東京都立白鴎高等学校・付属中学校
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東京都立白鴎高等学校・附属中学校(とうきょうとりつはくおうこうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう)は、東京都台東区元浅草にある都立中学校・高等学校。
東京都立白鴎高等学校・附属中学校 | |
過去の名称 | 東京府立第一高等女学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 東京都 |
創立記念日 | 1888年 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
学科 | 普通科 |
高校コード | 13222F |
所在地 | 〒111-0041 |
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電話番号 | 03-3843-5678(高校) 03-5830-1731(中学校) |
外部リンク | 白鴎高校 附属中学校 |
目次 |
[編集] 概要
1888年、東京府立第一高等女学校として開校。戦前から女子高等教育の名門としてその名を馳せ、「浅草の一女・小石川の二女(竹早高校)・麻布の三女(駒場高校)」として並び称されていた。府立一女はじめこれら旧府立高女系は東女高師と連携を取り、当時新設された小学校などの教師育成を視野に入れることを主たるものとして、当時の宗教系及び旧態依然とした各種女学校などと一線を画した国家存立の為の革新的な教育手段であった。
戦後、学制改革を経て男女共学となり、また学校群制度からグループ合同選抜制度移行後も学区トップ校の位置にあった。学区撤廃後は学校改革を進めており、自校作成問題の導入、隔週土曜日授業や勉強合宿の実施、2005年には都立初の附属中学を併設することになった。
予備校などに頼らない計画的な進路指導を目標としており、「辞書は友達、予習は命」は白鴎高校を代表する言葉として知られている。音楽では三味線や長唄が必修となっており、能や狂言などを体験して日本の伝統文化が学ばれている。長唄三味線部や和太鼓部は全国レベルの強豪である。
国際社会の中で情報発信ができる生徒の育成を目指し、中学では「プレゼンテーション」、高校では「Pressentation English」などの選択科目がある。
宿泊行事が多く、中1のHR合宿、中2の農山村体験、中3の関西修学旅行、高1のHR合宿、高2では海外修学旅行が用意されている。中学2年次の農山村体験では、農家にホームステイし農作業や郷土料理作りが体験できる。
栃木県にある白鴎大学とは無関係であるが、文化祭(白鴎祭)や同窓会(鴎友会)の名称が同じである。 また3年B組金八先生に登場する都立青嵐高等学校は、当校がモデルとの説が有る。
[編集] 沿革
- 1888年 - 東京府高等女学校を前身として創立される。のちに東京府立第一高等女学校となる。創立当初は東京女高師と同様、小学校教師育成に注力していた。
- 1946年 - 都立第二十一高女を統合する。
- 1967年 - 学校群制度導入、旧第五学区内で上野高校と52群を組む。
- 1982年 - グループ選抜制度導入。
- 1992年 - コース制導入。
- 2005年 - 2005年度入学生よりコース制を廃止、普通科に。都立高校としては初めて附属中学校が併設される。
なお、世田谷区にある鴎友学園女子中学校・高等学校は、東京都立白鴎高等学校(旧東京府立第一高等女学校)の同窓会である鴎友会によって、1935年に母校創立50周年記念事業の一環として設立されている。
[編集] 教育目標
- 高い志をもって意欲的に学び、進路希望を実現する力を高める。
- 様々な場面でリーダーとして活躍できる、高い知性と豊かな教養を培う。
- 心身を鍛え、豊かな情操をはぐくみ、自主自律の精神を養う。
- 日本の伝統文化への理解を深め、国際社会へ貢献する精神を養う。
[編集] 育てたい生徒像
- 高い知性と豊かな教養を身に付け、開拓精神に富み、様々な場面や分野でリーダーとして活躍する生徒
- 高い志をもって意欲的に学び、自らの能力や適性を生かし、活力をもって進路希望を実現する生徒
- 日本の伝統文化を理解し、世界の中の日本人としてのアイデンティティをはぐくみ、国際社会で活躍する生徒
[編集] 文化祭
- 白鴎祭
※合唱コンクールも同時に行われ、また長唄三味線部が施設を借りて演奏をするなど盛んに行われている。
[編集] アクセス(高校)
- 上野・銀座・渋谷・浅草(銀座線)方面から
- 秋葉原・浅草(TX)・北千住方面、飯田橋・新宿西口・両国・門前仲町方面から
- 日暮里・池袋・赤羽・尾久方面から
- 町屋方面から
- 京成上野駅正面口から徒歩13分
- 東京駅方面から
- JR 御徒町駅上野寄り改札口から徒歩10分
- 人形町・東銀座・中目黒・三ノ輪方面から
- 東京地下鉄日比谷線 仲御徒町駅3番出入口から徒歩8分
- バス利用
- 都バス 元浅草1丁目(都02系統、大塚駅~錦糸町駅)徒歩約2分
[編集] 著名な出身者
- 三木睦子 - (元首相・三木武夫夫人)
- 沢村貞子 - (俳優・エッセイスト)
- 池田理代子 - (漫画家)
- 柴俊夫 - (俳優)
- 小林則子 - (海洋雑誌記者 / 沖縄海洋博記念レースで日本女性初の太平洋ヨットレース完走)
- 小林千代美 - (民主党・衆議院議員 / 中大法卒)
- 荒木陽子 - (写真家荒木経惟夫人、エッセイスト)
- 志賀こず江 - (弁護士、コメンテーター、元検事)
- 内永ゆか子 - (総理府男女共同参画審議会委員、日本IBM取締役)
- 羽仁もと子 - (女性初のジャーナリスト・自由学園設立者)
- 石垣綾子 - (評論家・自由学園講師)
- 田村俊子 - (作家)
- 中野ツヤ - (鴎友学園理事長、東京都民生局婦人部長)
- 寺尾正・文姉妹 - (陸上競技選手)
- 青山萬里子 - (女優 / 小津安二郎作品など)
- 正木しげ - (東京府小学校教員免許状の女性第1号 / 正木ひろしの母)
- 武藤ちせ - (慈善家 / 貧困児童に対する育英事業)
- 田中芳子 - (キリスト教婦人運動家 / 婦人参政権獲得運動に活躍)
- 守屋東 - (社会教育家 / 大東学園創設者)
- 芝木好子 - (作家 / 芥川賞、女流文学賞、文化功労者)
- 藤田晴子 - (ピアニスト / 東大(法学部)女子一期生、東大助手)
- 水木洋子 - (脚本家)
- 柳兼子 - (アルト歌手)
[編集] 著名な学校関係者
- 市川源三 - (府立一女中興の祖。鴎友会設立・鴎友学園初代校長。)