生瀬駅
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生瀬駅(なまぜえき)は、兵庫県西宮市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線(JR宝塚線)の駅。国鉄時代は無人駅だったが、駅周辺でニュータウンが分譲されて乗降客が増えたため、現在は駅員配置駅となった。近年はみどりの窓口も設置されている。
現在では全く想像が付かないが、戦前は駅近くの武庫川で取れた鮎を使った駅弁も販売されていたという。ちなみにこの業者は戦後神戸駅に移転し「淡路屋」として現在も盛業中である。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線ホームを持つ地上駅。駅本屋側が1番ホームであり、反対側の2番ホームへは地下道で連絡している。駅業務はジェイアール西日本交通サービスに委託されている。
券売機は高額紙幣(2000円札除く)・オレンジカード・Jスルーカード対応のものが1台、改札機は入出場兼用が2台、ICカード(ICOCA・Suica・PiTaPa)入金機が改札内に1台ある。乗越精算機やSMART ICOCA専用クイックチャージ機は設置されていない。
- のりば
- ■ 三田・篠山口・福知山方面
- ■ 宝塚・尼崎・大阪方面
[編集] 利用状況
2002年度の1日あたりの乗車人員は平均2,238人、乗降客数は約4,600人である。
[編集] 駅周辺
- 廃線後から口コミで広がり、ちょっとしたハイキングコースとなっている。だが、通行は黙認されているとはいえ本来は立入禁止のルートであり、怪我など何らかのトラブルが発生しても全て自己責任になる点は注意。もし通行する場合は、トンネルも多いため懐中電灯など明かりになるものは必携である。それでもハイキングシーズンの休日などは相当の人出がある。生瀬駅から武庫川沿いに歩いたところにある国道176号線に面した入口には「事故が起きても当社(JR西日本)は一切責任を負いません」と書かれた看板がある。
[編集] 歴史
- 1898年(明治31年)6月8日 阪鶴鉄道の有馬口駅として開業。旅客・貨物取扱開始。
- 1899年(明治32年)3月25日 生瀬駅に改称。
- 1907年(明治40年)8月1日 阪鶴鉄道が国有化。
- 1962年(昭和37年)2月1日 貨物取扱廃止。
- 1986年(昭和61年)8月1日 生瀬~道場間を新線に切り替え。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となる。