本八戸駅
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本八戸駅(ほんはちのへえき)は、青森県八戸市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)八戸線の駅である。また日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅でもあるが、2006年6月より貨物列車の発着は無い。
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[編集] 駅構造
- のりば
1 | ■八戸線 | 長苗代・八戸方面 |
2 | ■八戸線 | 鮫・久慈方面 |
終日社員配置駅である。タブレット閉塞だった頃は、ホーム中央の駅長事務室で当務駅長が運転扱いを行っていた。また夜間は出札担当の駅員しか居らず、改札業務をしていなかったが、CTC化後は終発列車まで改札業務を行っている。当駅では八戸線の青森県側に当たる長苗代駅~階上駅間の管理も行う。
駅舎は高架橋の下を活用している。みどりの窓口(営業時間5時30分~22時00分)、指定席券売機、びゅうプラザ(営業時間10時00分~17時30分 日曜祝日、年末年始休み)、自動券売機、待合室、NEWDAYS(東日本キヨスク営業)がある。駅スタンプが設置されており、利用の際は改札事務室に申し出ること。
[編集] 利用状況
2005年度の乗車人員は、1日平均1,520人である。八戸市中心部に位置するため利用客が多い。
[編集] 貨物駅
JR貨物の貨物駅(八戸駅貨物扱所)は八戸市城下3丁目にある。八戸線長苗代駅~本八戸駅間で分岐し、馬淵川沿いに500mほど北上した場所にある。2006年6月より貨物列車の発着は無くなり、休止されている。かつてはここへの構内側線は旅客駅から分岐していたが、旅客駅の高架化により長苗代駅方に付け替えられた。
この駅から馬淵川沿いにさらに北上する青森県営専用線が続いている。八戸工業港にあるこの路線の終点から、米軍油槽所へ至る専用線が分岐し三沢駅へ石油輸送貨物列車が運行されていた。さらに以前には、出光興産・新日本石油・コスモ石油・ジャパンエナジーの八戸油槽所への専用線もあり、航路継走石油輸送の拠点となっていた他、太平洋金属八戸製作所への専用線もあった。
[編集] 駅周辺
[編集] 北口
- 官庁・公共施設
- 商業施設
- 宿泊施設
- ホテルケント八戸
- ホテルルートイン本八戸駅前
- ホテルヒューストン
- ホテルマリンキャッスル
- 飲食店
- 合同酒精八戸工場
- シャトーカミヤ八戸(地ビール工場兼ビアレストラン)
- 主な企業
- 報道機関
- デーリー東北本社
- 金融機関
- 道路
[編集] 南口
- 官庁・公共施設
- 八戸市役所(地元では八戸市庁と呼ばれている)
- 八戸市公会堂
- 本八戸駅内郵便局(無集配特定局)
- 八戸商工会議所
- 八戸消防署
- 八戸市美術館
- 三八城公園(八戸城本丸跡に建てられた公園)
- 南部会館(八戸城角御殿表門)
- 長根総合運動公園
- 商業施設
- 八戸中心商店街
- さくら野百貨店八戸店
- 宿泊施設
- 山正食堂旅館
- 本八戸駅前旅館
- 八戸プラザホテル
- 八戸グランドホテル
- 飲食店
- 八戸屋台村「みろく横町」
- 報道機関
- 金融機関
- 道路
- 青森県道23号本八戸停車場線 (本八戸駅と八戸中心街を結ぶ)
- 青森県道1号八戸階上線
- 青森県道・岩手県道11号八戸大野線
- 青森県道251号妙売市線
- 国道340号
[編集] バス
[編集] 高速バス
(南部バスのりばからの発車)
[編集] 一般路線バス
- 八戸市営バス
- 中心街方面
- 1.大杉平営業所(十六日町経由)
