲームが存在する。
過去の作品で採用された時計機構も内蔵されているが、本作ではこれまでのものと異なりDSの内蔵時計を利用したものとなっている。
戦闘システム
今作から戦闘システムに大きな変更が加えられた。これまで技の攻撃系統(物理、特殊)は攻撃タイプに依存していたが、今回からはその概念が廃止され、同じ属性でも物理攻撃と特殊攻撃に分かれるようになっている。
コンピュータの操作するトレーナーの思考力が上がっており、道具の使用はもちろん、状態異常を起こした「しぜんかいふく」持ちのポケモンを引っ込めるなどの戦術を採ることもある。またハクタイの森でのイベントのように、今作は野生ポケモンが2体同時に飛び出してくることもある。
そして、前作まではタマゴから孵化したポケモンの初期レベルは5だったのが、今作では初期レベルが1に変更されている。本編においてレベル1のポケモンが登場するのは本作が初めてである。
通信
ニンテンドーDSのダブルスロット機能を生かし、これまで発売されたGBAソフトからポケモンを送ることができる。ただし、逆に『ダイヤモンド・パール』からGBAソフトにポケモンを送ることは出来ない。
ニンテンドーWi-Fiコネクションを使うことによって、遠く離れた場所のプレイヤーと直接通信交換・対戦、ボイスチャットを行える他、見ず知らずのプレイヤーと条件が合ったポケモンを交換したり、他のプレイヤーがアップロードしたポケモンのデータと戦うことができる。恒例の主人公の部屋のゲーム機は本作が発売された時点ではまだ本体が発売になっていなかったWiiが置かれている。連動ソフトであるポケモンバトルレボリューションとの通信が可能。
世界
シンオウ地方のマップの原型は渡島支庁・檜山支庁を除いた北海道全域、南樺太と国後島の一部。更にシンオウ地方には地下世界が発達している。
道路・水道の番号は200番台となっている。
- フタバタウン - 今回の始まりの町。主人公とライバルの家がある。
- マサゴタウン- 海に面している町。博士の研究所がある。博士の助手の家もある。
- コトブキシティ- テレビ局やポケッチカンパニーがある町。
- クロガネシティ - 炭鉱がある町。主人公が初めて挑むポケモンジムもある。
- ソノオタウン - 花畑の広がる町。東に風力発電所、北西にタタラ製鉄所がある。
- ハクタイシティ - 町外れにポケモンの像がある。また、自転車屋もここにある。
- ヨスガシティ - コンテスト会場・ふれあいひろばがある町。教会のような施設がある。
- ズイタウン - そだてやがある町。町外れには古代遺跡がある。
- トバリシティ - デパートやゲームコーナーがある。ギンガ団の本拠地もここ。
- ノモセシティ - 町外れに「だいしつげん」がある。「サファリパーク」もだいしつげん内。
- カンナギタウン - テンガンざんのふもとにある小さな村。村の中央には祠がある。
- ミオシティ - 運河が中央に走る港町。図書館がある。
- キッサキシティ - 雪が降り積もる町。町外れに神殿があり、中にレジギガスがいる。船が停泊しており、ファイトエリアに行く事ができる。ただし、その船はポケモンリーグに優勝した者しか進めない。
- ナギサシティ - 道路の一部がソーラーパネルになっている。モンスターボールに貼るシールを売っている市場や灯台、ポケモンそっくりの形の岩がある。ジムリーダーにより時々停電気味。
- ポケモンリーグ - 主人公の最終目的地。そこへ行くには長く険しいチャンピオンロードを抜ける必要がある。
- こうてつじま - ミオシティから出る船で来ることができる。掘り出していたときの鉱山が残っている。
- まんげつじま - ある条件を満たした後、ミオシティから出る船で来ることができる。小さい水溜りがあるだけの島。そこにクレセリアがいる。
- バトルゾーン - 殿堂入り後に行ける。ファイトエリア、サバイバルエリア、リゾートエリア、ハードマウンテンの4エリアに分かれる。
- ハクタイのもり - ハクタイの西にある森。奥には、主を失って荒れ果てた洋館(もりのようかん)があり、ロトムがいる。
- シンジこ - シンオウ地方にある湖のひとつ。やりのはしらでディアルガ(パールではパルキア。以下同様)と戦ったあと、エムリットが出現。しかし、出会ったあと逃げてしまう。
- リッシこ - シンオウ地方にある湖のひとつ。ギンガ団によって爆破される。やりのはしらでディアルガ(パルキア)と戦ったあと、アグノムが出現。
- エイチこ - シンオウ地方にある湖のひとつ。やりのはしらでディアルガ(パルキア)と戦ったあと、ユクシーが出現。
- テンガンざん - シンオウ地方を東と西に分けるように存在している山。頂上には「やりのはしら」という遺跡がある。
- おくりのいずみ - 隠されていたシンオウ地方第4の湖。奥には空間のねじれた「もどりのどうくつ」という洞窟があり、ギラティナがいる。
登場人物
主人公を取り巻く人々
- 主人公
- フタバタウンに住む少年(少女)。最強のポケモントレーナーを目指して旅に出る。母親と二人暮し。
- ライバル
- 主人公の幼なじみで、主人公と同じ目的で旅立つ。行く先々で敵となり味方となる。せっかちな性格でよく主人公にぶつかったりする。母親と二人暮しをしているようだが、バトルタワーにて彼の父親が登場する。また多額の罰金を請求する場面も多々ある。
- ナナカマド博士
- ポケモンの進化について研究をしている博士。彼の研究によるとポケモンの90%は進化に関係するとのことである。
