静岡FC
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静岡FC | |
原語表記 | 静岡FC |
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愛称 | |
クラブカラー | 黒と白 |
創設年 | 2001年 |
所属リーグ | 東海社会人 |
所属ディビジョン | 1部 |
ホームタウン | 静岡市 |
ホームスタジアム | 草薙陸上競技場 |
収容人数 | 28,000 |
代表者 | 水野裕明 |
監督 |
静岡FC(しずおかエフシー)は静岡市を本拠地とする社会人サッカーのクラブチームである。
目次 |
[編集] 概要
ホームタウンは静岡県静岡市。一応のホームスタジアムは草薙総合運動場陸上競技場と隣接する球技場である。又藤枝市に練習場を確保してある。
運営法人は株式会社 静岡フットボールクラブである。
[編集] 歴史
静岡県では旧清水市の清水エスパルス、磐田市のジュビロ磐田に次ぐJリーグ参戦を目指すサッカークラブ作りが進行しつつあったが、2001年に旧静岡市にJリーグチームを作ろうと元ヴェルディ川崎社長の森下源基と三浦知良の育ての親といわれる納谷義郎(叔父)、宣雄(実父)の兄弟を中心に、当時静岡県社会人リーグに在籍していた「やまき屋クラブ」を母体にして結成されたのが静岡FCである。
チームは東海社会人サッカーリーグに在籍しており、2002年、2003年と連続して同リーグを制覇したが、地域リーグ全国決勝大会では2年連続して決勝リーグ戦で敗退。2004年は予選リーグ、2005年は東海リーグ優勝も、全国の一次リーグで敗退しており、JFL参戦に至っていない。
2006年は元横浜フリューゲルス・高田昌明が監督兼任選手、またサッカー解説者・三浦泰年がテクニカルアドバイザー(総監督)に就任しチームの建て直しを図った。
東海リーグではFC岐阜に次ぐ準優勝だったため、東海リーグからの地域リーグ全国決勝大会への出場は惜しくも逃したかに見えた。
しかしその年から出場枠は「全国社会人選手権大会枠、通称“全社枠”」と呼ばれる最後のイスとして、残されていたのだった。
この残された最後のイスを巡って10月、秋田県を会場とし、それぞれの地域リーグ代表31チームに地元秋田県代表チームを合わせた32チームがトーナメント方式で5日間に渡って開催されたのが[1]全国社会人サッカー選手権大会である。
この大会で決勝まで勝ち進み、対戦相手となったのが、九州リーグにて優勝を決めて既に地域リーグ全国決勝大会へと駒を進めていたV・ファーレン長崎。
これにより、決勝で1-0で敗戦をした静岡FCにも地域リーグ全国決勝大会への出場権を得る事となった。 地域リーグ全国決勝大会では1次リーグ敗退。
[編集] 2006年 天皇杯・全国社会人選手権大会での快進撃
[編集] 天皇杯
1回戦はシード
2回戦 静岡FC2-1アルテ高崎
それまで格上のチームに公式戦で勝ったことのなかった静岡FCがJFLのアルテ高崎を相手に2-1で勝利。天皇杯初の3回戦出場を決めた。
3回戦 静岡FC1-0水戸ホーリーホック
天皇杯3回戦にてJ2の水戸ホーリーホックと対戦し、1-0で完封勝利。
4回戦 静岡FC0-5浦和レッドダイヤモンズ
天皇杯4回戦にて浦和レッドダイヤモンズ(通称:浦和レッズ)と対戦。結果は0-5と大敗。プロとの実力の差を知らしめられた
[編集] 全国社会人サッカー選手権大会
第42回大会から優勝チームに、全国地域リーグ決勝大会への出場権が与えられる事となった。
ただし優勝チームが既に地域リーグでの成績から既に出場権を獲得している場合や、優勝チームが全国地域リーグ決勝大会への出場を辞退した場合においてのみこの大会の準優勝チームが全国地域リーグ決勝大会への切符を得られる。
準優勝チームまでもが切符を手にしていた場合には準優勝チーム以下への出場権繰り下げはなく、この大会からの出場枠は認められない。
[編集] 戦跡
- 14日(土)1回戦 3-0図南SC群馬(群馬県 秋田市・八橋陸)
- 15日(日)2回戦 2-1カマタマーレ讃岐(香川県 由利本荘市・西目)
- 16日(月)準々決勝 2-1Y.S.C.C.(神奈川県 にかほ市TDKスポーツセンター)
- 17日(火)準決勝 2-1ニューウェーブ北九州(福岡県 由利本荘市・西目)
- 18日(水)決勝戦 0-1V・ファーレン長崎(長崎県 にかほ市・仁賀保運動公園)
決勝の相手となったのが、九州リーグにて優勝を決めて既に地域リーグ全国決勝大会へと駒を進めていたV・ファーレン長崎。これにより、決勝で1-0で敗戦をした静岡FCにも地域リーグ全国決勝大会への出場権を得る事となったのだ。
[編集] 2006地域リーグ決勝大会
その地域リーグ決勝大会で、静岡FCはC組に入った。C組にはFC岐阜、FC Mi-O びわこ、カマタマーレ讃岐と4チームが参加し、そこで1位にならないと決勝リーグに進めない。
しかし初戦のFC岐阜戦に2-3、続く第2戦のびわこ戦に3-4と接戦を演じながら連敗。最終戦で讃岐に4-0と大勝したものの、決勝リーグ進出を逃し、またもJFL昇格はお預けとなった。
[編集] チーム成績・歴代監督
年度 | 所属 | 試合 | 勝点 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 | 差 | 順位 | 監督 |
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2001年 | 静岡県社会人1部 | 12 | 33 | 11 | 0 | 1 | 55 | 10 | +45 | 優勝 | アンドレ |
2002年 | 東海社会人1部 | 16 | 37 | 12 | 1 | 3 | 45 | 16 | +29 | 優勝 | アンドレ・セザール・菊池基 |
2003年 | 14 | 39 | 13 | 0 | 1 | 39 | 10 | +29 | 優勝 | サルバドール・ピッコリ | |
2004年 | 14 | 22 | 14 | 7 | 1 | 39 | 26 | +13 | 3位 | 納谷宣雄 | |
2005年 | 14 | 34 | 10 | 4 | 0 | 46 | 11 | +35 | 優勝 | 松原良香 | |
2006年 | 14 | 35 | 11 | 2 | 1 | 55 | 16 | +39 | 2位 | 高田昌明 | |
2007年 |
[編集] 外部リンク
静岡FC - 2007 |
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2 李峰日 | 3 吉岡優 | 4 山田将司 | 5 池田末廣 | 6 大内健 | 7 日比康順 | 8 藤田雄馬 | 9 清野智秋 | 10 吉本淳 | 11 下司隆士 | 13 片山朗 | 14 太田雄貴 | 15 白坂公二 |16 鈴木優志 | 21 大久保慶吾 | 31 梅島大詩 | |
TA 三浦泰年 | コーチ 鷲巣和重 | コーチ 池上達付也 | クラブ | |
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