- 4.上二ツ家(十六日町・大杉平営業所経由)
- 5.三日町
- 3.旭ヶ丘営業所(舘花下経由)
- 30.旭ヶ丘営業所(吹上・市民病院経由)
- 34.工業大学
- 40.是川団地(吹上・中居林・斎場前<一部、東十日市経由>・商業高校経由)
- 郊外方面
- 8.ラピア<バスセンター>(郵便局通・工業高校前・ラピア経由)
- 51.舟見町<ラピア>(郵便局通・工業高校前・ラピア経由)
- 55.河原木団地(南口)
- 57.三菱製紙前(八太郎経由・朝1本のみ)
- 58.多賀台団地(八太郎・三菱製紙前・浜市川経由<一部、「循環」便あり>)
- 59.シルバー病院(八太郎・小田経由)
- 市内循環線(沼館一丁目・ピアドゥ・ラピア方面)
- 南部バス
- 中心街方面
- 4.八戸営業所<二ツ家>(十六日町経由)
- 4.八戸営業所<縄文学習館前>(吹上・中居林・縄文学習館前・笹子経由)
- 5.八日町
- 40.是川団地<支所前>(吹上・中居林・縄文学習館前・是川支所前経由)
- 100.階上庁舎(吹上・市民病院・工業大学前・石ノ鉢経由)
- 102.階上中学校(吹上・市民病院・工業大学前・階上庁舎経由)
- 103.階上(循環:吹上・市民病院・階上庁舎経由)
- 107.田代(吹上・市民病院・松館・登山口経由)
- 111.市ノ沢(十六日町・二ツ家・泥障作・道の駅なんごう経由)
- 112.荒谷<島守>(吹上・中居林・縄文学習館・是川支所前・島守経由)
- 郊外方面
- 8.ラピア(郵便局通り工業高校前経由)
- 8.ピアドゥ・ラピア(沼館一丁目・ピアドゥ前経由)
- 8.社会保険事務所前<経由>ピアドゥ・ラピア(城下四丁目・社会保険事務所前・ピアドゥ イトーヨーカドー前経由)
- 52:八戸城北病院<左まわり>(「循環」:ガス会社前・新大橋経由、内舟渡方面直通)
- 53.大平洋金属(ガス会社前経由)
- 56.シルバー病院(八太郎・製錬所前経由:一部、フェリー埠頭乗り入れ便もあり)
- つばめタクシー(六戸町のタクシー会社)
- イオン下田ショッピングセンター行きシャトルバス
- ※:「ホテルケント八戸」向かい側のシャトルバス案内板近くからの発車となる(バスプール内には入らない)。
[編集] 歴史
- 1894年1月4日 - 日本鉄道 尻内(現在の八戸)~八ノ戸間開通に伴い、開業。当時の駅名は、八ノ戸であった。
- 1894年10月1日 - 八ノ戸~湊間開業。
- 1906年11月1日 - 国に買収されて、日本線の駅となる。
- 1907年11月1日 - 駅名を八戸駅に改称。
- 1909年10月12日 - 国有鉄道線名称制定により、八ノ戸線の駅となる。
- 1924年11月10日 - 八戸~種市間開業。同時に、線路名称が八戸線となる。
- 1971年2月1日 - 駅名を本八戸駅に改称。その2ヶ月後の4月1日に東北本線の尻内駅が八戸駅に改称。
- 1971年10月1日 - 専用線発着を除く貨物取扱を廃止。
- 1973年10月11日 - 「みどりの窓口」設置。
- 1974年10月1日 - 本八戸~湊間旅客運輸廃止し、貨物支線となる。
- 1975年 - 高架化。
- 1985年3月14日 - 湊駅までの貨物支線廃止。
- 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2005年10月 - 本八戸~階上間特殊自動閉塞化によりタブレット授受がなくなる。
- 2005年12月10日 - 八戸線CTC化により運転扱い廃止、陸奥湊駅・鮫駅・階上駅管内が当駅の管理下となる。指定席券売機を設置。
- 2006年6月 - 当駅貨物扱所~三沢駅間の米軍基地への石油輸送が終了。
- 2007年4月1日 - 「びゅうプラザ八戸」が本八戸駅長管理下となり、「びゅうプラザ本八戸駅」に改称。