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あさま山荘事件 - Wikipedia

あさま山荘事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あさま山荘事件または浅間山荘事件あさまさんそうじけん)とは、1972年2月19日に始まる、長野県軽井沢町にある河合楽器の保養所「浅間山荘」において連合赤軍が起こした事件である。

目次

[編集] 概説

連合赤軍のメンバー5人(坂口弘、吉野雅邦、坂東国男、加藤倫教、加藤元久)が管理人人質に10日間に渡って立てこもった。

2月28日警察が浅間山荘に強行突入し、警察官2人が殉職した。突入の様子は、テレビで生中継され、その日の総世帯視聴率は調査開始以来最高の数値を記録し、人質救出の瞬間は民放NHKを合わせて90%弱を記録した。

なお、現場となった山荘名は「浅間山荘」が正しいが、事件発生当時から「あさま山荘」とマスコミでは表記されたため、事件名としては一般的に「あさま山荘事件」とされることが多い。以下の文中では山荘名については「浅間山荘」、事件名については「あさま山荘事件」と表記する。

[編集] 事件の発端

当時、連合赤軍は栃木県真岡市の銃砲店を襲って銃と弾薬を手に入れて逃走を続けていたため、警察は懸命にその行方を追っていた。

警察に追われていた連合赤軍のメンバーは、群馬県の山岳地帯に拠点「榛名山ベース」を構え、潜伏して逃避行を続けていたが、仲間内でリンチ殺人事件を起こす(山岳ベース事件)などして極度に疲弊し、追い詰められていた。

警察の山狩りによって、榛名山や迦葉山のベースを発見されたことをラジオニュースで知ると、群馬県警の包囲網が迫っていることを感じ、群馬県を出て隣接する長野県に逃げ込むことにした。長野県ではまだ警察が動員されていないと思われていたためである。

彼らは長野県の佐久市方面に出ることを意図していたが、山中で道に迷い軽井沢へ偶然出てしまった(浅間山は群馬県と長野県の県境にあり、軽井沢町と佐久市はその山裾にある)。軽井沢レイクニュータウンは新しい別荘地で、連合赤軍の持っていた地図にはまだ記載されていなかった。そのため、彼らはそこが軽井沢であるとは知らずに行き当たりばったりに行動せざるを得ず、立てこもり先として浅間山荘が選ばれたのは全くの偶然であった。

2月19日の正午ごろ連合赤軍のメンバーは軽井沢レイクニュータウンにあった無人のさつき荘に侵入し、台所などにあった食料を食べて休息していたが、捜索中の長野県警機動隊一個分隊が近づいてきたことを察知し発砲した。機動隊側もこれに応戦。午後3時20分ごろ連合赤軍のメンバーは、包囲を突破してさつき荘を脱出。さつき荘の近所にあった浅間山荘に逃げ込み、管理人の妻を人質として立てこもった。

[編集] 警察の対応

全国をまたにかけ逃走を続けた連合赤軍に対し、警察庁では警備局刑事局・全国の各管区警察局などが陣頭指揮を執り都道府県警察と総合調整を図って捜査していた。

そして、連合赤軍一派と遭遇し、銃撃戦に果敢に応戦した長野県機一個分隊の至急報を受けた長野県警察本部では、全県下の警察署に対し重大事案発生の報と共に最大級の動員をかけ軽井沢への応援派遣指令をかけた。まず、山荘周辺の道路封鎖と強行突破を防ぐ為の警備部隊の配置、連合赤軍残派の検索を行うため山狩りと主要幹線道路の一斉検問実施、国鉄及び私鉄各線のでの検索など、県警として考えうる限りの対応を実施した。

また、長野県軽井沢にて連合赤軍発見の急報を無線傍受していた警察庁では、直ちに後藤田正晴警察庁長官(当時)の指示により、本警備の最高目的である人質の無事救出・犯人の全員逮捕を果たす(この時「犯人に向けて発砲しない」を大前提とした)ために、長野県警の応援として警察庁・警視庁を中心とする指揮幕僚団の派遣を決定する。

