高校生Jリーガー
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高校生Jリーガー(こうこうせいじぇいりーがー)とは、高校生でありながらJリーグの公式戦に出場している選手の通称。この項目では高校生に限らず、広くユース年代の選手も扱う。
一般的に高校生Jリーガーと呼ばれる選手は、2種登録選手(Jリーグクラブのユースに所属しながらトップチームにも出場可)、プロ契約選手(プロ選手としてJリーグクラブと契約を交わした選手)、特別指定選手(高校のサッカー部に所属しながらJリーグクラブの練習、試合に参加)の三つに分類される。
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[編集] 2種登録の高校生Jリーガー
最もポピュラーな高校生Jリーガーはこのケース。初の2種登録による高校生Jリーガーは、当時ジェフユナイテッド市原(現市原・千葉)のユースに所属していた山口智。1996年にデビューを飾り、シーズン後半にはレギュラーポジションも確保した。ジェフ市原からはその後も酒井友之、阿部勇樹ら、2種登録ながらレギュラー選手を輩出している。
他には稲本潤一、市川大祐、小松原学らがレギュラーおよびそれに近い位置でプレイ。2004年にはシーズン開幕当時中学三年生ながら22試合に出場した東京ヴェルディ1969の森本貴幸が話題になった。
[編集] 選手リスト
Jリーグ、Jリーグカップ、天皇杯に出場した選手のみ。当時の所属は各クラブチームのユース。所定の出場時間をクリアしてプロA契約に移行した選手も含める。
- 山口智(ジェフユナイテッド市原)1996年
- 酒井友之(ジェフユナイテッド市原)1997年
- 稲本潤一(ガンバ大阪)1997年
- 新井場徹(ガンバ大阪)1997年
- 市川大祐(清水エスパルス)1998年
- 和田雄三(清水エスパルス)1998年
- 平松康平(清水エスパルス)1998年
- 阿部勇樹(ジェフユナイテッド市原)1998年-1999年
- 小松原学(ベルマーレ平塚)1998年-1999年
- 飯尾一慶(ヴェルディ川崎)1999年
- 大橋正博(横浜F・マリノス)1999年
- 野沢拓也(鹿島アントラーズ)1999年
- 茂庭照幸(ベルマーレ平塚)1999年
- 森崎和幸(サンフレッチェ広島)1999年
- 金子勇樹(横浜F・マリノス)2000年
- 杉本圭(湘南ベルマーレ)2000年
- 中里宏司(湘南ベルマーレ)2000年
- 角田誠(京都パープルサンガ)2001年
- 玉乃淳(東京ヴェルディ1969)2002年
- 呉章銀(FC東京)2002年-2003年
- 菅沼実(柏レイソル)2002年-2003年
- 一柳夢吾(東京ヴェルディ1969)2003年
- 梶山陽平(FC東京)2003年
- 高萩洋次郎(サンフレッチェ広島)2003年
- 家長昭博(ガンバ大阪)2004年
- 大山俊輔(浦和レッドダイヤモンズ)2004年
- 森脇良太(サンフレッチェ広島)2004年
- 高柳一誠(サンフレッチェ広島)2004年
- 前田俊介(サンフレッチェ広島)2004年
- 森本貴幸(東京ヴェルディ1969)2004年-2006年
- 福元洋平(大分トリニータ)2005年
- 藤田征也(コンサドーレ札幌)2005年
- 山本真希(清水エスパルス)2005年
- 柏木陽介(サンフレッチェ広島)2005年
- セルヒオ・エスクデロ(浦和レッドダイヤモンズ)
- 山本康裕(ジュビロ磐田)2006年
- 小手川宏基(大分トリニータ)2007年
[編集] プロ契約の高校生Jリーガー
1996年に横浜フリューゲルスのロドリゴが22試合に出場し、Jリーグ初のユース年代での出場選手となった。 その後も外国籍選手が多かったが、2006年にはセレッソ大阪が将来を見越して現役高校生二人とプロ契約を交わした。
[編集] 選手リスト
プロ契約を結んでいれば試合出場の有無によらず記載。所定の出場時間をクリアしてプロA契約に移行した2種登録選手は含めず。
- ロドリゴ(横浜フリューゲルス)1995
- リカルド(柏レイソル)2002年
- ホベルチ(柏レイソル)2003年
- 李康珍(東京ヴェルディ1969)2004年
- 香川真司(セレッソ大阪)2006年
- 柿谷曜一朗(セレッソ大阪)2006年
[編集] 特別指定選手の高校生Jリーガー
1998年に強化指定選手としてスタートし、その後制度の変更により2003年より特別指定選手と改められた。
トップ出場の第一号は1999年に帝京高校3年生の矢野隼人がヴェルディ川崎でJ1リーグの2試合に出場したのが最初。
[編集] 選手リスト
Jリーグ、Jリーグカップ、天皇杯に出場した選手のみ。