- 博士の助手
- ナナカマド博士の助手として登場し、主人公と同じく旅に出る。性別は主人公の対となっており、名前は男なら「コウキ」、女なら「ヒカリ」となる。父親もナナカマド博士の助手をしており、家はマサゴタウンにある。また妹がいる。
シンオウジムリーダー
修正依頼 | この項目は、憶測の多用ため、修正・推敲を広く求めています。 |
- ヒョウタ
- クロガネシティジムのジムリーダー。ヘルメットに作業服を身にまとっており、眼鏡をかけている。ミオシティジムリーダーのトウガンとは親子の関係。いわタイプのポケモンの使い手。ハクタイシティの地下おじさんはヒョウタのおじにあたる。
- ナタネ
- ハクタイシティジムのジムリーダー。グリーンなファッションをしており、扱うポケモンもくさタイプのポケモンが主。
- スモモ
- トバリシティジムのジムリーダー。とてもスポーティーな格好をしているあどけない少女。かくとうタイプのポケモンの使い手。自分の力がどこまで通用するかを確かめるためにジムリーダーになった。父親がパチンコに没頭しているらしい。
- マキシ(マキシマム仮面)
- ノモセシティジムのジムリーダー。覆面レスラーのような扮装をしており、「マキシマム仮面」を自称する。常にテンションが高く、態度もデカい。住人の話によるとファイトマネーは人のため・ポケモンのために使っているらしい。みずタイプの使い手。
- メリッサ
- ヨスガシティジムのジムリーダー。異国人のため、日本語が若干おかしい。スーパーコンテストのマスターランクに参加することもある。ゴーストタイプのポケモンの使い手。
- トウガン
- ミオシティジムのジムリーダー。クロガネシティのジムリーダー・ヒョウタの父親でもある。息子とは違い、はがねタイプのポケモンを扱う。ハクタイシティにいるちかおじさんとは親戚。
- スズナ
- キッサキシティジムのジムリーダー。こおりタイプのポケモンの使い手。キッサキしんでんに人を入れる権限を持っている。
- デンジ
- ナギサシティジムのジムリーダー。でんきタイプのポケモンの使い手。強い挑戦者との熱いバトルを望んでいる。主人公が来るまでジムの改造をしていたがその時電気の使いすぎでナギサシティ全体を停電にさせてしまった。
シンオウ四天王&チャンピオン
- リョウ
- 四天王1人目。むしタイプのポケモンの使い手。
- キクノ
- 四天王2人目。じめんタイプのポケモンの使い手。
- オーバ
- 四天王3人目。ほのおタイプのポケモンの使い手。冒険の途中ナギサシティで会うことになる。シンオウ図鑑に掲載されているほのおタイプが少ないせいか、5匹中2匹しか同タイプはいない。しかしそれ以外のポケモンもしっかりとほのおタイプのわざは使ってくる。デンジとは仲が良いらしい。弟がいる。
- ゴヨウ
- 四天王4人目。エスパータイプのポケモンの使い手。挑戦者が来るまで本を読んで待っている。
- シロナ
- チャンピオン。カンナギタウンに行くための「ひでんのくすり」をもらったり、彼女のおばあさんにお守りを届けたりとストーリー上重要な人物の1人。タイプにこだわりはなく、様々なタイプのポケモンを扱う。ポケモンシリーズ初の女性チャンピオン。
ギンガ団
北米版表記は"Team Galactic"。「宇宙エネルギーを皆のために使おう」と表向きでは言っている。ゲーム内のテレビでもギンガ団のCMが流れている。
- したっぱ
- ギンガ団の一般団員。男性と女性がいる。中にはポケモンを持っていない者もいる。
- アカギ
- ギンガ団のボス。冷静で理論的な男。ナギサシティ出身。
- マーズ
- ギンガ団の女性幹部。発電所等でバトルをする。赤髪で負けず嫌い。主人公に負けたことを根に持っている。
- ジュピター
- ギンガ団の女性幹部。ハクタイシティのアジト等で戦う。
- サターン
- ギンガ団の男性幹部。後に、幹部では一人だけギンガ団のアジトに残った。
バグ
壁の中に入りこみ元に戻れなくなるバグが存在し、DSステーションから配信される修復プログラムを実行することにより、データを消去することなくゲームを再開できる。外部リンクを参照。
外部リンク
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本編 | 赤・緑・青・ピカチュウ - 金・銀・クリスタル - ルビー・サファイア・エメラルド - ファイアレッド・リーフグリーン - ダイヤモンド・パール |
対戦・保管 | スタジアム - ボックス - コロシアム - XD - バトルレボリューション |
外伝 | げんきでちゅう - スナップ - ピンボール - パネポン - カードGB - ダッシュ - チャンネル - トローゼ - ダンジョン - レンジャー |
小型ゲーム | ポケモンミニ - ポケットピカチュウ |
システム | 技一覧 あ~こ / さ~の / は~わ - 特性 |
アニメ・漫画 | アニメ(登場人物) - 映画 - 穴久保版 - SPECIAL(登場人物)- 電撃!ピカチュウ - 4コマ大百科 - ゴールデン・ボーイズ - PiPiPi★アドベンチャー - チャモチャモ★ぷりてぃ♪ - ポケモンDP |
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関連項目 | ポケモンの概要 - 地名一覧 - 登場人物 - ポケモンカード |
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