警察庁からは、長野県警本部長・野中庸(いさお)警視監と同格の丸山昂(こう)警視監(警備局参事官)を団長として、警備実施及び広報担当幕僚長に佐々淳行警視正(警備局付警務局監察官)、警備局調査課の菊岡平八郎警視正(理事官・広報担当)、情報通信局の東野英夫専門官(通信設備及び支援担当)。関東管区警察局からも樋口公安部長など数人が派遣されている。

警視庁からは機動隊の統括指揮を行うため石川三郎警備部付警視正(警備部のTOP3の役職であり数々の修羅場をくぐった歴戦の指揮官であった。第二機動隊長の内田尚孝警視とはかつて同じ機動隊で上司と部下の関係だった)、國松孝次広報課長、梅澤参事官(健康管理本部・医学博士)など他にも多数の応援が向かった。 後日、佐々幕僚長の要請で警視庁警備部の宇田川信一警視(警備第一課主席管理官・警備実施担当)が現場情報担当幕僚として派遣される。また、宇田川警視もコンバットチームと呼ばれる警視庁警備部の現場情報班を軽井沢に招集する。

機動隊関係では、事件発生当日の警視庁の当番隊であった第九機動隊(隊長・大久保伊勢男警視)が急遽軽井沢へ緊急派遣された。しかし、東京の環境での装備しかない為、極寒の軽井沢ではあまりの寒さに大変苦慮した。そこで追加派遣に二機が選ばれ、先に現着している九機の現地での状況も考慮し、寒冷地対策を徹底して軽井沢に向かった。

第二機動隊が追加派遣された理由については諸説あるが、当番隊として先着していた第九機動隊は当時まだ新設されたばかりであり、石川と内田は元上司と部下の関係で互いに気心が知れており、しかも警察予備隊時代から基幹機動隊として歴戦の隊であるため派遣要請されたのではという話もある。九機も現着した二機と一旦交代し、一度東京へ戻り寒冷地対策をして再び軽井沢に向かった。更に警視庁からは、防弾対策・放水攻撃実施などの支援のため特科車両隊(隊長・小林茂之警視)、人質の救助、及び現場での受傷者の救助の任務のため第七機動隊レンジャー部隊(副隊長・西田時男警部指揮)も追加派遣されている。

後藤田長官の方針としては、当地の長野県警を立てて、幕僚団と応援派遣の機動隊は支援役的な立場とされていた。しかし、現地の長野県警では、大学封鎖解除警備などの大規模な警備事案の警備実施経験がなく、装備・人員等も不足しており、当初から長野県警での単独警備は困難であるとの見解を警察庁上層部は見ていた。だが、どうしても地元意識が強く、戦術・方針・警備実施担当機動隊の選定などで長野県警幹部達と派遣幕僚団との間で軋轢が生じ、無線装置の電波系統の切り替えや山荘への偵察実施の方法など、作戦の指揮系統についても議論が紛糾した。

結果的には、長野県警側の現場の警官たち(鑑識班)が幹部に報告せずに、被疑者特定の為の顔写真撮影を目的とした強行偵察を行おうとした際、警官二名が狙撃され、一人が重傷を負ったこと、包囲を突破した民間人が山荘に侵入しようとして犯人から拳銃で銃撃を受け(2月24日)死亡(3月1日)したこと、さらに無線系統の不備や、強行偵察時の写真撮影の不手際など長野県警側の不備が露呈し始めたことから、作戦の指揮は警視庁側を主体に行われていった。

包囲のなか、警察側は山荘への送電のカット、騒音や放水、ガス弾を使用した犯人側への疲労を狙った作戦のほか、装甲車を用いた強行偵察を頻繁に行った。また、連合赤軍メンバーの親族を呼び、説得を行った。中には、犯人と思われたが、すでに総括リンチ殺人・死体遺棄事件で殺害されていた者の親が、殺害の事実が判明しなかったため、説得を行っていた事が、逮捕後、立て篭もり犯の供述などから明らかになった。血を吐くような母親の説得を聞いていた機動隊員らは感極まりを流したといわれる。しかし、母親らによる説得はかえって逆効果となり、むしろ犯人を激しく逆上させ、犯人は母親に対し発砲した。そして長期にわたる検討の結果、クレーン車に釣ったモンケーン(鉄球)で山荘の屋根を破壊し、正面と上から突入して制圧する作戦が立案された。

ちなみに、後述する『連合赤軍「あさま山荘」事件』上での佐々淳行の著述によると、当時テレビの前の視聴者の度肝を抜いた鉄球作戦は、実は東大安田講堂事件の時、全共闘による建物上部からの激しい抵抗から機動隊員を守り、かつ速やかに占拠された建物への突破口・進入路を安全に確保する為に、安田講堂の正面入口を建物解体用のモンケーン(クレーン車に取り付けた鉄球)で一気に破壊しようとした、当時警視庁警備第一課長として現場指揮担当であった佐々自身のアイディアから、後に浅間山荘で実施された経緯があるのだという。

なお、佐々によれば、東大安田講堂で彼はモンケーンを使用した正面突破作戦計画を、上司に作戦実施前日に意見具申していた。しかし秦野章警視総監(当時)から、安田講堂は国指定の重要文化財であり安田財閥の創始者・安田善次郎からの寄付でもあるとして、(警察内での過激派を自負する秦野でもさすがに政治的な意味合いもあるのか)却下されたという。

しかし、軽井沢の浅間山荘では、所有者の河合楽器から破壊の許可を取り付け、建物の設計図などの情報を提供されていたので、作戦実施に踏み切った。警察では情報収集の分析の結果、3階に犯人グループ、2階に人質が監禁されていると判断し作戦を立案した。

そこで破壊目標は山荘3階と2階を結ぶ階段とし、犯人達が人質のいる2階へ降りられなくする為に、まず階段のみを限定的に破壊した。実は、鉄球の威力が強すぎると、山荘自体が破壊され崖の下へ転落する恐れがあった為、緻密に計算された攻撃であったと後に佐々が著書で語っている。

次に3階正面の各銃眼を鉄球で破壊し、さらに屋根を破壊してからクレーンの先を鉄球から鉄の爪に付け替え屋根を引き剥がし、特製の梯子を正面道路から屋根へ渡して上から二機の決死隊を突入させる手筈だった。また、下からは1階を警視庁九機、人質がいると思われる2階を長野県機の特別に選抜された各決死隊の担当で、予め山荘下の入口から突入させて人質救出・犯人検索を実施していた。

だが、残念ながら人質は3階で犯人と共におり、作戦の変更を余儀なくされた。

もっとも、当時の警視庁第九機動隊長であった大久保伊勢男は、産経新聞社の月刊誌「正論2002年4月号『あさま山荘事件、いまだ決着せず』で、鉄球作戦は失敗であった旨の回想をしている(佐々も作戦中にクレーンが故障したため十分な効果を得られなかったとしている)。

[編集] 事件の収束

2月28日午前10時に警視庁第二機動隊(以下「二機」)、同第九機動隊(以下「九機」)、同特科車両隊(以下「特車」)及び、同第七機動隊レンジャー部隊(七機レンジャー)を中心とした部隊が制圧作戦を開始。まず、防弾改造したクレーン車に釣った重さ1トンの鉄球にて犯人が作った山荘の銃眼の破壊を開始。直後に二枚重ねの対弾盾を持った二機が支援部隊のガス弾、放水の援護を受けながら犯人グループが篭る3階に突入開始(1階を九機、2階を長野県機動隊が突入したが犯人はいなかった)。

それに対し、犯人側は12ゲージ散弾銃、22口径ライフル、38口径拳銃を山荘内から発砲した。突入した二機四中隊(中隊長・上原勉警部)は築かれたバリケードを突破しつつ犯人グループが篭る部屋に接近した。作戦は当初順調に進んだが、作戦開始から1時間半後から2時間後にかけて、鉄球攻撃及び高圧放水攻撃の現場指揮を担当していた特車中隊長・高見繁光警部(二階級特進・警視正)、二機隊長・内田尚孝警視(二階級特進・警視長)が犯人からの狙撃を頭部に受け、後に殉職。更に山荘内部で上原二機四中隊長が顔面に散弾を受け後退したのを皮切りに突入を図った隊員数名が被弾して後退した。その他、ショックによる隊員達の混乱、犯人側の猛射、クレーン車の故障による鉄球の使用不能等が重なり、作戦は難航した。

途中、拳銃使用許可が下りたものの、現場の混乱もあって命令が伝達されず、結局数名の隊員しか発砲しなかった(犯人には当たらず)。その後、犯人側は鉄パイプ爆弾を使用するなどして隊員達の負傷者は増え、作戦開始5時間半後、作戦本部の意向により二機は九機とその役割を交代した。

作戦開始から7時間半後の午後5時半から、放水によって犯人が篭る部屋の壁を破壊する作戦が取られ、午後6時10分、九機隊長・大久保伊勢男警視から一斉突入の命令が下り、数分の後、犯人全員検挙、人質無事救出となった。

[編集] 事件が長期化した要因

この事件では人質を取られている以上、人質の無事救出が最重要目的となった。(犯人を射殺した場合「殉教者」として、他の集団に影響を与えると考えたため、犯人を生かして逮捕する方針であった。)しかし、この事件の特異な点は、よど号事件などと異なり、犯人たちは警察の要求を一切聞き入れず、かつ一切の主張や要求をしなかったので、人質女性の安否すら警察当局は把握できなかった。

そのため、警察は人質の安否確認、犯人の割り出しのために偵察を繰り返したが、山荘が切り立った崖に建てられていて、犯人に有利な構造であったこと、頻繁に犯人が発砲してくること、全員を逮捕するために自衛といえども(警察の)発砲が許されなかったことなどから情報収集は進まず、事件は長期化の様相を呈した。ちなみに前述の『連合赤軍「あさま山荘」事件』の著者である佐々淳行は、著書の中でこの難攻不落の山荘を「昭和の千早城」と評している。

[編集] 事件後の情勢

逮捕後の取り調べで、仲間内のリンチ殺人事件(山岳ベース事件)が発覚し、世間に激しい衝撃を与えた。また、逃走していた連合赤軍メンバーも次々と自首し、主要なメンバーが逮捕されたため、連合赤軍は崩壊した。しかし、立てこもり犯の一人であった坂東國男は、事件解決3年後に日本赤軍が起こしたクアラルンプール米大使館占拠事件によって「超法規的措置」として釈放され、日本赤軍に合流した。

あさま山荘事件と同じ年、1972年の9月5日には、旧西ドイツミュンヘンオリンピック事件が発生し、テロリストにより人質全員が殺害され、日本国内に大きなショックを与えた。当時の日本政府は、国内世論の反発を恐れ、テロに対する法制整備や、対テロ特殊部隊の編成等、抜本的な対策を実施しなかった。
そして5年後の1977年9月28日に、ダッカ日航機ハイジャック事件が発生した際、日本政府は身代金支払いと、超法規的措置をとらざるを得なかった。

この事件に対する教訓から、同年、政府は警察にハイジャック対策、人質救出作戦を専門とする対テロ特殊部隊を創設した。
この部隊が近年増設され、特殊急襲部隊(SAT)と呼ばれている。

[編集] 関連作品

[編集] 警察側

  • 『旭の友特集号』 「連合赤軍軽井沢事件」 持田昭編 昭和47年6月1日 長野県警察本部警務部教養課・発行
    • 長野県警察本部警務部教養課による事件をまとめた作品。
  • 『連合赤軍「あさま山荘」事件』佐々淳行 文藝春秋 1996年
    • 警察側広報担当幕僚長であった、佐々淳行の手になるドキュメンタリーが、1996年に『連合赤軍「あさま山荘」事件』のタイトルで文藝春秋から出版された。なお、この作品は1999年に文庫化され『連合赤軍「あさま山荘」事件-実戦「危機管理」』の表題に改められた上出版されている。この作品は事件から30年目に当たる2002年に『突入せよ! あさま山荘事件』のタイトルで映画化された。
  • 雑誌『正論』2002年4月号産経新聞「あさま山荘事件、いまだ決着せず」大久保伊勢男
    • 当時の警視庁第九機動隊長を勤めた大久保伊勢男氏の手記「あさま山荘事件、いまだ決着せず」が所収されており、これによると「鉄球作戦は失敗ではなかったか」と、疑問を呈している。

[編集] 連合赤軍側

  • 『あさま山荘1972(上)(下)』坂口弘 彩流社 1993年
  • 『続 あさま山荘』坂口弘 彩流社 1995年
    • 赤軍側実行犯のひとり坂口弘による赤軍側から見た獄中手記。


[編集] 第三者による作品

  • 『光の雨』立松和平 新潮社 1998年
    • 山岳ベース事件を含む一連の連合赤軍事件をテーマとした小説。こちらの作品も2001年に映画化された(ただし、原作を「劇中劇」とする手法を用いている)。
  • ~あさま山荘事件~『雪原を血にそめて』(演劇) 劇団 S.W.A.T!
  • この事件をテーマとした舞台。1997年銀座博品館劇場及び2000年下北沢 本多劇場)
  • 「浅間山荘事件の真実」久能靖河出書房新書2002年
  • 日本テレビアナウンサーとして、この事件を現場で実況中継した著者による「報道側からの」事件の再検証。単なる事件の回想ではなく、執筆に当たり取材も行っている。

[編集] 関係者のその後

  • 当時警察庁警備局公安第三課課長補佐として参加していた亀井静香は後に衆議院議員となり、国民新党に参加している。
  • 国松孝次は後に警察庁長官に就任するが、在任中何者かに狙撃されている。
  • 前述の佐々の伝令だった後田成美巡査は現在、衆議院議員山本有二政策担当秘書をしている。

[編集] エピソード

  • 警備要員用にふもとから手配した弁当が厳寒のためにすべて凍ってしまったため、やむなく支給された当時販売が開始されたばかりの日清カップヌードルが隊員に支給された。手軽に調達・調理が出来た上に寒い中長期間の勤務に耐える隊員達に暖かい食料を提供出来た為、機動隊員の士気の維持向上に貢献したといわれている。TV中継でカップヌードルを美味しそうに食べる機動隊員達の姿が映像に映り、同商品の知名度を一挙に高める事となったといわれている。
    • なお、前述の佐々淳行の著作によれば、カップヌードルは支給品ではなく、警視庁が補食として隊員に定価の半額で頒布したものであるが、当初長野や神奈川の隊員には売らず(警視庁の予算で仕入れ、警視庁が水を汲んで山に運び、警視庁のキッチンカーで湯を沸かしたからというのがその理由)、県警間の軋轢を生んだとある。
  • 長野放送フジテレビジョンが犯人連行の様子を当時はまだ白黒用だった長野放送の中継車を通じて捉える事に成功、当時、報道に力を入れていなかったフジテレビジョンはこれを機に報道に力を入れるようになった。また、暗視カメラとして白黒カメラが見直されるなど後のテレビ報道に影響を与えた。
  • 近年のテレビ番組において、本事件で警察側に重機、鉄球クレーンを提供した機材会社が実名で報じられている。以前は報復を警戒して、テレビ番組では当事者が否定していた。だが、警察の努力により連合赤軍及びそのシンパが報復活動に出る事が不可能となった(要するに連合赤軍が殲滅された)ため、この状況を以って連合赤軍及びその系譜に連なる組織が警察の努力により壊滅され当事者が実名で現れても報復の心配がなくなった事が証明されたといわれる。
  • 2002年NHKの『プロジェクトX~挑戦者たち~』において「あさま山荘事件 衝撃の鉄球作戦」と題されて放送された。これは1話完結ではなく前編と後編に分かれており、前編は突入までの9日間、後編は突入当日の1日を追っている。この番組は主観が警察ではなく、地元住民にある。なお、かの有名なカップヌードルのエピソードは、商品名を嫌うNHKらしく登場しない。ただしその前に放送されたカップヌードル誕生秘話の「魔法のラーメン・82億食の奇跡」(01年放送)で、あさま山荘のエピソードが番組の最後に紹介された。

[編集] 関連項目

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